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お宮参りと久しぶりの演奏。

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11月4日、早起きして伊奴(いぬ)神社へお宮参りに。安産祈願の際はお世話になったので感謝の気持ちを込めてお参りする。僕の父と母も来ており嬉しそうにしていた。家族というのは不思議なものだ、とつくづく思う。他人だった男女が夫婦になり、それぞれの家族が家族になるのだから。
娘が健やかに育つようお参りをして、帰宅。帰りがけにイオンに寄る。こうして新生児が家族にいる状況になってみるとイオンが如何にそういう世帯に対して配慮しているかがわかる。授乳室は広いしお湯も使えるしゴミ箱もきっちりあるしアルコールナプキンも設置されている。フードコートのファミリースペースで食事をとる。思えば初めての3人での外食だった。

帰宅後、新栄はVioへ。
この日は砂場主催のサーキットイベント『世界の砂場から』に鈴木実貴子ズがバンド編成で出演という事でベースギターを担いで参加してきた。会場入りしてすぐにエフェクターや電源こそ持ってきたもののパッチケーブルを一式忘れてきた事に気付く。この日はエフェクター少な目で、とそれでも厳選したペダルを2、3持ち込んでいたのだけれどもそれさえもそのままじゃあ使えない。共演者に借りようにも共演者に友人知人がいるかどうか、と楽屋に入るや否やすぐさまゼローネの青木君に会う。
渡りに船とはこの事だ、とパッチケーブルを借りられないか尋ねるも青木君はゼローネでの演奏が終わり次第すぐに別現場に行かねばならぬという。残念ながらどうしようもない。

こういう時こそ演奏家は知恵を絞るべきだ。諦めるのではない、与えられた状況の中でどのようにベストを尽くすか思考を反転させれば良いのだ。そうすれば逆境を楽しめるようになる。
この日足元に設置しようと思っていたのはチューナー、ボリュームダウナー(僕のベースは出力が大きいのでファズに突っ込む前にレベルを半分くらいに下げておく必要がある)、ファズ、そしてサンズアンプだ。
チューナーは、一瞬迷ったけれども外す事にした。なければないで思い切りチューニングが狂うような演奏をするでもない。何ならいつも安心するために足元にペダルチューナーを置いている程度の事なのだ。外せる。
次にボリュームダウナー。これは思い切ってベースギター本体でボリュームを絞る事にした。電気信号的には問題ないはずだ。
ファズとサンズアンプは同じくサポートメンバーの各務君から短めのシールドケーブルを一本借りる事が出来たのでそれを用いて接続。かくして、どうにか最低限の足元は実現出来たのだった。
どうにかなる、と楽観的に構える事は「どうにかしよう」という心持さえあれば実際のところどうにかなってしまうのだ、という経験則に裏打ちされた自信のなせる業なのかもしれない、結局のところ。たかだかパッチケーブルだけでここまで話を大きく出来るのも楽しいものだ。


演奏しながら時折はフロアを見るように心掛けている。演奏に集中して楽しむのは勿論だけれども、その「時折」で目に入る光景が一生忘れられない光景になり得る事もある。
この日、フロアを見る度に人が増えていっているように感じた。それこそ転換中はまばらで、数えられる程度しかいなかったというのに。如何に二人が力強い活動を続けてきたのか痛感すると同時に、じゃあ尚更この瞬間を鋭いものにせん、と気張った。
5曲の演奏はあっという間に終わった。

演奏を終えて外に出ると外気が体に心地良かった。湿気や気圧に不快感を感じる日ではあったけれども、それでも演奏後はどんな外気でも気持ちが良い。
やはり、演奏は楽しい。続けていこうと思った。
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『あめつち』終演しました。

