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鈴木実貴子ズでの演奏と白線の内側の音源が完成に近づいた週末。

19日(土)
小豆原一朗さんのレコ発企画@吹上 鑪ら場に出演する鈴木実貴子ズバンド編成(小音量ver.)に参加。
出演は小豆原さんにcoupy
娘を実家に預かって貰っていた関係で演奏後はバタバタと動き回ったものの、楽しい夜を過ごす事が出来た。思えばこの日が2019年のライブ初めである。今年も沢山の面白い空間で演奏出来ますように。
フレット音痴になっているSBVに代わり、代打でムスタングベースを持ち出したのだけれどもやっぱり低音に締まりは、ない。代わりに良い意味でスケールの小さい音がした。勿論、それが妙味の楽器であり憎めない一本である。万能選手ではないものの「使いようだな」と思わされるし、どう扱うか常に試行錯誤と挑戦を強いられるという意味では今後もきっと手放す事はないだろう。
何より、高校3年生の頃に購入した初めてのまともな楽器だ。
演奏後、郵便局のATMに立ち寄ったところほろ酔いの友人夫妻に出会った。梯子酒の途中であるという。元気そうで何よりだった。


20日(日)
以前から予定していた所用で出掛ける妻から信用を得て、娘と二人で留守番。
普段妻がどうやって娘と二人で過ごしているか知る良い機会であるし、自分が如何に落ち着いて過ごせるか知る良い機会じゃわい、と思っていたもの何て事はない、我が娘は実に穏やかに日中過ごしているのであった。主に『メリーを見てにこにこ微笑む』『彼女なりの独り言を言う』『寝る』であった。腹が減ったりオムツが汚れたりしていると主張してくれるので助かる。
娘の様子をみながら『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『ホステル2』を視聴。立て続けに観るには随分な取り合わせだ。どちらの映画も面白く、それぞれ楽しめた。
休日、家にいるとダラダラと食べ続けてしまうというのは一つの発見であった。

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妻が帰宅後、白線の内側の会議へ出掛ける。その後の予定の事もあったのでメンバー各位に了解を得て妻と娘も同行。
この日の会議の主な議題は制作を続けてきたアルバムの完成視聴会。ミックスとマスタリングが金森メンバー(今回はエンジニアも担当)によって完逐されたので皆でその確認をするのであった。
これがね、実に良い仕上がりなのである。
僕がベースパートを録音したのって結構前の事だしもう気持ちの上でも今の自分とは地続きでないからして(冷淡かつ珍妙な言い回しだが、時間の経過とはその時の演奏した自分の主観と現在の自分の主観との乖離を生じる)演奏にもツッコミ所は多かったけれども、それでも作品全体としては否定出来るものは何一つなく、4人のバンドの音源としては全員顔を見合わせる程良い作品になったのであった。随分と時間こそかかったものの、ようやく僕達は作品完成に近づいているのだった。
デザイン面の打ち合わせも行い、では具体的にこれをどう売っていくか、という話も始まった。

勿論、直接演奏をしに行ってお届けするのが一番なのは明らかである。
今年は動くよー。
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EQD Rainbow Machine

いつの間にやら2019年1月ももう半ばを過ぎていた。
おいおい、本当に光陰矢の如しだな。ただ大晦日からお正月の2018年から2019年の変わり目辺りの事を思い出すと結構前の事のような気がするから、今現在を起点として考えるのか過去のある時点での自分を起点として考えるかで時間の長短は伸縮自在なのである、と認識出来る。

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故にこれを買ったのも結構前のように思える。

EQDことEarthQuaker DevicesのRainbow Machineである。個性的な音を好む演奏家達の好まれているこのペダル、「RPGの主人公が魔法を使う時の効果音のような音が出る」と各方面で言われているけれども、成程、然り。
結構雑な説明になっちゃうけどピッチシフトを伴ったショートディレイって感じの音がする。Pitchコントロールは12時でユニティ、つまりピッチシフトを伴わない音。けれどもこのコントロールが結構シビアで、ピッチシフトの幅こそオクターブ上orオクターブ下ではないものの写真の位置、ほぼほぼ12時ですよ、くらいの位置でも結構ピッチシフトの効果としてはわかりやすい。思いっきり振り切れば変わった音も出るけれどもこれくらいのセッティングだと音に深みと広がりが出る感じで僕ぁ好きですねぇ。
僕はその昔Digitechのワーミーのデチューンモードが好きで演奏によっては一曲かけっぱなしにしたりしてきたのだが、これ一台あればあの頃大いに楽しんだデチューンサウンドをより細かく作り込めるような手応えを感じ、現在実験中である。
トーンコントロールで音全体の明るさを決められたりとブッ飛んでる側面が語られがちだけれども、結構生真面目なペダルであると感じている。音自体はゴロゴロと転がり落ちるようなピッチダウンにツバメが飛ぶようなピッチアップと思い切りが良いのだけれども。

