『社会人たちの宴』


続・我が逃走
控え室にて。
写真に映ってるのと比じゃない量のアルコールが出演者の胃袋、
或いは便器の中に消えていった・・・。


2010年の演奏納めはパイプカットマミヰズで。

というわけで新栄CLUB ROCK'N'ROLLにて挙行された『社会人たちの宴』というイベントに出演してきた。

これがもう本当に良い意味で下衆で屑なイベントであったのだ・・・・!


開場5時で開演5時半、一バンド持ち時間25分の8バンド出演というロックンロールでは珍しい公演形式。日頃鬱憤が溜まった社会人バンドマン(出演者の中には僕らをはじめ、普通にライブやってる人ばかりだったけれど。それでも鬱憤はやっぱり溜まる様子!)が憂さを晴らしに集まったのだ、そりゃあ凄まじい公演になるに決まっている。

ねこだくの皆様がどれだけ多くの人をブッ潰すか、もうそれに好奇心半分恐怖半分だったのだけどカワイさんが会うなり顔、赤い。酒気を帯びているのが一発でわかる顔で「おやおや、飲んでないんじゃあないですか?」と来た日には、もう・・・。

ワインで乾杯→「飲みやすいですなあこれ!」→「ヒャッハアッ!ワインうめえ!」→「焼酎?飲む飲むー!」→「あーれっ、体に力入らねえ」「フナハシ君、物凄く弱くなかった?」「グラス一杯のビールで潰れますね」「・・・・」→トイレにてリバース→伊藤誠人「俺もう出来る気がしねえ」→一同「やってやんよオラアアアアアア」


というわけで気迫に満ちた演奏。実感として、2010年最後の最後で一番良い演奏が出来たのではないか、と。

メンバーの交代や様々な試行錯誤を経て、今後の基盤となる形を打ち出せて良かった。昨日の演奏、そしてバンド内側の実感を叩き台に来年はもっと磨きをかけていかねば、と思う。


それにしてもゴミ屑みたいになっている人間が本編&打ち上げで相当見受けられた。

昨日は稀に見る「明らかにお客さんより出演者の方が楽しんでいる率が高い、或いは好き嫌いが以上にパックリ分かれる」公演だったのではないか、と。

僕?そりゃあ楽しいに決まっているさ。

レッサーホースで野村さんが滅茶苦茶エモーショナルな顔しているのを観た時は泣きそうになった。ノムラセントラルステーションとレッサーホースって、同じ曲だけどベクトルが完全に別方向に向かっているのが面白い。見た目のインパクトと、そして勿論演奏のインパクトにエンターテインメント的要素も内包したまま、恐らくは演奏者でさえも未知の方向に転がっていくノムラセントラルステーションは観ている人間を笑顔にするだろう。そして漢・野村師匠(せんせい)のよりパーソナルな部分、そして気概をダイレクトに発散するレッサーホースは、グッときて泣きそうになる時でさえある。

野村師匠(せんせい)の凄いところって今まで何度か書いたかもしれないし、親しい人には何度も話したと思うんだけど、あの人って僕がライブハウスに出るようになる前(僕の場合それは20歳を過ぎてからだったと思うのだけど)からずっと第一線で活動しているんですよ。「名古屋のレス・クレイプール」「まごう事なき、変態」「野村というジャンル」とか色々と異名・称号を背負いつつ今尚全く牙が丸くなっていない。それどころかノムセンとか立ち上げて完全に後輩に道を譲る気がない。演奏も物凄くキレッキレだし、運動能力も瞬発力も凄い。バンドに賭ける情熱も並ならぬ。そりゃあ皆に愛されるはずだよ!

昨日はレッサーホースに完全にもっていかれたもんなあ。ああいう先達がいると、後輩も身が引き締まる思いです。


で、色々用事を済ませて打ち上げ会場たる杏花村へ戻ると、色々大変。

けれどその後はもっと大変。詳しくは僕のtwitterとかで。ブログには書いていい事と悪い事があるんだよ!

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新兵器、新生。


以前このブログ でも紹介したWeather Reportこと飛田君 謹製のループスイッチャーだけれども、実は12月頭のパイプカットマミヰズ@池袋手刀 公演 にてLEDが一つ陥没、飛田君に修理を依頼していたのだった。

で、修理の折に折角だからという事でより小型のケースに筐体を交換、着色も可能との事で塗装もお願いしたのだった。


「いつまでに必要?」

「30日に足元が忙しいバンドのライブがあるからそれまでに仕上がると嬉しいなあ」

「わかった、やってみる!」


こうして職人、飛田君の挑戦は始まったのだった。

で、定期的に彼がtwitter にアップロードする画像から、僕のループスイッチャーが少しずつ完成に近付いているのを垣間見つつ、手元にそれが来るのを楽しみに待っていたところ「調整完了!」と連絡が!

早速持ってきて頂く。

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素敵だ、あまりにも素敵な色だ。


何て良い色!

希望していた通りの、いやそれ以上に素敵な黄色だ!

そして背丈も小さく、筐体自身もコンパクトになっている!これならエフェクトボード内でも場所をとらないし、踏む時もサックリ踏める。いやあ、これは職人の仕事だねえ。

聞いたところによると塗装は自動車の塗装に使われる塗料を使っているとの事。『WeatherReportProducts』印も入ってこれはもう完全に市販品レベルの逸品。


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職人技という他ない。


仕様は以前と変わらぬ連動3ループ。切り替えたいチャンネルのスイッチを踏む事で自動的にそのチャンネルに切り替わり、オンになっているチャンネルをもう一度踏む事でバイパスになる。これで複雑なエフェクトの切り替えも楽々可能となる。

いやあ、これは嬉しいなあ。愛着もひとしお、である。


飛田君、有難う!早速使わせて頂きます。

ロマンチックナイター 2010

今池HUCKFINNにてiGOと明日、照らすのツーマンイベントが挙行された。

iGOサポートベーシストとして4回目のステージである。


去年も行われたこのイベント、毎年恒例(恒例にしていこう、なのかな)であり年末年始のこの忙しい時期にこういう事が出来るのは、ある種密な関係を持っているこの2バンドだから、なのだろう。会場入りしてから終演するまで、そしてそれこそ打ち上げ中までこの2バンドの仲の良さ、信頼関係を肌で感じて大変満ち足りた気分で過ごした。茜谷さんと村上さん(明日、照らす)の関係というのは絵に描いたような仲の良い先輩後輩。あまりの仲の良さに、そりゃあゲイ疑惑も出るってもんだ。でもああいう関係って結構皆憧れるんじゃないのかね。


で、12月から参加し始めたiGOなのだけれども、この日はかつてない長丁場。僕が演奏出来る曲を全曲やりきるくらいのセットリストで臨んだ。iGOの演奏納めだし、名古屋での演奏は2回目でこの日初めて新体制のiGOをご覧になる方も多いだろうという事で、嫌でも肩に力が入る。誰かメンバーが脱退してその後で演奏するというのは、どうしても前任者の影がちらつくものだし、観る側は前任者との比較で観てしまうに決まっている。だって僕自身健太さんの存在は常に意識してしまうし(例えば非常に独特なベースライン。朴訥としたお人柄と音色によってバンドサウンドに馴染んでいるけれども、相当に過激なベースラインである)、演奏者が意識するなら観る側はもっとそうだろう。

本番前、過剰に力んでいる僕を気遣ってくれてか昌吾さんが「今日も楽しくね」と声をかけて下さる。

いけねえ、サポートメンバーがこんな体たらくじゃあ、いけねえ。

やれる事を、一生懸命やるだけだ。練習の成果と、今まで自分が様々なバンドで様々なステージに立ってきた事を信じる他あるまい。


今年はiGOが先行。

開場後、少しずつだけれども確実に入って来、そして今や大入りになったフロアの喧騒が控え室に聞こえてくる。

煙草を吸って、さあやりましょうか。SEが流れ出してステージに上がり、ベースを肩から吊った所で背後の異変に気付いた。茜谷さんのギターアンプ、音が出ない。どうやらリハーサル終了からそれまでの暫時にヒューズが飛んでしまったらしく、もうウンともスンともいわなくなってしまったようだ。やはりステージには魔物が住んでいる。


「一回引っ込もうかあ」

「!?」

「そうやな、仕切り直そうかー」


極めてシンプルかつ、そして合理的で清清しいまでに確信に満ちた結論。

SEがもう一度流れ出し、僕はものの10分の間に2度目の登場を果たす事になった。

この日の演奏、個人的には荒々しかったもののヴァイヴスは出せたのではないか、と思う。そして何より、楽しんだ!実に一ヶ月で頭にコード進行を詰め込み、体に演奏を叩き込んだので内心トチらないかドキドキしていたのだけれども、楽器を握るとバンドマンは正直だ。頭で考えるよりも先に体が反応してくれたりする瞬間もあって僕はもうただただニヤニヤしていた。ちょっと最近、演奏スタイルを変えてみた事もあって(これに関しては記録のために後日改めてゆっくりと)、これが実に具合が良い。体にかかる負荷を減らす事で今まで以上に能力を発揮出来るようになったと感じている。


で、続いて明日、照らす。

本当に一瞬にして空気を変えるバンドである。SEもなしで転換からそのまま空気を変えれるバンドってそれはもうひとえにそのバンドのメンバー自身が持つオーラがそのまま発散されてそうなるとしか言いようがないのだけれdも、少年漫画みたいなそんな瞬間を見てしまった。しかも今回だけじゃねえからな。毎回あんな瞬間をライブハウスで作り出してるんならそれはもう何ていうのか、その人自身が、バンドのメンバー自身が作品なのだ。

曲もたっぷり聴けて、客席後方で放熱しつつ、堪能。凄いバンドだなあ、凄いバンドだなあと感心しきり。


明日、照らすとの個人的な原体験。

実は不完全密室殺人でずっと前に何度か共演しているのだ。その時も良いバンドだなあと感じたのだが、僕達がステージ上で無茶苦茶やった(それこそアンプも持ち込んでなぎ倒したりした時だったように思う。演奏後に客席に一礼する頃には音が出る楽器の方が少ない程色々ぶちまけていたライブをしたのだ)後に明日、照らすが出番で「こんなにやりづらいのは初めてです」ってMCで仰っていたので、何となく敬遠されてしまったかなあと思い込んでいた。当時は今より卑屈で、今なら考えられないけれどその一言でいよいよ卑屈になってしまうようなバンドマンだったのだ。

それに今でこそ人となりは当時より幾分かは知っているつもりだけれども、完全に初対面。ライブハウスに出だしたばかりで今より友達も少なかったし、ああ勿体無かったなあ俺。

だので、豊橋で一緒にカレーうどんを食べたり演奏後に言葉を交わしたりするのはあの時の自分は想像もしていなかったろうな、とつくづく思う。年月、そして継続というのは思わぬ結果をもたらしたりするのだ。

僕よ、多分これからもっと面白い事や想像も出来ない事が待ってるぞ。バンド辞めんな。


で、終演後は揚げ物や惣菜で打ち上げ。串カツを咀嚼しながらソースって男の子の味だよな、と呟いたり呟かなかったり。そして打ち上げ後の大丸ラーメン!

