Super Idol Group@新栄CLUB ROCK'N'ROLL 2015/08/29を映像で振り返る

先日のSuper Idol Groupのライブ映像がアップロードされていたので思い出話とネタバラシみたいなのを合間合間に申し訳程度に書きつつ動画を紹介していきます。
こうやってサポートを終えた後でも宣伝する俺偉い!いえいえ、ただただ多くの人に観て欲しいだけですよ。


眼鏡が吹き飛んだ時には正直「あ、また壊れるんだ」と思った。
今まで眼鏡が壊れたのは八割方ライブ中。


拙いオクターブ奏法に「もっと練習しねえとな」と思っています。
動画中二曲目のベースラインは最初に聴いた瞬間にナンバーガールの某曲を思い出した。質実剛健に聴かたい時はやっぱりオルタネイトの方が逞しく聴こえますね。BEHRINGERのSF300をブースターとしてかけているのだけど、良い感じに持ち上がっていて弾いていても気持ち良かったです。


最初こそそのベースラインのニュアンスに「うへえ」と思ったものの、弾いてて一番楽しかった曲。


この曲は昔取った杵柄、ダウンピッキングを親の仇みたいにやろうと決めていた。
カウントを一緒に演奏する人間と一緒に叫ぶ。あの瞬間は幾つになっても僕達は青春真っ盛りの少年になってしまう。


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廃墟文藝部『慾望の華』観劇。

夢の中で僕はその人の弱みを握っていた。
その人、つまり高校二年生の頃に僕のクラスの英語の授業を担当していた女性教師である。非常勤講師である彼女は随分とエレガントで、そして色気が凄かった。男子高校生達が静かに、だが熱のこもった下卑た視線で彼女を見ていたのは言うまでもない。
で、その女性教師の弱みを握っていた。
「先生も色々大変なんですねえ」
彼女の運転する車の助手席で、31歳の僕は当時の年齢のままの彼女に言った。恐らく年齢的には今の僕より彼女は若いだろう。あれから15年近く経ち、彼女はようやく年下になったというわけだ。
屈辱と、同時に焦りを感じているのが彼女の表情から見てとれた。その表情が更に自分の劣情を煽り立てるのを確かに感じた。
普段なら、まずは使わないような高級ラブホテルへ入った。

スマートフォンのアラームで目が覚めると10時40分。
目を疑った。11時から千種文化小劇場で廃墟文藝部の第二回本公演を観劇する予定であった。完全に寝坊だ。
諦めるか、と一瞬思ったけれどもすぐに思い直し顔だけザッと洗って家を飛び出した。Tシャツは寝巻代わりにしていたものそのままだ。
家が近い、という事に助けられた。無事に開演よりも前に入場、着席する事が出来た。

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廃墟文藝部の作品をこうしたシチュエーションでしっかりと観劇するのは初めての事である。
主宰のコン太君自身は以前から面識こそあったものの、新栄トワイライトで作品を拝見するまでは未見の団体さんである。
観逃さなくて良かった。観劇後も「これは力入れて作られたんだろうなあ」と思ったし、改めて廃墟文藝部のtwitterアカウントを遡って見てみると「最高傑作」と劇団自らが太鼓判を押しているんだもの、そりゃあ観ておかないと。

登場人物誰一人として感情移入出来なくても、観劇していてつまらないなんて事はありえないという事を実感出来た。
話の展開に感情移入出来ない、登場人物に感情移入出来ない、だけれどもそれは作家と客の考え方の相違でしかなく、そこを訴えるべき作品で作家の考え方や言いたい事が伝わってこない作品もなくはない中で、明確に「違うな」と思えるという事はわかりやすかった、と言い換える事も出来るわけで。
出てくる人間皆が皆「こいつとは仲良く出来ねえな」という人達ばっかりだったけれども、でもなんだろう、同時にそういう人間の事を否定も出来ねえわなあ、とも思ったり。
というかそういう目線で観てた僕が最後まで集中力が途切れずに観終わった後に「面白かった」と思えるっていうのが凄い事だと思う。演出も綺麗だったし、役者の演技も楽しかった(今回のメンツ的に絶対良いでしょそこは、と思ってたけど安定の!って感じだった)。

で、なんだかんだで色々な人と感想話したりしたいなって思うし反芻もしてるから、いや、これはしてやられたり!!