昨夜は千種 喫茶モノコトにて『あめつち』という公演に参加した。総合的な一つの作品を画家タキナオさんの招集の下に集まった絵画、音楽、造形に携わる7人のクリエイターによって作り上げて上演したわけなんだけれども、これが滅法面白かった。
途中休憩を挟んで前半後半、幾つかのシークエンスに分かれておりそれらがゆったりと移ろうように変化して進行していくのだが、僕は梶藤君と主に即興パートを担当させて貰って、梶藤君とタキナオさんと即興でライトドローと演奏で空間を立ち上げん、と挑んだ次第。
あ、この際だから参加アーティストをご紹介。

天野入華/美術作家
梶藤奨/パーカッション・シンセサイザー・マニピュレーション
Kazuyuki Ito/ギタリスト
せをはやみ/サウンドアーティスト・ミュージシャン
タキナオ/画家・ライトドロー(即興映像)
舟橋孝裕/ベーシスト・エフェクター演奏家
Yakko/ドラマー

いずれの方もしっかりとご自身の表現を持っておられて活動を重ねておられる方々ばかりで。有難い事に梶藤君とタキナオさん以外ほぼほぼはじめましての方々ばかりの中、大変新鮮な気持ちで音を出し続ける事が出来た。
僕と梶藤君、前半の海をテーマとした即興シークエンスではタキナオさんのライトドローに添えるように音を出すつもりだったんだけれどもついつい楽しくなっちゃって随分と深くて壮大な海のイメージに引っ張ってしまい。こりゃあどうなるかとちょっと気がかりだったんだけれどもせおはやみさんとYakkoさん、Kazuyuki Itoさんのお三方が綺麗に色を上塗りして下さって。
この前半があったので後半の即興シークエンスはタキナオさんのライトドローを煽るようにノイズや重低音まみれの即興演奏となった。タキナオさんのライトドローって僕みたいなのからすると門外漢なんだけれどもそんな僕でもわかるくらいキッチリと即興演奏に応えて下さっていて。タキナオさんは今まで何度かご一緒した事があってその都度思ってきたんだけれども他者と一緒にやる意味というかその場その瞬間をとても大切にされていて、そこに反応して表現をして下さるので一緒にやっていてとても楽しい。
楽し過ぎて僕も梶藤君もついついドロドロしたものを顕在化させてしまった。
のだがここでも前述のお三方、綺麗な世界観に引き戻して下さってもうこのコントラストって逆に良かったんじゃないか、と自分の出番が終わった後は放心状態で目の前のクリエイションを堪能していたのであった。
天野さんの造形が全体のイメージをかたどって、いやはや、ライトドローに造形に音楽に、とガッツリ組み合ってあめつちを作り上げていたなあと振り返る。

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終演後に集合写真。
またこの7人で何かやれたら素敵だろうなあ。

鈴木実貴子ズと大阪へ。

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写真はSAにて鈴木実貴子さんと僕。豚野菜炒め定食美味しかったです。

鈴木実貴子ズのレコ発企画大阪編で梅田HARD RAINへ行ってきた。
同じくサポートメンバーとしてギターを弾いている各務鉄平君は前日に大阪でライブがあったため現地集合、往路は鈴木実貴子ズの二人と僕の3人の道中となった。
僕は結構喋る方だと思う。どうしようもない事から突然スイッチが入ったように(自分が)興味深い事を熱心に話し出したりする。会話がどんどん飛び交ってそれでいて自分の中では理路整然と整合性がとれている感覚でいるもんだから随分と迷惑な話ではあるのだが、二人には随分と迷惑をかけたんじゃないかと思う。カフェインと久しぶりの梅田HARD RAINでの演奏という事で少しハイになっていたのだ。
少しは貢献せん、と運転もしたりした。高速道路の運転も少しは慣れた。運転免許はもっと早く取得しておけば色々と便利だったろうにな、と思う。

