京都旅行最後の日。

8月13日(日)
京都旅行の続き、である。
ルブランペンション宇多野での美味しい朝食を食べ、チェックアウト。スーパー銭湯に向かい汗を流し、サウナでリラックス。
その後、ディープめな京都グルメを楽しもうとJR京都駅すぐ近くの山本まんぼへ。ラーメンの人気店を尻目に市営住宅の一階にお店を構える山本まんぼ、お好み焼きとも広島焼きとも違う粉モノって感じでとても美味しかった。
空腹も満たしたので妻が申し込んでおいてくれたろくろ体験へ。
不器用だとは思っていたけれども、まさかあそこまで苦労するとは。茶碗と湯呑を作ろうとしたのだけれども、コツを掴むまでなかなか巧く形を作る事が出来ず...。最終的にどうにか形になったものの、自分の不器用さに辟易した。焼きあがったら送って下さるそうなので楽しみである。
ろくろ体験を終えた頃、丁度バンドメンバーが会場入りしたとの報せが届いたので一路VOXhallへ。
この日は白線の内側にて演奏である。

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写真はご一緒したピアノ男氏。始まった瞬間に会場が夢中になったのがわかった。ナードコアという音楽は初めて聴いた。初めてが氏で良かったと思う。最初から最後まで楽しんだ。終演後お話する機会に恵まれたけれども、犬栓耳畜生の動画を観て気に入って下さっていたそうだ。ありがてぇありがてぇ。

この日のVOXhallはブッキング担当 小野君の趣味全開の日。前述のピアノ男氏をはじめ、面白いバンドばかりだった。
印象に鮮烈に残っているのは奇跡のバランスで成立しているバンドカルピス現役。のっけからDD-6を使ってテルミンをループして重ねたり、ギター、ベース、鍵盤ハーモニカが全員スケールや調を無視して不協和音を奏でたり(それでも音楽的に成立していた)、ギターの人がKORGのPANDORAを使ってここ数年耳にした中では最も好みの格好良いギターの音を出していたり、その演奏がとても素晴らしかったりとてもとても印象が深い。面白いバンドは大好きだ。

この日の白線の内側は個人的にはここ最近で一番有機的な演奏が出来たと思っている。
最後まで目の前で起こっている事、そしてアウトプットされた自分の音をありのままのものとして捉えて如何にして次の瞬間に繋げていくかに注力する事が出来た。バンドは有機的に動き、その都度その都度演奏の主軸を変えながら演奏を完逐する事が出来た。
白線の内側はかしやま君の精神性と彼の『ポピュラリティ』への傾向のせめぎあいの歴史でもある(のかもしれない)。やるからにはどうせなら楽しくポップに、と掲げるものの根の部分が明るくないもんだから内容的にはそうなっていってしまう、という話。
だけれどもせめぎ合う事に妙味があるんだろうな、と思う。
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台風3号が接近しているけれども気圧の変化は然程感じず。

台風3号が東海地方に接近しつつある7月4日19時現在、いつもより早めに職場から帰らせて貰って洗濯物を部屋干しする準備を整え、昨夜の残り飯を片付けてしまってこれを書いている。
今日は練習も何もないのが幸いした。こんな日は部屋に閉じこもってブログ更新するに限る。

先日2日は吹上鑪ら場にて白線の内側のライブだった。共演は小池喬さん、中村佳穂さん。
お二人とも人柄が、いや人間が紡ぎだす音楽が空間に広がってとても素敵なライブだった。

一方僕達はちょっとささくれだったというか、そんなところから演奏スタート。音楽とは、表現とは、時にいざ形にしてみると当人達の想像もしないものになる事がある。樫山君って結構憑依型というか自分自身がどうであるかというのを制御出来ない=しない人でそこが妙味の一つでもあると思うのだけれども、流石に樫山君自身「これはやべえな暗過ぎるな」と思ったとの事で軌道修正しつつ時にはその軌道を放り投げたりキャッチしたり、そんな演奏をこの日はした。こういうライブの在り方というか表現の在り方がその翌日の反省会という名のただの飲み会にて議論の的になり、酔っ払った僕と樫山君が言葉を荒げて言葉をかぶせ(荒げてとは言っても樫山君は穏やかな人なので「生きるか死ぬかだ!!!」って感じの激しさである)あって金森君は「うんうん、うんうん」と首肯するというカオティックだけれども『皆真面目にバンドについて考えているなあ』という事を再認識するに至ったきっかけになったので結局長い目で見ればこの日の演奏は良いものだった、と演り手本位では思う。有難くも「良かった」と評して下さる方も少なくはなく、まあこれからも色々と試したり考えたり試行錯誤は余儀なくされるだろうけれども、そういうのが面白くてやってるもんだから人様より時間はかかれど良いバンドになると思うよ白線の内側。いや出来ればかけたくねえけど。でも長く納得して良いものを作っていくにはしっかりと、しっかりとやっていかなければならないなと思う。

