インプットをし狂った週末。

半袖でうろつき回るのが厳しい季節になってきた。少し前まで「もう秋口だってのにまだまだ暑いですネェ」だなんて軽口を叩いてたっていうのにサ。いつの間にかベッドの上では掛け布団がないと寝起きに「風邪引いたかな?」ってくらいの体調になっちまうし、半袖で公共交通機関に乗ると周りがすっかり秋の装いでバツの悪い思いをするようになった。ちょっと前までは汗かいてたじゃないか、裏切られた気分だよ。
ともあれ、秋の季節がやってきた。
秋っていうとナンでしょうな、食欲の秋に芸術の秋に読書の秋。この週末は芸術の秋を貪ってきた。意図的にっていうわけではなくてたまたま観たかったものがこの週末に固まったってだけなんだけれども。
まず土曜日は千種文化小劇場にて廃墟文藝部『アナウメ』を観劇してきた。


前公演『小説家の檻』は観る事が出来なかったが、それでも主宰の後藤氏が作る作品は好きである。当初こそはライトノベル(しかも富士見ファンタジアとか電撃とかではなくてもっとこう、ミステリー寄りな)的な印象を抱いた作品を貫くのは純文学から来る退廃と諦念等、薄らぐ暗い感情でこれが好みなわけですよ。
全作品観たわけではないけれども観た作品は毎回きっちり面白かったので今回も楽しみに出掛けて行った。
で、感想。非常にキャッチーでわかりやすい、わかりやすい方だったに違いなくて抽象的な装置しかなくても振り返ると光景がまざまざと思い浮かぶキャッチーさ、は演出と装置の素晴らしさと説明台詞を説明の範疇を飛び越えさせて文学たらしめる、その力量にあったのだなあと思う。アンサンブルキャストの皆様が誰が誰でどうである、とかではなくてアンサンブルという一つの塊、集団であり群体であってこれがとても良かった。全員が女性であるアンサンブルキャスト、各々の肉体ってどうしてもそこから解き放たれるのは難しかろうにもう「個」でさえないという心地良さに面白味。
劇伴は、音符が並べられたものよりもただただ雨の音が印象的だった、というのはこれはきっと作曲したいちろー君を喜ばせてしまう感想なのだろうなと思う。
同日、夜は伏見G-pitにてまにまに『秘密のパーティーにようこそ』を観劇。
こちらは70分と短めの作品ながらも情報量が多くて楽しかった。時間の捉え方、というかそれに翻弄される様が作り手が意識しているかしていないかはわからないけれども狂気の気配を感じてしまい、それを嗅ぎ取った瞬間から可愛い舞台装置も愉快な台詞も音楽も何もかもに狂気の気配を感じるようになってしまい「ああ、この多幸感はそういう事か」とかってひとりごちてしまい、多分これって相当にバイアスがかかってるんですネ。可愛さでいったらあれだよ、不思議の国のアリスのお茶会のシーンのような可愛さでだったよ。
役者として登場した樫山重光君がとても、良かった。付き合いの時間の割に密度が高い関係なので贔屓目抜きで見ようという逆依怙贔屓みたいな、そういうのってどうしてもあるのだけれども「えっ、この人こんな人だっけ!」ってくらいきっちり役者をされていて、また魅力的で驚愕した。彼の団体に所属している妻も驚愕していたので、きっと僕だけではないと思うのだけれども。
この日拝見した二作品ともに「あー面白かった」って作品で良質なインプットを堪能したので深夜は自宅にて友人達と鍋を囲んで酩酊。視界がグラグラしやがった。
日曜は夕方から今池HUCK FINNにてVSMYBLUESの活動休止前の一区切りワンマンを観に行く。
思えばi GOの頃からお手伝いしてVSMYBLUESも何度かは演奏に参加したわけなのだが、ワンマンで35曲聴いて「あ、この曲弾ける」とか「あ、これあの時やったな」とかって自分自身の思い出も引っ張り出されるとは思わなかった。
バンドってきっと色々あるはずだし(バンドやってる人が色々あるって断言するのってまた何だかなぁと今現在は思ったので差し控えさせて頂きます)それ以上に人生は色々あるかと思うけれど、時間ってやっぱり流れるんだなぁと妙に納得。
久しぶりに見る顔やお会いする人もいて楽しかった。
ライブ後、妻と寿司を食い実家に顔を出す。
いや、それにしても肌寒いな。
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写真で振り返る三連休