正直、もっと飛び道具飛び道具しているかと思っていたのだが試奏してみて意外にも汎用性は高い、と感じた。
中古で良い値段のものはないかと探し求めていたところ、丁度行きつけの中古楽器屋に在庫がある事を知り、妻に頼んで早めのクリスマスプレゼントとしてサンタクロースにお願いした次第である。
思えばこれが、行きつけの中古ペダル屋での最後の買い物になったのであった。

三が日が過ぎた。

2019年の三が日はゆったりと過ごした。
元旦は実家(舟橋家サイド)に顔を出し皆でおせち料理を食らったり等、した。甥っ子(小学校5年生)が会う毎に娘に対して愛情を持って接してくれており、小学生であっても父性というか幼子への愛情というのは抱くのだなと当たり前の事に対して感動したりもしている。変な話だが娘が生まれてくれてからというもの、様々な瞬間に家族という存在を意識する。

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正月衣装ではしゃぐ娘。
可愛いねえ。

さて、新年早々だが楽器について。
愛用のSBVがフレットの関係で調整が必要そうで、信頼出来る職人さんに連絡してどうにか2019年1月中にフレット調整(打ち直しになるか擦り合わせになるか。いずれにしてもリフレッシュする事になるだろうから楽しみだ)にお預けする事になったのだが、その作業が完了するまでの間ライブや練習に持ち出すサブベースが必要になった。ムスタングベースを持ち出すかと思ったのだがそういえば少し前に友人から譲り受けてそのままになっているBacchusのベースギターがあった事を思い出し、大晦日に友人達と鍋をつついたりTVを観たりしながらちゃっかりと作業をしていたのだった。
このベースギター、プレシジョンタイプで友人も「ベースを弾いてみるか」と所謂入門者クラスの楽器を買ったそうなのだが、友人宅にある頃から触らせて貰う度に何となく雰囲気が良く、手放す事があったら一報くれと伝えてあった。で、いよいよその友人がベースを弾かなくなったので、と引っ越しをする際に断捨離の一環として譲り受けたのだった。調べてみるとBacchus、安いクラスでも評判良いのね。中国産だけれども日本の職人さんが現地入りして指導をされたそうで作りが丁寧、と定評がある。確かに触ったり調節してみてもネック周りは好印象。
おまけに僕の好きなボディが軽く、取りまわしも良いもんだから一時使いのサブベースとしては最高、というかもっとちゃんと愛用しても良いくらいである。
サンバーストで白いピックガードという見た目以外は結構お気に入りだったので、さて見た目はどうしたものかと考えたのだがふと思い出したのがKING CRIMSONのジョン・ウェットン先生。先生はそういえばピックガードをコントロール周りだけ残してスッパリカットされていたなぁと思い出し真似してみた。

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ザグリの関係でピックアップまで延長したけれどもカッターナイフを使って適当に切った割には綺麗に仕上がった気がする。
調べてみるとカルメン・マキ&OZの川上シゲさんもこうやってピックアップ付近まで残してピックガードをカットされているようである。カルメン・マキ&OZの『閉ざされた街』を聴いてたまげた身としては嬉しい偶然だ。
勿論使ってみて、だけれどもおいおいブリッジやピックアップ、配線周りを交換していくのも面白いかもしれない。

2019年明けました。

現在平成31年1月1日午前3時42分。
新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
本来であれば日付的には昨日、2018年の締めくくりの日記を書こうと思っていたのだけれども、朝から妻と娘と出掛けたり友人を招いてブリしゃぶを食べたりTVを観ていたら(紅白歌合戦と孤独のグルメを梯子。平成最後の紅白歌合戦は物凄かった。個人的には桑田佳祐とユーミンのツーショットが観れただけで大満足。青春時代に歌って踊っていたDA PUMPが紅白で観れたのも涙腺が開いた)日記を書く時間がなかった。
何て平和な大晦日だろう!
仕事関係の皆様やお世話になった方々への年賀状も大晦日に、であるけれども投函し終えたしあとはお正月を満喫するだけだ。