楽しかった一日の終わりに大丸ラーメンがケチをつけるわけもなく、この日はスープ良し麺良し、そして僕の大好きな焼きそばの粉末ソースもあって最高の味。あんなに早く、ペロリと平らげたのは久しぶりな気がする。


実に満ち足りた一日だった。

バンドへのクリスマス・プレゼントの巻。

パイプカットマミヰズは現在12月30日のライブに向けて諸々調整中である。名古屋では初めての演奏披露となる5人編成(Vo,Gt/Gt/Ba/Key/Dr)である。勿論、今までで一番良い。優秀なサポートミュージシャンが二人、参加している。この二人に関してはそれぞれ単身での参加はあれども、同時に演奏に参加しだしたのはつい最近の事で、二人のポテンシャルの高さを再認識しながらの演奏は実に楽しい。今のパイプカットマミヰズは様々な形態を模索した2010年では間違いなく、最も重量がある。軋んだ重機が唸りを上げながら動くよう。


で、その練習をしていた時の事。

お馴染み市内某所の地下スタジオに篭って演奏していた時の事。僕は背後に大きな窓ガラスを背負っての演奏だったのだけれども、ふと気配を感じて振り返るとガラスの向こう、ロビーにて赤ら顔の海の向こうの隣人が手を叩いて両手でグッドサインを送っている。あまりに突然の事で唖然として見ていると、隣人、懐をまさぐって紙幣を一枚抜き出して、ロビーのテーブルに置いた。親指を立てて去っていこうとする隣人をジェスチャーで呼びとめ、スタジオに招き入れる。独特なフレグランスの香りを振りまいて、彼氏はスタジオに入って来た。

我々の演奏が気に入ったのか、と片言の英語で尋ねると、彼氏、頷いて肯定。

我々はプログレッシヴで重たい音楽を演奏しているのだが、貴方はそういう音楽が好きなのか。

どうやら隣人の母国語は英語ではなかったのか、それとも僕の英語が拙過ぎたのか、氏は曖昧な表情を顔に浮かべ、それでも笑顔だ。

「踊るチンポコリン」という曲があるので「ういうぃるぷれい“だんしんぐぺにす”!」と言うと再び笑顔。とりあえず、演った。隣人は演奏中、ドラムセットの中の駒田君にちょっかいをかけたり、ベースアンプを抱きかかえたりと随分と酔っ払っている様子。そのうち再び笑顔でスタジオを出て行った。

嵐のように現れて嵐のように去って行った隣人。スタジオを出、テーブルの上を見るとそこには一万円札が。


我がブログを読んで下さっている親愛なる読者諸兄、正直に打ち明けよう。

僕はここまで高額の報酬を、たった一曲の演奏で受け取ったのは初めてである。勿論懐にすんなり入れるのにはあまりにも高額だったし、あまりにも唐突な展開だったので慌てて後を追ったのだが、隣人は影も形もない。

思えばあれは、サンタクロースだったのではないか。

あまりにも出来過ぎな出来事だし、締めくくりとして落ち着けるには美化し過ぎな気がしないでもないけれども、とりあえず我々の演奏が海の向こうの友人の心を少しでも動かした事が物凄く嬉しかった。


それは、“100人いたら10人が気に入るか気に入らないか”と評される我々の音楽が、一つの形として評価された瞬間だったのだ。

パンク歌舞伎「マクベス」を観てきた。


続・我が逃走


パンク歌舞伎「マクベス」を観に行ってきた。

音響で関わられている松井さん(studio VETIX/G-FIGHTER)が「表現に関わっている人間ならば観なければ損をする」を仰っていたというのもあるし、能楽堂というシチュエーションでバンド(しかもタートルアイランド!)が生演奏をし、「マクベス」を白塗りの俳優達が演じるというエンターテインメントが面白そうだったのだ。

かつて演技と音楽の融合を目指した、と掲げちゃあ大層な代物になるけれども、バンドをやりながらにして演劇的な表現に焦がれた身としてはこれは観ておくべきだろうと思ったのである。


さて、能楽堂に立ち入るのは実に高校時代以来だ。芸術鑑賞なる催しで、能を観に行った時が唯一の機会だったように思う。開場前から行列に並び、開場と同時に席に向かって急ぐ。やはり、良い席で観たい。

ステージの上を見渡せながら、バンドの演奏している様子も目視でき、かつ映像効果も視野に納める事の出来るポジションをこっそり関係者氏から教えて頂き着席。正当な表現を使うならば中正面、辺りである。

床もフカフカならば、椅子も座り心地が良い。能楽堂という場所柄からか、いつも(大勢の人が集まる場所というのは小心者故に程度の差こそあれども緊張感を感じる。ライブハウス然り、映画館然り)とは違った緊張感を感じる。

地謡座にぎっしりと詰め込まれたアンプ、スピーカー、そして楽器。何てシチュエーションだ。

恐らく、能楽堂史上初ではないかと思しき光景が目の当たりに平然と展開されている。舞台や橋懸に使われている木、そしてスピーカーやアンプのどこまでも近代的な重厚感!

ああ、面白いぞこれはきっと面白い!

ワクワクしていると客電が落ち、開演。


気がつけば2時間あまりの舞台、あっという間であった。

僕はシェイクスピアの「マクベス」、粗筋も知らなければ詳細も知らなかったのだけれども、今回のパンク歌舞伎「マクベス」、後日調べたところ原典に忠実に構成されているようでところどころ演出が施されているよう。

マクベス役を演じられた永野昌也さん、声や挙動は勿論、スッと立っているだけで滲み出るその存在感はまさしく武将。終盤の戦シーンも美しい体躯を存分に動かされていて、もう観ているだけで爽快感溢れる演技。圧倒的なオーラはまさしくタイトルロールに相応しい、堂々の演技で大変感銘を受けた!

タートルアイランドの演奏も実に過剰で(褒め言葉です)、怪しい東洋の楽団として舞台に馴染んでいた。あの人達、コダマで拝見した時も思ったけれども本当に凄いな。

最後のカーテンコールで挨拶された演出/出演の原智彦さん、ご自身が物凄く楽しまれた様子でこの方が主催されるハポン劇場も是非拝見したく思った。

脳汁出まくり、目で耳で空気で楽しんだ2時間だった。

佐藤美生、○0歳おめでとう!


続・我が逃走
打ち上げ後の佐藤美生(○0歳)。
全くこの人は!!


佐藤美生メンバーが生誕○0周年、BO-BEEP姐さんとtokyo pinsalocks姐さんが結成10周年という事で僭越ながらJONNYで企画を挙行した。周年モノがここまで揃うとなれば、大変めでたい日。めでたいとはちょっと違うかもしれないが、一年間サポートギターリストとして参加してくれた各務鉄平君、最後の出勤日。これだけ幾つも節目が重なれば、気合も入ろうというものだ。


カオティックガールシンドロームが佐藤メンバーも交えて壮大な感じで演奏を〆、ワッペリンでは風神ちゃんが見事な空中回転をキメ、BO-PEEP先輩がロックンロールを打ち鳴らし、tokyo pinsalocks先輩は質実剛健なダンスナンバーでフロアを沸かせる。

では僕達は?


佐藤メンバーが泥酔した状態で控え室に現れた時はヒヤヒヤしたけれども、「ここぞ!」というタイミングで事件を起こすJONNYとしては珍しくも美しく演奏を終える事が出来たのではないだろうか。演奏もここ最近では一番良かったと自負している。演奏が終わった後に社長や茜谷さん(iGO)に思わず「どうでしたか」と訊いてしまうくらい充実感があった。

それなのに、それなのに嗚呼佐藤美生さん、貴方は何故そうなのだ。何故平和なまま一日を終えられないのだ。生まれながらにしてのナチュラルボーン・ドランカー、酒乱の血が騒ぐのか。

前後不覚に陥った佐藤メンバーを、両脇から抱えて新栄CLUB ROCK'N'ROLL前の立体駐車場前のトイレに放り込み、松屋で食事をしてから戻ると明け方4時半。果たして佐藤メンバーはまだトイレにいた。

さんざん暴れ、さんざん叫び、動けなくなりうずくまる。君は本当に凄い奴だ。早死にするか、成り上がるかどちらかだよ。

どうか○0歳になっても健やかに!骨なら拾う!


JONNY B.GOODE~東京編

2010年、JONNYでの東京遠征納め。

手帳の記録、そしてこのブログでの記録を総合して数えると2010年にJONNYとして東京に15回行った。勿論連日滞在した日もあるので往復回数はそれ以下ではあれども、実に月に一度は東京へ行っていた事になる。

色々な事があった。早朝に集合して、メンバーが遅刻、ヒヤヒヤしながらライブハウスに向かったり物凄くお洒落なレストランで、食事中の皆さんを前に演奏したり、クラブという平常ならば足を踏み入れる機会さえないような場所で演奏したり、そして帰りの車中は僕の目の前で繰り広げられた大喧嘩。いちいち思い出を書き連ねてもきりがないけれども、色々な思い出が頭をよぎる。

勿論、回数は結果の一つではあれども自慢にはならない。県外に出れば出る程得られるものもあるだろうけれども、それだけでないのはバンドマンの皆さんは共感して頂けるのではないだろうか。

しかし月に一度以上のペースで360キロの距離を越えて演奏に出かけて行った事、そして行った先々で様々な出会いがあった事は自分自身の自信に繋がり、そして大切な記憶になっている。名古屋で演奏活動を繰り広げていては出会えなかったバンド、友人と出会う事が出来た。

そして、JONNYは東京のホームグラウンドと言ってもいいんじゃないだろうか、そんなライブハウスと出会う事が出来、関係を2010年で深める事が出来たのであった。

そのライブハウスの名を「新宿JAM」という。スピッツからNUMBER GIRL、大槻ケンヂさんまで出演された今年で30周年の歴史を誇る老舗ライブハウスだ。


JAMの店長 石塚さんからお話を頂き、こんな素敵な催しを挙行したのだよ。


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毎回思うけど佐藤メンバーの画像加工スキルは凄いな。

出演はオワリカラ /日帰り旅行 /シャビーボーイズ /FAR FRANCE /JONNYの5組。

オワリカラはこの日、別のライブハウスでの出演も控えているというのに出演して下さった。そのバイタリティ、そしてハジメカラあんな凄まじい演奏を披露したオワリカラというバンド、凄まじい。ベース ツダさんが何ていうのかな、あのクリームとか混ぜる電動機械、クリーム混ぜ機でいいのだろうか、あれを使ってベースを弾きだした時は笑ってしまった。ビリー・シーンですか!あの人達、やはり掴み所がない!勿論、褒め言葉です。

日帰り旅行はベース タナリューさんが以前やってらっしゃったバンドと僕が加入以前のJONNYが共演していたそうで、つまりは長いご縁の結果出演が実現したバンド。で、タナリューさん、打ち上げでお話させて頂いたのだけれどもあそこまでベースという楽器に対して共通の認識を抱いてらっしゃる方に出会ったのは、それだけでもう顔がニヤついてしまうような事。唯一違うのは、演奏の、精度・・・・・。

シャビーボーイズ、恐れを知らない22歳達。彼らの演奏って本当に真っ直ぐで誠実で、それが凄い勢いでとんでくるから穴があったら入りたくなってしまう。「空想ワールド」を演奏するシャビーボーイズを観る僕の目って、乙女みたいになってたんじゃないだろうか。帰りは2台の車の間でメンバーを取替えっこしたりした。完全なレクリエーションに付き合ってくれて有難う!

