僕の三連休。

9月16日(土)
三連休初日。『近年稀に見る大型台風』、台風18号が接近しつつあるこの日、雨の中仕事へ。
とは言ってもお休みの日のちょびっと、みたいな感じだったので屁でもない。割と仕事は楽しんでやれている。職場が幼い頃に両親、母方の祖母とよく訪れていた曽祖母の家の近所だと気付き妙に感動した。たまたま午後から予定のある名古屋駅行きのものに乗ったら耳馴染みのある地名の駅を通ったのであった。母に確認すると「あんたは何を今更」ぐらいの感じで、どうやら思い出の中の曽祖母の家は現実とすぐ近くにあったようである。
という事で普段は乗る事もあまりない路線のバスに乗って名古屋駅へ。乗る前はワクワクしながら「町並みを全部見てやる」と息巻いていたものの、バスの振動の心地良さと朝方風邪気味で飲んだパブロンの浮遊感が絶妙に気持ち良く、ついウトウト、いや、がっつり熟睡してしまった。起きたら終点、名古屋駅。

この日はナンジャーレで催される化け猫怪談会赤井千晴さんの手伝いで参加。ふと振り返れば小劇場という空間が随分と身近になったものだ、なんてふと思った。
毎回毎回、蔵だったりライブハウスだったりお寺だったり色々な場所で公演を行う赤井さんに引っ付いていってるお陰で面白い思いを随分とさせて貰っている。
客席最後列で開場中からスタンバイ、出番になったらそのままそこでマイクに向かって声を発して参加、という流れ。尤も客席最後列にはあまり人が座らず(そりゃあ前に詰めるよね)マイクスタンド傍に着物を着て座っている僕があまり浮く事もなかったように思う。
怪談会への参加は初めてです実話怪談やその道でメディア露出も盛んにされていらっしゃる方のお話も聞く機会に恵まれ、楽しい経験をした。兎に角インプット!選んでる段階ではない!兎にも角にもインプット!である。


この日の集合写真。僕は心霊写真のように写り込んでいる。

帰宅する頃、翌日パイプカツトマミヰズで出演予定だった今池祭の野外ステージが開催中止になった、と報せがあった。勿論残念ではあるけれども、無念をはねのけてお客さん、関係者各位の安全を優先した運営の皆さんの選択を支持したい。リベンジ、しましょう!


9月17日(日)
前述した通り今池祭が中止になったので起床後「あーどうしたもんか」と嘆いていたら、岐阜にて学生時代に学生劇団に所属していた妻が書いた脚本を後輩達が上演するという。彼女が当時どんな作品を書いたのか気になって楽しみ半分不安半分(いや、どちらかというと嫌そうだった気がするな)な妻と岐阜はアトリエZEROへ。
妻が所属していた劇団Du、彼女に連れられて何度か観たけれども学生劇団だけあって卒業されたり新入生が入ったり、毎回新鮮な気持ちで拝見している。
妻が学生時代に書いた作品、本人は否定的だったけれども別に配偶者が書いた作品だから、ではなく面白くってびっくりした。日常系だしホラーだし、SFだったんだけど大胆かつでも振り返れば丁寧に伏線が張ってあったが故に激しい展開にも振り落とされる事なく最後まで楽しめた。無意識に配偶者へのひいき目が入っているだろ、と言われたらわからないけれども。
名古屋へ戻り、ちょっとした買い物をして妻と友人と映画館へ。韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』を視聴。韓国製のゾンビ映画である。電車の中でゾンビパンデミックが起こる、という「新幹線」と「新感染」という駄洒落みたいなタイトルでそこだけひろうとギャグっぽいけれどもドシリアスで感動さえする映画だった。ゾンビ映画としてクオリティ滅茶苦茶高いよ、これ。駄目なのは邦題だけ!
映画館を出ると台風の影響か風が強く、ゴミ箱の蓋とか吹き飛んでいた。

