2012年の演奏納めの話。

12月29日、今年で4回目になるというi GOと明日、照らすのツーマンライブにてi GO非常勤ベーシストとして参加してきた。

ツーマンで開演も19時半だったので入り時間は17時、と比較的ゆっくりめの入り時間だったのでいつも通りの時間に起きて、年明けの演劇公演で必要なこまごまとしたものを買いに東急ハンズへ出掛けた。目当てのものを難なく発見し購入、年の瀬のハンズの雰囲気を楽しむのも良いかとも思ったのだけど丁度ブラックジーンズも欲しかったので栄のユニクロへ行く事にする。
携帯電話を見ると斉藤伸也君(ex.竹内電気/ONIGAWARA)から着信。丁度「ユニクロかH&Mか」ってなやりとりをtwitter上でしていたのでもしかして、と思って電話してみるとビンゴ、彼も丁度近くにいるって事で斉藤君と一緒にH&Mに行く事に。
生まれて初めて名古屋のH&M行ったんだけど、凄いね。いつの間に栄にあんな場所が出来てたのさ。地下なんて実際の敷地以上に広く感じるし、あれ出た当初って相当話題になったんじゃないの?人も沢山いた。
そんな栄の地下ダンジョンH&Mを斉藤君の先導で進んでいく。本人曰く「かぶれてるからね、最近」との事。確かにお洒落。色々と服について教えて貰ったのだけども、その様子があれは多分傍から見たら完全にゲイカップル。主観上では高校生の頃初めて大須に、服とか買い物に強い友達に連れていって貰ったような、あんな感覚。何にしてもH&Mの地下で上半身はユニクロのヒートテック一枚の僕と僕のコートやら鞄やら抱えて「これ着なよ」とか「これはちょっとな、冒険し過ぎかな」だなんて色々と薦めてくれる斉藤君の二人組は相当な異形だったのではないだろうか。
それにしてもあの人本当に優しいんだよ。セールで安くなってるとは言え「似合うと思って」ってTシャツ2枚も買ってくれたんだよ。びっくりした。本当に。
あ、ブラックジーンズは結局ユニクロで買いました。

斉藤君と一時別れ、帰宅、楽器の準備をして今池HUCK FINNへ。
リハーサルから開場、開演まではこの日はあっという間に感じたなあ。準備やら気持ちを落ち着けたりしてる間に開演時間になってたものな。
開演時間になっても楽屋にi GOの3人が集まってこないもんだから(皆それぞれバタバタしてたらしい)、村上君(明日、照らす)が「なんなんですか、もう。一番真面目なの舟橋さんじゃないですか。どうなってんだあの人達!」と愛のあるdis。言ってる中身程口調も雰囲気もピリついてない。
やっぱりこの2バンドって特別な関係なんだな、だなんて思った。そりゃあそうじゃなけりゃ4年連続でツーマンなんて出来ないんだろうけれども。

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今回の画像は友人の歯科衛生士嬢撮影。
個人的にもこの日は2012年の演奏納め。バシッとやって納めたいところ!
ツーマンで当初組まれたセットリストは17曲。「結構やるもんだなあ」と思っていたら案の定持ち時間をオーバーしてしまい、村上君に「何で6年やってて持ち時間の計算も出来ないんですか!」と怒られてました、i GO(この文脈からもわかるように、僕はなーんも考えてませんでした。だってやれると思ってたもの!)先輩。
新曲含めて2曲、久しぶりの曲もありつつ、一生懸命やった。
H&Mで購入したMTVのセーター、「頭でっかちでMTVばっかり観ていた大学生がついにベースギターを手にしてステージに立った!」っていう設定でライブ中ずっと着ていたのだけど、これがもうべらぼうに暑くて。演奏後に表に出て行ったら体から湯気が出てたもの。
良い演奏納めでした。i GO先輩、今年もお世話になりました。来年も宜しくお願いします!

明日、照らすのライブってなんだろうな、僕は僕で自分自身に納得して表現活動をやっているし自分の表現には自負もそれなりに、あるつもりなのだがそれでも明日、照らすを観ていると「羨ましい」って言葉が一番近道だと思えるような感情が湧いてくる。眩しいな、と思う。そしてそれ以上に素敵だな、と思う。
この日でサポートドラムを卒業する伊藤専務(テレポテ)の演奏は勿論、涙も素敵だった。ああいう涙ってグッときちゃうんだよなあ僕なあ。全然ネガティヴな意味ではなく「今までどんな時間を過ごしたんだろうか」とかやっぱり"最後"て言葉からは連想すると思うのだけどああいう涙と笑顔一発で「きっと良い時間だったんだろうな」って色々理解した気になってしまう。でもそれだけかけがえのないものだとも思うのですよ。

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牙突もしっかり、やった。
怪我もなく、僕の2012年演奏納めは無事に終わった。

今年はちょっと年明け早々2日間の企画があってそれに向けて動き回っていたら「え、もう2012年終わり!?」って感じになってしまったので総括らしい総括もそれが終わるまでは出来る気がしませんが、何よりここをご覧になって頂ける程に僕にお付き合い下さる皆様、本当に有難うございました。
そしてごめんなさい、来年はもっと色々やろうと思っています。ちょっと色々と思うところもありますし、去年と同じ一年を過ごすっていうのもまだ早い気がするので。現状維持っていうのがどれだけ難しいかっていうのも理解したつもりで、来年はそういう心持ちです。
自分自身の事をしっかり以上にやって、その結果をすぐさま叩き台にして活動に反映して現状想定している以上のものにする。今年縁が出来上がったり、培ってきた関係を一つの結果として結実させる。