Super Idol Groupでベースギターを弾いたよ。

2015_08_29_super_idol_group
昨夜はSuper Idol Groupというバンドのお手伝いで新栄CLUB ROCK'N'ROLLに出演してきた。
ギターの藤原君とは随分と昔からの知り合いではじめこそは「同じ中学出身だね」というところからローカルトークをしたりしてたくらいなんだけど、職場が同じになり(部署は違ったけれど)、お互い機材好きという事もありエフェクターを持ち寄って一緒にスタジオに入ったり、そういうお付き合いがゆるゆると続いていた。で、こうして一緒にバンドで演奏出来るっていうのは嬉しいものですよやっぱり。
Super Idol Group自体、以前パイプカツトマミヰズでご一緒したりしていたのでメンバー全員面識がないってわけではないのだけれども(彼らの出身大学の関係で共通の友人も多かったし)、やっぱり一緒にバンドをやるっていうのは別格に距離が縮まる。
こちらからすると一度お邪魔する、みたいな感覚になるけれども向こうからすればバンドの歴史の中の一幕だ、当然そこに呼んでくれた気持ちには全力で応えたい。
というわけで月に一度のスタジオ(ボーカルギターの益井君は浜松在住だからそれくらいしか練習出来ないのね)を数ヶ月前から重ね、この日ライブに臨んだのであった。

上記の動画でもわかるように元々メンバーであるベーシスト遠藤さん(この日は遠藤さんが参加出来ずで舟橋参戦と相成った次第)は同じSBV愛用者。音的に違和感はないだろうなと思っていたし実際然程そこは問題ではなかったのだけれども、やっぱり演奏者が違うとバンドメンバーの3人の感じる演奏の手応えというのは相当違ったものになるはずである。
やっぱりバンドアンサンブルとしてもそれが違った形で顕在化していたのだと普段からライブをご覧になっているお客さんからコメントを貰ったそうで、うん、それは決して悪いベクトルでもなければニュアンスでもない言葉だったようなので僕としても素直に嬉しい。
いやしかし嬉しいね、こういうオルタナバンド然とした演奏をするバンドでの演奏ってあんまり、ない。ギターのフレーズ一つやリフの重なり方、そこからの盛り上がり方とか内心ニヤニヤしながら練習を重ねていた。
こういう音には重低音ガンガンよりかはカラッとしたドライブサウンドの方が合うだろうと見込んでいつもよりかは腰高なイメージで音を作ったのだけど、ドキドキしながらライブをエアー録音したものを聴き返してもテレキャス+ストラトというギター2本と良い具合に混ざっており「しめしめ」と思わず自画自賛。何もローをガンガン出すのがベースギターの役割ではないのだ、と思っている。
演奏中も何度か小さいミスはしたけれども、それよりも(現状)このたった一度きりのバンドアンサンブルを楽しむ事が出来た。

共演の26時も去年のこの日から約1年(切り上げまくってるけれども)。
この日このタイミングでこの場所で共演して、ライブが観られて本当に良かったと思う。グッときたし「あ、これからも頑張ろ」と奮い立ったのであった。また一緒にやるその日まで。

鼻歌歌いながら書くような感じでツルンと書いた日記だよこれ。

職場の更衣室で着替えていたら上司に「お、お前って結構腹出てるんだね。バンドやってるのにね」と言われました、こんにちはorこんばんはorおはようございます、僕です。
良い上司に恵まれるというのは本当に大事な事だ。気が付けば晩御飯、いつもよりよく噛んで食べる量を無意識に減らしていたもんね。あと多分今夜腹筋もすると思う。人に言って貰えないと直せない性格だけはどうすれば直るんだろ?


最近はスマートフォン(ついつい携帯電話、と言いそうになる。こういう世代も少しずついなくなってくるのだろう。「携帯電話?何それ」とか言われる日が来るのだろうか、いつの日か)でFFⅦをやっている。
僕の世代ってド直球世代だと思うんだけど(調べてみたら発売は1997年。僕が13歳の頃で中学2年生の頃である)何故だか当時はやらなかった。プレイステーションよりもセガサターン、だったのである。あっちの方がアニメアニメしたゲーム多かったじゃん。大体からしてサクラ大戦がやりたくてセガサターン買った男だぜ。
数年後、FFⅦを遊んでみた僕だったのだが壱番魔晄炉で「画面が変に立体的で見にくい」という理由で時間制限内に脱出出来ず爆死、そのまま投げ出してこの年になってしまった。どれだけSFCのドット絵に慣れてるんだ、俺。でもやっぱりこういうと年寄っぽいけどさ、FFはドット絵が良いなあと思うんですよ。妙に想像力を刺激するし戦闘時のモンスターも「これぞ天野絵」ってグッとくるもの。ポリゴンだと味気無いとは言わないけれども、やっぱりⅣとかⅤとかⅥを遊んできた人間からすると違和感がありますよね。って多分こういう意見もどんどんなくなってくるんだろうな。
いや、でも今やってみると滅茶苦茶面白いねFFⅦ。ゲームをほとんどやっていない友人でさえも「あれは面白かった」と言っていた意味がわかったような気がする。


昨夜は樫山君ちで以前関わった公演の残務処理という名の餃子会。昭和区~瑞穂区あたりでは敏腕シェフとして腕を奮う機会が少なくない九鬼君(○○とごはん制作委員会)お手製の餃子の餡を皆で包んでホットプレートで焼き上げる。
餃子を一口齧った瞬間に「あ、この人の味だ」と思えるっていうのはきっと出音を聴いて「あの人だ」と思うのと同じくらい記名性の強い事だと思うんだよね。凄いな。
旨くて旨くてついつい箸が動き続けた。こういうのを大いに楽しむから太るんだな、と今日になって思い返している。
大雨が降って気温が下がった夜の空気の中、友人達とゲワゲラ笑いながら自転車を漕ぎ漕ぎ帰るのは夏の終わりっぽくて何だか妙にセンチメンタルになったとかならなかったとか。