FAR FRANCEはまずは出演有難うよりもライブの感想よりも先にまずこれを言わせてくれ、英君、婚約おめでとう!英君、婚約後初ライブという事で幸せなヴァイヴスが滲み出る演奏。この日のFAR FRANCEは今まで何度か観たFAR FRANCEの中で最もグッとくる演奏。出番直前にも関わらず、フロアで転換のタイミングを迎えたのは久しぶりな気がする。それぐらいノメりこんでいた。


僕達は精一杯演奏したつもりだ。

この2010年で東京で積み重ねてきた様々な時間、そして得てきたものを発散するように、そして各務君のサポート期間が終了するという事で、この日彼にしてみればJONNYで演奏しに来るのは最後の東京。そして企画。お膳立ては整い過ぎる程、整っていた。今年一年で一番良い演奏をしなければ、あそこでやっていなければバンドを続ける価値なんて微塵もない。東京で自主企画をこのタイミングで打つ価値なんて塵や芥に帰してしまう。


・・・結果として演奏後、ダブルアンコールまで頂けたという事は一つの成果として有難く受け取らせて頂きます。

フロアも決してパンパンというわけにはいかなかったどころか、ちょっとまだまだ頑張る必要があるなと思ったのは事実。しかして昨日、2010年の間に新宿JAMで、あの出演陣で企画を挙行する事は時期尚早ではなかったと確信している。来年の活動への礎として、きっとこの日を忘れぬだろう。


そして、明日23日はまごう事なきJONNYでの演奏納め。

こんな企画をやります。


続・我が逃走
3人の表情については何も言わないで下さい。
で、佐藤さんはこの髪型で本当に良かったのか。

やっと書くぜ、豊橋で何があったかを。

はい、やっと先日のライブについて書きます。


豊橋LAHAINAは、僕がライブハウスに行く前に想像していた「ライブハウス」という場所を具現化したような、そんなライブハウス。外観から内装、ステージ上の音の環境から何から何まで気に入ってしまった。壁一杯にかけられたキャロルのパネルや、ここに演奏しに来た著名ミュージシャンのサイン。間接照明でムードが演出され、まさしくここが娯楽の要塞。名古屋市内ではなかなか見かけないぞ、ああいうライブハウスは。


で、この日はDR.SNUFKIN 先輩の企画という事でサポートメンバーといえどもiGOの演奏、気合が入っていた。

そして更に僕を奮起させたのが、野々垣貴彦。明日、照らす のサポートドラマーとしてこの日豊橋入りした彼、彼の演奏を聴くのは実に彼がJONNYを脱退して以来。かつては一緒にリズムセクションを務めた彼が、共演者のドラマーとして登場したのだ。お互いにサポートではあれど、否、それだからこそ発揮される一バンドマンとしてのスペック、それでぶつかる時がついに来たのだ。

野々垣貴彦よ、君と組んだリズムセクションは楽しかったし、勿論脱退の際はバンド全体として独特な雰囲気は流れてしまったけれども、ああ、そうだ。ついに決着をつける時がきたのだ。もう十分に愉しんだはずだ、俺が豊橋に沈めてやる!

一方野々垣貴彦も当然僕を意識していたようで、彼のtwitter によると「元パートナーである舟橋はiGOで、自分は明日照らすで、それぞれの思いを胸に、豊橋という戦場へ。 決して家族ではないのだけど、家族と共演するような、なんともこそばゆいw」とツイートしていた。ああ、そうだ野々垣貴彦、我々は今思えばJONNYで活動を共にしていた頃から闘争を続けていたのだね。君は理論と理性に拠って構築され鍛錬された音楽を、そして僕は衝動のまま撒き散らすような音楽を。


対バン、というのはこういう時に使う言葉だろう。

勿論普段から30分で(その限りではない場合も勿論あるけれど)全力を出し切るようにライブには臨んでいれども、この日は、この日ばかりは日和った演奏をするわけにはいかないし、演奏後にほんの少しでも後悔するわけにはいかなかった。そりゃあ元メンバーが観てるんだ、この日やらずして、いつやるというのか!

野々垣君とてその感情は同じだったようで「白黒つけようか」とやる気満々だったし「変な緊張をする」と彼にしては珍しい緊張に襲われていたようだった。

果たして明日、照らすでの野々垣君、良かった。想像していたよりもずっと良かった。なんだあの人、いつの間にあんなにうまくなったんだというくらい丹精。以前からそういうドラマーかなとは思っていたけれども、彼の職人気質なところが明日、照らすにキッチリハマッていたように思う。

片や僕はというと、普段通り死力を尽くして演奏した。本番直前、控え室で曲の構成やコード等、忘れていないか不安になった。緊張で体も震えるし(誇張表現でなくライブ直前の僕って物凄くナーバスになる。きっと同じ控え室にいる人間にもちょっと気を使わせてしまうくらいに、だ)、もう駄目だ、とも思った。こういう時はあれこれ考えないに限る。今まで2回行ってきたiGOでの演奏を、そして一生懸命練習した過去の自分を信じる他あるまい。

で、いざライブが始まったら物凄く楽しかった。



続・我が逃走
こんな感じで演奏しましてん。
撮影:野々垣貴彦

ライブ中というのは、一体何なのだろう。
あの頭の中が真っ白になって、普段では考えられない速度で頭が回転し、そして普段では決してかかないような汗をかく。痛みも苦痛も余程の事でなければ感じないし、あの快感、あの30分が忘れられなくて生涯バンドマンで在り続けた先達が大勢いたのも理解出来る。本当、やめられんよ。

そしてかつては演奏を共にした元メンバーが客席で観ているという珍しいシチュエーション。演奏中は気付かなかったのだけれども実はiGOでベースを弾かれていた健太さんも客席にいらっしゃった様子。演奏終了後にお話した際には本当に嫌な汗を沢山かいた。だって僕がコピーしたベースラインのオリジネーター、そして曲誕生の瞬間に立ち会われたメンバーである。そりゃあビビるよ。「ベースラインを簡単にしてしまってすみません」と素直に頭を下げたところ「いいよいいよぉ」と健太さんはいつも通りの健太さんなのであった。


DR.SNUFKIN先輩、何ていうか打ち上げでのお話も含め、バンドを続ける気概というか貫禄、そして継続してきた事による自信、それらがステージ上から発散されたライブ。ご本人方はきっと否定なさるけれども。戸澤さんは打ち上げやステージを降りると物凄く丁寧で、心優しい目でお話して下さる方だのにステージ上ではまさにバンドマン、一戦士のオーラだ。ああいう格好良さ、僕もバンド活動を続けていけば出るのかどうか。

森ケンさんはme の時とも違うようで同じような、それでいて違うような。ただ「エモーショナルだねえ!」と声をかけて下さった数分後にご本人がステージ上で物凄く入り込んだ表情でギターを弾いていて「どっちがですか!」とニヤニヤしてしまった。

先輩方、ステージ上で格好良いバンドマンはステージ外でも違った格好良さを発散している、と再認識しました。

兎に角、この日も楽しかった。最近楽しい思いばかりしている。色々と自由にやらせてくれている、或いは起用して下さっている不完全密室殺人、JONNY、パイプカットマミヰズ、そしてiGOのメンバー皆様方に感謝せねばならんなあと痛感した次第である。


追伸:meのはせがわさんから「楽器演奏の技術というのは生物学的な見地では、30歳以降はどれだけ練習しようとも向上しないそうだよー」と聞いた。やっべえ。


今日の夜食。

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ライブについて書くつもりだったのだけれど、あまりにも印象深い出来事があったので取り急ぎそちらを先に。

深夜に小腹が空いたのでコンビニに。中に入ってカップラーメンの棚へ。最近は色々な種類のカップラーメンがあるけれども、今夜の気分にフィットする商品がなかなか見つからない。第一、カップラーメンは今の胃袋にはトゥーマッチ、少しばかり重いのではないかと思われた。どうしたものかと思い悩んでいると

「何かお探しですか」

振り返ると雑誌の納品業者と思しき男性と、このコンビニの店長だろう、なかもとさんだ。なかもとさんは僕がこのコンビニに行くと大抵いる初老の男性で、恐らく店長だろう。随分と厳めしい顔つきで最初こそ怯えていたものの、その実テンション高めで独特の口調で印象深い店員さんだ。二人は品だしをしていたようで、入店前から親しげに話していたのが外からも伺えた。

「いや、小腹が空きましてね」
「じゃああれだ、そのワンタンが良い。近頃のカップラーメンは高いでしょう。その点それは安いし旨い!」

と砕け親しみやすい笑顔で話す雑誌氏。

「本当だよ本当。旨い!」となかもとさん。

「こないだそれ食ったけどね、隠れた名作よ?それ二つで飯二杯はいけちゃう!」
「あーそれは本当に旨い!」

95円のマルちゃんのワンタンを薦める二人。物凄いヴァイヴスだ。
「それ熱湯3分って書いてあるでしょ、そこをね、5分くらい置いておくともうワンタンが良い感じになるんだよねえ」

横でなかもとさんも白目を剥きながら頷いている。

「ではこれとおにぎりを買う事にします。おにぎりは何があいますかね?」
「明太子かタラコかな。それをね、軽く温めて貰うとこれまた旨いよ」
「じゃあタラコにします」

レジを打ちながらなかもとさんは「これは本当に旨い。何かの本でも見たし今ブームなんだよ」と白目を剥きながら頷いている。なかもとさん、それ本当ですか。

で、今これを書きながら雑誌氏に薦めて頂いたワンタンスープと、なかもとさんに温めて頂いたタラコおにぎりを食べている。
成る程、これは旨い。ワンタンは柔らかく、スープも良い味してる。温かいコンビニにぎりがこんなに旨いなんて。
有難うございます、雑誌氏になかもとさん。お二人のお陰で鉄板の夜食セットが出来ましたよ。
これからこのセットを、お二人の思い出を込めてなかもとセットと呼ぶ事にします。

恐らくは日常的になかもとセットを食べているお二人の事を想像しながら、ワンタンを飲み下した。
いや、これ本当に旨い。

VS 豊橋カレーうどん

i GOで豊橋LAHAINAにて挙行されたDR.SNUFKIN 企画に出演してきた。


記憶が確かならば人生初の豊橋遠征という事で勿論胸躍っていたのだけれどもこの日の僕には他にも幾つか心踊る要因があった。

豊橋カレーうどん 」なるものがある。所謂ご当地B級グルメの一つなのだけれども、一見うずら卵ののったただのカレーうどん、しかしてその丼の底には摩り下ろしたとろろ、そしてその下にはご飯が沈んでいる。とろろはご飯とカレーうどんの汁を遮断するための蓋のようなもので、これはつまりカレーうどんを食べた後にそのまま汁を混ぜればカレーになるという寸法。

何という、合理的かつ面白い発想!