2012年、お世話になりました。2013年も面白がらせますので宜しくお願いします。
良いお年を!
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今回のレゴは作ったのを一拍置いて眺めて、OMOIDEが去来して泣きそうになった。

年末、年の瀬、色々な言い方ってあると思うのだけど来年も早々からバタバタと慌ただしく動き回る事になりそうで、もう気持ち的には来年、2013年にいる。気の早い男だ、我ながら。

スタジオにてi GOの2012年最後の練習を終え、24時間営業のスーパーに寄り諸々購入。
ご近所さんであるヨシダユキ先生宅にて伊藤誠人君と3人で「飯の友王座決定戦第一回」を行った。ご飯を韓国のりやら生姜風味の牛しぐれやら高菜でかっこむのは最高の気分だった。白いご飯って、やっぱり最高!
で、レゴ。
きっと、この題材には今後も何度も挑戦すると思う。

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「まだ出来てないもんだから!他で食べて下さい!」

新しい趣味。

新しい趣味としてレゴブロックを始めました。
幼い頃は大量のレゴブロックを所有していたのだけど、中学生になる頃に処分してしまった…残念。
なので「基本セット 青いバケツ」(対象年齢5歳~)を購入、まずはそこに入っているブロックだけで色々と楽しんでみようと思っています。

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「家」
同封されていた手引きに従って作った。
まずはこれで基本を思い出そうかなって。


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「ロミオとジュリエット」


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「マリオ」

レゴ面白いよ、レゴ!
扱い慣れるとこんな事(リンク先はアメリカ在住のい21歳の若者がレゴを使って映画の名シーンを再現してる写真集。凄い!)も出来るようになるみたい。
「青いバケツ」にはミニフィグ(レゴブロックの人形の総称)が2体、男女しか入っていないのでちょっと色々と買い足していきたいところ!

2012年のクリスマスイブ

毎年クリスマスイブに何やってるかだなんてほとんど記憶にも残っていないけれど(去年はサンタクロースの格好をしてのむーんさんと名古屋中を駆けずり回った)、2012年のクリスマスイブは僕にとって今まで過ごした28回のクリスマスイブの中でも相当印象深いものになった。
この日はパイプカツトマミヰズにて今池HUCK FINNにて行われたさよなら大丸プロジェクト「今池午前二時」最終戦となる「ありがとう大丸」に出演。

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クリスマスイブと大丸イベント最終戦、という事でライブ中の切り替えが相当混沌とした事にはなったけれども(舟橋が大丸担当、吉田君がイブ担当。イブだから何かするってわけでもなく吉田君は相変わらず楽しそうに演奏して、好きに喋っていた)、汗のしたたる良い演奏が出来たと思う。ボランティアメンバー伊藤誠人君は「今日は特に寒いから」という事でコートとマフラー着用、鍵盤をなぎ倒す熾烈極まる演奏をしつつも最後までコートもマフラーも外さずに演奏していた。気○いめ。

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ライブ前に食べたスガキヤラーメンも、この日の冷え込んだ寒さも、共演者との会話も、ライブ前っていう特別感はあるけれども、それでも「大丸イベント最終戦」という特別感には敵わないだろう。長々と喋ってもしょうがない、吉田君が譲ってくれたマイクの前で簡潔に、別れを済ませた。
それをしなければならないって事に、一瞬涙が出そうになった。
数分後にはその分も汗で放出していたけれども。

のむーんさん(この日は会場に映画泥棒が現れた。詳しくは明日、照らすの村上君の日記参照で。やたらのむーんさんと誤認されていたけれどもどうだったのだろうかな、実際。村上君勝手に参照してごめんね!)と残ったメンバー、この日も撮影スタッフで会場入りしてくれたヨシダユキ先生と一緒に近くの居酒屋でお食事会というていの軽い飲み会。のむーんさんの人柄の温かさとファニーさったら!

その後、HUCK FINN はみちゃんと下平さん、Dimalizeとしてこの日共演したケンタロヲさんが飲んでるという四川園へ伊藤誠人君と挨拶という名の打ち上げ二次会へ。
SOCIAL PORKSが本当に素晴らしかった事(伝説を見た気分だ)、大丸の話、ケンタロヲさんが学生時代は"チャラかった"話等をして大いに楽しむ。この日飲んだサッポロ黒ラベルは、それまで飲んだビールの中でもぐんを抜いて美味しく感じた。

本当に有難う、大丸ラーメン。大橋さん。
そしてさようなら。

JONNY THE BIG BANDでワンマンライブをやった。

12月23日はここ数年毎年のように佐藤美生(JONNY)さんの生誕祭という名のJONNY企画にてベースギターを弾いている。
毎年、唯一佐藤さんが好き勝手やっても僕も篠田君も何も言わない日であり、2012年の今年は彼女の希望でJONNY THE BIG BANDと称して大人数でJONNYの曲を演奏した。
メンバーの人選からやりとりから何から何まで佐藤さんに好き勝手やって頂いた。僕は今回本当にシンプルにベースギターを弾いただけ。そうじゃなかったら新年控えている企画準備とか、出来なかっただろうな…。
さて、集まった人間は次の9人。