ついついAmazonで買い物をしてしまうのも、直さなくてはいけない癖かもしれない。いや別に浪費してるってわけじゃなくて何でもオンラインで済ます事に抵抗があるだけなんだけど。
ここ最近買ったもの:電子煙草のアトマイザー(消耗品の部品)、電子煙草のリキッド(危険性のある物質、ニコチン抜きの健康被害がないもの)、電子煙草一式(充電器をなくしたついでに奮発して購入した。国産の禁煙グッズメーカーが開発した『まだ』信頼性の高いもの。だって生産国は海外だから)、ソニックユースとメルツバウが一緒にやったノイズ演奏のライブ盤(海外から発送のため手元に届くまで時間がかかる)、This Heatの1stアルバム(試しにオンラインで軽く聴いてみたら今自分が音楽に求めているものにジャストフィット)
以上。

JIM DUNLOP CRYBABY 105QとIbanez WD7を比べてみた話

エレクトリック・ベースギター奏者全人口の何割がその演奏中にワウを使うのか、そしてその中の何割がペダルワウ派で何割がオートワウ派なのか(或いはどちらも併用するのか)、正確な割合だなんて日々変動するだろうし誰にも知り得ないのだろうけれども、もし自分がそういった選別のための質問を投げかけられたとするのであれば恐らく僕は「そうですね、用途にもよりますけれども今日現在までどちらの使用頻度が高いのかという話ならばペダルワウの方が圧倒的に高いでしょうね」と答えるだろう。
オートワウにも道具としての愛着がないわけではないのだが(しかも僕の機材棚には贅沢な事にムーグ博士の発明品であるそれが鎮座しているのである!)、それでも今まで演奏中でよく使用してきたのはペダルワウであり、それは何故かというと僕が『ワウワウ言わせたいタイプ』なのではなく『ギュィュワァァァァァァッ!といきたいタイプ』であるからに他ならない。

僕とワウペダルの出会いは僕がエフェクターという存在に興味を持った最初期に遡る。
BOSS DS-2をベースギターに、しかもホロウボディのベースギターに接続しグッシャグシャに歪ませて弾いて(当然低域は損なわれていたし、すぐにハウリングを起こした。しかし僕はその時に"とことん過激に歪ませ、かつハウリングを拒否するのであればエフェクターをオンにしている間は兎に角弾き続けるべし"という処世術を身につけたのであった。今もそういう時って、結構あるよ)いた僕はもっと過激な音に興味が湧き「他に面白い道具はないか」と楽器屋にてショーウィンドーの中を覗き込んでいた。
そこで目に飛び込んできたのがJIM DUNLOPの「白いクライベイビー」、CRYBABY 105Qだった。
音出しを初めてすぐに「これは感性と直結して音を出せる道具だ」と気付いた。衝動をそのまま音にして演奏するというのは当時の僕が目指している事でもあった。
そのずっと後の事である。KING CRINSONのジョン・ウェットン御大のJEN ダブルサウンドから出力されるワウファズ、あの美しくも過激なサウンドに興奮した僕はファズをかけたベースギターをワウペダルに突っ込んで思いっきり「ギュィュワァァァァァァァッ!」とやるようになるのである。
その時から僕にとってペダルワウというのは『フレーズを彩ったり、カッティングに色気を出したり、ワウワウいわせるファンキーな道具』ではなく『直情的に踏み込んだりゆっくり踏み込んだりして空間を捻じ曲げるような音を出したり切り裂くような音を出したりする攻撃的な道具』という認識である。

何故今回このような思い出話を記したのかといえば、僕自身がワウペダルに求めるもの、その最終結論が上記の『直情的に(中略)道具』であるからであり、「クワウッ!」みたいな音とかはどちらかというとどうでも良いからである。いや、使う。そういう風にも勿論使うのだけれども。そういう使い方の何倍も、ゆっくり踏み込む事でゆっくりフィルターを開いていくような使い方や一気に踏み込んで高域を強調して「ギュインッ!」といわすような使い方をしてきたのだという事である。
そこを踏まえて本日は二つのペダルワウの比較であります。

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左、JIM DUNLOP CRYBABY 105Q
右、Ibanez WD7 WEEPING DEMON