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10月7日(土)。三連休初日。柴田君と酔っ払った僕。
柴田君ときくみんの結婚式二次会に参加するため、名古屋駅へ。
ルーセントビル地下のお洒落なカフェにて二次会だったのだけれども、二人の気さくな雰囲気そのままの楽しい二次会だった。
余興でパイプカツトマミヰズ吉田君と駒田君も演奏をしており(新郎 柴田君はパイプカツトマミヰズ 二代目ギタリスト)、二人のそういう姿を冷静に観られるレアな機会でもあった。柴田君、きくみん結婚おめでとう!末永くお幸せに!

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10月8日(日)。実家の学区の運動会にて。変則リレーにてデカパンを履いて走る僕と妻。
父親が町内会長で義姉が体育委員、という関係で(?)、世帯数が足りない我が町内を助けんと妻と早起きして運動会に参加してきた。この日はまだ暑さが残る日で、自分が出場する種目以外は日陰で腰掛けていたけれども、それでも運動会気分がしっかりと味わえて楽しかった。
写真の変則リレー、ワーワー言いながら全力疾走したのだけれども一生懸命走り過ぎたのかこの後気分が悪くなりへたばってしまった。日頃から運動しないといけないなあ。

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10月9日(祝・月)。この日は犬栓耳畜生で新栄DAYTRIVEに出演。
共演のハイとイイエの演奏があまりにも素晴らしく、大いに感動する。アンビエントでミニマムで森羅万象を感じた。二階席で観ていたのも演奏者の手元が見えて良かったのかもしれない。大変楽しんだ。ああいうライブならもっともっと続けて欲しい。感動と興奮に満ち溢れた時間だった。

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犬栓耳畜生はこの日、一台のドラムセットを二人がかりで演奏するという意味でのツインドラム、ツインノイズパーカッション(フライパンと自作楽器)、ベースギターという編成だった。炭酸さんから事前に伝えられた指令は「架空の民族音楽を演奏する事」。あまりそれを意識しなくても良いとの事だったのでフィジカルで反応していくような演奏を試みたけれども、いやはやどうだったのか。
個人的には皆が音数少なめで音量も小さめ(今回はイヤーカフをしていたからか演奏のセクション毎のダイナミクスの差異が大変明瞭だった)の際にビッグマフでノイズ独奏!みたいにやったのがビッグマフとの格闘兼対話の如しで宇宙的な何かと一瞬繋がったような気がした。
そしてこの日は犬栓耳畜生5人での演奏が最後の日でもあった。鍵盤のこわいゆめちゃんが脱退。我々は再び4人編成のロックバンドへと戻った。戻った?違うな、変化したんだ。

ロロ『BGM』観劇してからのライブ

一日が24時間じゃ全然足りない!だなんて今更言うつもりはさらさらないけれど、それでも毎日の諸々に忙殺(嫌な言葉だ、自分が何かに屈したかのような気分にさせられる)されてしまい必要最低限の事しか出来ない。時には必要最低限の事さえ取りこぼしてしまい「嗚呼、何やってんだ俺」って気持ちになったりもする。そういうものの筆頭に挙げられるのが日記=このブログだったりするわけで、10年後に楽しく読み返すために書いているこのブログは、10年後の自分に「ああ、こんな事あったな」と思わせるには十二分に情報量は保っているけれどもそれにしたってそれは「いつ、どこで、誰と、何を」程度の情報でしかない。僕だってわかっているんだ、この時間、この場所、この瞬間の温度とか雰囲気とか湿度とかそういうものはそういう殊更何かがあった時ではなくて毎日毎日自覚せずとも過ごしている時間の中にこそあるんだって事くらい。
とか言ってもなかなかそうも書けないからナンなのだけれども。でも毎日のそういう時間も全部が全部、俺のものだ。