現地で各務君と合流し、リハーサル後皆で楽器屋を覗いた後、単身サウナへ。梅田ニュージャパンは前夜各務君が宿泊したそうなのだが、話を聞くにエンターテイメント性溢れるサウナスパだようで興味がそそられたところに高橋君の「あ、そういえば知人も言ってました、そこは日本一だ!って」と言葉を添えたもんだからこりゃあ行くしかあるまいて。
「この暑いのによくお風呂に入るねえ」と鈴木さんに言われてしまったけれど、YESのクリス・スクワイアも無類の風呂好きだったそうな。良いベーシストはきっと風呂好きなんだよ、と背中で告げてニュージャパンへ向かった。

ニュージャパンは露天風呂(サウナに夢中になっていて結局行かなかったけれども)含め3フロア構造で温水プールまである結構「ガッツリ」なサウナスパだった。サウナの温度も高いし水風呂も13.8℃と申し分なし。大いに堪能した。
あ、そうだこれも忘れずに書いておかないと。人生で初めてあかすりも挑戦してみた。年上のお姉さまにすっぽんぽんを見られるのは最初こそ面食らったものの、気持ちよさにうっとりとしてしまった。こうやって大人になっていくにつれて人は快楽を憶えていくのだな、と思った。
適度にサウナ・トランスしてHARD RAINへ。

普段は演奏前は落ち着きがなく会場を出たり入ったりするのだけれども、この日は出来るだけ全出演者観ようと、観たいと思ってフロア後方に陣取った。途中で演奏に対する緊張感や諸々に襲われて外へ出たりもしたけれど、僕にしては結構しっかりと共演者の演奏に向き合ったのではないか、と思う。出演順が最後の方というのもこれはなかなか辛いものがあるのだ。
ドッグフード買い太郎さんが素晴らしい演奏をされていた。買い太郎さんとはこの日で三度目の共演になるのかな?ご一緒する度に僕は違うバンドだったりするので紛らわしいな、と思わせてしまっていないかが気がかりである。

鈴木実貴子ズの演奏は鈴木さんと対峙する感じというか、高橋君を筆頭に男衆3人で鈴木さんに向き合う、そんな感覚がある。勿論鈴木さんと高橋君の二人と向き合うスタンスの演奏なんだけれども高橋君が僕ら側についているというか、僕らのまとめ役になってそれでバンドアンサンブルを構築して鈴木さんの感情をプッシュせん、とするかのような。これは完全に主観だし「そんな事ないっすよ」って言われてしまいそうだけれどもそう感じる瞬間があって、結果的にそう感じる時って良い演奏が出来ている気がする。バンドって演奏の仕組み?アンサンブルの成分?の作られ方がバンド毎に違っていてどの作り方が正解なのかそのバンドごと、ともすればその時ごとによって違っていてそれが良い具合にハマると途端に良くなったりするもんだから面白い。
もっと貢献出来るように頑張ろう。多分、僕が一番お気楽に楽しんでやっている。

帰りの車中は、割とすんなり寝てしまった。
起きたら吹上、我が家のすぐ近くだった。
「こんな時間に家に帰したら近所の皆さんびっくりしないかな」
「あらやだ舟橋さん、また夜遅くに帰って来てるわよ、一体何されてるのかしら、みたいな」
そんな会話が聞えたり聞こえなかったりした。

演奏と自分自身の関係性

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19日は大いに楽器を弾いた。
昼から鈴木実貴子ズ練習(この週末は実貴子ズと大阪遠征である)、その後お久しぶりの白線の内側会議、その時間の中でレコーディング(かれこれ一年近くやっているけれども、ようやく完成の目処が立ってきたのである)中の作品のちょいとしたベースギター録音、そして夜は9月2日(日)に千種は喫茶モノコトで行われる『あめつち』という公演の顔合わせ+全体練習という事でエフェクターを沢山持ち込んでベースギターを使っての即興演奏。いや、これだけ練習やら何やらを梯子したのも久しぶりで、ああ、僕が多くの人と関わるコミュニケーションツールは紛れもなくベースギターなんだなと思った次第である。
それにしても、だ。こうして一日に色々な現場で演奏行動をすると少しは昔より変わったのかな、とは思える。ほんの少しだけれども。巧くなった、とは言えない。表現力が上がった、とも言えない。けれども表現の幅は少しは広くなったのかな、と思える。あと新しい事に挑戦する度胸も少しだけ。
面白いナァと思うのが色々な演奏をすればする程、演奏自体はどんどんとパーソナルなものになっていく、個人的な要素を内包していくという事だ。これは演奏するという事の意味合いが自分の中で変わってきたという事なのかもしれないけれども、演奏自体が自分自身であるという思いから放出するその一音自体が自分で在りたい、と思うようになってきた。
今後も演奏と自分自身の関係は変動し続けるのだろうか、どうだろうか。

