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人生初めての人間ドック。

年度が変わって幾日か経った。

4月1日付で異動となり、仕事場も毎日も目まぐるしく変化した。有難い事に毎日「こいつぁ面白え」という気持ちで生活出来ている。娘も新しい保育園(彼女は新しい保育園の事を『あたらしいせんせい』と呼んでいる)に通い出して数日が経つけれど、幸いな事に変化に対応して友達も作って楽しく過ごしているようだ。妻は妻で年度が変わって新しい日々が始まり、若干疲れてはいるようだが気が滅入る事もなくやれているようで舟橋家3人ともに、変化に気を遣いつつもドン詰まったりせず生活出来ていて有難い限りだ。

さて、前回日記に書いて以降も実は新しいファズを幾つか手に入れて試したりしていたのでそれについて書こうと思っていたのだが、記憶が新しいうちに本日行った人間ドックについて記録しておこうと思う。人間ドックの予約を会社に申請したのは昨年度の事であったが、遂に本日、37歳にして人生で初めての人間ドックに行ってきた。

日を変えての二度の検便、そして前日21時からの絶食(水は飲んで良い)、当日朝の検尿を経て、朝の8時半に指定された病院の受付へと向かう。こんな時勢だもんだから分散して検査するよう配慮してくれているのだろう、僕の他には若干数名の参加者(参加者って言い方で良いのだろうか。患者さん、は違うしなあ)がいただけで実に閑散としたものだった。
簡単な問診を受け、その際にMRIを追加オーダー。会社から補助が出るという事と枠が空いている事、何より一昨年くらいから月に数度、頭痛に悩む事があったのでこれを機に検査しておこうと思った次第だ。かかりつけ医は気圧の変化を受けての頭痛は珍しくない、と漢方も処方してくれたのだけど、やっぱり検査を受けるとそれはそれで安心するし。あ、あと胃にピロリ菌(胃癌の原因になる奴。こいつがいた場合は薬を一週間飲めば退治する事が出来るそうだ)の検査も追加発注。検査を受ける中では僕の年齢は若い方らしいのだが、それでも念には念を入れてこの機会に検査しておく事は悪い事のはずがない。

身長は数センチ伸びており、体重は思っていたよりも軽かった。聴力、眼圧、視力、肺、内臓、血液検査の結果、尿検査の結果ともに異常なし(コレステロールの値が高かったので運動してね、とは言われた)、胸の写真とバリウムと脳のMRIの結果はまた後日、との事。
バリウムが個人的には楽しみだったのだけどいやはや、あれってあんなに立体的にグリグリ動くんだね。
「はい、そのまま半身ひねって、あ、いいですねいい写真撮れてますよいいですね!はい!次は体をゆっくりまわして」と担当の先生のアテンドが妙に楽しいのであった。ゲップを我慢するのって本当に大変。
お腹のエコーとMRIの間、多分あれ、僕寝てたな。時間の感覚がちょっとおかしかったもの。なんだかんだで諸々終わって時計を見ると3時間経過しているのであった。お食事券を貰ったので病院の食堂で日替わりランチの焼肉定食を食らう。期待した通り、寸分違わぬ焼肉定食が出てきて嬉しい気持ちになった。味も期待通りの味。意識的に絶食した、というだけで僅か15時間ぶりの食事が随分と胃袋に沁みるのであった。

2021_04_10_001
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保活、終わりました。

色々あって先月始めた保活(保育園探し)だが、無事終わった。
希望する保育園は区役所で「4月の2次募集で空きが1人分ありますよ」とは聞いていたのだが、まさか出してすぐに申請が通るとは思いもしなかったので驚いている。認可保育園については数年前に「保育園落ちた。日本死ね」発言がSNSで話題になったのが心に残っており、もっと難航するものだと思っていた。
風の噂で聞いた話だが、父母の職種によっては申請が通りやすかったりするらしく、ああじゃあこれもひとえに教員である妻のお陰だなと思ったりもする。或いはたまたま他に希望者がなかっただけかもしれないが、いずれにしても有難い事だ。