「豊橋カレーうどんの5か条」なるものもあって、それに則っていないと豊橋カレーうどんとしては認められないらしい。その存在を知ってから、これは是非一度食べてみたい!と豊橋に行く機会を伺っていた(結構そういう食べ物、多いんですよ。それが常習化したのがラーメン二郎な)。

で、当日。

その存在をi GOメンバーに知らせるや「それは食ってみたいな・・・」とカレーうどんの刺激的な旨さ、+α未知なる食への好奇心にすっかり胃袋を刺激され、僕達は未だ見ぬ豊橋カレーうどんを夢想しながらライブハウスに向かっていた。


「もうすぐ着くねえ」

「どんな場所か初めてなので楽しみです」

「良い所やぞ」

「・・・・・あ、ちょっと!」


車から脇を見ると「カレーうどん」ののぼり。よく見るとそこにはしっかりと「豊橋カレーうどん」の文字が!

食の神よ、もし貴方がいらっしゃるならば私は貴方に感謝します。貴方は私に私の欲する食との邂逅の機会を与えたもうた。なれば私は貴方に感謝してそれを満足するまで、全力を以ってしてそれを貪る事を約束します。


続・我が逃走
葱と福神漬けがまた良いんだよね。

リハーサル後、i GO+明日、照らす チームの前には豊橋カレーうどんが湯気を立てて並んでいた。成る程、一見ただのカレーうどんである。うずら卵のフライや沢山の具が高級感を醸し出しているけれども、カレーうどんである。注意事項にあったように「かき混ぜすぎないように」食べる。

・・・・旨い!カレーうどんは良いなあ。出汁の効いたカレー汁って、思うに人類が作り出した食文化の大きな功績の一つである。「うどん屋に於けるサラリーマンへ連鎖反応をもたらすカレーうどんの刺激」、以前TVで見たその学説を思い出しつつ、そりゃあこれは胃袋が刺激されるよとしたり顔でカレーうどんをすする。うずら卵のフライが、また、たまらんのだよ。

で、うどんは啜りきった。この黄金色とも茶色ともどちらともとれる汁の奥底に沈んでいる、豊橋カレーうどんを豊橋カレーうどんたらしめている「とろろ」と「ご飯」に挑む時がついに来た。添えられた蓮華を丼の奥底に沈みこませ、そのままかき混ぜる!!


「・・・・おお」


確かに、とろろとご飯はそこに存在していた。やっと、会えたね。胸中でそう呟くと葱と福神漬けを丼の中に放り込み、そして蓮華でご飯を口に運ぶ。何て事はない、カレーうどんの残り汁にご飯を突っ込んだものであるだけのはずなのだが、とろろが入っている事によって粘土の高い汁はさらに粘土を増し、味も趣深いものになっている。汁とよく混ざったご飯、そしてとろろの合間から歯ごたえで愉しませてくれる福神漬け、爽やかさをもたらしてくれる葱。成る程、実によく、実によく考えられている!面白い料理を考案したものだ。


しかしダイエットを志す皆様、豊橋カレーうどんにはくれぐれもご注意を!

だって物理的にはこれ、カレーうどん+白いご飯。結構な分量になる。しかも旨いから気付いたら汁もなくなる程かっ食らっちまっているのだからお腹も相当膨れる。事実僕は普通盛りだったにも関わらず、少し残してしまった(残った分は吹原選手の胃の中へ)。


ついつい豊橋カレーうどんについて熱くなってしまったので、ライブについては次のエントリーで。

舟橋兄弟、大丸ラーメンへ行く。

僕には年齢にして8つ程(定かでないのが僕のいい加減な所)離れた兄がいる。社会人になっても学校の体育館を借りてバスケットボールをやっていた兄はスポーツマンと言って良いだろう。兄弟見事に、体育会系と文科系に分かれたわけだ。

兄はもう結婚しており、二児の父親だ。兄の一家は僕の生活する真上、二階を使って生活している。玄関も別にあるので、兄一家とは家の中で繋がってこそいれども、日常的に顔をあわせる事はない。

兄はもともとは営業マンだったのだけれども「スーツを着るのは性に合わない」と今は工業で物凄く太い鉄パイプをブッタ切る仕事をしている。結構な役職に就いているそうで、夜勤も多いけれども趣味に仕事に充実した生活を送っているようだ。


そんな兄がある日突然下の階、つまり父と母と僕が生活する一階に下りてきてこう言った。

「大丸ラーメンに連れて行ってくれ」と。そりゃあそれまでに「大丸というラーメン屋があってブログネタには丁度良いと思うよ」と言っていたけれど(余談だが兄もブログをやっており、連日同じ趣味の人間のコメントでコメント欄は溢れかえっている。文体こそ違えども、趣味の事となると熱くなる辺り、完全に舟橋家の血筋だと思う)、まさか兄がそんな事を言うだなんて思いもしなかったので、驚いた。その場でお互いに都合の良い日を選び、僕と兄は大丸に行く事になったのだった。


で今夜がその夜で、僕はたった今帰宅したところ。

兄と二人で出掛けるだなんて結構久しぶりの事だったし、寒い中相応に行列の出来た大丸に一緒に並ぶだなんて想像もしなかった。普段じっくり話し込む事のあまりない僕達兄弟だが、流石は兄弟というべきかさして違和感もなく普通にくだけた会話をした。そりゃあそうだ、あの人は僕が生まれた瞬間から今の今まで、僕を見ているんだもの。僕という人間を全部知っているだろうし、僕も兄の事は知っているつもりだ。

今回の兄弟揃っての大丸詣でで一つ気になっていたのは、果たして兄弟の味覚は似通っているのか、その点だった。兄はブログを読む限りでは結構色々と食べ歩きをしているようで、そんな兄が是非の完全に分かれる大丸ラーメンをどう評価するか、僕は気になっていた。

果たして兄は、大丸ラーメンを気に入った様子だった。

「麺に関して言えばその辺のラーメン屋より旨い。あと全体的にバランス感覚が絶妙。インターネット上の評価を見ていると『一体どんなラーメンなんだ』と思っていたけれども、想像していたよりも全然喰えた。ただ量が多い。もやしと肉がもう少し少なければ、余裕で喰える」

ああ、ここに一つの結論が出たではないか。兄弟の味覚は似通っているのだ。

兄が大丸を気に入ったのは、弟としては単純に嬉しい。


兄弟水入らずで楽しんだわけだし、実に有意義な大丸詣でだった。


追記:最近大丸に行く度におつかいに行っている気がする。栄誉な事で、嬉しい。

僕だけのベース

楽器演奏者の「自分だけの楽器」という願望は僕が楽器を握る以前はおろか、生まれる前から様々な形で実現されてきた。
ある者は市販モデルに手を加え、ある者はメーカーと提携し、またある者はたまたま手にした一本に並々ならぬ愛情を注ぐ事で自分だけの一本と、それに対する所有欲を満たしてきたのだ。

楽器演奏者の端くれたる僕も人並みにそんな欲求は持っており、第一線で使ってきた楽器のそのほとんどに大小様々な改造を施して演奏してきた。それらは一見普通ながらも中身が全くの別物であったり(SBV550 サーフグリーン がそれにあたる)、或いは同業者をギョッとさせるような改造(ガムテープでボディー全面を覆った のは傑作だった)を施されてきたが、この度、農村 というバンドのベーシスト 森川君との邂逅により僕は何から何までオンリーワン、完全なり自分だけの楽器を手に入れる事になりそうだ。

森川君は只今現在、楽器職人を育成する学校に通っており自身も愛するYAMAHA SBVを採寸、自分の手でそれを基にベースを一本作成しようと思案中だった。それに飛びついたのが僕であり、彼と話している内に「一本作って!」という事になったのであった。
手元にあるネックが酷いねじれを起こしてしまったベースを彼に托す際にお互いの好奇心と楽器に求めるビジョンを照らし合わせ出来上がった図面がこの画像。


続・我が逃走
色々と細かい仕様/詳細はモザイク処理。
全く僕ったらもったいぶっちゃって・・・!


詳細はまだ伏せておくけれどSBVシェイプのこのベースはまごう事なき世界に只一本、僕のための僕だけのベースギターである。
僕がエレクトリック・ベースギターに求めるものはそのほとんどがSBVに集約されているからして、ハードウェアたる部分は基にしたSBVをそのまま流用(森川君がSBVを採寸していて良かった!)、あとは実用的な遊び心を叩き込んで仕様を決めていった。木材選定も森川君任せ、配線も森川君任せである。

若き楽器職人による、世界でたった一本のSBVモデルのベースギター。


完成が楽しみだ!

『ジャガイモとタマネギとコンビーフの炒め物』

所詮、漢の料理である。見た目は気にしない。ガッとかっ食らって胃袋に収めてしまえば、皆同じ。

強いていればそれをおかずにどれだけの白米を食えるか。どれだけ良い「オカズ」たるか、或いはそれ単体でどれだけの満足感、インパクトを得られるか。とどのつまりは「飯を食ったぞ」という充足感が得られればそれで料理は良いと思っている。

しかしな、これは、これはねえだろう。


続・我が逃走


この得体の知れない炒め物の画像をtwitterにアップしたところ「得体の知れない料理」とか「無骨・・・」といったリアクションをフォロワーさんから頂いた。確かに。

いや、随分と皆さん気を遣って下すったな、と思う。僕ならこの画像を見てこう言うだろう。

「ゴミ」と。


しかし残念ながらこれでもれっきとした料理なのだ。しかこ今回は直感ではなく、某レシピサイトを参考に作った。

それでこの見た目なのだ。コンビーフを入れ過ぎたのが原因かもわからんね。

味の方は意外や意外、悪くなかった。それどころか旨かった。素材の味に適度に効いた塩加減。飯が進む進む。まあ仕上げに入れたクレイジーソルトのお陰かもしれないけれど。



『ジャガイモとタマネギとコンビーフの炒め物』の覚書

・ニンニクをお好みの分量、刻む。そのままフライパンへ。

・タマネギを1/4個、細かく刻む。同じくそのままフライパンへ。

・ジャガイモ1.5個を3cm四方に刻む。ざっくばらんでいいよざっくばらんで。

・コンビーフをほぐして投入。

・水を100ml投入。中火にして蓋をする。

・待ってる間に食器とか調理器具を洗ってやると良い。

・水気がとび、ジャガイモに火が通ったのを確認したら塩コショウ、クレイジーソルト等で味付けをしてやる。

「不完全密室殺人って春先はお休みなんでしょ?」「え」

最近一日遅れで日記を書く習慣がついてしまった。いかんなあ。

記憶なんて鮮度が命なのに。


さて先日12日、iGOでの大阪遠征 より帰宅。鏡に映った自分の顔を見ると、酷い顔をしている。薄汚れて、心なしかげっそりした様子だ。まあ、何だ、ツアー帰りなんて大抵そんなものなのだけれど。

すぐさま入浴、エフェクターボードの中身を詰め替えて、ギグケースの中身も入れ替える。時間が、ない。雑務もこなすとなると入り時間ギリギリである。エフェクターボードを引っつかんで家を出る。

大きなサイズのボードに、満載のエフェクター。不完全密室殺人はパイプカットマミヰズと並んで、否、場合によってはそれ以上に大量のエフェクターを使うバンドである。こんなに重たいエフェクトボードは久しぶりだ。しかも会場入りしてからこれらを配線、ガムテープで固定しなければならない事を考えると(過去に色々挑戦した ものの、結局僕の場合はライブ毎に足元を組み直してガムテープで固定していくのが一番都合が良いようだ)本当に急がなければならない。腕が千切れそうな程重たいボードを引きずるように持って先を急ぐ。

数分後、心が折れた。

さらにその数分後、僕はタクシーの後部座席で一息ついていた。

これぞ大人の解決方法!