さて、先週の日曜。
この日はライブだったのだけれどもライブのオファーを頂く前から三重県は津まで観劇しに行く予定を入れており、チケットまで妻が都合をつけてくれていたので「リハなしなら」という我儘な条件をつけ、主催者とメンバーの好意に甘えて観劇に出掛けてきた。いや長々と書いたけれども本当は俺が観たかっただけだ、ごめん。
三重県文化会館小ホールにてロロ『BGM』観劇。この劇団の公演は初めて観るのだけれども、いやあ滅茶苦茶に面白かった。大変心の中に残った。瑞々しい時間を過ごした!心の中にズシッと何かが残るわけでもなく、観る前後で世界の見え方が反転してしまうわけでもなく、血沸き肉躍るわけでもないけれども、それでも何となく「青春っていうのは人の心の中にあるんだなぁ」だなんて思って(別にそういう事を伝える作品ではないのだけれども、きっと)、ハッピーだし楽しかったのだけどもちょっと切ない気持ちになったりして、劇場を出た後も一緒に行ったかしやま君や吉村さんや妻が話しているのを耳にしながら余韻に浸ってしまった。きっとあの会話の雰囲気もあの感覚も車の中から見た景色も何となくの温度感として僕の中に残り続けるのだろうなと思う。
人間が作るものがあんなに面白いのなら、人間ってのは本当に面白いものだと思う。

感想を話したりドライヴインで買い食いをしたり(売店のおばちゃんが間違えてレジ打っちゃってついつい「じゃあそれも」と頼んでないものも買ってしまう。結局美味しかったからおばちゃんの一人勝ちである)この先の将来の話をしたりしながら名古屋モドリ。将来って。将来の話って。33歳にもなって将来って凄いな。自然と書いたけど戦慄したぞ。ま、いつになっても先の事は将来、か。

鶴舞DAYTRIPにて専ら中区と新栄にて「面白い」を追求しながら高頻度でイベントを開催し続けるブッキングガール シミズミミちゃんの生誕祭イベントにパイプカツトマミヰズで出演。この日よりボランティアギターとしてコモリ君(ザ・フロイト/ガッツポーズ)が参戦。この人のリードギターのフレーズの格好良さは名古屋で三本の指に入ると思っている。あと二本は思いつかないけど。
出演者に女性が多く、アイドルグループも出演するという事でフロアがここ最近DAYTRIPに出演した時とは随分と雰囲気が違った。結局僕達が演奏する頃にはいつも通りの雰囲気にはなっていたけれども(笑)、勿論中には残って下さった方もみえてしかもその方が後程SNSで「帰った人達は勿体ない事をしたくらい良かった」と僕達の事を褒めて下さっていて、涙が出るんじゃないかというくらい嬉しかった。何て事はない褒め言葉なのかもしれないけれども、こういう言葉の一つ一つの価値はバンドを始めた頃と比べても価値は変わっていない。得難いものだ。

立ち位置はステージ最前列下手側。もう数年間「ベースアンプと距離があると音が聴こえづらいから」という理由と「ステージ後方で黙々と弾くのが格好良いかも!」という思い付きでドラムセットの横くらいで演奏してきたけれどもやっぱりフロアとの距離が近い方がパイプカツトマミヰズみたいに「せえの、ドッカーーーン!!!」という演奏をするバンドでは面白い。
この日も大いにはしゃぎながら演奏したのだが、いかんなあ、興奮すると無駄に力むのか運指が平常時の40パーセントくらいの能力しか出せていない気がする。ただでさえ本調子でも別に超絶技巧!ってわけでもないのにこれじゃあいかんよ。
演奏終了後、結構な人数の方に褒めて貰えたりして良い気分になった。

何となくだけど、良いものをインプットするとアウトプットしながらにして同時にインプットをしている気がする。というかインプットの量が多い気がする。
色々なものを観聴きしよう、今よりもっと意識的に。

鑪ら場三周年おめでとう

吹上 鑪ら場が三周年を迎えるとの事でその前夜祭に白線の内側で出演。
鑪ら場はお店が出来上がる直前に運営(経営、というべきか)しているお二人と現場で密な時間を重ねた事もあって開店前の工事の段階から覗かせて貰ったり、話を聞かせて貰ったり、とお店の誕生時から見ているので思い入れもただのライブハウス以上にある。
ああ、こう書くと他のライブハウスがそうでもないのかって誤認を生みがちだけれども、そういうわけではなくて。
勿論ライブハウス毎に思い入れや思い出や愛着、そこで重ねた時間に対する色々な感情はあるのだけれど、鑪ら場に関してはもっとこう「バンドマンとライブハウス」という距離感ではなくて「場所と俺」的な距離感というか、もっとパーソナルな部分での距離感を感じる数少ない場所である。
人生の節目の夜までここで過ごしたのだ。結婚式の二次会はここ最近の私的な思い出の中で最も楽しかったものの一つだ。
兎に角、そんな場所の三周年。鈴木さんに高橋君、三周年、本当におめでとう。
これからも創造力の味方でいてください。