いずれにしても、『あめつち』、面白い公演になりそうなので是非観に来て下さい。

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ROCK FILL JAMにて演奏した話。

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岐阜県可児市文化創造センターにて開催されたROCK FILL JAMに出演する鈴木実貴子ズに同行してベースギターで演奏に参加してきた。

各務君が実家から借りてきた車で可児市に向かい、11時頃かな、会場到着。イベントは既に始まっているところで受付をして荷物を置いて、あとは文化創造センター内で行われている同イベントを見て回ったりクリエイターズマルシェでアクセサリーを見たり(正確にはアクセサリーを見る妻の横に突っ立っていただけだった。僕はそういうのセンスないからコメントを求められてもどうにも的外れな事ばかり言っている気がする)、フェス飯の屋台でホットドッグやカレーを食べたりした。
いやあそれにしても良いところだった、文化創造センター。元々こういう施設自体は好きなんだけれども、可児市文化創造センターは構造的にも開放感があるし(敷地面積も広くて芝生が広い)施設の間取り自体も余裕を感じる。あと地下の壁面に音楽や演劇や映画に関する新聞の切り抜きが貼ってあり、そのチョイスがまた読み応えがあって大変良かった。
前日の旅行、そして休日にしては若干の早起き、そして車での移動と地味に疲労が蓄積されていた身にはこういう精神のカンフル剤みたいなものが一番よく効く。単純な話だけれども、単純だからこそ強烈だ。
思いっきりやった結果、想像もしなかった方向に矛先が向かったって良い、兎に角その時出来る最大限の演奏をしようと静かに決心したのであった。

普段は恐らく演劇公演をやっているスペースなのであろう、天井も高く音も良く響く会場に、スタッフさん達があつらえてくれたステージが組まれている。照明も素敵だし屋根からは木や枝が垂れ下がっており雰囲気は完全に「山の中」だ。思わず声が出た。
前の出演者が撤収し、ステージに転換にため向かったのだがどうも様子がおかしい。客席にこそ漏れないようにスタッフさん達は迅速かつ穏便に動き回っているがどうも機材トラブルのようだ。当然出演者である僕達にもストレスを与えないよう配慮しているようで、ああ、こういうのわかると弱いんだよなあ、グッときちまうんだよなあ、と本来なら音にこだわるべきなのかもしれないけれども「ああいいですよ、もうそういう挙動だけで良い演奏出来る準備は出来ましたよ」くらいの気持ちになってしまう。
皆さんの尽力のお陰かどうにか復旧したステージで、与えて貰った場、整えられた環境で演奏を開始する。

いや、滅茶苦茶気持ち良いのね。鈴木実貴子ズの二人が色々なところで色々な人達に衝撃を与えてきたのは想像に難くないのだけれども、この日も多くの人が集まってきていてその全員が座って固唾を飲んでステージの上を見守っている。
バンドメンバー二人にサポートメンバー二人の言ってしまえば不定形なバンド編成ではあるのだけれども、何度か演奏を重ねてきてチーム感みたいなものがうっすらとたちこめてきていてこれがまた面白い。

この日は随分と健全な気持ちで必死な演奏が出来たのであった。

自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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