振り返るには少しばかり遅いけれども2018年を振り返ると、うん、2018年は人生の中でも相当大きな変化があった印象深い年になる事は疑いようがない。まさかこの僕が父親になろうとは
これについては僕はもう情けない話ほとんど苦労なんてしていなくて、妻が文字通り体を張って頑張ってくれた。僕はと言えばアタフタしていただけなのだが、それでも喜びは母親と父親に平等で、嗚呼つくづく子供という存在は優しいんだなと妻と娘に感謝しきりである。
娘よ、折角僕と妻の間に生まれてきてくれたのだ、楽しくやっていこうじゃあないか。父は少しばかり世の中の父親に比べたら頼りないかもしれないが、その分君を楽しませる事も出来るはずなのだ。これから君の母親ともども、僕が死ぬまで面白おかしく楽しませてやる、覚悟したまえ。
夫としては、出来るだけ妻に負担をかけぬよう、家事の経験を重ね妻が一人になれる時間を確保する事が当面の目標だ。

音楽活動についてはバンドを脱退したりバンドを組んだ録音をしたり、あとは有難い事に沢山の演奏の機会を得た。
2017年の頃に比べれば2018年の自分は演奏の幅が広がったし色々な引出しをこじ開けながら演奏していった一年であった。
個人的な表現欲求の部分でもより自分自身に向き合って、どういうものが音楽含め作りたいのかを考えたり、一演奏者としてその時々の旬に向き合ったり自分が発する音が自分とどういう関係なのかを考えたり、何だかんだバタバタしたけれども充実した一年を過ごさせて頂いたように思う。
娘の誕生に伴ってバタバタして少しばかりお休みを頂いたけれども、有難い事に既に復帰出来ているしペースを掴もうと試行錯誤しながらではあるけれども活動も継続出来ている。2019年の演奏予定も入ってきており楽しみな予定が幾つかある。

趣味であるエフェクター蒐集に大いに貢献してくれていた専門店が2018年末に突然閉店してしまったショックは未だに癒えておらず、今まで多くの質屋や中古店を回らずして様々なペダルを品定め、購入する事を可能にしてくれていた存在だけに「これから俺はどこでエフェクターを買えばよいのか」と頭を悩ませている最中だけれども、まあ時間が解決してくれる事もあるだろう。
今現在、ブッ壊れた音のする飛び道具を欲しているけれどもこれは常にアンテナを立てて探し求める他ないだろう。

あと2019年はもう少し日記を細かく書いていくようにしたい。
これはいつも書いている気がするけれど。

レコーディングと発熱と。

12月15日(土)
夜、某宅にてベースパートのレコーディング。
今までも何度か参加させて頂いたレコーディングセッションであり、かつベースパートについても結構ガッツリと打ち合わせ済みであったのでリラックスムードで参加。成り行き上、家族を伴っての参加となったけれども家族ぐるみの付き合いであったので何だか年末感のあるというか和やかな雰囲気になったようで良かった。
過去作品はミックスを担当するエンジニア氏のところまで赴いての作業であったけれども今回は諸々の関係で同じく録音に参加するギターリスト氏の助力を以ってして、彼のオーディオインターフェースを経由してのライン録音である。ライン録音とはいっても素のラインシグナルに加えてプリアンプやアンプシミュレーター(好都合な事にギャリエンクルーガーの800RBをシュミレートしたものがあった、ギャリエンクルーガーはアンプの中でも滅法好きな部類だ。イコライザーを触ってみた感じ、割と雰囲気は似ているように感じた)を通した信号の二系統同時録音と贅沢な環境での録音であった。作業して貰ったギターリスト氏とプレイバックを聴きながら「ああ...やっぱりアンプだわ...」と感嘆の声が出る程、そりゃあ素のラインシグナルと諸々通った音は違う。好みも勿論そうなのだが、如何に普段アンサンブルの中でそういう音を指標に演奏しているか再認識。
僕が演奏する際にはノークリック、されどもきっちりリズムが生み出されたトラックであったので苦労した、という感慨はない。それよりも瑞々しいトラックに参加出来た喜びの方が強い。
恐らくは年内最後の録音参加となるだろう、演奏納めはもう少し先だ。