まあ、何だね、その、遅刻するくらいならこういう贅沢もたまには良いじゃあないか。遅刻するより随分とましというもの。確かに大丸ラーメン約2杯分の金額が交通費としてかかったけれども、まあ諸々しょうがないのだ。


不完全密室殺人、2010年最後の演奏はお馴染みHOIP

今年も不完全~だけでなく、色々なバンドでも、そして更には個人的にもお世話になったウカイさんpresentsのHOIP出演である。僕が腕を折った忘れもしない2010年1月31日 に出演、色々とご迷惑をおかけした(ライブ会場にいた皆さん、その辺りは内緒だぜ!)だけにこの日久々のHOIP出演は気合が入る。

で、肝心の演奏は「演奏開始と同時にドラム神田、脱腸」「ギター各務、呪われたかのような機材トラブル」「トバし過ぎで体力のピークをあっという間に迎えるヴォーカル山田」と想定外の出来事が続く中、各務君はふっきって鬼神のようにギターを振り回して客席に突入、山田君はお客さんと一対一の乱闘、神田君は痛みをこらえつつの演奏と善戦したのではないだろうか。僕はといえば演奏開始と同時に手元の力を今までよりも抜いて、リラックスした右手でのピッキングによって演奏の堅実性が増した事に感動していた。俺は、俺はまだまだ巧くなる・・・ッ!

結局、不完全密室殺人のライブというのは等身大の、極めてリアルな姿をお見せするという事が出来ればそれが我々の面白みの一端をわかりやすく提示する事につながるのではないだろうか。そんな風に感じた。

ライブは生ものだからどうせ想定外の出来事が起こるだろうし、第一メンバーが何するかもわからないのだ。安定性を期待するよりその場その場で我々自身が面白いと思う方向にライブを調理していく方が表現技法として「面白い」だろう。

かつて脚本を用意し、練って練って30分を構築していた時期からすれば今のライブのスタンスというのは想像も出来なかったなあ。


相当久しぶりに観たんじゃないかというrock our electric soul 、相変わらず流麗な演奏にガッツリ構築された楽曲。rock our~とは30日にパイプカットマミヰズで共演なので楽しみだ。鍵盤の方って確か山田君の大学の同期じゃなかったっけ?何がしか関わりがあったようななかったような・・・・・。記憶があやふやだけれども。

クリトリック・リス ことスギムさん、ついに不完全密室殺人でも共演。ついに、と表現したのは他でもない、パイプカットマミヰズにはじまりJONNYでも共演したので、この日を以って僕の所属バンド全3バンド、全てが全てクリトリック・リスとの共演歴を有する事になったのである。で、クリトリック・リスである。最初は笑ったり野次ったりしつつ観ているのだけれども、気がつけばフロアはシンと静まり返り、皆胸に熱いものがこみ上げたような、そんな表情をしている。前回共演したハックフィンでも見られた光景が、今回もロックンロールで繰り広げられた。何だろう、あの感動。完全にクリトリック・リスでしか見られない光景、得られない感慨。

やっと見れたぜときめき☆ジャンボジャンボ !鶴舞公園でも観られなかった、来名されたタイミングでも観れなかった!共演してやっと観れた!ベースのハヤシさん、いつかお会いしてお話してみたいベーシスト(あの演奏を観た後では同業者、なんて言えない!)の一人だったのだけど、物腰柔らかで穏やかな方だった。やっと観れたときめき☆ジャンボジャンボ、「こいつぁプログレッシヴやねえ」と唸り上げた。


終演後は本多さんと来年の話を少し。

「春先はお休み」だの「長い正月休み」だの色々と言われている(そして驚く事にそれをイベンターさん/お客さん皆が受容している!笑)不完全密室殺人だけれども、ボチボチながらも(それぞれの生活に根ざしたペースながらも)シッカリと(バンドとして向上心とクリエイティビティを持って)動いていこうと思っているので今後とも宜しくお願いします。

大阪行きとその前夜の話。

12月10日(金)

この日は確か仕事して、そのまま帰宅してiGOの練習。少しずつ少しずつレパートリーを増やしている最中。

練習後、Gt 昌吾さんが限定モデルのWiiを買うというので同行。マリオ25周年モデルという事で真っ赤なWii!

成る程、これは確かに購買意欲をそそられる。サンシャイン栄付近は夜のお仕事っぽい服装の男性や夜の蝶っぽい化粧の女性が沢山いて、昌吾さんと僕(ちなみに茜谷さんは車の中で待機して下さっていた)は一瞬気後れしたけれども、TSUTAYAへと上がるエレベーター付近には僕みたいに眼鏡、チェックのシャツ、履き潰した靴を履いた若者達が「ニコニコ動画が・・・」とか話しながらPSPでモンスターハンターと思しきゲームに興じていたので妙に安心感を得た。


帰宅後、山田君と二人で銭湯へ。

噂によると自宅付近のスーパー銭湯、“ハッテン場”としてその筋では有名らしいのだけれども、二人でそこへ。

色々とつかる間もなく、二人ともすぐに飽きてしまいすぐに体を拭いて髪の毛を乾かしてしまった。で山田君が「マッサージチェアーを奢ろう」というのでそうして貰う。気がついたら眠ってしまっていたらしく、山田君に起こされ退店。何か疲れがとれた感が凄い。お風呂、そしてその後のマッサージって凄いリラクゼーション効果があるのだね。

山田君が「久しぶりに大丸が食べたい」というので一緒に大丸へ。幸い然程行列も並んでおらず(僕らが退店した頃には随分と並んでいた)タイミングが良かった。忙しそうだったけれども「ネリ抜きだったね」と毎回僕の注文する「ネリ抜き」を憶えていて下さったらしく、声をかけて下さった大橋さんに感動。もう身も心も大丸にガッシリ鷲掴みにされている。

帰宅後、就寝。



12月11日(土)

起床。この日はiGOで大阪遠征。

以前JONNYで出演したDICE PROJECTのお二人 が主催される『DICE PLAY!』に出演。iGOにサポートベーシストとして関わるようになって2回目の演奏が遠征である。心沸き立つ。

基本的に車移動に弱いようで、車の振動によってすぐに眠気を誘発されてしまう。遠征の移動中で意識が途切れなかった事は過去に数える程度しかないのだけれど(関係者各位、申し訳ない)、この日ばかりは行きの車中で一瞬も意識が途切れなかった。

iGO、遠征中も物凄く仲が良い。僕が参加しているバンドも決して仲が悪いわけではないのだけど、iGOの移動中は帰りの車内での良い意味で緩慢な時間以外は常に会話と笑い声が耐えなかったような印象。共通の友人の話等している際、茜谷さんや昌吾さんが僕にその人はこんな人で、とかここで笑いが起きているのはこういう経緯があったからだよ、と教えて下さったり、気を遣わせてしまって申し訳ないなあと思いつつ、存分に楽しんだ。


で、DICE PROJECTのお二人である。

この日はNo Regret Life のツアーセミファイナルという事で、当然お二人も気合が入っていた。リハーサル後かつ開場前に、お二人の会話を横で堂々と盗み聞きしたり、それこそご本人と直接お話していて痛感したりしたのだけれどもDICE PROJECTのお二人は本当にバンドを愛しているし、バンドの事を考えている。そしてそれだけではないのが、あの二人自身イベントが始まってしまえば誰よりも楽しんでいる点。勿論、時間やら諸々気を回したり陰でイベント運営に気を遣う部分もあるだろうけれども、フロアからステージを見上げる視線やステージ上での興奮する瞬間にあげる歓声は純度が高過ぎるくらい高いし、終演後のお二人の晴れやかな顔ったらなかったしその時の「いやあ今日は最高に楽しかったなあ!」という言葉は何なら最高に突き抜けていて爽快でさえあった。

実際年齢こそ僕とそう変わらないものの(KAZUOさんは一つ年上、ATSUSHI君は同い年だ)、僕はお二人の音楽に対する、そしてバンドに向き合う、イベントを続けていく気概を尊敬している。

原形は2003年に発足、それ以降チームを組んできた二人。続ける事って只でさえ難しいのに、気概を持って、持ち続けて続ける事がどれだけ難しいか。

で、本番前にトイレで便器に腰掛ながら思ったものだ。

今日は最高の演奏を、する。


イベントが始まった。

この日、実にこの会場、福島2nd LINEでの演奏が3回目のライブだというはじめにせきしん。

普段はSOUTHBLOW で活動されているお二人のアコースティック形態でのライブ。諸々の準備をしたり(言い訳がましいけれど、出番前にやらなきゃいけない事って意外と多いんですよ)しつつの観覧なれども、ガッチガチ状態だった僕の緊張が心地良い緊張にほぐされたのはきっとお二人の歌と演奏があったから。心を受け止めるから愛なんですよ、のくだり、言う人が言ったら嘘臭いだろうけれどもあの真摯な表情と口調で言われたらそうだよなあと素直に受け止める事が出来る。しかし一日に三本のライブって、凄いバイタリティ・・・・!


この日のiGOでの演奏、前回の初陣よりかは地に足をつけつつ、楽しく演奏出来た。

ライブ終了後、汗を拭いながらそれまで長年演奏されていたメンバーの脱退後、その後釜として演奏する事の意味やそれに付随する事を考えたりした。多分僕の耳に入る以上に様々な感想や感情が生まれていると思うのだ。関係者然りお客さん然り。それは物凄く自然な事だし必然である。けれども、それを理解した上でやっぱり僕として出来るのはただただ一生懸命演奏するだけなのだろうな、と再認識。健太さんを意識しようにも僕はあんな歌心溢れるベースラインは弾けないし生み出せないし(或いは、頑張ればちょっとは出来るかもしれないけれど)、僕は僕で全力を出す事でしか色々な人やものには報いれないのだろう。理解していたつもりだけれども2回のライブを経て、やっとそれが実感出来た気がする。何せこういう立場は久しぶりなのでね。


No Regret Life。

来年は結成10周年を迎える御三方。演奏は骨太で、成る程、これが年月を重ねてバンドを鍛え上げてきたグルーヴ、底力かと感心しきり。骨太でガッツリした演奏の上に小田さん(誤解が生まれるかもしれないけれど、ステージ上でもステージ以外でもあの人はロックスターだ、と思った)の切なくなるような歌声が。

一つのバンドを10年続けた事がないので推測の域を出ないけれども、一つのバンドを10年間続けるというのは並々ならぬ思いがなければ出来ますまい。音楽って生み出したり演奏する瞬間に身を削ったりする瞬間も少なからずあるものだろうし、他人同士が一つの事に向かって強く動いて軋轢や不和や行き違いが生まれないわけがないだろうし、何よりバンドって組むより続ける事の方が難しいものなのだろうから。

10年。この言葉の重みを意識してライブを観ていると終盤、この日の出演者やDICE PROJECT KAZUOさんがステージに乱入。一緒に拳を振り上げて歌っている。皆、とてもとても楽しそうに。

僕ってそういうのに本当に弱い。簡単に涙腺が反応するのだ。


で、だ。

打ち上げではもう1年はビールいらないという程ビールを飲み(僕はコップ一杯で轟沈する程ビールが苦手である。この日はジョッキ2杯のビールを飲んだ自分を褒めてあげたい)、嘔吐。はじめさんの優しい微笑みに癒されながら比較的平和に酔っ払う。隣のテーブルではビールをたらふく飲んで修羅のような目つきになったATSUSHI君がイケ面も台無し、といった形相で熱くなっている。最高。

折角美味いモツ鍋を食べるも、全部便器の中でさよならしてしまった。空腹。体が塩分を欲している。でもね、これさえも丁度良い。だって天下一品に行く事が決まっていたのだから!