・佐藤美生/Vo
・篠田尚希/Gt,cho
・舟橋孝裕/Ba
・福岡大資/Dr
・山田亮一(バズマザーズ)/Gt
・伊藤誠人(色々バンドをやっている)/Key
・志乃(シンガーソングライター)/cho
・平井亜矢子(いとまとあやこ)/cho
・まっち(紙コップス)/cho

コーラス隊の志乃さん、平井さん、まっちとは別に演奏陣は佐藤さんとスタジオ入り、アレンジ作業を行ってきたのだが、これが最初スタジオ入った時はどうなる事かと思った。一体これはどうなるのだろう、無事にライブまで全員で完走出来るのか、と不安にもなった。
けれどもあれは何度目だろう、ある夜以降それまでのスタジオが嘘みたいに歯車があって、バンドは有機的に作用し始めた。本番まで一週間程だっただろうか、これでもう大丈夫。誰もがそう思った。
で、コーラス部隊を加えての演奏は更に僕を興奮させるもので、いよいよ本番が楽しみになってきた所で当日に。

緊張するんじゃないか、9人もステージにのるのか、フォーマルな格好で演奏なんて出来るのか等と多くの不安を(個人的に)抱えた中での本番。…本当にあっという間だった。体感上は1時間もないような、そんな具合。
夢中になってベースを弾いたし、この編成ではバンド全体として最高のパフォーマンスが出来た、と確信している。良い時間だった。

佐藤美生さん、お誕生日おめでとう!

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演劇と演奏の共通項に思いを馳せている話。

スタジオでベースギターを弾く。
充足感を感じる。ここ最近は目前に控えたJONNY THE BIG BANDでの佐藤美生さん生誕記念ワンマンでの練習以外はほとんどの時間、年明けに計画している新栄CLUB ROCK'N'ROLL20周年記念企画(本日、その企画のオフィシャルサイトがオープンした。こちらからどうぞ)2日目の演劇公演の準備にかかりきりなのだが、変な話、演劇っていうものをいざ作る側に回ってじっくりと取り組めば取り組む程、同時に音楽っていうものについて触れている気がする。
もっと正確に言えば音楽と演劇という表現の共通項というものについて演劇側から認知する事で、音楽というものへの意識がより明確化されてきた、のだろう。

明確な「色」を持つ楽器演奏者というのはいるもので、これはもう謙遜でもなんでもなく言ってしまえば僕っていうのも良くも悪くも限定的な「色」の持ち主であると思う。これは主観だけでなくサポートのお話を頂戴する時の話の進め方や実際の作業、又は同業者と話をしている時に等、客観視の上でもそういうものを前提としているように感じるからまず間違いはないのだろう。喜ばしい事だ。
で、そういう人達ってその人特有の「声」があって、それは文字通り声だったりサウンドだったりするのだけれども、そういう演奏者がバンドを組む場合、そのバンドって顔ぶれが決まった段階で「出音」はほぼ決まっているんじゃないかと、僕はわりかし本気でそう思ってる。決して消極的なニュアンスではなく、ね。
ニンニクとソースを混ぜても甘さっていうのは第一に来ないでしょう?という事だ。本人が意識する部分でも、意識しない部分でも。
役者もきっとそうで、演劇とバンドによる音楽表現って通じる部分があるよねって話をした。演劇やってる人と。

毎日、楽しいです。
これでもっと外食とか食べ歩きする時間に体が空くような体内リズムだったらなあ。

予告編


もぐら君と伊藤誠人君が頑張ってくれました。
企画のオフィシャルサイトは明日(20日)オープン予定!

お犬様自慢

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あんまり毎日毎日エフェクターだの僕の頭の中ばかり書き記すのもナンなので、たまには可愛い写真を。
舟橋家にて同居しているお犬様の写真から気に入っているものを抜粋。

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あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"”!!
可愛い!!

ちなみに、圧倒的に犬派、です。

画像のホワイトバランスが須くおかしい。

昨日はJONNYで京都VOXhallへ遠征。2012年の遠征納めという事で個人的にも気合いが入った。

行きの御在所SAで食べた山本屋の味噌煮込みうどんも美味しかったし(650円と安かったし、名古屋人だけに外食してまで食べない味噌煮込みうどんを久々に"店の味"で楽しめたのは良かった。自宅で食べるそれとどちらが良い、って事はないけれどお得感あったし実に楽しんで食べる事が出来た。2倍の量があっても良い)、リハーサル後にフラッと立ち寄った楽器屋で購入したベース弦(くじ付)で見事に当たりを引き、もう1パックベース弦をゲットする事が出来たりとこの日は「引き」が良い日。
演奏でツケを払わされそうで不安に思ったのも事実だけど、幸いにも機材トラブルもなく、後述するけれども実にテンション高く、グッと演奏出来たと思う。

京都VOXhallといえばこの日の記憶っていうのはまだ半年も経っていないし、なかなか忘れられるものでもない。スタッフの皆さんもお会いする度に「その後、足どうですか?」と気遣って下さったり(勿論重傷ではないのは皆様ご存知なので、これは気軽な会話の導入でもある。遠方の方とはこういうのも、楽しい)、やっぱり相応に衝撃だったようです、飛び降りたの。