9月18日(月・祝)
連休最終日。
なので、というわけではないけれども思い切りグダグダした。ゲームをやったりゴロゴロしたり、で三連休最終日らしい最終日。
唯一の予定として夕方から結婚式でお世話になった料亭での夏祭にご招待頂いたので妻と出掛けて行った。ご存知の方はご存知であろう、『歩く一億円』の異名を持つ会長さんにもお会い出来、お世話になったプランナーさん達にもご挨拶出来て楽しい時間を過ごす事が出来た。
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久しぶりに大石理乃さんのサポートで演奏した。

9月10日(日)、朝早起きして妻とともに実家へ。
この日は町内会長を務める父親から人数が足りないからという事で地元の町内会の防災訓練への参加要請。
この時と内容はほぼほぼ同じだったけれども、妻は初参加だし折角だという事で参加してきた。実家を出てから気が付いたけれども、ある程度意図的に帰らないと実家へ帰る用事ってなかなかなくて気がつけば「アラお久しぶり」だなんて事になりかねない。距離もそうないのだから両親や甥っ子、義姉の顔を見に(兄は単身赴任中)用事を見つけては実家へ寄るようにしている。

防災訓練もつつがなく終了し「今度保存食を買って食べてみようか」とか会話をしながら実家へ戻り、皆で中華料理を食べに行った。父と僕と甥(小学4年生)と3人で歩いていたら「がに股気味の歩き方が一緒だ」と女性陣に笑われる。遺伝というのが歴然と存在する事を知った。
甥がゲームをやっているのを眺めているとウトウトしてしまう。気がつくと次の予定が迫っていた。
この日は昼から名古屋CLUB QUATTROにて大石理乃大将が名古屋に来るという事で合流、演奏に参加したのだった。大石さんは名古屋に来る度、或いは関西遠征で都合が合いそうだと声をかけてくれる。僕も大石さんの作る曲は好きだもんだから(特に『中央快速ハミングバード』なんて弾いててグッとくる曲ベスト5に入るんじゃないかってくらい好きだ)毎回喜んで参加している。最初こそインパクト絶大な大石さんのキャラクターに面食らったけれども、話したり一緒に演奏したり時間を重ねるうちにあの人のエキセントリックなキャラクターの中に見え隠れする真面目で誠実で親切な人柄も好きになっていったのだった。
しかも今回は過去に二度、一緒に演奏して大いに盛り上がった武藤君も一緒だ。武藤君のドラムは「舟橋さーーん、ハシッてますよ戻って下さいよー」とか「いい感じなんでいきましょうー!」みたいなのを演奏でとばしてくれるので大変やりやすい。アイコンタクトもテンションが上がる。

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演奏前に三人で。
それにしても俺ァ丸顔になったな。加齢ってのは怖い怖い。

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この日のイベント、沢山の人が集まった。出演陣は東京からと海外からのアーティストと名古屋外からの人達ばかりだったのに凄い事だ、これは。演奏後にフロアでビラを配りつつお客さんと話す大石さんはやっぱり真面目で凄い人だと思った。
毎回「音が良い」と喜んでくれるのでこちらも演奏のし甲斐がある。是非、また。

怪奇紙芝居に参加した。

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4日は新栄CLUB ROCK'N'ROLLにて赤井千晴さんの怪奇紙芝居のお手伝い。僕みたいな感覚だけでブレも多い人間をよくぞ毎回起用してくれるものだ。感謝の気持ちと自分の楽しさを元手に参加してる、「これでいいのかな、こうかな」と手探りの状態で。
いや本当に、こういう活動を重ねる度に思うけれども楽器を弾く方が余程気持ちの上では楽なのだ。責任の所在、とかではなくて単純に年月を重ねて場数(だけ)を重ねた分だけ楽器を弾く時の方が「こうありたい」みたいなのが演奏、作品に於いて見えやすい。
でもあれか、見えやすいから=成果が出せる、でもないのが面白いところ。あとわからない事こそどんどんやった方が良いという心持なので今後も機会が頂けたら楽器を弾かない活動を重ねようと思います。