続・我が逃走
ライブや打ち上げの写真は一枚もない癖に
ちゃっかりラーメンの写真は撮ってる僕を許して下さい。


トッピング自由の天下一品にて、こってりラーメン並を食らう。

胃袋に、いやさ五臓六腑に染み渡る美味さ!もう何か俺このままラーメンになっちまいそうだぜえええ。

実に天下一品でラーメン食べたのは大学1年の頃ぶりじゃあないかという程久しぶりだったので、ちょっとしたショックを受けた。あと久しぶりに打ち上げで酔っ払ったので(いつもはあまり打ち上げで飲まない人です。周りの人が相当飲むので何故か一人だけ素面を保とうとしてしまう。チキンですな)、その後のラーメンの美味さを痛感した。アルコールで荒れた胃袋、嘔吐による胃液で荒んだ食道はラーメンスープで清めるに限る。この理論をやっと身を以って実感出来た。

そのまま茜谷さんのご実家へお邪魔して(着いたら既にお布団が4人分敷いてあった。感激!)そのまま就寝。


起きたら、起床予定時刻を過ぎていた。いっけねえ。

茜谷さんのお母様が作って下さった(もう本当に感謝の念しかないです。有難うございます)朝食を頂く。夜のパーティーの試作のために炊いたというおでん、味付けが舟橋家のものに似ていて一瞬ホームシックにかかったのはここだけの話。24時間程しか家を空けていないというのに、僕という奴はとことん弱い奴なのである。

茜谷さんのお母様に頭を深々と下げて、いざ名古屋モドリ。

名古屋では不完全なバンドの不完全なメンバーが僕を待っている!

PVを撮影してきた。


続・我が逃走


深夜24時。

伏見は長者町、呉服屋の4階に人が続々と集まってきた。今日はJONNYのPV撮影。

呉服屋の4階、と書いたけれども、ここはスタジオライブ等も受け付けているリフレクトスタジオ というバンドの練習スタジオである。バンドの練習スタジオ、近頃は名古屋市内だけでも随分と沢山の練習スタジオがあるけれどもここの安さ、そして機材の安定性は白眉ではないだろうか。バンドマンの財布の中を確実に奪っていくスタジオ代、費用対効果を練習スタジオに求めるなればここはオススメの場所の一つである。

スタジオの回し者みたいになってしまった。しかして、それくらい僕達は融通を効かせて貰ったのだ。


夜中の10時から機材搬入、設営。たかにゃんこと伊藤君率いる撮影チームの手際の良さ、そして作業の迅速さに驚く。撮影機材の設置が終わって、ベースの音が出るようにセッティング。

そうこうしているとあっという間に一般応募したエキストラ出演者の皆さんの入場予定時刻、24時である。

ビルの4階、という一見ちょっとわかりづらい(しかも一階は呉服屋である)位置にスタジオがあるので下まで降り、入り口前でエキストラの皆さんを待ち受ける。皆様方、銘々興奮した様子でいらっしゃる。お馴染みさんからはじめましてさんまで、皆さん平日の深夜によくいらして下さった。本当に感謝しています。


で、照明及び撮影機材チェックがてら一曲演奏した後に、撮影開始。

スモークがたかれ、照明が煌々とついたスタジオ内にバンドメンバー、エキストラの皆さん、そして撮影クルーが入る。スタジオは決して狭くはない。しかし楽器に撮影機材を入れた上で、エキストラ含めた人間が入ると結構な至近距離である。

PV撮影に於いては曲と動きの同期を図るためにほぼあてふり状態(とは言っても小音量ながらベースアンプから音は出したし、ドラムもズコズコ叩いた)である。しかし全力を尽くすと決めたので、ワンテイク目だろうが何だろうが関係ない、俺はやる!

で、前述した通りエキストラの皆さんと僕の距離は至近距離。ワンテイク目が終わった瞬間に振り返るとそこには笑顔ながら目には若干の怯えの色を含んだ皆さん。

「大丈夫でした?」

「ここ、危ないですね!」

「ベースがここ(顔のすぐ近くを指す)をビュンビュン通過しましたよ!」

凄いな、興奮してらっしゃる。有難い。

ならば、遠慮する必要はありますまい。少なくとも僕の周り、舟橋ゾーンに於いては皆がガチ、自己責任の元、精一杯楽しもうと心に決めたのであった。


興奮したバンドマンが、楽器を握った上で堅実な演奏から解き放たれたらどうなるだろう?

演奏はモニタースピーカーからかつての自分達が行ったこれ以上なく正確なものが流れ出しているとしたら?

普段は「楽器を振り下ろす」で済んでいる箇所も昨夜は「楽器を振り回す」「楽器を頭の上で回す」「楽器で切り裂こうとする」に変貌したのだった。全ての楽器を武器に。僕の精神論の一つが、図らずもPV撮影という現場において顕在化した瞬間であった。YAMAHA SBVベースはそういった意味では極めて「武器」である。

取り回しの良いボディは確かな重量を持ちながらも機動性を確保し、リッケンバッカーをひっくり返したようなボディシェイプはツノを持って振り回すのに丁度具合が宜しい。そしてエレクトリック・ベースで炸裂した『牙突』。某少年コミックにて新撰組十番隊組長 斉藤一の必殺技として数多くの名場面を彩ったあの技が、ついに楽器にて炸裂した事を記録しておく。

シールドが抜けようがエフェクターがひっくり返ろうが、とにかく全力!


エキストラの皆さんも、もう本当に気が狂っているとしか思えないような盛り上がりっぷり。

アルコールを摂取して撮影に臨んで頂く、というこちらの計画はハードコア連中によって想定以上の破壊力を生み出し、気がつけばモッシュ以上の何か、もみくちゃになりながらひたすらに暴れまわるエキストラの皆さん。知り合い同志だろうが、はじめましての関係だろうがそこには過去の人間関係は一切関係なく、年齢、そして性別の差を越えたヴァイヴスが確かに存在していた。

当初の予定では60分撮影、10分休憩のタイムスケジュールを組んでいたのだが、一度の撮影でスタジオ内は酸欠状態になり、温度は急上昇(壁一面に貼り付けてあった鏡がすぐに曇ってしまう程)。安全性の保持という観点から一度撮影してはすぐさま「はい呼吸してきてー!!」とスタジオの外に皆飛び出し、暫時の休憩の後に再び撮影再開というもう何だか戦場のような狂乱と興奮の中で撮影は敢行されたのだった。

忘れずに記述しておきたいのは、エキストラの皆さんのテンションが撮影終了時まで一切下がらなかった事である。室内温度、そして勿論アルコールの効果はあるだろう。しかしテイクを重ねれば重ねる程にボルテージが上がっていくエキストラの皆さんの気迫、興奮。あれは本当に良い画が撮れた、と素人ながら自信を持って言わせて頂きたい。


壮絶なる撮影が終了し、撤収も終えたのは明け方6時過ぎ。破損した機材は一つもなく、勿論怪我人も出なかった。大量のビールの空き缶、そしてゴミは出たけれどもそんなのものの数じゃあないね。

PV完成、お楽しみに!JONNYというバンドがどんなテンション、気迫でライブに臨んでいるかご理解頂ける作品に仕上がるかと思います。


打ち合わせ、下見から当日の進行、そして勿論撮影と何から何までしきってくれた伊藤君、そして撮影クルーの皆様、翌日予定があるにも関わらず、また遅い時間で決して参加が容易な条件ではなかったにも関わらず参加して下さったエキストラの皆様、そして色々と融通を効かせて下さったリフレクトスタジオ様、本当に有難うございました。

何より楽しんだのはメンバーに違いない!すまん!

メンバー募集のお知らせ

今まで、様々な企画やバンドを思いついてきたけれどもそれらのほとんどが「思いつき」に端を発するが故に企画倒れになってきた。僕が作曲能力や創作力に長けていたり、或いはそれら思いつきを具現化するだけの創作意欲に駆られていたらひょっとしたらそれらのうちの幾つかは日の目を見たかもしれないけれども、残念ながら結果はここ最近の僕の活動内容をご覧頂ければご理解頂けるだろう。
今日はそれらの供養という事でそれらを列挙していこうと思う。万が一の可能性でもこれら企画を「面白い!」と感じて頂ける奇特なプレイヤーが存在した時のために、形としてはメンバー募集の様式を採らせて頂く。メンバー募集を侮る事なかれ。僕の参加バンドで只今現在、僕が最も長く在籍するバンドとてメンバーとの出会いはメンバー募集だったのだから。


企画その1:バンド名「血Q暴A軍」
昭和怪獣映画を時に華やかに、時に勇ましく、時に荘厳に、時におどろおどろしく彩ってきた音楽達。このバンドはバンド形態でそれらを演奏するために企画した。メンバーは全員迷彩柄の軍服着用、手にする楽器もそれに倣えば尚良い。
ただ演奏するだけではなく、ライブはさながら「怪獣のいない怪獣映画」のスタイルを採用、30分をストーリー仕立てで進行したい。
当初の想定では歪んだオルガン、歪んだベースに力の限り打ち鳴らされるドラムでアンサンブルを構築する予定であったが、毎回ゲスト出演者として(彼らは怪獣研究家の博士や、ヒーローたる軍用機のパイロット役をあてがわれる)ギターないしはヴァイオリニスト等、様々な演奏家を迎えるのも面白そうである。

募集メンバー:鍵盤奏者/ドラム/その他


企画その2:バンド名「folktail of brother Grim」
世界中で最も愛される童話として今尚語り継がれるグリム童話、このバンドはそんなグリム童話の体現と即興演奏を内包したエンターテインメント集団である。
参加メンバーは演奏陣、及びパフォーマーに分かれ、彼らは皆ステージに上がる。毎回題材として扱われるのはグリム童話に代表される世界の童話であり、それにあわせた即興演奏を行い、エンターテインメントとして昇華していく。
一例を挙げよう。この場合は「ジャックと豆の木」である。
パフォーマーはジャックに扮する一名、豆の木に扮する一名である。豆の木役は男性が望ましい。彼は全身を茶色く塗り、ステージに横たわる。ジャック役(彼女、が望ましい。少年役を女優が演じるのは往々にして有る事だ)が登場、演奏陣は牧歌的な曲調の即興演奏を開始する。ジャック役の女優が台詞を言い、「さあ豆の木を生やしましょう」的な事を言う。ここは何でも良い。本番はここからだ。
ジャック役の女優は豆の木役の男優の下半身に掛けられた布をサッと持ち上げる。するとそこには緑色に着色された男優のアレが。ジャック役の女優は「豆の木伸びろ。大きくなあれ」的な事を言いながら(以下自主規制)。
そうこれは男優の(自主規制)に併せた即興演奏なのだ。大きくなれば演奏も猛り狂い、じわりじわりと存在感を増すならば演奏もそれに倣う。

募集メンバー:パフォーマー/ドラム/ギター/その他


企画その3:オーケストラみたいなバンド
バンドに指揮者がいて、その指揮に併せて皆が演奏したら面白いんじゃないの?