僕は、予定調和は嫌いだ。「今日はこれをやろう」とか「ここでこういう風に振る舞おう」とか特にライブハウスのステージの上では本当に苦手で。
だから僕に出来るのは

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いつ「その気」になってもいいようにコンバースからNIKEのエアフォース1に履き替える事だった。
左足を痛めた話をした時に野村さん(ノムラセントラルステーション/i GO & THE NOW POND DESTINATIONS)に言われた「舟橋君、高いところから飛ぶ際にはね、エアマックスじゃないと駄目なんだよ」という言葉が実に印象的で、その話をVOXhallでサポートドラマー せんちょーにした所「じゃあ買いに行こう」という事に。

「え、今からですか」
「そうだよ。丁度俺も外出るし、さっき靴屋さん見たもの」
「あー…」
「靴を買ったからといって飛ばなくてもいい。そこは舟橋君の気分次第。それに靴屋に行ったからといって靴を買わなきゃってわけでもない」
「そ、そうですね。とりあえず見に行こうかな・・・」

20分後、僕の両足は空軍(AIR FORCE)の指揮権を得ていた。
演奏ギリギリまで悩んだ。というかいくなら今しかない、というその瞬間まで自分の中で100%どうするかを確定させていなかった。前回の一件で僕は多くの人に迷惑をかけたと思っている。心配してくれたメンバーや親しい皆様方。彼らの顔を思い浮かべて、それでも尚その時に僕がやってしまった時はきっとそれは僕が心の底から欲する事で、ステージの上ではきっとそれが全てなんだ。表現する側に回った人間として、そういう衝動に忠実である事を今止めたとして、それがどうなる。

演奏開始数秒後、ベースギターに心の中でしばしのお別れを告げ、僕は再び梯子を昇った。またあの梯子を昇り、あそこに足を踏み入れる事になろうとは。ピンスポットライトが僕を追ってくる。大見栄を切って、飛んだ。
…着地の瞬間、覚悟していたよりもずっと軽い衝撃しか足に伝わってこず、正直なところ、ちょっと拍子抜けした。フロアの皆さんは驚愕の表情を浮かべている。数秒遅れて、実感が湧いてきた。
勝った、と。
あの日の敗北も痛みも、そして羞恥心も自己嫌悪も屈辱も全てはこの日のためにあったのだ。全ては僕によって乗り越えられるために存在していた!
靴屋から全力疾走してきた反動(手の震え、脱力感)との闘いが直後に始まった。
しかし、この日は思いっきり演奏出来た。テンションも相当高かったと思う。良い演奏をしている時は「どうだ」という気持ちがある。見せつけたい、というような。

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星の王子さまたちの演奏の一幕。バンド名を体現するかのような瞬間だ。

この日、忘れてはならないのがまさかのNIRVANAの再結成。
行きの車中、twitterのタイムラインを流れてきたこの報せで車内は話題沸騰。
リハーサル後、スマートフォンを囲んで全員でYoutubeに早速アップされていたライブ映像を閲覧。
こんな思いもよらない事があるから、それだから人生は面白いんだ。



to doを大量に果たした夜の話。

今のところ、バンド活動をやってる上で「会いたいな」って思った同業者には会えているし、一緒に演奏したり企画に呼んだり呼ばれたり、もっと踏み込んで一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだり家に泊めて貰ったりそんな友達付き合いまで発展しちゃう人もいたりして、いや本当に贅沢な思いをしているなって思う。
バンドマンはバンドマンであって格闘家やましてやスポーツ選手でもないけれど、それでも「強い奴に会いたければ強い奴になれ」という少年漫画然とした部分ってあるわけで、そういう部分もわかりやすくて好きだ。
昔よりかは表現力、演奏技術、矜持の部分も精神性も強くなったけれどもまだまだ強くなれる、と思っている。

今夜は作業をザクザク進める夜。
試しに空いた時間で手をつけてみたら一晩かけてやるはずだった作業が思いの外早く終わって「なんだ僕もやれば出来るじゃあないか」と調子の波にのって一息に色々と進めた。
でもこれ、多分明日ちょっとサボッちゃう奴だな。

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裁断機はバンドマンの強い味方。アンケートを手配りしていた時期はこいつの事を思いながらリハーサル後にライブハウスでカッターナイフで切断面がぐっちゃんぐちゃんなアンケートを大量生産したし(大抵作り過ぎて余っちゃって、メモ紙になる)、フライヤーも業者に印刷を頼まない時はこれで量産したものだ。
裁断機。
語感も良いが、字面も良い。

名古屋では雪が降った。

名古屋では昨夜、初雪が降った。
大粒だけれど地面を白く染める事もなく、駐車してある車に軽く積もった程度。
それでも職場からマウンテンバイクで帰宅する際、それなりの勢いで降る大粒の雪は結構な脅威で上着に積るわ目に飛び込んでくるわで閉口した。
まだ笑ってられるレベルではあるのだけどね。
帰宅すると両親が温かく迎え入れてくれて、何だか有難さと申し訳なさを同時に感じた。

たまにはこんなブログも書く。きっと10年後の僕からすればなかなか忘れようもないライブの思い出よりも、もう28年分溜まっているしこれからも重ねていくであろう何て事ないけどそれだけに思い出すのが難しい日常の思い出の方を期待してこのブログを読み返すのだろうから。