一番気がかりだったのは4月から突然環境が変わる娘の事である。先生にもお友達にも愛着を感じているようで、保育園の様子を訊くとニコニコと楽しそうにお話してくれる。そんな保育園から仕方がない事とはいえ、突然別の保育園に通う事になってしまったのだから心配しないわけにはいかないのだが、こればかりは娘の環境適応能力を信じる他あるまい。幸いまだ2歳、これから通う保育園の方が登園期間は長いという事になる。娘の記憶に楽しい日々が残れば良い。
入園説明は年度末でお休みが取得しやすい状況だった妻が行ってくれた。感謝。
もうすぐ4月。
舟橋家は割と環境が変わりそうである。積極的に向き合っていこう。

2021_03_29_001

3月ももう終わりである。

気がつけばもう3月も終わりに近い。いっけねえ、また日記を書く事をサボってしまった。

3月に入ってバタバタと出された雛人形も僕がぼーっとしてある間に妻が片付けをしており(何たる無能)、雛祭らしい事をしてあげられなかったけれども、それでもスマートホンの写真フォルダを振り返ってみると3月に入ってからも依然、娘の写真は大量に撮っているので娘への執着、止まらず。
もうね、日増しに可愛いの。言葉が増えてきて発言も大人っぽくなっている。まだ少ない語彙力の中で言葉を駆使して意思の疎通をはかってくれるのだけど、なんだかんだそれでも言いたい内容がわかるのだから子どもの脳みそは何て柔軟なのだろう。言葉を沢山持っている大人の方が言葉が不自由なんじゃないかしら、と思ってしまう程である。

あと、娘が咳をコホコホするようになり、数日後に「おさまってきたかな?」と思うと今度は妻が咳をするようになった。これはもしや、と思ったら案の定僕も喉を痛めて声が掠れるようになった。数日後に咳も出るようになってしまい、ほら今、こんな時勢でしょう?滅茶苦茶気を遣うので職場の近くに評判の良いクリニックがあると聞いたので行ってみた。丁度職場近くに飛び込めるお医者さんが一つ欲しかったところだったので。
そうしたら評判以上に滅茶苦茶良いところで、ああやっぱり口コミって信用に足りるんだなと思った次第。

あとファズを買いまくっている。
近年では一番高額な買い物じゃないの?ってファズも買ってしまった。これはまた改めて。

保活、始めます。

娘は2021年2月現在、認可外の保育園に登園している。生後6ヶ月の頃からなのでもう一年半になる。
だが残念ながら2022年の3月終わりまでに、他の保育園を探さなければならなくなった。娘の事を考えるのであれば保育状況が変わるのは良い事では決してないのだろうけれども、いたしかたのない事情があっての事である。

現在の保育園は元々あった幼稚園に併設される形で開園し、我が世帯は開園の際の説明会に参加して希望を出したら諸々あってすんなりと娘を預かって頂ける事になったので所謂『保活』は今回が初めての事だ。
何から始めたらいいのか何が必要なのか知識がなかったので本日、有給休暇を取得して区役所へ出掛けてきた。

民生子ども課に行くと、ベビーカーを押した若いパパママが窓口で職員さんと話し込んでいる光景がそこかしこで展開されている。
職員さんが声をかけて下さり、すぐに資料や説明をして下さった。
どうやら父母が共働きの場合はそれを証明する勤務証明書が必要で、その記載内容でその世帯がどのクラスなのかクラス分けされるそうだ。そして更に祖父母と同居なのか等、その他諸々の要素に応じて加担されていき、その判定を元に枠を巡って各世帯が保育園を探していくらしい。こう書くと身も蓋もないけれど、要するに空き枠を巡って競い合うわけだ。
一度提出した書類はその年度中が有効で、各月の1日に翌月の各保育園の空き枠が発表になり、各月の15日までに希望を出して貰いますよという事である。
結構区役所と保育園、スピーディーに動いてくれるんだなというのが率直な感想だった。
保活をしているパパママが同区内でどれだけいるか勿論把握は出来ないけれど、決して少なくはないであろうその案件を捌ききるだなんて民生子ども課の皆さんも受け入れ先の保育園も大変な事だろうに。
いやしかし呑気な事は言っていられない。
スムーズに保育園が決まるだなんてそんな事はきっとないのだろう。

現状想定される我が世帯のランクは職員さん曰く「特別良くも悪くもない、平均的な感じですよ」との事。悪くなくて良かった、と思った。
取り急ぎ3月10日までに書類を提出すると4月期の二次募集に間に合うそうで、妻と僕の各会社に書類をお願いする事だし今通っている保育園にも書類を頼まなければいけないし、間に合うかどうかはわからないけれど全力を尽くしてみる事にした。
一年間の猶予はあるものの、保育園が決まるまでちょっと内心ドキドキしそうだな。
まずは一つずつ確実に事を進めていこうと思う。