募集メンバー:僕が指揮者やりたいから指揮者以外


そりゃあ、実現しないわけだよ!

怒涛のライブ週間を振り返って

このブログでも漏らさず書いていたけれども、11月25日~12月4日まで、11月29日を除いては毎日のように何がしかの形でライブを行っていた。



11月25日 JONNY@新宿JAM

11月26日 JONNY@新栄CLUB ROCK'N'ROLL オワリカラとの共同企画

11月27日 JONNY@新栄DAYTRIVE ナナフシ企画

11月28日 JONNY@三重県津市 まん中広場 アーデルドップ907

11月30日 JONNY@天王寺fireloop

12月01日  iGO@新栄CLUB ROCK'N'ROLL

12月02日 舟橋孝裕@新栄CLUB ROCK'N'ROLL 本多さん生誕祭

12月03日 JONNY@神戸Mersey Beat 「伝説のビルジャック」

12月04日 パイプカットマミヰズ@池袋 手刀 ヤルタ会談レコ発企画



10日間で9本。

ライブの本数を誇るのはとても自慢出来る事ではないし、バンドを3つもやってればこんな具合にスケジュールがぶつかってくるのは当たり前に起き得る事ではあるのだけれども、それでもいざこうやって書き出してみると我ながらよくもったなあ、と思う。

体が、ではない(まあ、風邪ひいたしね)。ライブへの求心力が、だ。

つくづくライブが、ライブという現場が好きなのだと思う。


例えば連日連夜同じバンドでライブを敢行したとしても、ライブハウスが違えば、共演者が違えば、お客さんが違えば、それこそ日時が違えば、全く同じ空気感になる事等絶対に起こり得ないし、そこに自分のバイオリズム、メンバーのバイオリズムが重なってくればそれはさらに前夜のそれと比べても変化しているのは明らかである。

バンドとして最低限の練習を重ね、そして現場に放り込まれて苦渋を舐め、反省をし、奮起する。それによってしか重ねられないものがある。僕は多分そんなプロセスも大好きだ。メンバー同士のふとした瞬間の気まずい瞬間、疲れや些細な一言がきっかけになって発生してしまうそんな瞬間も俯瞰的に見れば愛せるし、ライブ後にお互いちょっとばかし一息ついて腹の内を話し合うのも大好きだ。バンド内で織り成される人間模様が大好きだ。

集団としてのバンドが大好きで、そんなバンドが向かっていくライブを愛して止まないのだ。

自己顕示欲が発露し、それを思う様ひけらかすのはこの上ない快感だ。そしてそれが手痛く折られ、どうしようもない程の挫折感を味わい、痛恨の一撃をその自己顕示欲に食らいながら家路に着くのも好きだ。最高の演奏をし、フィードバックも得られ、最高の思いを噛み締めながら飲み下すコーラは最高の味だ。お世話になっているライブハウスの方と、今後を見据えて、或いは見据えんと話し込むのも好きだ。遠方の盟友達、その土地毎の関係者、親しいお客さんとの再会、それらはまず普通の生活をしていたら出会わなかったであろう宝だ。そしてそれまで知らなかった素晴らしいバンド、音楽との出会い。脳髄を根底から震わされるような興奮と、それ以上に感じる悔しさ(僕は度量が広くないので格好良いバンドに出会うとまず悔しいと思ってしまう)の味!

僕はライブと、それにまつわる事柄が大好きなのだ。何なら会場入りも好きだし、リハーサルも好きだし、リハーサル後の緩慢な時間の流れも、そして開場も、開演も、本番前の緊張感も、転換時間も、終演も撤収も全てが大好きだ。


声を大にして言おう、ライブが、演奏活動が大好きだ。スタジオや自宅で一人でシコシコとやっていて満足するものか。それでは足らぬと、僕の自己顕示欲が言っている。一人でも多くのお客さんの前で、少しでも多くの熱気を感じながら、そしてそれ以上の熱量を発散しながら、少しでも頭の中を空っぽにして演奏したい、し続けたいのだ。

これだからこの遊びはまだまだ辞められんのだ。こればっかりは止してなるものか。


ちなみにこの9本のライブで

「眼鏡」及び「ループスイッチャー」が大破。眼鏡に関しては再起不能。

「左足打ち身」「両肘に擦過傷」を負い、「風邪」をひいた。

そして悔しい思いも相当沢山、したぜ。


しかしてね、バンドマンは某戦闘民族と同じで限界に近づけば近づく程強くなって再起する。

今月の、つまり今年のライブは残り7本。大晦日も入れれば8本。

まだまだやるぞ!

パイプカットマミヰズでちょっと東京行ってきた。

JONNY遠征@神戸 から帰宅、ブログ更新後「こりゃあもう寝ない方が確実だな・・・・」と前日から飲んでいる薬が効いているのか、回復しかけてきた体調にまかせて一睡もせずにメンバーの迎えが来るのを待つ事を決意、海外ドラマはこんな時実に有効な時間潰しの友になってくれる。


で、パイプカットマミヰズの(僕の参加バンドの中では一番)膨大な量の機材を積んだハイエースが舟橋邸前に到着、機材を放り込んで勢い勇んで乗り込むも、高速道路に乗って間もなく轟沈。「何だよ、朝陽が眩しいな畜生」と思ったのが最後の記憶だってんだから物凄い勢いで睡魔に引っ張られたに違いない。ハイエースは機材も沢山詰めるし、車内は広いしで物凄く快適だった。ハイエースはバンドマンの強い味方!後ろの荷台に布団敷けばそのまま眠れるしね。吉田君は機材の雪崩にあって呻いていたけれど。

車中で覚醒したりまどろんだりを繰り返しているうちに東京到着。高速道路を降りてから、携帯ナビに惑わされながらも無事、池袋 手刀に到着。


手刀だよ。久しぶりの手刀だ。

前回不完全密室殺人でお邪魔して以来だから、09年の10月末 以来、実に1年ぶり以上の手刀だ!

気分はまさしく古巣に帰るようで、受付からあの階段、白と黒の床さえ懐かしい。勿論名物ブッキングマネージャー、ホリイさん(ゴリマチタカシ さん、としての方が有名だろうか。Sodsのステッカーは名古屋のライブハウスにも貼ってあるくらいなので)にもお会い出来た。

機材搬出、その後、リハーサル。

リハーサルが無事に済めば、さあ二郎だろうという事でラーメン二郎 池袋東口店へ。

個人的に、ここの二郎はなーんか薄い。なーんか薄い気がするんだよなあ。カラメコールをしてもなーんか薄い。勿論月に一度食べれるか食べれないかのラーメン二郎、旨かったし嬉しかったんだけど、うぬぬ。


この日の演奏は5人編成、初の演奏としては十分以上のものが出来たと同時に、個人的には課題が色々と見えた演奏であった。最近はブレザー君から貰ったTerry Goldのピック(0.80mm。「舟橋君、中尾さん好きでしょ。同じのだよー」「うわ、やった!」)をどのバンドでも使っている。このピック、勢い余って落としてしまったり客席に投げ込んでも絶対に手元に戻ってくる(「ピック、必要でしょう」と誰かが拾ってきてくれる)ばかりか、気がつけば増殖して2枚になってたりするんだけど、今まで使っていたピックよりも柔らかく、パイプカットマミヰズみたいに演奏になりふり構ってられないくらい必死に演奏してしまうバンドでは現状、まだ使える余裕がないかもしれない。手元に意識を配る余裕がなくてピックがピッキングに負けてしまい、それでどんどん力んでしまうという悪循環に陥ってしまう。昨日はたまたまポケットに今まで使っていたピックが入っていたので途中からそれに交換して弾いたのだが。余裕が生まれるまでは、だ。

そうなんだよなあ、まだ個人的に演奏に余裕がないんだよなあ。必死になってガシガシ弾いているのも有りだとは思うのだけども、少なくともパイプカット~に関してはちょっと余裕があった方が良い気がしているので。

まあ良いサンプルが得られた。


ライブ後は遊びに来て下さったリュウジさん(ONEPERCENTRES )に海外公演の話を伺ったり、罠子さんや大学時代からの友人に久しぶりに会ったり。

そしてこの日、レコ発が間に合わなかった(笑)ヤルタ会談 、トリを務める堂々の風格。あれはエンターテインメントだよ。ってか恐らくメンバー様全員、僕より年上でいらっしゃるのだろうけれどもキャラクター性や遊び心さえ風格を感じてしまい、「畜生!」を通り越して「参ったなあ!」になってしまった。人間性が面白い人がバンドやってりゃそりゃ面白くなるよね。


さあ名古屋モドリだ、というタイミングで体調が悪化、薬を飲んで車内にて再び轟沈。最年長なのに全く使えない舟橋メンバー、である。いっけねえ。


続・我が逃走
帰りがけに新宿駅で見かけたモンスターハンターのオブジェ。
何とこれ、巨大な風船。

12月突入。で、怒涛の日々。

12月1日

このブログでは事後報告になってしまうけれども、新しくi GO のサポートをする事になった。

i GOは先月の10日のライブを以てベースを担当されていた健太さんが脱退。それ以降はサポートベーシストを迎えて活動を継続していく事になり、そんなサポートベーシストの一人として声をかけて頂いた次第。茜谷さんから連絡を頂いた際には、まず健太さんが脱退される事に驚き、次にどうやら真っ先にお声をかけて頂いた事を物凄く有難く思った。だって僕ってばどうやら周りからは忙しく思われがちな様子だし、他に色々とバンドをやっている人間にオファーを出すという事にバンド側が気を遣わないわけがないじゃあないか。

即答でやらせて頂く旨を伝えたのは、勿論ドラムの吹原君がJONNYのドラムサポートをしてくれたというのもあるしレーベルメイトというのもある。しかし何よりもそんな僕にお声をかけて下さった事がたまらなく嬉しかったからだ。