何となく痒いところに手が届く調節具合をワウペダルに求めて、買っちゃいましたIbanez WEEPING DEMON。賛否両論分かれるこのネーミングとルックス(というかペダル部分の悪魔の絵、だな多分な、皆気にしてるのな)、だけども音と機能は高評価、身近なベーシスト諸兄の間でもこのペダルにそれまで使ってたワウペダルから乗り換えた方が相応に見受けられた一品。
いや、実際本当に「調節出来ないところ、あるの?」ってレベルで調節出来ちゃう、WD7。
音量とピークの周波数は勿論、ローパスフィルターと全体のレンジ(NORMALとLOW。ベーシストにはLOWが向いてる、のかな)、更には何と「踏み込んだらオン」モードと「スイッチ踏んでオン」モードの切り替えからペダルの返り具合の強さ、オフにしてからどれくらいでバイパス音に戻るまでのタイムラグまで、よくぞまあここまで触れるようにしたねっていうのが正直なところ。これもう本当にこれ以上弄るところないでしょう。ツマミもIbanez特有のあの「押し込めちゃう」タイプでユーザー目線に立ってるし「踏み込んだらオン」と「スイッチ踏んでオン」モードの切り替え(ゴツいレバーでガッチャンって切り替えるんだけどどういう仕組みなんだろ、これ)はワウペダルの様々な使われ方をちゃんと想定してると思う。オン/オフのスイッチがペダル部分と独立してるから半止めとかも楽々だよね。

一方前述したように相当昔から持っていた(見た目もボロボロだわ...)白いクライベイビーはワウとして必要最低限のコントロールであるオン時の音量とピークの調節のみ搭載。あ、ちなみにこっちは「踏み込んだらオン」タイプね。
ペダルは勝手に戻ってくるので操作は楽チンなんだけど音がバイパス音に戻るまでに微妙なラグがあるのね。で、これが調節出来ない。というか調節出来るWD7が凄いって話なんだけど。
あ、ちなみにペダルの可動幅でいったら体感上はそんなに差がないです。

で、あーだこーだ触ったり踏んだりしてみて思ったのが、やっぱり僕の好みにはクライベイビーの方があってるな、と。
決め手になったのは音で、ピークをどちらもわかりやすくフルアップした上でペダルをガッツリ奥まで踏み込んだ際に、単純にクライベイビーの方が好みの音がするのね。擬音で書くならクライベイビー=ギュオオオオオオッ! WD7=ブオオオオオオッ!みたいな、ヂンヂンッ!とギンギンッ!の違いというか。
いってしまえば微妙な差なのかもしれないしワウペダルってピークの音の好みで決めるものかと言われたら一概にそうは言えないのだろうけれども。クライベイビーの方が凶悪な音がした。
ピーク、レベルどちらもフルアップした上で比較するとこれまたクライベイビーの方が派手な印象がある。
もう僕にはこれだけでクライベイビーに決めるだけの価値が感じられてしまう。僕にとってワウペダルって過激で、下品で、わかりやすくてナンボのものだから。
あー、ちなみに、アンサンブルの中での調節の幅を求めるならばWD7のが圧倒的に便利だろうな、というのも同時に思った。そりゃあこれだけコントロール出来るんだもの、細かくこうしたいああしたいというのがあるのであればWD7は便利なペダルワウだろうと思う。

ちなみに重さはクライベイビーの方がちょっと重いかな?って感じでデカさでいったらWD7のが圧倒的に大きい。
今時の小さいワウペダルってどうなんだろうな。ちょっと気になりますね。

吉良吉田への旅行と同窓会。


お仕事のお休みを頂戴して金曜からちょっと吉良吉田の温泉旅館でバカンスしてきました。
気分は遅くなったお盆休み、みたいな。
名鉄観光のパンフレットに14400円で名鉄全線2日間乗り放題の切符と宿泊費(夕食、朝食含む)が全部まかなえちゃうプランが掲載されていたのでそれのお世話になりました。
名鉄全線乗り放題って普段からあまり名鉄に乗らない僕からするとスケールが大き過ぎて想像がつかなかったけれども、いざ小旅行しようと思うと物凄く便利ね。
碧南に行って水族館見学して、吉良吉田へ。

今回宿泊したのは吉良吉田の「竜宮ホテル」。
駅まで送迎バスが出ているし食事も申し分なし(ズワイガニの塩茹でもついており、実際のところこのお値段でここまで食べられちゃうの!と思った)、オーシャンビューのお部屋も素敵だし最上階の露天風呂も実に良い眺め。
僕は泳がなかったけれども海水浴に来るのにはうってつけなのではないだろうか。
しっかしこういう温泉旅館の朝食ってついつい食べ過ぎちゃうよね...。普段は朝ご飯食べない人だもんだからお腹がパンパンになってしまった。
二日目も乗り放題なんだし、という事で犬山まで足をのばし犬山城下街と国宝・犬山城を見学。

舟橋は予定がパンパンの方が安心するたちである。
この夜は中学校時代の恩師と友人であり世界を股にかけてドラマーとして活動するH君と三人でプチ同窓会。
自宅から徒歩二分の、なんでも通の間では名店として知られるお店(予約なしではまずは入れないらしい)にて思い出話に華を咲かせた。
中学二年生の頃に面倒をみて頂いたK先生、外見はほとんどお変わりなかったのだけれどもなんとあと数年で定年退職。
K先生、当時はユーモア溢れる親しみやすい先生として生徒からも慕われていたのだけれども、31歳になった僕達を前に話す口調がかつてのそれではなく、大人になった元教え子を相手にするそれで「ああ月日は流れたのだなあ、俺も大人になったのだ」と妙に嬉しくなった。
H君が表に煙草を吸いに出たふとした瞬間にK先生が「俺は舟橋に感謝してる事がある」と話し出されたエピソードがあった。