鑪ら場にいる時は大抵受付カウンターの前にいる。
というのも機材置き場が受付カウンターから奥、トイレの手前にあり演奏前に控えるには楽器の近くにいると落ち着く、というかいたいと思うので演奏前はそこが定位置になった。
また、カウンター付近からは店内の様子が一望出来(勿論死角もあるにはあるが)、雰囲気も伝わってくるけれども演者からは遠い距離にあるので落ち着きがない僕がニヤニヤしたりソワソワしたりしていても演者もお客さんも気が散らないだろうと思い込んでいて、妙に落ち着くのである。
3周年前夜祭も受付カウンター前で過ごした。演奏前は緊張して、演奏後は酔っ払って。良い夜だ。
これ以上何を望むのか、という夜だった。


かしやま君がリハーサル中の僕達を撮影した。
微妙におぼろげな具合が気に入っている写真。

結婚式をはしごした日


今日はおめでたい写真から。
バンドメンバー同士が結婚!ッヒュー!!!
犬栓耳畜生で活動を共にする森野君とまりいちゃんがこの度めでたく夫婦になるという事で有難くもご招待頂き、結婚式と披露宴に参加してきた。
岐阜駅から仲間達とマイクロバスに乗り合わせ式場へ。


ウェルカムボードがとても2人らしかった。
FZ-2といえば、もうまりいちゃんであると認めざるを得ない。まさかウェルカムボードにもファズ、とは。
チャペルウェディングらしいチャペルウェディングは確かほぼほぼ初めての参加だったんだけど、もう速攻で感動したよアタシは。新郎 森野君がガチガチに緊張して入ってきてまりいちゃんがお父さんと入場してきた辺り、これってかなり序盤なんだけどそこで感動しちゃった。
ウェルカムドリンクで酔っ払いながら集合写真に映り込み、ブーケトスで喝采をあげ、ZAZEN BOYSが流れるお庭でのガーデンパーティー、からの披露宴。
NUMBER GIRLが流れるウェルカムビデオからの新郎新婦入場、美味しいお料理にまりいちゃんのお姉さん(美人!)の乾杯、そしてまた美味しい料理に美味しいお酒、八木さん(ex.DAYTRIP)の歌と演奏に感動してクシャクシャに泣くピロシキ君(CRAZY興業)、ケーキとファーストバイト、森野君達の演奏と歌(演奏中にズレたマイクスタンドを笑顔で直しに行くまりいちゃんに夫婦の一つの姿を見て感動したのは僕だけではないはずだ)、そして生い立ちビデオに「生まれてきてくれてありがとう!」という気持ちになり、まりいちゃんの手紙で号泣する炭酸さん、本当におめでたい式だった。
書ききれないけれど、夫婦と新郎新婦両家の皆をもてなそうという気持ちも溢れており皆ずっとコニコしてた。我が事のように、嬉しくて泣きながらニコニコしていた。
俺?勿論感動した。二人の前途に幸あれ!
森野君、まりいちゃん末長くお幸せに!

そんな2人のご厚意に甘えて(お色直しの最中まで森野君ったら心配してラインしてくれたりして、本当に良い奴だよなあ普通そんな余裕ないぜ)、誰よりも先に式場を後にして岐阜駅へ。特急に飛び乗って名古屋モドリ、新栄DAYTRIVEへ。
この日はぴのこちゃん(ミギギミ)とちとく君(楽器職人。吉田君のギターは彼の手による作品)夫妻が結婚式代わりにライブイベントを行う(!)という事でパイプカツトマミヰズへ声をかけて下さった。有難い機会なので時間的に多少無理してでも演奏してえ、という事で両夫妻に無理言ってこうして演奏させて貰ったという次第。両夫妻、本当に有難う。おめでたい日なのに無理言いました。

無事に転換時間に間に合ったのでセッティング、簡単な音出しをして本番。
お祝いの席(席という表現で良いのか?)という事で粛々と、やるわけねえだろこの野郎!おめでとうだぞこの野郎!という気持ちでやる。ぴのこちゃん達に報いるにはそれが一番の祝福だと理解している。
午前中に披露宴に出席したままのフォーマルな装いでの演奏だったので大いに汗をかく。酷い有様だ。

