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ABCDEFGHIJK ドン!

2018_08_20_001
DUCT TAPEは全員ゴリゴリのバキバキでそこはかとなくマッチョイズムただようオルタナっぷりが素晴らしかった。音がデカい。楽器を持つ格好も様になって格好良い。
DAYTRIVEというコンクリート製の四角い箱の中でグワングワンに音を鳴らしていた。

はい、というわけで犬栓耳畜生で新栄DAYTRIVEに出演だった。
珍しく一組も共演者の中で顔見知りがいないという大変新鮮味ある日。いや、そりゃそういう日があって当たり前なんだけれどもどうしても顔見知りがいたり僕が知っている人がいなくてもそれぞれ活動を重ねているメンバーとバンドをやっている以上、誰かしら誰かの顔見知りだったりする日が多かったのだけれども。いやはや大変新鮮で、大変良い日となった。
共演バンドも音が大きくて格好良いバンドが多かったけれど、どうしてもこういう日は人見知りをしてしまってなかなか人と打ち解けて話す事が出来ない。その辺犬栓耳畜生のメンバーはコミュニケーション能力が高く、ガンガン人と話して仲良くなっていく。
僕は家庭のサムシングで失礼したけれども、メンバーはこの日の出演者で打ち上げまでキッチリ楽しんだようだ。素晴らしい。

劣等感を感じていてもしょうがない。この日の演奏の備忘録。
この日の犬栓耳畜生のコンダクト(指揮)はまりいちゃん。彼女はいつからかキッチリ構築したライブの設計図を持ってきて、それを骨組みに即興演奏を運用する事を選択しているけれども、今回のもまた難しくて。なかなか腹の中に落ちてこず演奏するのも苦労した。ようやく演奏出来る、レベルだと楽しくない、けれどもある程度の余裕と緊張感が良いバランス感覚で自分の中に両立出来ると途端に楽しく演奏出来る設計図。
何が面白いってスタジオで試した際は皆「難しい難しい」と言っていたのに本番での演奏が秀逸だった事だ。駆け引きと冷静と情熱の間。

次回のコンダクト(指揮)は僕だからなあ。どんなのにするかなあ。
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表現活動には求道者として自己実現の要素も内包する。

先日は鶴舞DAYTRIPにて埼玉のバンドであるロクトシチのレコ発企画に犬栓耳畜生で出演。

今回のコンダクトは森野君。カヴァー多目でお送りした。
森野君は言葉少ないながらも面白い(funnyでありinterestingである)人だから今回のコンダクトも良いものになるはずだったろうに、個人的にはバンドの演奏に貢献出来ずに他の3人のテンションにおんぶにだっこになった形になってしまった。どうにか打破しようと試みたものの最後の最後までなかなか一線を超えられず...ここ最近の犬栓耳畜生での演奏では一番閉ざしたものになってしまった。
観ていてどう映ったかはわからないけれども、やっぱりメンバーからの投げかけの部分に応えきれないのはネガティヴな焦燥感が募る。有難い事にバンドとしては評判も悪くはないようなので(けれども究極的には音楽の評価というのは演奏者からすればやはり自己実現を伴いたいものである)個人的な反省をして今後アップデートをしていく材料となったな、と腹の中で落ち着けてはいるのだけれども、実際バンド活動を10年以上続けてきてもこういう事があるから本当に音楽を演奏するという事は面白い。
実際何が原因でクローズドな演奏になってしまったのか、心当たりは幾つかあれどもそのいずれも過去の経験から鑑みるに決定打になるものではないのだよなあ。今までその要因を備えた上での演奏でも良い演奏をしてきた、というものばかりなのである。
結局、ネガティヴな要因を潰す事よりもより良いもの、良いものを目指す方向で思索した方が建設的なのでは?と毎度お馴染みの結論に至ってしまうんじゃあないか、とそう頭の片隅では思っている。
繰り返したくはないものだが。

演奏直後から感じていた憂鬱と少しばかりの悔いだけれども、ロクトシチの演奏を観ていてそんなものは消し飛んだ。
心技体が一致すると音楽は、バンドマンはかくも強烈な存在足り得るのだ、といわんばかりの演奏。もう完全無欠に格好良い。

2018_07_22_001
この日の思い出の一枚。しまらねえ顔だな、俺な。

今日の日はさようなら

随分と時間が空いてしまったけれども、シンサカエスプリングでの犬栓耳畜生とBBBBBBBの演奏について書いておこうと思う。

シンサカエスプリングの日は引越し二日目、演奏と同時進行、否、演奏と演奏の合間も引越しに手をつけての一日となった。こんな無茶なスケジューリング怒られるだろ、と思いつつもどうにかこうにかどちらもやらせて頂いた。関係者各位ならびに妻に感謝である。