練習の予定調整や資料作成諸々、i GOをはじめ実は家がご近所の茜谷さんには物凄く気を遣って頂いた。パヴリック・イメージでも良い人達なのだろうし、僕自身そんな印象だったけれど、実はそれよりももっと丁寧で誠実な方々だよ、i GO。資料を受取に茜谷さんちにお邪魔した時も「舟橋ビール飲むかー?」「気楽にいこうやー」と緊張している僕を気遣って下さったし、帰りがけも僕が階段を降りるまで玄関を開けて見送って下さった。

もうね、本当に良い先輩。


で、迎えた本番当日。

仕事を早めに切り上げて自転車で新栄CLUB ROCK'N'ROLL入り。この日からアニバーサリー月間という事で18周年を記念する飾り付けが会場に施されていた。

吹原君はロサンゼルスに単身旅行に行っていたようでお土産に「I LOVE(ここハートね) LA」Tシャツを貰う。今日の衣装が決まった瞬間。

この日は色々と緊張していたけど気がついたらステージに上がっていて、そしてギター 野田さんのMCを聞きながら真横で笑っていた気がする。8曲立て続けに演奏するという事で最初にまとめてMCをしてしまおう、という事で打ち合わせらしい打ち合わせもしないまま「んじゃあいつも通り適当に喋るよー」とステージに上がった野田さんだったけれども、流石です。

4人マイナス1人ではなく、新生i GOとしての第一回の演奏。気合を以てしてサポートさせて頂いた。とはいっても僕だからサポート感、というかそういう職人的な参加の仕方というよりかは普段通りになってしまうけれども(「いつも通り好きにやれや」というお許しも頂いていたしね)、大変楽しく演奏出来た。あんなにダウンピッキングをしたのは久しぶりかもしれない。ってかあんなにコーラスしたのは初めての事だ。あんなにエフェクターを踏まなかったのも、ね。

i GOはそれまで様々な活動を繰り広げていたバンドマン達が集まって、そして結成以降も様々な活動を繰り広げてきた。名古屋のインディーズシーンの一端を担うバンドである事は揺るぎようがないし、今まで沢山の名古屋出身のバンドマンがi GOに対して尊敬の念を表してきた。そんな4人から健太さんが脱退。健太さんの脱退が発表されて、ネット上だけでも色々なi GOを愛する人の声を目にしてきた。サポートベーシストといえども、いやだからこそそれらに目を通し、そしてこの目に焼き付けた健太さんのi GOでの最後の演奏を踏まえ、これからも可能な限りi GOをサポートしていく所存です。



12月2日

我等が新栄CLUB ROCK'N'ROLLのブッキングマネージャー 本多さん生誕祭に出演。過去2年間行われてきたこの生誕祭も今年で3回目。今年も今年とて様々なバンドの人間が集まって、弾き語りを行った。

初回から一貫して採られてきた投票システム。今回は過去2回の王者に挑戦者9人が挑む、という構図。

参加メンバーは以下の9名+少年コミック名義の山田君(不完全密室殺人)。


王者:
村上友哉(明日,照らす )/佐野仁美(viridian )


挑戦者:
飯田瑞規(cinema staff )
小松史佳('wl of the art )
フウジン(ワッペリン )
舟橋孝裕(不完全密室殺人)
山崎麻由美(プリングミン )
山下 桂史(竹内電気 )
山田義丸(DIEZEL )
ゆり(里帰り )
若杉コウスケ(24-twofour- )


開票ご歓談タイム:少年コミック


という錚々たるヴォーカリスト達が火花を散らす!

・・・・・ちょっと待て、ヴォーカリスト!? 僕はヴォーカリストじゃないぞ!

そう、どこでどうなったのか、僕だけがヴォーカリストじゃないのに参加してしまった構図。本多さんから出演オファーを頂いた際には「どうにかなるだろうねフンフフン」とか思っていたのだけれども、いざ冷静になれば僕には持ち曲もなければ聴いただけで人の心を揺さぶるような歌声もない。ってかそもそも歌った経験さえほとんどない!(不完全~では例外的に僕がメインヴォーカルの曲があるけれども、あれは「バンドの中で一番下手な奴が歌うのが良い」という事で僕に決まったわけで、決して僕の声が良かったわけではない)。

どうする、どう挑む俺!

というわけで僕に何が出来るか頭をひねった挙句、「10分間で如何に人を感動させるかが主題ではなく、如何に完成させるか」「僕の信念の一つ、同じ土俵で戦わず横っ面を殴りつけるか」「練られた構成とPAとの綿密な打ち合わせ」、これらの要素によって自分らしさを出していこうという事で怪談を喋った。


・暗転

・BGM(武満徹/ノヴェンバー・ステップス)が不気味に流れ出す中、蝋燭を持って登場

・着席後、怪談

・蝋燭を吹き消して再び暗転


これを行った。怪談の中身は大学時代に所属したサークルに伝わる「人形の話」。以前出演した怪談ライブ でも話した、いわば鉄板ネタである。

このイベント、出演順をくじ引きで決めるのだけれども、僕が引いたのはまさかの「1番」。

他の8名が歴然と弾き語りを行う中、まさかの1組目で怪談話をしなければならないという展開。もうね、頭を抱えたよ。

「1組目の方、どうぞー」と1組目が誰なのか、実際ステージに上がってくるまで知らない本多さんに誘われてステージに登場。一応フウジンちゃんのギターを借りて出て行ったのだが、僕が出て行っただけで笑いが起きたのは、何故だ。本多さんとバンドの告知やら色々お喋りした後、「ではやりましょうか」「はい」。

通常ならそのままステージに残り弾き語りを始めるところを本多さんと一緒に退場、暗転。井藤さんと打ち合わせしていたのが功を奏したのか、良い感じにBGMが流れ出す。

蝋燭を持って出て行って、喋りだす。

「あのー」

怪談で有名なJ・Iさんを意識して話したのだけれども面白い程お客さんのリアクションが良い。皆、優しいなあ。

そして話し終え、蝋燭を吹き消した瞬間、BGMも尺八の不気味な旋律がクローズアップ。この偶然のシンクロに僕自身心が震えた。もう思い残す事はない。100パーセント、否、それ以上の事はやりきった。間違いなく賞は貰えないだろうけれども、僕は自分の時間を自分の自己顕示欲のままに、自分自身を表現する事にのみ費やせた。しかも想定以上のクオリティで。

時折ライブ後に自分達を褒めてやりたいくらいの演奏が出来る事があるけれども、この日の僕はそれレベルの事をやれたと自負している。出演が確定してからの煩悶の日々が報われた気分だ。


まあ、案の定賞はとれなかったけれどもね。だってさ、皆凄いんだもの。ヴォーカリストの凄みという奴を見せ付けられました。本多さん、是非来年もやりましょう!リベンジさせて下さい!


続・我が逃走
本多さん、お誕生日おめでとうございました!


12月3日

夜中にとんでもない寒気で目覚めたり、間接が痛かったり、予兆はあった。

目覚めて気だるさから風邪を予感、体温を測ってみると37度3分。発熱している。

考えてみれば11月25日から今日に至るまで、29日を覗いて毎日何らかの形でライブを行っていたのだ。そりゃあ疲れも蓄積して体調も崩すというものだろう。発熱相応にしんどかったので、荷物を適当にまとめて佐藤家へ。

今日はJONNYで神戸遠征。「伝説のビルジャック」に出演。遠藤ミチロウ(ex.スターリン)さんも出演される2会場同時に行われる大掛かりなイベントだ。

行きの車中からメンバーに気を遣って貰い、爆睡。体調悪い時ってあまり大きな音は聴いていられない。リハーサルより本番を楽しもうという事でリハーサル後も緩慢な意識にけだるい体を抱えて一人放浪。図書館なぞに行き、静かに過ごす。なかなか体調は良くならない。そりゃあそうだ、冷静に考えれば家で横になっていたってものの数時間で発熱が治まるはずがないのだ。しかしライブが終われば、ライブ中の発汗を利用して体温を下げる事が出来るはずだという経験則を希望に時間を過ごす。

熱というのは蒸気機関に代表されるようにエネルギーに変換され得る。ならば熱を宿した体は平常時よりもエネルギーを宿し得るという某漫画 より頂いた“志々雄理論”の元に「ライブが始まれば、ライブさえ始まれば」とライブ直前まで頭を抱える。

ステージに立ってベースを握ると、案の定頭がスッキリとして活力が湧いてくる。僕はほとほとライブという現場が大好きらしい。“志々雄理論”故かはわからないけれども、ここ最近では一番の演奏が出来た。正直関西で良いリアクションを頂いた事は少ないのだけれども、お客さんも僕達の演奏を楽しんで下さったようで本当に良かった。

演奏終了後は薬局にて、風邪薬を購入。かれこれ3週間風邪をこじらせている薬剤師さんの薦めで(「こういうところにいるとなかなか治らないんですよね・・・・」)買った薬の効果か、今は随分と楽になった。


さて数時間後にはハイエースに乗り換えていざ東京へ!24時間でどれだけ移動するんだ、俺!

有難う、Fireloop。

天王寺Fireloop移転前、最後の営業日に行われるイベントにJONNYで出演。


天王寺Fireloopは僕が加入する以前からJONNYがお世話になってきたライブハウス。勿論僕が加入してからも大変よくして頂いて、何かとお祭ごとに呼んで頂いたり声をかけて頂いたりしてきた。JONNYというバンドがここで出会ったバンド(高知のあのバンドですよ、ホラ、もうわかるでしょう!)にその日のうちに企画に呼ばれ、そして逆に企画に呼んだり一緒にツアーをまわったり。

そして天王寺Fireloopを代表するバンドであろうハヌマーンの印象もあってか、僕は一方的に親しみをFireloopに感じているのだった。


で、昨日はそんな思いを込めて全力で演奏。

基本的に高い所は好きだけど怖い(怪我しやすい星の元に生まれたみたいだからね、僕は)。けれども昨夜は気がついたらFireloopの天井からぶら下がっており、埃を撒き散らした。照明の照り返しの中、白い粒子のように舞う埃を観ながら「これがFireloopに9年間の間蓄積されたものなのか」と妙な感慨に耽ってしまったものだ。

ライブハウスの天井、そこに渡してある梁に蓄積した埃にそのライブハウスの歴史を感じるというのは、オツなようでそんな事もない(つまり全然オツではない)。

打ち上げ中、皆で移転先(何と10mの距離しかない!笑)の新Fireloopへ。


続・我が逃走
今は空っぽだけれどもこの新Fireloop、何と12月4日から駆動するらしい。

広い!綺麗!そして部屋数が多い!

嬉しさを噛み締めるように「ここが受付で、ここが・・・」と説明して下さる野津さんを見ながら、我々バンドマンも大いにワクワクした次第である。

旧Fireloop、有難う!

そして新Fireloop、お世話になります!



自己紹介

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。
以下、ライブ予定。


12/28(水) 新栄DAYTRIVE
犬栓耳畜生

2017/1/07(土) 今池HUCKFINN
ONE BY ONE RECORDS レーベル10周年イベント
JONNY

1/08(日) ミソフェス2017(http://www.misofes.com/)
パイプカツトマミヰズ

1/08(日) 新栄DAYTRIVE&TRIM
パイプカツトマミヰズ


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