実はNano Bass Big Muff Pi、買い直していた。

一度手放した機材を買い直す事があまりにも多いので、もう機材は手放さないようにしている。
何度リング・モジュレーターを買い直したか。
人生でLS-2を買った経験は何度になるだろうか。

その時は「もう使わない」と思って手放したものの、時を経てそのペダルの良さを理解出来てしまった。だから買い直した。
そんな経験を何度かしていると、もう機材を手放す気もなくなってくる。
「これは今好みじゃないけど3年後にはどうかわからないな」「今のシステムだとこれは必要ないけど5年後はどうだろうか」「これは後継機種を買ったけれど、ひょっとしたら10年後とかに弾き比べしたくなるかもしれない」
こうなってくると、もう何も手放せなくなってしまう。過去に手放したペダル達もいずれは僕の手元に帰ってくるだろう。そういうものだ。
さて、昨年実はファズを買い直していた。

2021_02_24_001
この日記によるとelectro-harmonixのNano Bass Big Muff Piを人生で初めて購入したのは2015年の事である。
日記を読み返すまでもなく憶えている、確か演奏で頂戴したギャランティをどうにか物で手元に残したくて価格も手頃なこれを購入したのであった。歪み方も鋭く、それまで使っていたBass Big Muffとは仕組みこそ似通った部分があるものの、ファズの部分は違うペダルなんじゃないかというくらい違うのであった。ただただ小型化されたってわけじゃあないんだね。
だけど、どういうわけだかNanoの方はいつの間にか手元からなくなっていたのだ。
多分、金欠の時(あの時だろうか、それともあの時だろうか)に手放してしまったのだろう。惜しい事をした。

確か出回った当時は「Nano Bass Big Muffはアーミーグリーンに肉薄した音がする」と話題になっていたと思うのだけど、その後まさかの本家がアーミーグリーンのビッグマフを復刻して、そりゃあ皆そっちに飛びつくよね(実際僕もすぐに買った)、こいつの存在ってどんどん希薄になっていってしまったのだ。

だけど、やっぱりドライブレンドは便利。
日によっては「ドライブレンドは甘えだろ」みたいな気持ちになったりもするのだけど、実際のところ僕は自分好みの仕様のブレンダーまでお願いして作って頂く程に「エフェクトシグナルの中にドライシグナルを混ぜる」事の有益さは実感している。
ファズの場合でも、いやファズの場合では特にドライブレンドは素敵な機能だ。

ビッグマフを使う時というのは大抵がアグレッシヴな気持ちになっている時でそうなってくるとトーンコントロールも右の方に回ってくるわけなんだけど、そうするとビッグマフの「左に回すとローブーストでハイカット、右に回すとハイブーストでローカット」というトーンの効き方故かちょいとばかし低域が寂しく感じたりする。そういう時にNano Bass Big Muffは(これはNanoじゃない方でも同じだけど)ドライモードにするとバイパス時と同じ音量のドライシグナルがエフェクトシグナルと同時出力されるので補正に最適である。

ボリュームコントロールはエフェクトシグナルの音量であって、ドライシグナルは常に一定。一定のドライシグナルに対してエフェクトシグナルをボリュームコントロールで足していくイメージ。このドライブレンドの方法って珍しい気がするけど、意外と使いやすい。
妻と娘の寝かしつけがてら少し遠方の、夜中まで営業しているリサイクルショップに行ったのだがそこで手頃な価格で購入。
改めて弾いてみて、うん、良いファズである。

初めてのメルカリでのお買い物。

生まれて初めてメルカリを使ってみた。

その名を聞くようになってから瞬く間に広まったメルカリ。簡単だとは聞いていたがどうもインターネットで物を売る、という行為にはなんとなく煩わしいようなそんな思いがあって手を出さず仕舞いだし買うにしても実店舗を好んだし、インターネットを使うにしてもお店からの買うばかりで個人間の買い物はほぼほぼ経験がない故に、なんだか面倒臭そうだしまあいいかと今日まで来てしまっていたのだった。
しかし狩場は広い方が良い。
売る、はしないにしても買うなら手軽だと妻から聞いた。どうやらメルカリのシステム上トラブルも少ないらしい。そして何より興味深いファズを手頃な価格で見つけてしまった(何よりこれが一番大きいかもしれない)。