「ちょこたんさん何で半袖にジャケットだけなんですか」「え、寒くないですよ」「頭おかしいんですか」

新栄DAYTRIVEで開かれたちょこたんさんの企画「SPECIAL ISSUE!!!!」にパイプカツトマミヰズで出演。
DJとして東京から7Aちゃんもやって来るというので楽しみにしていた日だ。7Aちゃん可愛い。
この日はちょこたんさんのリクエストを受けての衣装を製作、結果としてご本人にも喜んで頂く事が出来た。
確かAKB48男の時の演奏後だったと思うのだけどちょこたんさんとこんなやりとりをした記憶がある。(以下僕→僕、ちょこたんさん→ち)

ち「お疲れ様でしたー」
僕「あ、有難うございます」
ち「12月の企画も宜しくお願いしますね」
僕「こちらこそ、です。あ、当日僕、何になりましょうね?」
ち「え」
僕「ほら、今日みたいに何かになるなら、主催の方のリクエストも聞いておこうかなって」
ち「…うーん、ちょっと思いつかないですね」
僕「ではまた後日、思いついたら連絡下さいね」

後日、「僕は広島カープのファンなのでもし宜しければスラィリーになって頂けないでしょうか」と連絡を頂く。
僕は広島カープはもとより野球について全然知識がない程、スポーツに興味が向いた事がない。当然広島カープのマスコットキャラクターも知らないし、その名前がスラィリーである、という事も初めて知った。なのですぐさまその「スラィリー」とやらをイメージ検索で探す
…どうやって作るんだ、これ…。
そこには青色の、フワフワした化け物がいた。
着ぐるみ作った事ないしどうしたもんかな、と思いつつ丁度色々立て込んでいた時期だったのでとりあえず頭の片隅へスラィリーについては置いておく事にした。

どれだけその後に予定が立て込んでいてもとりあえず次の、目先の案件にしか向き合えないのが僕の悪い癖。
諸々のライブやその練習の合間の自分一人の時間も1月の演劇公演の脚本用意、座り公演での未確認尾行物体の大道具製作にあてているうちに、気がつけばもう12月突入。
どうしたものか、と思案しているとふと毛糸を使う方法を思いついた。しかし毛糸を使った工作、試した事がない。質感は恐らく思い通りになるだろうけれども、基本ガムテープと段ボールを使う工作に於いて毛糸をうまく扱えるかどうか。その段階でライブ3日前。…迷っている暇はない、やりながら色々と探っていく事にする。

流石シーズン中、100円ショップに毛糸コーナーが設置されていた。100円ショップは素晴らしい。画用紙から何から何まで揃う。あとは時間と情熱を注ぐだけだ。2日間の夜間作業の末、ライブ当日、早朝未明。

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「広島カープ男」完成!
段ボールとガムテープで作った筺体を毛糸と画用紙の外装で覆い、出来上がった姿はまるで着ぐるみ!
完成して被ってみて、自分が着ぐるみ職人として一つ成長したのを感じた。
あ、当然頭は重いし音はデッドになりますよ?

ライブの冒頭4曲(それでも10分ちょっとくらい)で外された後はベースアンプのすぐ脇で演奏を見守ってくれたスラィリー。演奏中、吉田君が持ってきたAKB48の看板が各務君や吉田君、伊藤君によって投げ飛ばされているのを見てついつい興奮してスラィリーもぶん投げてしまったけれど、それでも無傷だった。意外と頑丈なんだな…。
この日の演奏は文字通り「ブン投げる」ようなもの。良く言えば豪快でアグレッシヴ、悪く言えば崩壊してアグレッシヴだった。それなりに大きなAKB48の看板をぶつけ合ったりその中に各務君が入ってのたうち回ったり、やっぱりステージの前の方はぐっちゃぐちゃになっていたし楽器も飛び交っていた。大好きだけどね、そういうの。
個人的にはドスの効いたベースの音作りが出来て良かったと思う。興奮すると演奏が一定の所以上で気迫についてこなくなる。底上げが必要。

演奏後は杏花村で一部有志で打ち上げ。
けれども作業や最近はしゃいで睡眠不足気味だったのがたたったのか途中で意識を失う。
杏花村ではキャベツの和えものとご飯大盛を食べ、帰宅後はナポリタン&ミートソースロールとポテトハムカツロールとブラックサンダーとピザポテトを食べる。夜中の3時過ぎに食べるには、明らかに過食。
冬は腹が減っていけない。

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ちなみにスラィリーを運ぶ時はこんな風にして運ぶ。

開場前に3人であの店の前に行った事については内緒!の話。

少し前にJONNYで共演したbattaのレコ発ツアー名古屋場所@今池HUCK FINNにi GOが出演、非常勤ベーシストとして参戦してきた。

平日のライブなので演奏開始前にHUCK FINNに集合、となった。
とりあえず僕が一番早くHUCK FINN入り出来そうだったので茜谷さんから受け取った取置リストの記入、エフェクターボードの準備(毎回毎回カラーボードにガムテープで固定しています、いまだに。演奏が終わったらバラバラにする。ガムテープを大量に消費するけれど、機材トラブルも格段に減ったし何より運搬も便利)のため仕事を終えると急いでHUCK FINNへ向かった。開演時間までは2時間、演奏開始予定時間までは2時間半もあったものの神経質な僕は少しでも早くライブハウスへ行ってその場の空気を吸っておきたい。共演者と話して仲良く、とかライブハウスの人にご挨拶して今後の話を、とかそんなのは別に、ない。言ってしまえば取置リストと楽器の準備もせいぜい18分もあれば終わるだろう。単純に、ライブハウスのその日の空気を沢山吸っておいた方が良い演奏が出来る、という昔からのジンクスのようなものだ。あと未だにライブハウスは僕にとってワクワクする場所である、というのは揺るぎようのない事実。