犬栓耳畜生、この日の演奏は炭酸さんがコンダクト。
シンサカエスプリング3年目を祝う主旨であると同時に挑戦的な内容でもあり、炭酸さんのやりたい事の一端が垣間見えた気がした。
個人的に手応えを感じたのは「音楽視聴サイトで適当に選曲された音楽にその場で影響を受けて即座に演奏してみる」というもの。30秒程ランダム再生される音楽(今日はドライブ気分!とかある程度テーマは決まっていた様子であるが)を聴いてメンバー内の打ち合わせの時間もとらずに間髪入れずに演奏する。
明らかな得意分野とそうでない時の表現の仕方の差異は明確で、フロアの反応を見るに得意分野でない時の演奏の方が面白い内容であったのだろうと思う。ピアノ弾き語りが流れた時には総員知恵を絞り「この音楽に影響を受けて自分は何をするか」と表現者として根本的なアティチュードの部分を提示したり、普段では絶対に起き得ないような瞬間も成立したり大変興味深いものとなった。いささか僕ははしゃぎ過ぎたかもしれない。
僕達はある頃から「ノイズバンド」と自認するのを辞めておりどちらかというと「四人で何が出来るのか実験」しているバンドであり、今回の演奏内容はバンドの在り方の提示という意味でも興味深いものであった。
ちなみにピアノ弾き語りの曲が流れた際は、ベースギターをフロアに置いて両手で鍵盤に見立てて弾いたのであった。
僕は結局、そういう奴なのかもしれない。

観たいバンドも観てみたかったバンドも幾つもいたけれども、引越しのため新栄をあとにする。
会場に戻ったのは夕方で、それまでは新居の片付けやら買い出しやら荷物の搬出入に情熱を注いだ。


夕方頃、会場に戻る。
gloptinの演奏が観れたのはこの日の大きな収穫の一つである。
ノイズパーカッション、というには余りある有機的な演奏楽器から成るシステムのワークショップを、転換後に聞く事が出来た。傾注している面々が見事にその筋の人達でこれもまた面白かった。
印象に残っているのはその攻撃的な音と点滅するストロボよりも、日本文学を連想する叙情的な歌詞と歌声であるというあたり、やはりgloptinはポップなのだと思う。

BBBBBBBの演奏はシンセサイザー/サンプラーを担当していたKD君が選抜メンバー(総勢20名を超えるBBBBBBB参加メンバーの中から定期的にライブに参加するメンバーは選抜メンバーと呼称される)を抜けてから初の演奏。
加入前でこそノイズ要素が強いロックバンドだと思っていたBBBBBBB、実際のところ西園寺君がイメージするアンサンブル中でのベースサウンドってシンセベースだったりするのかな、と思っているのでMEATBOXを多用してシンセサイズされたベースサウンドを意識した音作りをしている。
音抜けとか云々ではない次元の音、音圧そのもののような音ではあるが、弾いていてグッとくる音をデザイン出来たと思う。アンプをブッ壊すリスクを意識してビクビクしているけれども(コンプレッサーで安全策を講じては、いる)。
面白いものでそういう音で演奏しているとどんどん心持ちも機械じみてくるというか、筋肉というよりもプログラム、機械と動物の間みたいな気持ちになってきてこれがまた楽しい。難しいけれど。勿論弾いているのは人間なのでその矛盾点も意識するとまた愉快な気持ちになってくる。

弦を弾けば音は出る。ただ、どのような意図で発音するのか、それも意識しないといけないなと最近特に思う。

シンサカエスプリング、僕がライブハウスの人間だったら非常にしんどいと思う。実際大変だろう。企画者のシミズミミさんならびにスタッフの皆さんに謝意を。
演奏で示していくのが一番かな、と思いはするが、無粋な人間なので口にしてしまうなあ。

また四月が来たよ

2018_04_09_001
4月になった。
昨年よりも年度の推移を意識するようになったのは明らかに職場が変わった影響であると思う。
2018年度初めてのライブは犬栓耳畜生で。一週目の金曜夜、スタジオ246名古屋での演奏だった。

毎回陣頭指揮をとるメンバーが変わる犬栓耳畜生、今回は僕が指揮を執る回だった。
バッキバキの、スリリングなブレイクと緩急ついたノイズアンサンブルを披露出来るような演奏、を意識した構成でスタジオに持ち込んだものの、良い意味でその通りにはならず想定は今回も大いに覆されたのであった。他人、他者という存在を強く強く意識させられる演奏というのはつまり同時に果てしなく不自由でそれでいて自然であるという事だ。そしてそれがつまり他人と一緒に演奏する意味であると感じる。不自由で、想定外で、それが極々自然であるという自由。
嗚呼、面白ぇ。