それは卒業を3日後に控えた僕達へのK先生最後の授業だったそうだ。
授業内容は終わり、卒業目前という事で「皆で雑談でもすると良いよ」とクラスに告げた先生のところに当時の僕が近寄ってきたそうだ。雑談が飛び交うクラスの中、当時の僕は「先生、3年間お世話になりました。先生は色々な話をして下さいましたが1年生の頃にして下さった天国の箸と地獄の箸の話が印象深くて心に残っています」とK先生に頭を下げたそうである。
天国と地獄の箸の話。最後の授業で先生に声をかけた事なんてすっかり綺麗に忘れていた僕もこの話は憶えていた。全校集会でK先生がされた「天国の箸は長い。向かいに座る人間にご飯を食べさせてあげるためだ」というものだ。

「それまで、別に一生懸命話していないわけじゃないけれどさ、どこか心の中で"こういう話をしても生徒達は聞いていないかもしれないし忘れてしまうかもしれない"と思っていたんだけどな。"ああ!こういう風に憶えてる生徒もいるんだ!"と思ったもんだよ。それからそれまでとは違った心持ちで生徒に話をするようにしてる。そうすると"あの話が良かった"とか言ってくれる生徒もちらほら出てくるようになってね。最後の授業の舟橋との会話で、教員人生が変わった。有難う」

いや、正直泣きそうになりましたよあたしは。
まさかそんな事があっただなんて、もう兎に角お世話になった先生からそんな風に言われるだなんて思いもしなかったもんだから。
中学一年生の頃の担任の先生とウマが合わなかった(今思えばその先生も良い先生だったのだけれども)僕からすると、K先生に中学二年生の一年をみて頂いたのは本当に有難い事で。お世話になった先生が今から15年前の事をそんな鮮明に憶えて下さってる事も嬉しかったし、今それを僕に教えて下さったのも衝撃的過ぎた。
感傷的になりそうな自分を「いや驚いたなあ!」と日本酒で飲み込んだ(つもりになっていたけど後からきっちりH君に「お前あの時結構キてたろ」とつっこまれた)。

人と人は影響を与え合っている。
31歳の夜に中学時代の自分がその人生に影響を受けた恩師に無自覚に影響を与えていたのだと知り、きっとまたこの事で人と人が関わる事という事実について影響を受けたんだろうな、と思う。
K先生、本当にお世話になっております。また飲みに行きましょう。

BEHRINGER CC300 CHORUS SPACE-Dを見直した夜。

何故俺は三日連続でBEHRINGERのコンパクトエフェクターと向き合ってるのか。
もっと感想を書いておくべきエフェクターは他にもある中で、何故BEHRINGERなのか。
答えはきっとシンプルで、もうここまでくるといけるところまでいきたい、みたいな気持ちになってるのだろうなあ、俺。
(ちなみに実はまだBEHRINGERのコンパクトエフェクター、僕の機材棚には幾つか転がっている。第一線で使っているのはリバーブマシーンだけだっていうのに何故そんなにあるのか)


さて、今日は30歳の誕生祝いstudio penne君こと鈴木君がくれた「愛しのベリンガー」(余談だけどベリンガーってカタカナで書いた方が雰囲気出るよねベリンガーはさ)、BEHRINGER CC300 "CHORUS SPACE-D"のご紹介です。

これね、見たままなんだけれども某B社のディメンションコーラスのコピーモデルですね。
で、ディメンションって一体何よって思ってしまったわけだけれども調べたところによるとどうやら「ウネり=変調感の少ないコーラス」というニュアンスの様子。
某B社のディメンションコーラスと同じで本機もツマミなんてありゃしない。あるのは4つのスイッチでそれぞれのオン/オフでプリセットを切り替えるという構造になっている。「うちが自信を持って設定したんで、調節なんていらないからスイッチ押してそのまま使ってくんな」ってわけですね。凄い自信を感じる!
で、某B社のオリジナルモデルはこれまた生産完了品でプレミア価格みたいになっちゃって値段が高騰しているので所有した事もないので比較してみるかってわけにもいかず。色々ネット検索してたら見かけたんだけど若干音が違うとの事。

印象としては左から右のプリセットにいくにつれて効果が強くなるというか「かかってます」感が強くなっていく。
うん、良いですよこれ。僕は元々ワーミーに入ってたDETUNEモード(原音と数mmセントずれた音を重ねる事でコーラスのような効果を得る事が出来るモード、だったか)が大好きで、あのコーラスみたいに広がる幽玄な雰囲気、だけれどもフレーズが見えにくくならないところがその主な理由だったのだけれども、このディメンションコーラスにも似たテイストを感じます。
あくまで原音はクリアー、だけども広がりと清涼感は感じられるので非常に使いやすい。
オンにした瞬間に若干低域が削がれるかなって感じもしなくはないのだけれども、許容範囲。逆にその重低音をカットして少しだけ、僅かに腰高に感じさせるところがこの広がりと美しさに一役買ってるのかな、とも感じられた。ハイポジションで和音弾きとかしても綺麗だしロングトーン一発で放っても綺麗に広がる、感。
「守備範囲を守りながらエグ味を出す」のに向いてない、みたいな印象があるコーラスだけど(それにしても意味が分かりづらい形容である。自覚はある)、こういう綺麗な音をたまには実践で使ってみたくなる。使いやすいと思うんだよね、これ。
ちょっとスタジオに持ち込んでみようと思っている。