HUCK FINNに近付くとMORTAR RECORDのヤマさんが洋菓子の箱を手に提げて歩いておられる。HUCK FINNからすぐ近くの、心に病を抱えた方達が作っているお菓子屋さんで買ってこられたそうだ。シュークリームを一つ頂いたのだけど、サクサクしていてとても美味しかった。
楽器の準備や取置リストへの記入をしながらHUCK FINNの皆や共演者の皆さんとお話する。昔はちょっと緊張していた場所だったのだけど、今年の夏、共に情熱を燃やし上げてからというもののここは僕の大好きなライブハウスになった。とてもリラックス出来るし、本領発揮出来る場所だ。演奏スキルに差が出る、とかやる気に差が出る、ってわけではなくて、何ていうんだろう、ありのままその日の自分自身がするりと出てしまうような、計算とか計画とかそういうのが一切いらない場所、だと思う。
ふっと壁に貼ってある「今池午前二時」のポスターが目に入ってもう閉店してしまったあの店について思いを馳せて感傷的になってしまった。

この日のi GOでは新曲を2曲演奏した。僕がライブで弾くのは初めてで、何ならスタジオ練習にもずっと一緒に入っていないので茜谷さんちで二人で確認、練習したくらい。あとはDVDに記録されている野村さん(ノムラセントラルステーション)がお手本だ。新曲をあわせるっていうのにスタジオにも入らずに、と思われるかもしれないけれど、今のところそれだけ信用して頂けている。
本番では大きなミスもなく(つまり小さなミスはあった)楽しく演奏出来た。体に馴染んでいる他の曲と比べるとやっぱりヴァイヴスに差は出たと思うけれども、やっぱりそれっていうのは演奏をあわせていかないといけない事なのかもしれない。
機材トラブルに見舞われ思うように力を発揮出来なかった熊谷でのあの日、確かに僕の演奏をご覧になられたヤマさんとbattaに対するストライクバック、っていうのは正直あった。果たせた、と思う。
i GOの前にやっていた伊藤君(THEキャンプ)はパーソナルな、体温を感じるような空間を作っていた。ステージ脇から楽屋の中で胡坐をかいて、近い場所から彼の演奏を聴けたのは贅沢だったと思う。
あおみどりことせきしんさん、この日最後にやられた「おやすみ」(「今池午前二時」収録)はその前のMCから含めて、僕のためにやってくれたと物凄く勝手にそう思っている。あの店で過ごした色々な時間、あの店についてこの日せきしんさんと話した瞬間瞬間、色々な瞬間が去来して、そして昨日の演奏は僕の中にストンと落ちてきた。先輩に背中を押して頂いて、僕はどうにかふんぎりをつける事が出来そうだ。
battaは武闘派。そんな印象は相変わらず(ステージを降りると物腰柔らかい好青年である)。i GOはこの日、当初から予定していたスタジオ練習のため(予約済みだったんです)、battaは最後まで観る事が出来なかったけれどもそれでも攻め込むような演奏、猛々しいとはこういう事さと言わんばかりの演奏を楽しんだ。

ライブからのスタジオ練習、流石にちょっと体に負荷がかかっているのを感じたけれども、それでもスタジオでも良い演奏が出来た。ベースギターを弾く際はアンサンブルに馴染ませるように意識するのか、それともちょっとアンサンブルに華を添えるつもりで弾くのか、その違いを意識するだけでそれが指先にも伝わって演奏も変わってくるように思う。
練習後は今池へ戻り、味仙で行われていた打ち上げに合流。
ビール、少しだけ飲めるようになりました。

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ペグをシュパーゼルに交換したSBV。
穴のサイズがあわず、一度木材で穴を埋めての取り付けとなったので若干時間がかかった。
これ凄く良い、満足。
折角ロック式のペグなのに何でこの向きから写真撮ったんだろ、俺。

午前三時のモツ鍋。

深夜3時、突発的に鍋が食いたくなったのでかしやましげみつ宅にて会合、打ち合わせという名の鍋。
今回も「僕に任せておきなさい」と一言嘯いて、どんな鍋が食べたいかだなんて訊きもせずに内臓やら鶏団子やらキャベツやらをカゴに放り込んで深夜営業のスーパーのレジに持っていく。二人分なら随分とお買い得、これ以上はもう結構と言いたくなるような量のモツ鍋が1500円で出来上がった。
市販品のモツ鍋の元に生姜やらにんにくをぶち込めば画一的な味のそれからちょっとだけ手間がかかった錯覚に陥る事が出来る。

会合、と書いたのは嘘ではない。話した内容はそのほとんどが今後の話、お互いが自分の表現に向き合うビジョンだったり表現をする人間としての自己認識とそれが表現物に及ぼす作用やらなんやらである。僕みたいなタイプっていうのはとかくこういうのでアウトプットや結果は勿論、モチベーションも変わってくるからしてこういう会合っていうのはそれについてとことんまで話し合える相手さえいればどれだけやったって飽きはしない。相手が刺激的なら尚の事だ。