写真は赤井さんが仕入れてきた新しい衣装を着た僕。無の表情。
毎回毎回貸して頂いている。ありがてぇありがてぇ。

鈴木実貴子ズでベースギターを弾いた話。

僕がブログを書かない間にも当たり前のように時間は過ぎていて、ふとした瞬間に襲ってくる多幸感であるとか自分の今後に於いて転がっている可能性について検討する際、これまで踏みつけてきたものとかに対する憐憫の情であるとかそういったものがあるが故に「持つものは更に持つ、を体現したいなあ」と思い描いたりする数分等、そういったものをどんどんと書きこぼしている。何様だ俺は、と思えどもしょうがない。最近はそれまでにも増して心の底からポジティヴだ。

さて、9月1日、月初であるにも関わらず有給休暇を取得して演奏活動をしてきた。
鈴木実貴子ズのワンマンライブが新栄APOLLO BASEで行われ、前半後半に分かれたこの公演の後半、バンドセットでの演奏に参加したのである。ともに参加したのは各務鉄平(紙コップス)君。彼と僕は鈴木実貴子ズのアルバム『名前が悪い』で演奏に参加しており、レコーディングを経てのレコ発ワンマン参加という事で個人的にもこの日は一区切り!という気持ちで演奏に臨んだのだった。
以前詳しくお知らせした『名前が悪い』、ヨシダユキ先生でデザインはKANAMORINこと金森君(白線の内側、MoNoSiRo)で演奏は各務君と僕。完成品を手にして仲間で仲間を手伝った感が凄くあって勝手に胸が熱くなった。それで作品の価値に影響を及ぼし得る事は赤の他人からしたら微塵もありえない、とはわかっていても、だ。鈴木実貴子ズのためにひと肌抜いて演奏したよガッハッハ!とでも言えたらミュージシャン的に格好がついたのかもしれないけれども、二人にとって大切なこの作品に参加させて貰った事で僕自身、とても得難い思いをさせて貰ったのだった。前も書いたけれども演奏に関しては積極的な意味合いで抑制を利かせたつもりだ。誰が弾いても同じじゃないかってくらい、記名性のない演奏を心掛けた。誰に言われたわけでもないけれども、それで良かったなと今しみじみ思っている。

さて、前半はいつも通りの二人でステージに臨んだ鈴木実貴子ズの二人をステージ脇で見守る。「弦が切れたら張り替えて欲しい」と鈴木さんに言われていたのでいつその時がきても動けるように、しかしちゃんと音楽を楽しみながら、後半に向けて気持ちを向けていく。というか前半戦だけで良いんじゃないかってくらい、良かった。きっちり感動した。
後半は特別編だ、と思いながらベースギターを手にする。一音目が良ければあとは全部そのまま、スッといける。いつも演奏の際に心掛けていく事。覆していく愉しみ、喜びも勿論あるけれどもこの日の演奏はステージに立つ前から良いものにならないわけがない、と思っていた。そういう時の予感というのは当たるものだ。適度な緊張と快感とその瞬間になっている音に真摯に向き合いながら演奏していたら、あっという間に本編が終わってしまった。正直、もっと演奏したいなと人様の土俵にも関わらず、そう思った。

この日APOLLO BASEに集まったお客さんの数は140名を超えていたそうだ。
ステージの上からでは隅から隅まで一人ずつお顔を見る事は難しかったけれども、ステージ後方で二人よりかは若干気持ちに余裕があった僕は曲間でこそこそと客席の顔を眺めていた。皆、目がキラキラしている。二人が積み重ねてきたものが結実している瞬間なのだと思った。素晴らしい瞬間、美しい瞬間だ。
そして人生で初めて、上司が僕の演奏を観に来た。ステージの上からでもはっきりとわかる程楽しそうだ。演奏後に電話したら開口一番「良かったぞ!」と嬉しそうな口調で言われた。これで月初の有給取得の申し訳も立つというものだ。鈴木実貴子ズの二人に大きな借りが出来てしまった。