ミギギミの演奏を観覧。
DAYTRIVE二階の高い場所から観ていたら突然団長(ミギギミ)が「舟橋さあああああん!!!パイプカツトマミヰズの舟橋さあああああああんんん!!おられますかああああああ!!!!」とマイクを通してアナウンス。野郎、やりやがった。僕達の演奏直後、DAYTRIVEでの廊下ですれ違い様の会話が蘇る。

団長「お疲れ!」
舟橋「お先頂きました!有難う!暑かったわ」
団長「この後ベース弾いてよ」
舟橋「!?」
団長「あいつの代わりにさ」
舟橋「いやいや、今日ちゃんとぴのこちゃんいるじゃん」
団長「へへへへ」

忘れてたよ、団長そういう奴だったよ、今思えばあれは冗談なんかじゃなかった、本気で伏線を張りに来ている男の、エンターテイメントの化け物に成り果てた男の目つきだった。ステージに上がっていき、ぴのこちゃんが弾いているベースラインを目視でコピる。この時程音感があったら、と思った事はない。けれどもどうにか目でコピー、完了。

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余裕のない表情なのがありありとみてとれる一枚。
ぴのこちゃんのベース、滅茶苦茶弾きやすいのな。おおお、人の楽器ってやっぱり面白い、とこれからの成り行きを伺いながら演奏。団長、あいつぁ恐ろしい男だよ。結局、夫妻にキ○させやがった。まあ、そうだよな、そういうのやらないわけにはいかないよな。こんな日だもんな!

結婚式のはしごってなかなか出来ない経験をさせて貰った。
イベント終了後はパイプカツトマミヰズのメンバーと簡単なミーティングをして、荷物を置きに一時帰宅、ドロドロになった体を洗い清めて再び街へ。森野君×まりいちゃん夫妻がライブハウスでイベントを行っていたので妻と観覧しに行く。飲酒。イベント終了後もそのまま居酒屋へなだれ込む。ここでも飲酒。
疲れ果ててそのまま寝てしまう。起きると妻はバンドマンに挟まれて談笑していた。
タクシーで帰宅。倒れ込むように就寝。
ああ、良い一日だった。

両夫妻、改めて本当におめでとうございました!

新バンドに於ける楽器選定。

もうこれは習慣というか自分自身のためというか、そういうのが根っこにあって書き続けているこのブログですが意外な方も時折読んで下さっているとご本人の自己申告で知りまして、こりゃあ書く方も張り合いがあるってもんよ、という心持ちです、今。

昨夜はここ4ヶ月くらい月に一度のペースでスタジオに入ってきたバンドの練習。
月に一度、というペースだけれども中心になって曲を作る方が多作なのと音楽的語彙力が高い人が揃っているので作業部分での進捗具合は早い早い。音楽的語彙が豊富だと感覚以外の部分でも作業が進んでいくので速度が比にならない。感覚で作っていくのが駄目、というわけではないのだけれども。
で、このバンドに於けるバンドアンサンブルの中でのベースギターの据え方というのがなかなかしっくり来ていなくて。
ギターリスト氏は普段はボサノバとかを演奏しているそうで、出音も明瞭なれど前に出過ぎるわけではなし、ディストーションガンガン!というわけでは勿論ない。ドラムはビート感をビンビンに感じさせる演奏なのでイナタい音よりかはスカッとした音で演奏した方が僕もその気になる。
のだが、どうにも普段通りの発想の音作りプラスアルファだとどうにも音が前に出過ぎて、それがリードみたいな形になれば良いのだけれどもそういうフレーズを弾くわけではないしそういう演奏がしたいというわけでもない、というところで試行錯誤していたわけなのだ。
それが遂に、やった、昨夜決着をみたぞ!