12月16日(日)
朝起きると、異常に体が重い。
前夜のレコーディングの際、鼻水が止まらず辟易したのだがてっきり猫アレルギーだと思っていたあの症状、さては風邪だったのかしらんと体温を測る。36度8分しかない。ほぼほぼ平熱である。しかしこの重さは...倦怠感は...と気がかりになったので妻に声をかけて休日診療所へと向かう。
ハンドルを握る体が重い。精神的にも随分と後ろ向きに、ナーバスになっているのがわかる。この感覚、インフルエンザなのではないかと気がかりである。その旨を伝えると担当医より「インフルエンザの検査をしましょう」と伝えられる。鼻の奥に綿棒を突っ込んでグリグリ掻き回して細胞をとる奴だ。これ痛いんだよなあと思って身構えると、いざ掻き回されてもそうでもなかった。
結果、陰性。そうか、疲れていたのかなと帰宅して眠る。数時間後起床すると体が熱っぽい。体温計によると38度3分。その数字を伝えると妻の顔色が変わる。そりゃあそうだ、免疫力の低い乳児が拙宅にはいるのである。
妻と娘には妻の実家に帰って貰う事になった。
僕は妻の献身に本当に感謝したい。妻は機転を利かせ拙宅より程近い僕の実家へと娘を預け、そのまま拙宅へ引き返し僕を休日診療所へと再度送り届け、僕を拙宅へ送り返しスーパーへと向かい、僕の療養に必要な食料品を買い集め僕へとそれを届け、僕の実家へと娘を迎えに行き自らの実家へと娘と共に帰ったのである。
これらの行為を淀みなく行った妻は機転が効くし家族に対して献身的である。僕と娘は妻の庇護下にあるのだ、と感じた。勿論、妻と娘も僕の庇護下にある。だがそれがまだ顕在化した事はない。その時が来たら今回の妻のように迅速かつ的確に行動しようと決意した。
さて、再度の休日診療所だが電話で事情を伝えるとやはり懸念されるのはインフルエンザだが、発熱直後だと正確な検査の結果が出ないそうだ。ひとまず今夜は解熱剤で様子を見よう、との事。
この日はお粥やリンゴを食べて解熱剤を飲み、兎に角眠った。

12月17日(月)
起床。仕事は急遽お休みを頂いた。このクソ忙しい時期に申し訳ない。
かかりつけの病院での検査の結果、陰性。一体何が原因の高熱だったのか。ちなみにかかりつけ医の検査は綿棒の先に血が付く程強烈なグリグリだった。この検査で陰性なのであれば間違いないであろう、と涙まじりに実感出来る程であった。
解熱剤が効いたのか体温も平熱に戻った。寝過ぎで背中がバキバキなのとフラフラするのが億劫なくらいだ。
念のため、妻と娘はまだ実家にいて貰う事になった。兎に角、寝たり体をほぐしたりして過ごす。病み上がりだから体力をつけないと、と言い訳をして兎に角よく食べた。

BEHRINGER FL600という名の狂気のマシーン

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先日のこのドライブでの戦利品、BEGRHNGER FL600である。

同じくBEGRHNGERのベースシンセサイザーも中古品、しかも美品で販売されておりエレクトリックベースギター奏者としてはそちらも気になったのだけれども、少し前に元ネタのBOSSのベースシンセサイザーを手に入れたばかりだったのでこちらは見送り。なんでも音もピッチ検出の早さも違うそうなのでいつかは試してみたいと思ってはいるのだが。

このFL600について調べてみるとあまり国内の情報が出てこない。実機を見たのも初めてだ。大手楽器系情報ブログの記事がヒットするがそこでの記述によるとこの600という品番のシリーズはLine6のToneCoreシリーズを元ネタにしているそうで、そういえばあのシリーズにはフランジャーなんかもあったなあと海外サイトの情報も覗いてみる。全部で11モードのフランジャーを搭載しており、モード名からも何となくこれはぶっ飛び系のペダルじゃないかと期待して家に持ち帰ったのだが期待通りの飛び具合。
キュィィーン↑ キュィィーン↑ キュィィーン↑とかギュゥゥーン↓ ギュゥゥーン↓ ギュゥゥーン↓とかそれはそれは頭の悪そうな(または頭がおかしくなりそうな)エフェクトが満載である。
ゲロ吐いてるアルペジエーターみたいな『STEP』というモードも素晴らしい。