明言してしまうと犬栓耳畜生のメンバーは僕を含め誰一人として社会から逸脱する程の『狂人』はいない。人の目や視線を意識せずに行動する事が出来るメンバーは誰一人いないのだ。意識した結果、どのような行動に移るのかはそれぞれの特性に依るのだけれども、人目を気にせずに=意識せずに自我の赴くままに演奏出来る程のブッ壊れた演奏家はいない。こうしてやろう格好良いだろう、うわあ見られている失敗しないかな、何かやってやろうどうだろうか、等千差万別、一人の人間の中でも恐らく様々な葛藤や試行錯誤があるのだけれども、きっと他の3人のメンバーもそれを感じながら演奏している。そう感じる。
そうなってくると普段の自分からしても演奏中の自分というのは「想定外」だ。平時ならしないような事を演奏中はする、してしまう。
興奮しての行動だったり必死に何かだったり、状況を変化させようとするそれだったり色々経験はあるけれども例えそれが早大にスベッたとしても僕はそれは無価値ではない、と思う。それがきっかけで事態はどんどん想定外になっていき、我々表現者は想定外の作品を作るべく自己の想像力と格闘する生き物だからだ。
僕は見られている、と思うと興奮する。僕は他人の視線を感じると緊張する。決してうまくいかないからこそ、続けるのだろう。

ノルウェーから来たバンドは、低い帯域の音も高い方も攻撃的な壁を築き上げていた。
あんな早いピッキングは見た事がないぞってな演奏だった、ギターリスト。

四捨五入以下繰り上げ

多分だけど、背中を痛めた。寝違えたか何かしたんだと思う。首から右肩、右肩甲骨の辺りがふとした角度で痛みが走る。
両肩甲骨を寄せて上にあげて、とストレッチをすると一時期的に楽になるんだけれども、しばらくするとまた痛む。
運動不足も関係あるのかもしれない、と腹筋ローラーでゴロゴロする日々だ。

白線の内側のライブをした翌日、仕事関係の選手が出場するという事で朝から早起きして名古屋シティマラソンの応援へ。
今までマラソンの応援って真面目にした事なかったんだけれども、今時のマラソンの応援って凄いんだな、専用アプリでランナーのゼッケン番号を入力するとGPSで追跡出来てしまう。流石に若干のタイムラグはあるようなのだけれども、そこまでしているとは思いもしなかった。

応援後、この日は犬栓耳畜生のライブがあるので会場入り、そしてリハーサルへ。
リハーサルをつつがなく終えると一旦メンバーとは別れて舟橋単独行、BBBBBBBで(まだ)秘密のミッションへ移動する。
普段は絶対に足を踏み入れないような場所での演奏、言ってしまえばオーディション的なサムシングとでもいうか、ライブとはまた違った演奏である。
西園寺君が沢山ギターアンプを調達して(演奏メンバー分含)ハイエースでミッション遂行場所に乗り付けてきた。

2018_03_14_001
この日はじめましてのメンバーさんとも挨拶しつつ(総勢で滅茶苦茶人数いるんだ、BBBBBBB)皆でアンプをゴロゴロ転がして演奏場所へ。ここから先は書いていいかわからない、というか書いていけない事なので割愛するけれども、僕、久しぶりにアンプ直で演奏した。とはいっても特殊奏法というか弦をひっかいたり金属でガチガチいわせたりアンプのゲインをフルアップして「ッシャーー!!」っていわせたり、そういうのだったけれども。アンプ直でも多彩な音が出るもんだ、と再認識。演奏した室内が暑かったので地味に汗をかいた。
演奏後はBBBBBBBチームと別れ再び単独行。

犬栓耳畜生の演奏は栄Partyzにて。Modern Loversの店外イベントという事でフロアライブで、とオーダー頂いての演奏となった。
いやこれが滅茶苦茶楽しかった。会場に集まったのは革ジャンを着た格好良いお兄さんやパンクス、僕より強そうな人ばかりであったけれども、経験上そういう見た目怖い人達は心優しいし真っ直ぐであるとわかっているつもりなので(実際この日もニコニコと声をかけて貰った。僕は油断して靴下履いてサンダルという役所のおじさんスタイルだった)大いに演奏で分かち合おうと思った通りに演奏をした。毎回指揮をとる人間が順番で変わっていく犬栓耳畜生、この日のコンダクトはまりいちゃんだったのだけれども彼女の書いた曲というのがこれまた演奏が難しい。炭酸さんが数字をカウントするカウンター(声にエフェクトをかけたりシンセを手元で操作して同時に演奏にも参加している)で、カウントに合わせて演奏内容が変化していくんだけれども途中でキメキメのセクションがあったりと挑戦しがいのあるものだった。
僕が演奏をリードする瞬間も与えて貰っており、ええ、喜び勇んで演奏したよ。フロアの四隅に陣取ってのフロアライブでお互いの姿さえ目視出来ない瞬間があるくらい(つまり会場は大入りだったって事)だったけれども、不思議とバンドの一体感は過去最高だったんじゃないかと思う。あの瞬間、あの場の空気にあてられての自画自賛してしまうけれども過去最高に熱のこもった演奏となった。
ビッグマフの発するノイズに興奮してディストーションゴッドに感謝して演奏終了。側転をしようとして腰を打ち付けたものの、幸い腰を痛める事はなかった。
今回の演奏を踏まえた犬栓耳畜生は今後もっと面白い事になる予感がしている。

妻の体調がまだ本調子でなかったのでイベント途中でお先に失礼させて頂いた。申し訳ない...お店にカレーを食べに行きたいと思う。何より、音楽は人と人を結びつけると再度認識した夜だった。

自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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