あと面白いのが本家には出来なかった「4つのスイッチ全部押し」が出来るところ。プリセットを幾つも同時にオンに出来るってわけですね。やり過ぎなのかな?って音が出るけれども、僕は当然これが好きです(笑)。
余談だけど、何故か

プ   リ   セ   ッ   ト   ス   イ   ッ   チ   を   
一   つ   も   オ   ン   に   し   て   い   な   い   状   態   で   
エ   フ   ェ   ク   ト   オ   ン   に   す   る   と   、   
そ   れ   で   も   音   が   変   わ   る   !

週末の日記

久々の土曜出勤、お盆のこの期間やはり接客業は暇である。
同僚に「相撲でもとれそうなくらい暇ですな!」と四股を踏んで見せると少しは笑いがとれた。果たして愛想笑いだったのか定かではない。仕事をしつつ、合間合間で精神的な充足感と時間の経過の感じ方について思いを巡らせたりもする。

練習を終え、デパ地下の惣菜詰め合わせ(レバーを甘辛く炒めたものが生姜が効いており、マッタリとした旨さがあった)と盛り蕎麦の夕食を楽しみ、マウンテンバイクでスタジオへ向かう。
パイプカツトマミヰズはレコーディングに向けて新曲を製作中。
少し前に「最近パンツを脱ぐと引くくらい血まみれになってる」と発言していた吉田君、その後専門医に診てもらったところ尻の穴の中に腫瘍が見つかったそうだ。幸い悪性ではなかったらしく一日の入院、手術で事無きを得たそうなのだが、いやはや、大事に至らず本当に良かった。
二時間半くらいしっかり集中してボランティアギターリスト鈴木君がギターフレーズを練るためのマイナスワントラック作り(要は吉田舟橋駒田で演奏したものの録音)と新曲を一曲仕上げた。
久しぶりに出来た気がする新曲、ちょっとコミカルな感じがありつつ録音を聴く限り“らしからぬ”シリアスさもあり面白い感じになっていると思う。
吉田君が練りに練った新曲名は「負新太郎(まけしんたろう)」。
爆笑してしまった僕には、謝る事しか、出来やしない。

日曜日はほぼほぼ一日ゴロゴロして焼肉を食べた。
唯一の生産性のある行為といったらエフェクターのレビューを書いた事くらい。
Line6のM5の購入を友人に薦められて真剣に検討しようと思い始めている。

BEHRINGER SM200  SLOW MOTIONをベースで使ってみる。

今日も今日とてBEHRINGERのエフェクターの感想を書いておく。
何だか妙に好きなんだよねBEHRINGER。最近でこそこの辺りの所謂「安エフェクター」って品質が上がってきたりとか安っぽさがなくなってきたりとかしてると思うのだけど、そういうブランドよりも先陣きって安エフェクターブランドとして市場に殴り込みをかけた(その結果訴訟を起こされたりしちゃった。やっぱりコピー物はいかんのでござるよ)BEHRINGERのその姿勢は妙に印象に残っている。
「え、BEHRINGERでしょ?」と半笑いにしちゃう感じはあってもさ、やっぱり高いものが良いっていうのは音作りの観点に於いては必ずしも当てはまるってわけでもないんだからこういうブリスターパックで吊るし売りされちゃってたような(最近は立派な箱入りらしよBEHRINGER!信じられないぜ!)機材も面白半分で試してみて良いものはガンガン使っていけば良いと思うんだよね個人的にはね。
面白半分こそ、何かを続けていけばいく程に失われていく良い姿勢なんじゃないのか、と最近は考えている。

はい、ちょっぴり真面目な話おしまい。
早速だけども今日はBEHRINGERのSM200 "SLOW MOTION"を試してみた。


いつ頃手に入れたのかは定かじゃないけれども、ベースを弾く友人がポンッとくれたのがこれだった。ちなみに何故友人がこれを買ったのかはわからないけれども、確かどっかのwebショップだかでBEHRINGERのコンパクトエフェクターがセール売りされていてその期間中に幾つかまとめ買いしたうちの一つだったとかそんなんじゃなかったか。
まあ、何にしても貰い物、である。
元ネタは有名なB社の、今やプレミアがついていて価格が大層高騰している黒いペダルである。ボリューム奏法が出来るという触れ込みで僕が生まれる前に生産、販売されていたそうだ。元ネタの生産時期は僅か3年半だったとの事だからその売れ行きは推して知るべし。まあ今やウン万円になってるビンテージペダルがコピーモデルとはいえ数千円で同様の機能を持つものが買えるっていうのは、それだけ考えれば良い事のように思えますネ。
コントロールはSENSとATTACK。SENSはボリューム奏法の音の立ち上がり方のコントロール。ATTACKは入力レベルの調節。「これより小さい音は出力しますよ」というメカニズムでボリューム奏法を実現しているようなのでその調節具合。