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見ていると、売主はどうやら海外のペダルブランドを中心に結構な数の在庫を持って販売しているようだ。店舗を持たない販売店さんなのかな?いずれにしてもそのラインナップにそそられるものがあった。価格も高過ぎず良心的に思える。そして結果的に、この販売店さん、こちらの入金確認からの発送作業が滅茶苦茶早かった。
入金して24時間経つ前にペダルが手元に届いたのは予想外に早かった。また利用したい。

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今回購入したのはWalrusAudio JUPITER。
WalrusAudio、気になるペダルブランドの一つだったのだけどなかなか良いご縁がなく、それこそベースギターでもいけそうってペダルは中古でなかなか見かける事もなく。
今回のこのJUPITERは動画サイトでベースでの試奏動画も幾つかアップロードされていたし(それにしてもこの手のペダル動画って大抵海外ね。海の向こうのお友達の方がギター用とかベース用とか関係なく手ェ出してるイメージ)、ファズを色々所有していると思わしきweezerのベーシストScott Shriner氏もペダルボードに組み込んでいたのでイケると判断(ちなみにScott Shriner氏は先日購入、「ファズって面白!」と僕を再びファズ沼に引き摺り込んだWren and Cuff Tri-Pie 70も愛用の様子)した。

コントロールはlevel、tone、fuzzのベーシックなものに加えてクリッピングを切り替えるmodeスイッチに低域の出方をコントロールするbassスイッチ。modeは左側で扱いやすいトレブリーな歪み方、真ん中で低域が押し寄せてくるムンムンした歪み方、右側でなんだか普通な歪み方。bassコントロールは低域をカットするかの選択という事で、僕の好みのセッティングはmodeを左側にしてbassはカットせず。これでも十分に低域は出てるから素晴らしい。mode真ん中はム"ーム"ーいって逆に使いづらいかもしれない。
toneは高域のカットに効く形なので右に回し切ってもジャギンジャギンする事なく、むしろ今のところの印象としては重心が低めで「これ、ベースにうってつけなのでは」という感じ。
上の方は勿論、低域の方までちゃんと歪んでる感じで好感度の高いファズ。音量も申し分なし(modeによっては馬鹿みたいな音量になるので注意)。

良い買い物をした。

娘。

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最近娘がますます可愛い。

閉店するイオンでWren and Cuff Tri-pie 70を買った話。

妻の実家の近くにはイオンがあるのだが、そこが2月一杯で閉店する。
開店から21年、リニューアルするための一時閉店だそうだが正面玄関には「21年間ありがとうございました」とお店からのメッセージが掲げられていたりこの21年の歴史を振り返ったり、ゴールまでひた走る感がありありと感じられる。
思えば、オープン当初はもっと店内にテナントも入っていたし今程閑散とはしていなかったように思う。僕は土日であっても適度な混み具合のここが好きだったし雰囲気も好きだった。だけとそれは僕の勝手な感想、来店者の少なさが店舗経営にダメージを与えているのはシャッター商店街の如くな店内を見ても明らかであった。

大学時代、講義をサボって先輩とここに遊びに行ったのもここ。滅多に話さないサークルの同期と珍しく長距離歩きながら遊びに行ったのもここ。大学生活終盤、お付き合いしていた(と僕が一方的に思い込んでいた)女性と休日デートに行ったのもここ。
妻の実家に行くついでに遊びに行ったし買い物にも行った。映画館も隣にあったので映画を観る前に買い出しにも行った。楽器屋が入っており中古エフェクターも取り扱っていたので最近は小物を買いがてら行く度に覗いていた。
閑散としたイオン、として有名だったようだけれども僕はこのイオンが好きだった。

閉店する前に何かしら買い物が出来たらなあ、と思っていたある日、最近では最早恒例となったインターネットでの中古楽器掘り(中古楽器を探す時は本当に便利ですねデジマート)で、ここの楽器屋に中古のファズが入荷したと知った。値段も手頃だったし、これはご縁だと思った。