その時その時の最善を自問自答して、追い求め続けなければいけませんね。

反骨心を持って演奏に臨む

新幹線の中でこれを書いている。
大阪から名古屋に向かって疾走するこだまに乗っているのだが、新大阪を出て15分で京都に着いた。
やっぱり新幹線、滅茶苦茶早え。

今から1時間前は扇町para-diceにいた。
本日は白線の内側で愛すべきpara-diceに乗り込んだのであった。嗚呼、扇町para-dice。大阪の我らがホームよ。白線の内側一同、足を向けて眠る事は出来ない(寝るけどね)くらいお世話になっている。
定期的に声をかけてくれ、かつ毎回素晴らしいバンドとの共演の機会をくれる。終演後のやりとりでは毎回「良かったで」とか「素晴らしいな」と褒めてくれるものの、毎回刺激的な共演陣の演奏を目の当たりにしているもんだからその言葉の裏には「まだやれるだろもっとやってみろ」という激励が込められている事は明らかである。どうにか「参りました」と言わせたいのだけれども、まだまだだなぁ。そういう強気な言い方をするのであれば、ひっくり返してやりたいライブハウスがあるっていうのはとても面白い事である。
何のためにやるのかっていうのは演奏に臨む度、ふとした瞬間に折に触れて思索するけれども(今回の旅ではリハーサル後に銭湯で湯に浸かっている時にふと去来した。『俺は何故、家族と過ごす休日を脇に押しやってまで、また多少なりとも使うもの使って遠く離れた大阪に来てまで、演奏をするのだろう』と)、一番の根っこにある動機の上にある幾つかの理由の一つがこういう負けん気みたいなものだ。いや、違うかな、どちらかと言うと僕はそう思いたい。どうせ色々なものを賭して演奏するなら余計なものかもしれないけれども色々なものを『演奏の動機』に突っ込んで演りたい。思い込みでも良いのだ、そういうので自分自身の演奏が拡大、加速、深化するのは自分が一番良くわかっている。他人と場所(そして重ねてきた時間)に対する愛情を拡大して注視して反骨心だと勘違いするようにして、やる気になるってんなら安いものでしかない。誰も不幸にならないしね。後腐れもないってもんだ。

こういう自己暗示から始まって自己暗示で終わらなくなる精神的なカンフル剤、効果覿面な体質で良かったと思っている。
今日も楽しく演奏出来た。破壊(と崩壊。反省しきり)と構築、奮起がそこにあった。ドラマチックだな、と手前味噌だけれども思ったもん、ごめんね、きっと面白かったよね。

気持ちは次の演奏に向かっている。
もっとやりたいなあ、と思う。

忘れ物をとりにいった話

実はこの1週間、正確に言えば火曜日からだが、他県の研修施設に3泊4日で行っていた。
あ、仕事で、である。仕事であるからしてお給料は発生するわけで緊張感を持って研修に臨んだのであるが、三食ついてるしお風呂もあるしでそれなりに快適な生活を送らせて貰い、いやはやつくづくありがてぇなぁと思った次第。
で、そんなわけでブログの更新が遅れてしまった。
先週の土曜日は白線の内側で四日市ドレミファといろはにて演奏してきた。

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見てくれ給えよ、この素敵な看板を。
こういう手のかけ方をしてくれる人達の場所で演奏出来るっていうのは演奏家冥利に尽きるってもんじゃないか。
店長の橋本ゴウさんとは親しくさせて貰ってるつもりだけれどもこの日実は半年ぶりだった。そんな気がしないっていうのも良いんだか悪いんだか。ドレミファといろは、僕達が来ていない間にそれまでは客席側と地続きだった演奏スペースにステージが出来ていた。