ボリューム奏法って結構好きでベースギター演奏でも絵具を塗るような演奏を心掛けたい時に用いる事が少なくない。
昔はLine6 DL-4に入ってるボリューム奏法にディレイが足されたようモードを使っていたし、最近はボリュームペダルかベースギター本体のボリュームコントロールを使ってボリューム奏法をやっていたのね。
だからベースギターで行うボリューム奏法の旨味、その片鱗だかは理解しているつもりだしこれ一個でそれなりに出来ちゃうのであればそんなに楽な事はねえや、と思うのだけども。
どうにもいかんです。コントロールの幅が狭過ぎる。どうにも不自然な感じは拭いきれないし、ニュアンスを出しづらいというかやっぱり手元、足元で調節する方が楽なんですよね。ボリュームって。
ネット検索で色々見ていて「前段にバッファやブースターを繋ぐと良い」と元ネタのレビューで書いてあったけれどもそこまでするならボリュームペダル使うよ、って思ってしまう(笑)。
ボリューム奏法ならコイツで!とはならないなあ。

ちなみに元ネタであるペダルと、他メーカーの出したコピーモデルも試したけれども印象としては似たり寄ったり。音の太さと安定感が若干オリジナルモデルが優っていたか、くらいの感じでした。
機械仕掛けでボリューム奏法を、って発想は僕大好きなんだけどね!

BEHRINGER SF300 SUPER FUZZについて本気出して考えてみた

僕の機材棚のエフェクターって入れ替わりが最近でこそ激しく(使わないのは手元に残しておかないようにしている、基本。僕だってお金に困ったらエフェクター売るくらいはするんだゼ)、せめて手放す前に感想の記録くらいはと思うんだけどそれさえもされずに旅立って行ったペダルが幾つあった事か。
この分だといつか「あれ持ってたけどどんなんだったっけ」とか言って好奇心を元手に買っちゃう羽目になったりするからせめて記録くらいはつけておこうと気持ちを新たにした次第。
何故こんな事を思ったかと言うと、このブログを読んでて「そういえばこれ持ってるじゃん、僕ってどんな感想抱いたんだっけ」といざ自分の書いたブログを読み返そうとしたら確かに書いた記憶はあったのにその記事が全然見つからない、なんて事があったから。
というわけで「持ってたけど感想を書いていなかったシリーズ」第一弾という事で先程のリンク先でレビューされていたBEHRINGER SF300 "SUPER FUZZ"についてメモ替わりに書いておく。


これ、すっかり某B社のファズの完全コピーかと思っていたらここ曰く仕様変更があったそうで。
いや、全然知らなかった!BEHRINGER侮りがたし!僕が所有するのはここ最近のモデルのようです。
「まあ、(大体)3000円くらいならいっか、どうせハズレだろうけどなッ」くらいの気持ちでインターネットにて注文、届いたその日がライブだったのでブリスターパックをそのままライブハウスに持ち込んでリハーサルの時に初めて使う、みたいな事を年甲斐もなくした記憶がぼんやりとある。その時は結局BOOSTモードにて使用。
あ、話が前後するけれどもこのファズ、「ブボボボボボ」なFUZZ 1、「ビシャシャシャシャズギャギャ」なFUZZ 2、そして「皆これが好きで使ってるんじゃないのかってくらいこれを褒める」BOOSTの3モードある。
コントロールはLEVEL、よく効く(微調整とかそういう甘っちょろい効き方ではない)EQであるTREBLEとBASS、GAINとモード切替スイッチの5つ。
で、僕がライブで使ったBOOSTモード、さっきもちょろりと書いたけど、レビューサイトとか読んでると皆本当にこのモードを褒める。「ファズとしては難有り、だけどブースターとしてはオツ」みたいなレビューが印象的。
このBOOSTモードにするとレベルが効かなくなって、GAINコントロールによるBOOST量とEQしかコントロール出来なくなる。
で、このブースターが結構良いんだよね。GAINコントロールでのブースト量を最小にしても音にハリを持たせてくれるし、ブースト量を上げていってガツッとブーストさせてもオツ。EQも効くのでこの値段でこのブースターってだけでも買いじゃんって思えてしまう。