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Wren and Cuff Creations Tri-Pie 70、試してみたら良かったし値段も「お、安い!」って感じだったので買ってしまった。
Wren and Cuff、前々から気になっていたのだよね。ビンテージのビッグマフを素晴らしい再現度で現代に甦らせてそれがクオリティが高くて評判のブランド。確かダイナソーJr.のJ・マスキスのシグネイチャーファズも出してたはず。
滅茶苦茶昔に友達とエフェクター持ち寄ってスタジオ入った時にここのファズを2、3台弾いてどれも良かった記憶もあったし、いつかは何か手に入れたいと思っていた。
「ビッグマフをエレクトリック・ベースギターにカマすならロシアンだろ、じゃあやっぱりWren and Cuff買うならTallfont Russianでは」みたいな思いはあったのだけど浅はかであった。Tri-Pie 70、これは全くベースで使っても問題ないのであった。

ビッグマフ系のペダルとしてはローゲインな印象がある。まとまりが良いのはWren and Cuffだからなのだろうか、このまとまりの良さが大変扱いやすい。音に芯も残るのだが、特にベースで扱いやすいと感じた点が「ローがそのまま出てくる」ようなところ。ローはモリモリ出る。そしてこれは感覚的な物言いになるのだがローは歪まずにそのまま通されているようなそんな印象。高域だけ歪んでローミッド辺りからは割とクリアというか、ふくよかなローが心地良い。バリバリ!ビヂィ!ブシャァァァッ!と歪むところは流石ビッグマフ。
なんだろ、ブレンダーを通したり後段にEQ通して補正したり、そういう工夫がなくてもそのまま「ガツンといきたい時の必殺技」がわりに踏んで期待通りの圧倒感を出してくれるファズってこんなに有難いのねって感じ。セッティングもかつてここまで迷わずに各コントロールの(自分にとっての)最適解が見つかっただろうか、というくらい早く定まった。制御出来ないくらいのやべぇファズ、ではないけれどもアンサンブルを破綻させずに暴れられるファズである。

これを使った事でWren and Cuffのペダルをもっと試してみたくなったのと、ビッグマフ系のペダルも色々なものを試してみたくなってしまって舟橋は只今現在、戦々恐々としている次第。

部屋と機材棚とエフェクターと私。

改めて。
エフェクター蒐集は僕の趣味の一つだ。

これも以前この日記に書いたかもしれないが、僕がこの「趣味」を実感したのは確か30代も半ばにさしかかろうかという頃、実に人生で初めてエフェクターを買ってから15年以上が経過してからだった。
最初の頃こそ節度を弁えてエフェクターを手にしていたものの、その数が10を超える頃からはもう知らない音を手に入れる事自体が楽しくて、財布事情が許す限りどんどん買い足していった。自宅のエフェクターの個数が20を超える頃(これは鮮明に憶えているのだが20歳の誕生日にはビッグマフを人生で20個目のエフェクターとして購入した)には、当時としては生産完了品で少しプレミア価格がついているようなものも意識するようになり「あれが凄いらしい」と聞くとそれだけでそのエフェクターが欲しくなって多少無理して買ってしまったりしていた。
当時はまだYoutubeも今程一般的でなく、エフェクターの情報は動画ではなく人様のレビューでその人なりの感性、言葉で評価されているものを参考にするか、実際に自分で実機を触ってみる他、得ようがなかった。
そんな感覚でエフェクターを買い集めていたがあくまで僕としてはバンド活動にとって「必要なもの」を買い求めているに過ぎず、どれだけ「いやそれどこで使うの」と揶揄されようと内心(既成概念に囚われた事しか出来ないなら音楽なんて辞めちまえ)と思っていた。

エフェクターに費やしたお金で家は建たないが車は買えたな、と悟った頃、まだ僕はエフェクター蒐集を趣味だと認めていなかった。
「エフェクターは実際に買って自分の足元に置いてスタジオやライブハウスに持ち込んで鳴らしてみないとその真価はわからない。また、トライ&エラーを積み重ね続ける事で、エフェクターに対する自分の審美眼を磨いていけるはずだ。そしてそれは音楽を演奏する際の説得力にも繋がるはずである」からこそ、僕は兎に角、買った。
時には売って、買った(一度手放したエフェクターを買い戻す事を何度か経験したので今現在、もうエフェクターは売らない事に決めている)。