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いやー、楽しかった!
有難う鈴木実貴子ズ。

夏休みは続く。

8月10日(木)
妻の友人と3人で朝食兼昼食を食べに行く。昼間っからあさくまハンバーグに行けるくらいには我が家の財布は余裕がある。
家族が増える、という局面を意識するまでは二人でそれなりに楽しく、「無軌道に」を意識するくらいには計画的にお金を楽しく使うのだろうと思う。貯金もせねばならないナァ。
で、義姉がうちに遊びに来るという事で3人で上前津で合流。少年王者舘『シアンガーデン』を観劇しに七ツ寺共同スタジオへ。
少年王者舘は以前観劇した際に相当楽しんだ記憶があったので今回も期待しながら劇場へ向かう。どうなってんだ、人間技なのかよ、というような舞台装置はまるで体感型アトラクション、独特の言葉遊びは耳に心地良く、映像も交えた光と音と演出はバキバキッとキマッていてとても気持ちが良い。具体的っぽく思える照明が却って意識を抽象に向かわせるという感覚を得たけれども、興味深かったなあ。不思議と前夜に観た不思議と前夜に観覧したZAZEN BOYSと同じような印象も得た。
曰く、卓越したバキバキさはそれだけでカタルシスを与え得る。

観劇後、劇場を出ようとすると豪雨。雷さえ鳴っていた。「ありゃあ」と言いつつも最寄りのコンビニに向かって全力疾走する義理姉と妻の双子姉妹。それを追ってちんたら走るおっさんであるワタシ。酷く滑稽な走りっぷりであったろう。
行きつけ、というにはまだ早いけれども今後も通うであろう焼き鳥屋にて乾杯。観劇の感想等交換しながらレモンチューハイと焼き鳥で、ヤる。酩酊したのでタクシーにて帰宅。帰宅後、リビングのソファにて就寝。
「明日は早起きして映画に行くんだぞ!」と声高に主張しながら。

8月11日(金)
前夜の主張通り、早起きして映画館へ。
公開が発表されてからというもの大変楽しみにこの日を待っていた『スパイダーマン ホームカミング』視聴。
いやあ、大いに楽しんだ!とても面白かった!スパイダーマンの映画は全部観ているはずだけれども、前評判で聞いていた通りの快作だった。1時間50分、興奮したりドキドキしたりしていたらあっという間に終わっていたもんな。じんわりと汗ばんでいたくらい。
スタン・リー氏が出てきたのはニヤリとした。ネタバレして良いなら色々と興奮ポイントを書きたかったけれども、公開直後の作品なのでよしておくとします。
帰宅後、準備をし笠寺は東光院というお寺へ。ここは宮本武蔵も逗留した事で有名な場所だそうな。この日はここで笠寺寄席という定期的に行われている落語イベントに出演する赤井千晴さんの怪奇紙芝居のお手伝い。
豪雨に見舞われて一頃は開催さえ危ぶまれたけれども、主催者様の日頃の行いの良さの成せる業か、豪雨も小康状態となり大入り満員。僕も出演者ながら共演の皆様の演目を愉しんだ。
赤井さんは中入り(休憩)前と後に二度出番があり、僕は中入り後の二話目の方でお手伝い。客席後方から読みで参加したのだけれども、赤井さんと並んで読んだ前回(実はつい先日も一度参加したのであった)よりも本日の方がしっくりくるものがあった。
お寺というロケーションも手伝ってか気持ち良く参加する事が出来たし、面白い機会を赤井さんから頂いたと思う。
普段足を踏み入れる機会がなかなかない場所での表現活動は大変刺激的だ。

さて、明日から京都旅行。

自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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