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ちょっと高くなってるのね。物凄く頑丈で仮に床を踏み鳴らしても全然余裕。
あ、僕、靴下にサンダルっていうおじさんっぽいけれども個人的に大変お気に入りのスタイルで演奏している。
こういう適度にだらしがない格好の方が演奏しながら何だか「その気」になるってんだからいけない。この日は「演奏が巧い風」の楽器の高さにしているっていうのに足元がこれじゃあ何だか酷くアンバランスでは、ある。
ドレミファといろはのゴウさんはPAをやりつつ色々と言って下さる。その目線が徹底的に客観的で、これって相当有難い。
どうせ音を出すならその場所に似つかわしい音を出したい、という気持ちが最近はあるのでこの日は暖かい音が良いなと思っていたのだが、ゴウさんとあーでもないこーでもないとアンプのつまみをいじって作った音が大成功。大変気持ち良く演奏する事が出来た。

演奏後、気分が良かったのでハイボールを何杯もひっかけて酩酊する。
帰りの記憶がほとんどない。いっけねえ!

『今年観るべきライブ三選~その2』

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鈴木実貴子ズと白線の内側の共同企画『今年観るべきライブ三選~その2』無事に終演しました。
田渕ひさ子さんをゲストに迎えて行った前回、今回は26時をゲストにお迎えしてのスリーマン。
ご来場頂いた皆様、有難うございました。それと前回に続き会場となった鶴舞K.Dハポンも有難うございます、お世話になっています。

さて、前回とは企画のベクトル的にグッと別の方向にハンドルをきった第二回目である。
鈴木実貴子ズと「何か面白い事をしたいねえ広げたいしねえ」と話をして始まったこのシリーズなんだけれども「こういう時でないとなかなかご一緒出来ない(憧れを含んだ)あの人と一緒にやる」っていうのも勿論素敵。そりゃあそうだよ前回滅茶苦茶良かったろ、だけれどもここいらで「決着をつけたいあの人達とやる」じゃあないけどさ、「お互いそれぞれやってきてここいらでまた一緒にやろうよ特別な機会にさ」ってのも絶対に面白かろうという事で高橋君と相談して、それで26時に出張ってきて頂いたという次第。
しかしこうして書いてると熱い感じではあるけれども、いざ実際に胸に熱いものが込み上げてきたのは正直当日、というか開場直前くらいで。
音楽は勝ち負けでないところが素晴らしいところだけれども喧嘩を売られたからには買いますよ、とは26時の梶藤君のMCだけれども、そういうオラオラとした感情、この日はダメなライブはしたくねえなあ最高の演奏をしたいなあという気持ちがいつもより増してあって。これはもう意地、なのかもしれない。ただの意地。
だってそうだろ、何なら20代前半とか半ばの頃から見知ってる人達なんだぜ。そういう連中と同じ夜に同じ場所で自分達がセッティングした公演で共演するっていうのは、ただの仲良しごっこじゃあ済まないよ。
「俺はこういう事をやっている、これからもやっていくつもりだ」という発露と受け側の「では俺は?」という部分。いやあ心地良い緊張感でしたなあ。面白かった。

何が素晴らしいって皆良い演奏をしていて。
26時が一曲目を終えた瞬間に横にいた高橋君に「良いスリーマンになりましたナァ」と声をかけてしまった。一番最初が良いとその後も良い流れが続く、絶対続く、そんな夜だった。
しかし同時に大変悔しい思いをした夜でもあった。26時の朋知加君、まじまじと観ても本当に良い演奏をする。プレベを軽くドライブさせたバッゴンバゴンの音でイントロ弾いたと思ったら歌が入った瞬間にアタックを殺してふくよかな低域を残して支える音にまわる。弾き手のニュアンスがダイレクトに出るプレシジョンベースの特性と旨味を活かした演奏(しかもピッキングフォームが大変綺麗だし、フォームは変わらないのに出音は変わるという器用さ!)で舟橋大興奮だった。
同業者の素晴らしい演奏を観ると興奮すると同時にやはり落ち込む。練習は、練習こそが重要なのだ。

打ち上げは焼き鳥屋でしたたかに酔う。
今朝起きたら二日酔いで頭が痛かった。そんなのなかなかない。それだけ上機嫌だったって事だな。

自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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