このペダルをベースギターで使おうと思うとモードのほとんどが悉く原音を打ち消すような強力なエフェクトシグナルであるもんだから、まともに使おうと思うとブレンダー必須。これくらい潔い音ならばいた仕方あるまい。
試しにLS-2でドライシグナルと混ぜて使ってみる。ドライシグナル6:エフェクトシグナル4くらいの比率で音を混ぜると原音の後ろで奇妙な電子音が鳴り響くとても妙な音になって楽しい。
あとカラーリングも最高。フランジャーというか変な音が出るペダルとして重宝しそうである。

HARD OFFを目指して一人ドライブ。

12月になった。
実家にて生活していた妻と娘も僕が生活する社宅の方で一緒に暮らし始める。3人での新生活が遂に始まるのだ。

2日、妻は義父と義姉と一緒に父方の実家へ行き、その間娘は義母が預かって下さるというので僕は一日自由時間を過ごす事となった。前夜、夜遅くから常滑の友人を訪ねておりベッドに潜り込んだのは明け方6時、流石に昼頃まで眠ってしまった。
起床すると頭が重い。思えばこういう昼夜逆転した睡眠をとるのも久しぶりだ。大学卒業から20代のほとんどをそういう生活時間で過ごしたというのに、今の会社で働くようになってからはビシッと朝7時に起きて夜12時には眠る的な生活に切り替わってしまった。
起床したのは12時5分、13時から予定があったので服を脱ぎながらお湯を沸かしてお湯を注いだカップラーメンが出来上がるまでの間に髪の毛を乾かす。目的に向かってタスクを頭の中で列挙して一つずつ片付けていくのが気持ち良い。
12時50分頃楽器を担いで家を出、自転車で数分走る。この日は予め決めてあった打ち合わせである。年内に録音を控えた曲群のベースライン決め会議というか、微調整である。
人の頭の中で鳴っているベースラインを具現化する、という行為は多分最も血肉になる練習方法のうちの一つだ。演奏技術に直結するかはどうかは別として、表現力という観点では大いに得るものがある作業である。

その後、帰宅して眠気をエナジードリンクで紛らわして車で出掛ける。
一人なので普段出かけないようなリサイクルショップを目指したい、と環状線を北上、名古屋空港から程近いHARD OFFへ。
ここはちょくちょく訪れるのだけれども圧倒的なBOSSのコンパクトエフェクターの量に毎回感心してしまう。少し前まではビンテージのビッグマフなんかも並んでいたと思ったのだが売れてしまったようだった。
続いてもう一軒くらい行くか、と小牧店へ向かう。家内はドライブや移動の際にHARD OFFがあると立ち寄る事に対して肯定的ではあるけれども、いくらそんな妻でもHARD OFFを巡るためだけに遠出する、と言ったら難色を示すだろう。こういう日陰者っぽい悦びは一人で愉しむに限る。
カーナビゲーションシステムに電話番号を打ち込んで案内された場所がHARD OFFではなく中古のゲームショップだった時は唖然としたが(移転したのだろうか)、気を取り直して再度住所で検索するとそこから車で5分程、しかしつい今しがたそのすぐ近くを通って走ってきたようで苦笑いしつつも小牧店へ。
記憶を辿っても小牧店を訪れるのは初めてで、やはりそういう店舗を訪ねる際はドキドキする。

HARD OFF小牧店では楽器売り場は二階のようだった。
階段を上がり、エフェクター売り場を探す。竿類も見るには見るけれども僕の目当ては言うまでもない、エフェクターだ。
HARD OFFの店舗の中にはあまりエフェクター類に力を入れていないというか、本当に雑然と入荷したエフェクター類を陳列しているだけの店舗もあってそういう店舗にあたった際はちょっとがっくりしてしまうけれども小牧店は安エフェクターがしっかりと積まれており、かつ中堅どころからハイエンドなブランドのものなでバランスよく扱っている印象。
あまり出回っている印象のないBEHRINGERのペダルが安かったので救出。

妻が実家に戻る時間に合わせて車を走らせる。
一人のドライブも嫌いではないかもしれない。

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僕の実家にてTVを視聴する僕達。
左から舟橋(11)、舟橋(34)、舟橋(0)。
甥ッ子は僕に似ていると思う。