今まで音楽というものについて向き合った際に、僕のモチベーションの根幹にあるのは嫉妬であった。音楽的素養に恵まれた、感性の優れた人間が生み出す瑞々しい音楽とその作り手に僕は嫉妬をしていたし、それにどう立ち向かうかが課題となっていた。その人の感性が羨ましい、その人の感性が注ぎ込まれた音楽が羨ましい、と。
何度も何度も繰り返し、このブログにも書いてきたけれども「音楽に選ばれなかった」人間として僕は無価値な自分をどう皆に叩きつけるかそればかりを考えていたと言って良い。
しかしここ最近はその考えにも変化が生じてきている。
嫉妬を感じる感性の持ち主、と顔を思い浮かべてみれば何人か一瞬で思い浮かぶけれども、僕から見た彼ら「ナチュラルボーン・アーティスト」は決してナチュラルボーンではない。生まれつき彼らはその音楽を作り上げるべくして育ったのではないし、そのためにギターを、ベースを、そして言葉を操っているわけではない。
彼らは彼らの環境で育ち、感性を育み、そしてどう行き着くかは恐らくは無自覚なまま自分の感性を育て上げてきた。それに対して嫉妬する、嫉妬という感情だけで括るにはあまりにも傲慢な思考停止だ、と今は思う。
彼らがその音楽に至るまでの外的、内的な刺激を自分の感性の礎としている間、自分は自分で同じだけの間、何かを育んでいたはずだ。何か。考えれば、すぐに答えは出る。
生まれ育った環境の差異はこの場合問題ではない。幼い頃からピアノの英才教育を受けていたので今、卓越したピアノの演奏が出来る。それが羨ましいならば今からでもピアノの練習を始めるべきで、その気概を忘れずに30年も毎日ピアノ演奏に心血を注げば嫉妬の感情を抱いた相手の嫉妬の感情を抱いた時点での演奏技術、表現力には到達出来るはずだ。
評価、というのは瞬間瞬間に移ろっていく。あの人は、あのバンドは素晴らしい、という評価はその時点でのものだ。今現在の瞬間、同じだけのものを持ち得たいならばそれは難しいけれども、その嫉妬の根幹にあるのが表現欲求ならばそれは時間軸から解き放たれた目標へと昇華すれば良い。
死ぬまでにその表現を成し得れば、それ以上の表現を成し得れば何かをアウトプットする人間としてこんなに素晴らしい事はないだろう。自分の評価、というのは自分が一番よく理解しているのだろうから。自己評価って奴の場合は。

というわけで僕は音楽に恵まれていない「その他大勢の代表」としての活動を辞めた。というか辞めている。
僕はライブハウスを現場として専ら活動しているけれども、音楽的素養が第一の元手としていないだけで自分には人の心を動かす何かっていうのは十二分にある、と感覚的には理解していた。ロジックとして腑に落ちてしまった以上、ますます自覚的にならざるを得ない。
恐らく、この活動の指針に至るまでの思考というのはもっともっと伝わりやすい表現があるはずで、今日書き綴ったのは衝動的な物言いに他ならない。10年後の僕がこれを読み返しても、まざまざと今現在のこの思考をトレース出来るかどうか怪しい。
今後も何度も何度も書くと思う。今までと同じように。

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食べてばっかりじゃん僕、の話

12月1日
JONNYで年内最後の東京。ワッペリンも一緒である。
思えばBeat Happning!には本当にお世話になっている。2012年の東京での演奏はBeat Happning!か新宿JAMか、ってな感じだった。麺王水口さん、有難うございます。
演奏中、MCにて「2013年の目標は麺王とラーメンを食べに行く事と音源をリリースする事です」と話した所、終演後に水口さんから「ラーメン食べに行こうか」とお誘いを頂いた。「目標って言ってたからもう今年のうちに潰しちゃおうと思って(笑)」との事。これで来年の目標は音源リリースだけになったってわけ。
水口さんに連れられて渋谷LUSH 店長勝さん、ワッペリンにタカユキ・カトー(ひらくドア/この日はソロでの出演)君と遊びに来てくれたロビン(元JONNYのベース)君と食べに行った豚骨ラーメンがこれまた旨くて。2度も替え玉しちゃったしご飯を頼んで卓上に据えられている高菜に辛味もやしを盛り付けてスープをかけてお茶漬け風にして食べてしまった。腹がはちきれそうだった。
上機嫌のまま、名古屋モドリ。


12月2日
諸々の予定を済ませ、金森君(KANAMORIN/孤独部音楽部門にてギターを担当)宅にて演劇関係者と鍋を囲む会。
金森君が腕を奮ったパスタ鍋が意外にも旨かった。ごめん、正直馬鹿にしていたよ。だってパスタを鍋に入れるんだぜ。見事に料理として昇華した金森君に拍手。
料理のお礼ってわけでもないのだが、金森君宅に置いてあったジャズベースを調整+弦交換。「弾きやすくなった!」と喜んで貰えて良かった。
その場に集まっていた人達は孤独部での"部活動"を通じて出会った人達だけれども、その感性が好きで話していてもとても面白い。音楽をやっている人間も勿論話していて面白いのだけれども、何だかちょっと違うような。
明け方帰宅、就寝。