単純に、楽器を変えてみた。
普段使っているベースギターに対してショートスケールの楽器なら、とムスタングベースを携えてスタジオ入り。
このムスタングベース、アクティブにしたりピックアップを増設したりストリングスガイドを増やしたりピックアップ交換したり、と散々改造してあるのだが今現在シンプルにプレべのピックアップを積んである。それでもしっくりこなかったのだが、サンズアンプがミドル搭載のver.2になった途端、大変好ましい音が出るようになった。ミドルって大事なんですね。当たり前か。

バキッとした部分も出るしウネリも演出出来るし勿論歪ませて良し、トーンを絞ればローそのもの!みたいな音も出る。ロングスケールをショートスケールに持ち替えた事でシンプルに普段の自分の音がスケールダウンしたような、そんな感じだ。
スタジオ録音を聴き返してもこのバンドのアンサンブルの中では良い感じに馴染んでいるし、同時に主張もしていると感じだ。
メンバーにも評判が良かったのでこれからはムスタングベースを使っていこうと思う。

復縁するようなもんだ。


先日、electro-harmonix Frequency Analyzerを買い戻した。
手前勝手に自分からフッておいて「やっぱりお前じゃなきゃ駄目なんだ!」と女性に取りすがるような、そんな真似をしてしまったわけだ。

Frequency Analyzerは人生で初めて手に入れたリング・モジュレーターで結構気に入って愛用していたのだが、他の機種、確かこれを買う際に「うわああああああこれさえあればもう他のリング・モジュレーターはいらねえええええ」と浮気相手に本気になってしまい、金策も兼ねて手放してしまったんだと思う。反省している。
しかし色々なリング・モジュレーターを経験して(例えばこれとかこれとかこれとか)その都度都度「これが最高!」と思いつつも使っていくとなんだか味気なかったり使い勝手が悪かったり操作性が悪かったりでどうにも落ち着かず、数年間あっちにフラフラこっちにフラフラして結局音に納得していた一番最初のシステムに戻る事にしたのだった。
即ち、Frequency Analyzer+BOSS LS-2。
LS-2にFrequency Analyzerをループ。音量調節とLEDによるオン/オフの視認も実現するという、Frequency Analyzerの「音は良いけど音量調節がしづらいし、オンかオフか見た目じゃわからない」という悪い点を一気に解決する一石二鳥の組み合わせである。
あー、でも「デカい」という問題(これを問題に感じるかは人それぞれだけどね)はむしろ物量増える事によって増加してるけど。でも色々ゴテゴテと繋ぐのは嫌いじゃないんだぜ。

さて、数年ぶりに手に入れて(ちなみに以前自分が手放したものと全く完全に同一個体。セッティングをメモするために僕が貼ったガムテープもそのままだったし)音を出してみると、うん、本当に良い。
それまでに試した他のリング・モジュレーターより音が太いし(専用電源とかその辺も関係あるのかな)、音作りもしやすい。ブレンドコントロールも操作感抜群だし、ドライシグナルとエフェクトシグナルの混ざり具合も不自然なエフェクトだけど、自然。いや言ってる事が滅茶苦茶なのはわかるんだけども。
そうそう、俺が欲しかったリング・モジュレーターはこういうのなんだよ、と自分から手放しておきながら「帰ってきた...!」と感慨に浸ってしまった。

前持ってた時はこんなにコントロールの幅が広い=使えそうな音の幅が広いだなんて思いもしなかったなぁ、と年齢を重ねた自分と相変わらずのペダルとのこれからを想像してニヤニヤした。
また一緒に、音楽の旅に出よう。

僕の三連休。

9月16日(土)
三連休初日。『近年稀に見る大型台風』、台風18号が接近しつつあるこの日、雨の中仕事へ。
とは言ってもお休みの日のちょびっと、みたいな感じだったので屁でもない。割と仕事は楽しんでやれている。職場が幼い頃に両親、母方の祖母とよく訪れていた曽祖母の家の近所だと気付き妙に感動した。たまたま午後から予定のある名古屋駅行きのものに乗ったら耳馴染みのある地名の駅を通ったのであった。母に確認すると「あんたは何を今更」ぐらいの感じで、どうやら思い出の中の曽祖母の家は現実とすぐ近くにあったようである。
という事で普段は乗る事もあまりない路線のバスに乗って名古屋駅へ。乗る前はワクワクしながら「町並みを全部見てやる」と息巻いていたものの、バスの振動の心地良さと朝方風邪気味で飲んだパブロンの浮遊感が絶妙に気持ち良く、ついウトウト、いや、がっつり熟睡してしまった。起きたら終点、名古屋駅。