親の気持ちが今更わかる。

相変わらず元気にやっている。
平日は実家に帰っている妻と娘は最近では週末にこちらで一緒に生活するようになっており、もうそろそろ3人での共同生活を始めようかという頃合いである。
実際一緒に寝泊まりしてみて痛感するのは妻が如何に普段睡眠不足なのかという点だ。
生後間もなく2ヶ月になろうかという娘は夜中だろうが何だろうが腹が減ると泣く。すると我々親は起きだしてミルクを作り娘に与え、寝かしつける。娘からすれば我々だけが頼りなのだ。放っておくわけにもいかない。我々、と書いたもののこれはここ最近の週末の話で平日は妻がこれをほとんど一人でやっているのだから、そりゃあ妻も心身ともに負担を強いられようというものだ。3時間起きに絶対起きだして目を離せない存在の庇護者としての役割と全うせねばならない。その緊張感たるやいかばかりか。
せめて週末は、と気張るものの実際のところ半分も肩代わり出来ているか怪しいものである。不甲斐ない。尽力あるのみ、だ。

娘と三人で出掛けるようにもなった。チャイルドシートから取り外してそのままベービーカーにドッキング出来る娘専用席のお陰でショッピングモール等に車で出掛けて買い物をする事も出来るようになった。こうした立場になってみると如何にショッピングモールが乳幼児に対して配慮されているかわかる。授乳室はお湯も出るしオムツ替え用のベッドも配備されているし授乳室もどうやら随分と配慮が行き届いているそうな。そりゃあ親子連れが多いわけだ。
自分が親の立場になってみるとわかる事って少なくない。

世の中は今連休中だ。
有難い事に有給休暇を一日頂いたので僕は昨日から四連休中である。
今、妻と娘は昼寝の最中。僕は若干底冷えのする自室にて楽器を弾いたり新兵器の具合を確かめたり、こうしてここ最近の日記を書いている。
新兵器についてはまた改めて。

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POS DT-1、これって別の観点から凄いエフェクターだと思う。

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これから長らく住まうであろう社宅に実家に里帰り中の妻と生まれて間もない娘を受け入れる準備を日々少しずつ、それこそ牛の歩みのような速度ではあるが進めている。
その過程で実家→妻と同居と始めた家→社宅と経てきても尚、段ボールに荷積みされたままの状態だった私物達をいよいよ整理する事になったわけだが、それらの多くが断捨離の果てに廃棄されたのに対して奇跡的に娑婆へ戻ったものも幾つかある。
その中の一つがこれ、一部のクソエフェクター愛好家達の中では有名なPOS DT-1である。

POS DT-1。
これを手に入れたのは大学生の頃である。一時期の僕は今よりも熱病に浮かされたようにエフェクター蒐集に精を出しており、それこそ安価と見るやいなや使わないようなペダルでさえも自宅へ持ち帰っていた。圧倒的な物量に憧れを感じていたというのもあるし、何よりまだ今よりももっと音の良し悪しよりも浪漫に比重を傾けていたという事もある。
中古で数千円しなかったのではないだろうか。兎に角、物凄く安くないとこのいかにも得体の知れない、ラベラーか何かで手作りしたのかとツッコミたくなるような素っ気ないステッカーで記されたメーカー名さえ何かの冗談のような、そしてこのどこかで見たけれどもオレンジ色で(思うにディストーションでこの色というところもメーカー名から感じる冗談のような風合いを強調しているように思える)塗装されている事で異形ささえ感じる筐体のこのエフェクターにお金を払うとは思えないのである。当時の自分を褒めてやりたい。唯一無二のこのペダルは、今だからこそ僕の手元にあるべきであると感じさえする。
購入して一度音を出して満足したものの、大学の部室に持ち込んで同期と笑い飛ばしてやろうとした際に音が出なかった事でこのDT-1との思い出は終了している。数百円だからこそ痛痒も感じなかったし「ほらだからダメだろ」的な感想さえ口にしたかもしれない。何ならその時僕のその発言に相槌を打ちながら笑った同期の顔さえ思い返せる気がする。
それくらい、このエフェクターには嘲笑しか感じていなかった。

本当に音が出なかったのか、あの時の不具合は不完全かつ適当な環境で鳴らされたが故のものだったのではなかったか、という疑念に抗えず昨夜、ベースギターに繋いでみたところ音が、出た。
まさかのまさかである。おいおい、出るんじゃんよ、とペダルに過去の無礼、そして音が出ないが故に仕舞い込んでしまった事への詫びを感じながらツマミを回す。
ディストーションとしては、まあ特に特徴もなく、安エフェクターのディストーションという感じだ。ベースギターで、かつ自宅で鳴らした感じでは特に特筆すべき事はない。
ただ、このDT-1の強烈な個性はそのバイパス音にある。