だがある日突然「いや明らかに表現欲求に対しての自分の回答以上に買ってないだろうか」という事に気が付いたのだ。最初にワウペダルを(人生で最初のペダルがワウペダルというのは珍しいようだ)買ったあの日から、こうなる事がわかっていたのではないだろうか。繋いでオンにするだけで楽器の音色が変わる。この当たり前の事に夢中になり、今尚夢中になり続けているのだ。
変化と変化をかけ合わせると、更なる変化を生み出す事も面白かった。時に予測不可能な効果を生み出すからこそ、初期衝動を失う事は全くなかった。
よくもまあ飽きる事もなく、と言われてもしょうがないが飽きる暇さえなかったのである(つまりこれは、エフェクターを買って実践投入する場=バンド活動が絶えなかったという大変有難い事実に行き当たる。やはり自室でシコシコ弾くだけで終わってしまうのはなんだかなぁ、という気持ちに自分自身はなってしまうので)。

さて、そんな僕のエフェクター蒐集だが中にはスタジオやライブハウスに持ち込んで多くの時間を重ねていないからこそ、この日記に備忘録をつける事が出来ていない機種も存在する。
そのうちいずれ、と思ってはいるのだがそれ以上に興味をそそられるエフェクターがあったり、となんだかんだでまだよくお互いに知り合えていない連中だ。
そんな連中が機材棚の中で少しばかり目立つようになってきた。「自分達は、いつ」と期待と恨みのこもった視線さえ感じる。
重たい腰を上げてまずは自宅にて鳴らしてみる事にする。
ひょっとしたらこれがきっかけでスタジオやライブに持ち込むかもしれないし。

2021_02_16_001
というわけで、Aguila AGROである。
これ、買ったのは確かオーバードライブを色々探し求めていた時期だったかな。あ、いや、その後だったかもしれない。割と歪みは「お、良さそう」というのが見つかると足元が安定していても手を出してしまいがち。
Aguilarといえばベースアンプであるけれども、実はお恥ずかしながらこのメーカーのアンプもエフェクターも然程触った事がない。ただAGROだけはその昔、名古屋のベーシストが集まって音出しをしながら飲み会をやった時に先輩が持ってきていてちょろっと触らせて貰って良い印象が残っていた。
音量を設定するLEVEL、歪み具合(オーバードライブ~ディストーション間を行ったり来たり出来る)の調節のSATURATION、超高域の調節のPRESENCE、そしてミドル(900hzらしい)の調節とコントロールはシンプル極まりないけれども流石Aguilar、ローエンドが全く削げない。これなら原音ブレンド機能なんていらないだろう。
出音としては高域のエッジの効いた音。「歪んでしまった」的な音というよりかは攻撃的に「歪ませてやったぞオラ!」的な音がしており、僕の印象としては『扱いやすいBOSS ODB-3』。まとまりが良く、ハイミッド~プレゼンスについては細やかな調節も出来るし、何よりローの調節の必要がないのがこんなに安心感に繋がるとは。「低域の心配はせずにどんどん攻撃的におなりなさい」とエフェクターに言われているようだ。
ちなみに筐体は堅牢そのもの、重量感もそれなりにある。
ジャック部分を保護するような筐体の仕組みになっているのでL字のプラグは差し込んで使いにくいかもしれない。

段ボールでエフェクターボードを自作、再び。

先日日記にも書いた簡易段ボールエフェクターボードを作成後、僕が感じたのは疲労感とそれと大袈裟に言ってもせいぜい同程度でしかない満足感だった。
ざっと思いつくだけで以下の不満点が挙げられる。

・強度に難点がある。
・持ち運びはどのようにするのか?
・そもそもメインで使っているペダル(この場合はEQD Tone Job)が固定出来ないのはいかがなものか。

というわけで改良点を盛り込んだ2号の作成に着手するのにそう時間はかからなかった。
『エフェクターボード 自作』で検索したところ行き当たった少年ナイフのこのボードにも興味はあったが、ホームセンターをうろうろしながら最終的には出発点に戻って「段ボールを重ねてペダルをはめ込む式」の固定方法を再度試す事にした。
だが1号の反省点を踏まえて以下の点をバージョンアップ。

・素材をプラスチック段ボールにした。
・重なる枚数を一枚増やして溝の深さを深くした。
・板のサイズをエフェクターケースの内寸と同じにし、板ごと持ち運べるようにした。

そして勿論、今回はTone Jobのスペースも忘れずに作った。
ペダルをはめ込んで実際にスタジオ練習に持ち込んでみたが、うん、これは便利だ。
ひとまず、自宅外でペダルを使う際はこれ使って足元構築してみます。

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自己紹介

フナハシタカヒロ

Author:フナハシタカヒロ
愛知県在住、ベースギター奏者です。

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