この日はナンジャーレで催される化け猫怪談会赤井千晴さんの手伝いで参加。ふと振り返れば小劇場という空間が随分と身近になったものだ、なんてふと思った。
毎回毎回、蔵だったりライブハウスだったりお寺だったり色々な場所で公演を行う赤井さんに引っ付いていってるお陰で面白い思いを随分とさせて貰っている。
客席最後列で開場中からスタンバイ、出番になったらそのままそこでマイクに向かって声を発して参加、という流れ。尤も客席最後列にはあまり人が座らず(そりゃあ前に詰めるよね)マイクスタンド傍に着物を着て座っている僕があまり浮く事もなかったように思う。
怪談会への参加は初めてです実話怪談やその道でメディア露出も盛んにされていらっしゃる方のお話も聞く機会に恵まれ、楽しい経験をした。兎に角インプット!選んでる段階ではない!兎にも角にもインプット!である。


この日の集合写真。僕は心霊写真のように写り込んでいる。

帰宅する頃、翌日パイプカツトマミヰズで出演予定だった今池祭の野外ステージが開催中止になった、と報せがあった。勿論残念ではあるけれども、無念をはねのけてお客さん、関係者各位の安全を優先した運営の皆さんの選択を支持したい。リベンジ、しましょう!


9月17日(日)
前述した通り今池祭が中止になったので起床後「あーどうしたもんか」と嘆いていたら、岐阜にて学生時代に学生劇団に所属していた妻が書いた脚本を後輩達が上演するという。彼女が当時どんな作品を書いたのか気になって楽しみ半分不安半分(いや、どちらかというと嫌そうだった気がするな)な妻と岐阜はアトリエZEROへ。
妻が所属していた劇団Du、彼女に連れられて何度か観たけれども学生劇団だけあって卒業されたり新入生が入ったり、毎回新鮮な気持ちで拝見している。
妻が学生時代に書いた作品、本人は否定的だったけれども別に配偶者が書いた作品だから、ではなく面白くってびっくりした。日常系だしホラーだし、SFだったんだけど大胆かつでも振り返れば丁寧に伏線が張ってあったが故に激しい展開にも振り落とされる事なく最後まで楽しめた。無意識に配偶者へのひいき目が入っているだろ、と言われたらわからないけれども。
名古屋へ戻り、ちょっとした買い物をして妻と友人と映画館へ。韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』を視聴。韓国製のゾンビ映画である。電車の中でゾンビパンデミックが起こる、という「新幹線」と「新感染」という駄洒落みたいなタイトルでそこだけひろうとギャグっぽいけれどもドシリアスで感動さえする映画だった。ゾンビ映画としてクオリティ滅茶苦茶高いよ、これ。駄目なのは邦題だけ!
映画館を出ると台風の影響か風が強く、ゴミ箱の蓋とか吹き飛んでいた。

9月18日(月・祝)
連休最終日。
なので、というわけではないけれども思い切りグダグダした。ゲームをやったりゴロゴロしたり、で三連休最終日らしい最終日。
唯一の予定として夕方から結婚式でお世話になった料亭での夏祭にご招待頂いたので妻と出掛けて行った。ご存知の方はご存知であろう、『歩く一億円』の異名を持つ会長さんにもお会い出来、お世話になったプランナーさん達にもご挨拶出来て楽しい時間を過ごす事が出来た。

白線の内側レコーディング

先日、白線の内側のベースパートのレコーディングを終えた。
今回の録音は完全に各パート別録りだったのでベースギター録音も色々実験しようと思っていた。以前MoNoSiRoで少し挑戦したリアンプ(ラインでエフェクトも何もかけずに素のまま録音し、後々そのシグナルをアンプに流し込んで再度マイク録りする作業)を今回ガッツリやってやろう、であるとかベースパートを重ねたり(とはいってもこれは他のパートとの兼ね合いもあるので最終的にどれだけ採用するかはまだわからないけれども)、ギターアンプを使ったり。