物凄く、音が劣化する。
高域がバッサリとカットされ、音が遠くなる。こういうフィルターなんじゃないのか、と感じる程である。
僕はかねてから音痩せなんてものは都市伝説のようなものでエフェクターを繋ぐ以上そんなものは気にしていられない、と声高に主張してきたけれども、それでもこのペダルに関しては明確な「音痩せ」を感じたのである。
もう、凄いよ。本当に物凄く変わるから。
音の変化が強烈過ぎて劣化といっていいのか迷う程だ。これは変化、ではなかったか。

POS DT-1、侮り難し。

お宮参りと久しぶりの演奏。

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11月4日、早起きして伊奴(いぬ)神社へお宮参りに。安産祈願の際はお世話になったので感謝の気持ちを込めてお参りする。僕の父と母も来ており嬉しそうにしていた。家族というのは不思議なものだ、とつくづく思う。他人だった男女が夫婦になり、それぞれの家族が家族になるのだから。
娘が健やかに育つようお参りをして、帰宅。帰りがけにイオンに寄る。こうして新生児が家族にいる状況になってみるとイオンが如何にそういう世帯に対して配慮しているかがわかる。授乳室は広いしお湯も使えるしゴミ箱もきっちりあるしアルコールナプキンも設置されている。フードコートのファミリースペースで食事をとる。思えば初めての3人での外食だった。

帰宅後、新栄はVioへ。
この日は砂場主催のサーキットイベント『世界の砂場から』に鈴木実貴子ズがバンド編成で出演という事でベースギターを担いで参加してきた。会場入りしてすぐにエフェクターや電源こそ持ってきたもののパッチケーブルを一式忘れてきた事に気付く。この日はエフェクター少な目で、とそれでも厳選したペダルを2、3持ち込んでいたのだけれどもそれさえもそのままじゃあ使えない。共演者に借りようにも共演者に友人知人がいるかどうか、と楽屋に入るや否やすぐさまゼローネの青木君に会う。
渡りに船とはこの事だ、とパッチケーブルを借りられないか尋ねるも青木君はゼローネでの演奏が終わり次第すぐに別現場に行かねばならぬという。残念ながらどうしようもない。

こういう時こそ演奏家は知恵を絞るべきだ。諦めるのではない、与えられた状況の中でどのようにベストを尽くすか思考を反転させれば良いのだ。そうすれば逆境を楽しめるようになる。
この日足元に設置しようと思っていたのはチューナー、ボリュームダウナー(僕のベースは出力が大きいのでファズに突っ込む前にレベルを半分くらいに下げておく必要がある)、ファズ、そしてサンズアンプだ。
チューナーは、一瞬迷ったけれども外す事にした。なければないで思い切りチューニングが狂うような演奏をするでもない。何ならいつも安心するために足元にペダルチューナーを置いている程度の事なのだ。外せる。
次にボリュームダウナー。これは思い切ってベースギター本体でボリュームを絞る事にした。電気信号的には問題ないはずだ。
ファズとサンズアンプは同じくサポートメンバーの各務君から短めのシールドケーブルを一本借りる事が出来たのでそれを用いて接続。かくして、どうにか最低限の足元は実現出来たのだった。
どうにかなる、と楽観的に構える事は「どうにかしよう」という心持さえあれば実際のところどうにかなってしまうのだ、という経験則に裏打ちされた自信のなせる業なのかもしれない、結局のところ。たかだかパッチケーブルだけでここまで話を大きく出来るのも楽しいものだ。


演奏しながら時折はフロアを見るように心掛けている。演奏に集中して楽しむのは勿論だけれども、その「時折」で目に入る光景が一生忘れられない光景になり得る事もある。
この日、フロアを見る度に人が増えていっているように感じた。それこそ転換中はまばらで、数えられる程度しかいなかったというのに。如何に二人が力強い活動を続けてきたのか痛感すると同時に、じゃあ尚更この瞬間を鋭いものにせん、と気張った。
5曲の演奏はあっという間に終わった。

演奏を終えて外に出ると外気が体に心地良かった。湿気や気圧に不快感を感じる日ではあったけれども、それでも演奏後はどんな外気でも気持ちが良い。
やはり、演奏は楽しい。続けていこうと思った。

自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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