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吉村桜子さんが気づかないうちにふざけている僕の写真を撮っていた。
ので拝借。問題あったら教えて下さい。

観劇して感激した話。

11月30日の夜は仕事をモッサリと終えた後に名古屋ナンジャーレに向かってマウンテンバイクをとばして向かい、ゲボゲボVS孤独部 6ヶ月連続公演《最終回》を観に行った。名古屋を中心に活動してきたインディペンデントな演劇集団二組が行ってきた6ヶ月連続公演の、その最終戦。
色々な打ち合わせや作業の関係でここ最近は何かと孤独部主宰 かしやま君やゲボゲボ所属 田中さんと会っていたのだけど両団体どちらも気合いが入っているみたいだし、以前の深夜公演も面白かったし、何よりここ最近演劇っていう表現に興味が尽きない。

どうにか開演時間ギリギリに会場に滑り込み、着席。先行はゲボゲボ。
深夜公演ではコメディを真正面からブチ抜いて(怖い演出もあったけど)楽しかっただけに今回はどんな作品だったのか楽しみだったのだけど、意外や意外、20分後、そこには涙腺を開いた僕がいた。リズム演劇然と始まった冒頭から気づけば微動だにせずに、迫真の演技(安い言葉だな、これ!でも本当にそういう演技)にグイグイ引っ張られる。
後半戦の孤独部、相変わらずのリフワーク(かしやま君の芝居って台詞の反復が多い気がするのね。リズムとか意識していたり。そんなに数観てるわけではないけど)が冴えわたる中、視覚的な演出効果に戦慄。
どちらの作品も作り手の今現在の嗜好なり思考なり指向がうかがえて、やっぱり作品の背後に作り手の強い意志や感情が感じられる作品っていうのは気持ちの良いものだなあ、と思った。勿論それにフィットするかしないかは別としても、そういう作り手達の温度感が感じられる作品は作品自体に没入して楽しむ事が出来る。そんな性分です。

どちらの作品も最終戦だけあってドッシリとした観劇感。毎回恒例のお客さんにどちらか一作品を選んで貰って投票で白黒をつけるって奴、この日はここ最近では一番ニ者択一の難しさを感じさせられた。
演劇っていうのに詳しくないからこそ、数多く観てないからこそこの言葉って芸術に対する評価の純度としては汚くない、と自負しているのだが、どちらの作品も素晴らしかったもの!

ゲボゲボの皆さん、孤独部の皆さん、お疲れ様でした。良い刺激を頂きました。
本当に。

大丸ラーメン「最後の日」の話。

壮絶なる大丸での夜の約24時間後、僕は再び大丸ラーメンの前にいた。
夜勤先から50メートルも離れていない大丸ラーメン、夜勤終了直後に様子を観に行くと準備も終盤、そして並びも少ない。友人達も待ち構えている。
急いで帰宅、準備をして大丸ラーメンへ戻る。途中でホストを引き殺しそうになり、逆にタクシーに引かれそうになりながらも大丸到着、その間10分も経っていないだろう。
列は増えていない。よっしゃ!
無事に開店、期待に胸を膨らませながら入店する事が出来た。僕の前にも後ろにも(列は僕が並んだちょっと後から続々と伸び出した)前夜、あの夜を共にした見た顔がちらほら散見出来る。名前も知らない同好の士だが、僕は心の中で「やったな!」と彼らと共に快哉を叫んだ。

入店すると大橋大将、上機嫌。この人、本当に入店前後で人柄が豹変するように飴と鞭を使い分けている。入店前はあんなに怖いし神経質そうなのにいざ入店するとサービス精神旺盛の、優しい大将に早変わり、だ。
この日も上機嫌で一面を飾った毎日新聞(毎日新聞の方が届けに来られていた)を色々な人に「お店の中の人皆に聞こえるように読み上げてあげて」とお願いしていて、光栄にも僕もその役目を仰せつかった。

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それにしてもこの日のもやしもキャベツも練り物も肉も勿論麺もスープもしっかりきっちり入った一杯は凄く美味しかったなあ。初めてきた夜は食いきれずに面食らってしまって麺食えなかったんだよな。
感謝の一杯。いつも通りに食べて、いつも通りに店を後にする。

翌日11月30日は大丸ラーメン最後の日。
この日だけは絶対に意地でも朝まで残って大丸ラーメン閉店の最後の瞬間をこの目でしかと見届けよう、と気合が入っていた。
普段通り1時頃から並び出すも、「散らし」からの「かくれんぼ」と数日前と同じ流れ。おまけにこの日は酔っ払った方が何度も準備中の大橋さんのところへ寄って行って大橋さんがそれに応対、どんどんどんどん膠着状態が伸びていくというおまけ付。
友人宅にて一時退避して、時間潰しには最高の友達「桃太郎電鉄」に興じて数時間後、再び大丸へ。
結論から言うと、それがいけなかったのだろう。この日は目の前で大橋さんから閉店宣言。しかし最後の瞬間を見る事が目的の僕からすると食べられなかった無念よりも、終わってしまったんだという事実への処理のしようのない感情の方が大きかった。
感謝、寂しさ、虚無感、今後どうすればいいんだという不安。
…そのやり場のない感情は、翌日意外な形で覆される事になる。

自己紹介

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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