色々試した結果、それに見合った分だけ発見があった。
まずリアンプ。アンプの音を聴きながらの演奏にはそれはそれで魅力も利点もあるのだけれども、今回のように細かく作り込んでいくのであればリアンプは大変有用な作業に思われた。というのも予め録音しておいた自分の演奏シグナル(と言ってしまおう。意味は伝わるはずだ)をアンプから出力しながら音作り出来るので、普段よりも慎重に、またフラットな視点で音作りをする事が出来た。音を聴きながらツマミをいじったりしていると良くも悪くも手元の影響を受ける。そうなってくるとツマミを動かした作用で音が変わったのか「音が変わっただろう」という前提を踏まえたピッキングによって音が変化したのか結果的にいまいち判然としない。そういうのをリアンプは排除出来る。エフェクトは過剰にならず(過激ではある、と思っているが)、クリーントーンもどことなく上品でいて粗野、な印象を受けた。
リアンプをする際は楽器の状態、弦の鮮度はとても重要だと再認識出来たレコーディングでもあった。

次にベースパートの重ね録りとギターアンプの使用、これは所謂ギターがいない白線の内側ならではの挑戦ではあるけれどもギターソロ的なものをベースギターで録音した。かといってベースソロ、ではなくピッチシフターやファズをかけてギャインギャインにした変な音、もうノイズとスレスレ、半々くらいの暴力的な弦楽器の音を重ねたのだった。鍵盤のレコーディングが終わった後、全体の微調整を兼ねてもう少し重ねるかもしれない。足し算になり過ぎないように。


今回使ったペダルの一部。
曲毎にあーでもないこーでもない、とやるのは楽しかった。お陰で良い音で録れたと思う。


一曲ほぼかけっぱなしにしたアナログオクターバー。
エラー等起こさず綺麗にかかってくれた。オーディオインターフェースを通すとコンプレッションがかかるのかな?その辺詳しくないから金森君(彼は今回のエンジニアを兼ねている。ドラム録りは孤独な闘いだったはずだ)に聞いてみよう。

毎回思うけど、レコーディングは楽しい。
ライブとはまた別の喜びがある。

久しぶりに大石理乃さんのサポートで演奏した。

9月10日(日)、朝早起きして妻とともに実家へ。
この日は町内会長を務める父親から人数が足りないからという事で地元の町内会の防災訓練への参加要請。
この時と内容はほぼほぼ同じだったけれども、妻は初参加だし折角だという事で参加してきた。実家を出てから気が付いたけれども、ある程度意図的に帰らないと実家へ帰る用事ってなかなかなくて気がつけば「アラお久しぶり」だなんて事になりかねない。距離もそうないのだから両親や甥っ子、義姉の顔を見に(兄は単身赴任中)用事を見つけては実家へ寄るようにしている。

防災訓練もつつがなく終了し「今度保存食を買って食べてみようか」とか会話をしながら実家へ戻り、皆で中華料理を食べに行った。父と僕と甥(小学4年生)と3人で歩いていたら「がに股気味の歩き方が一緒だ」と女性陣に笑われる。遺伝というのが歴然と存在する事を知った。
甥がゲームをやっているのを眺めているとウトウトしてしまう。気がつくと次の予定が迫っていた。
この日は昼から名古屋CLUB QUATTROにて大石理乃大将が名古屋に来るという事で合流、演奏に参加したのだった。大石さんは名古屋に来る度、或いは関西遠征で都合が合いそうだと声をかけてくれる。僕も大石さんの作る曲は好きだもんだから(特に『中央快速ハミングバード』なんて弾いててグッとくる曲ベスト5に入るんじゃないかってくらい好きだ)毎回喜んで参加している。最初こそインパクト絶大な大石さんのキャラクターに面食らったけれども、話したり一緒に演奏したり時間を重ねるうちにあの人のエキセントリックなキャラクターの中に見え隠れする真面目で誠実で親切な人柄も好きになっていったのだった。
しかも今回は過去に二度、一緒に演奏して大いに盛り上がった武藤君も一緒だ。武藤君のドラムは「舟橋さーーん、ハシッてますよ戻って下さいよー」とか「いい感じなんでいきましょうー!」みたいなのを演奏でとばしてくれるので大変やりやすい。アイコンタクトもテンションが上がる。

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演奏前に三人で。
それにしても俺ァ丸顔になったな。加齢ってのは怖い怖い。

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この日のイベント、沢山の人が集まった。出演陣は東京からと海外からのアーティストと名古屋外からの人達ばかりだったのに凄い事だ、これは。演奏後にフロアでビラを配りつつお客さんと話す大石さんはやっぱり真面目で凄い人だと思った。
毎回「音が良い」と喜んでくれるのでこちらも演奏のし甲斐がある。是非、また。

自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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