で、肝心の各FUZZモード。
FUZZ 1はまだ扱いやすい。EQの効きも良いのでベースギターで使ってもそれなりにいけちゃうんじゃないか?と思わせる音色。
どことなく古臭い、だがそれが良いファズサウンドって感じ。ドラムがガシャガシャズタンズタン、ギターがイケイケなバンドだと主張するには厳しいものがありそうだけれども、スリーピースとかでぶん回すような歪ませ方をするようなら面白いのではないだろうか、と思う。
FUZZ 2がこれ、一気にミドルがスッコーンといなくなってドンシャリ傾向のファズになる。有名な人が足元に置いているらしく、そのバンドの「カオスな音」(とファンは呼ぶそうな)がこれ一つで出るってんで愛好家は重宝している模様。このモードにすると気持ちも大きくなってTREBLE、BASSともにマックスにしたれやって気になる。だけどもきっと、前述のようなドラムがガシャガシャズタンズタン(以下略)では主張しきれないどころか結構サックリとかき消されちゃうような音なのかなあ、と感じた。

...うん、ブースターとして、使う、かな...。自分の使いたい用途で栄えるファズならもっと好みの、持ってるし。
だけども売っ払おうと思えないのはBEHRINGERってメーカーの持つ魔力と「売っても二束三文にしかならねえだろ」って気持ち、なのだろうか。

有難うSONSET STRIP。

ゲボゲボの公開稽古を終え、新栄SONSET STRIPへ。
VSMYBLUESのライブにサポートベースとして参加。

8月一杯で閉店が決まっている新栄SONSET STRIP。
ライブハウスに出始めた頃に出演してからというもの、その時やっているバンドで折に触れてはステージに立ってきたライブハウスである。
企画をやったりした事はないし「俺はここ育ちだ」って胸を張れる程出演した経験もないのだけれども、当然何も感じないわけではない。仮に一年に一度だとしても、それでも10年程のお付き合いになるわけなのだから。
久しぶりに出演したSONSET STRIPのステージは、モニターの数も前に出演した時より減っていたしベースアンプのヘッドも記憶とは違った。だけどもメインスピーカーの間を渡すように据えてある鉄の棒はやっぱりそのままで今まで何度もそこからぶら下がった事を思い出した(そして背中を痛めた事も思い出した)。
今回はそれをしなかった。するような瞬間も訪れなかったし、無理にそうしようとも思わなかった。
だけれども演奏(この日はいつもより若干攻め攻めの気持ちになっていた。VSMYBLUESでは冷静で在ろうと思ってはいるのだが)の最後、ほんの一瞬で感極まってベースのヘッドをステージの床に突き刺すようにした。突き刺した、ではない。
大切な大切な楽器を、だけどもほんの少しだけこの歴史が重なったステージに擦り付けておこうと思ったのだった。
だけども同時に、ステージから降りてすぐの楽屋で演奏終了後すぐに楽器にヒビが入ったりしていないかチェックする程、僕は小市民でもあった。
店長 古藤さんとお話した。ガッツリお酒を飲んだりした事はなかったけれども、出演する度に「舟橋君はどこ(どのバンド)でもいるねえ」とか「一体いくつ(バンドを)やってんだよ!」とか「あ、今日も弾くの知らなかったわ!」とか、愛のあるツッコミを入れて下さる方である。

「これからどうするんですか?」
「まだまだ現場にはいるよ」
(中略)
「滅茶苦茶回数出たってわけでもないですけど、それでもやっぱりお世話になりました有難うございます」
「いえいえ、こちらこそ」
『クソお世話になりましたッ!!』
「パクリかよ!どっかで聞いた事あるぞそれ!」

古藤さん、残り約20日間、頑張って下さい。またライブハウスでお会い出来たら嬉しいです。
公演終了後、この日VSMYBLUESでアコーディオンを弾いていた高津君(26時)とたまたま体が空いていた梶藤君(同じく26時)と健康ランドへ行った。
二日連続の演奏、芝居等、アウトプットで疲労が溜まっているであろう体にちょっとしたご褒美をやろうと思ったのだった。


サウナ→水風呂は最高だ。サウナ→熱い温泉→水風呂はもっと最高だと知った夜。風呂上り、呆けた3人。
帰り道、小腹が空いたので3人で御器所の盛華という中華料理屋へ入った。学生時代「水よりも先に麻婆豆腐が出てくる」とまことしやかに囁かれた店だ。3人とも台湾ラーメンを欲していたのだけれどもそれぞれ「味噌台湾ラーメン」「豚骨台湾ラーメン」「台湾ラーメン」と見事に注文が分かれた。当然、味見しあいっこした。
おい、なんだよこれ馬鹿みてえに旨えぞ、と物凄く感動した。なんだあの味。これは、通っちゃうなと思った。
TVでじゃ23歳のバンドマンが「3年以内にメジャーデビューしたい」とインタビューで応えていた。調べてみると彼女の所属するバンドは、4月に活動休止を発表したところだった。
少しだけ、ほんの少しだけ複雑な気持ちになった。

久しぶりに役者をやった話。

ゲボゲボの公開稽古で上演する作品への出演オファーを田中さんから貰ったのは2週間くらい前だっただろうか。
「劇団の公開稽古で作品上演?」と当然最初はなったけれどもなんでも「今後のために役者、スタッフ陣も作・演出を経験した方が良いのではないか」というゲボゲボ内での話し合いの結果、2週に分けて3組ずつ、作品を上演する事になったそうだ。
で、田中みなさんの作品への出演オファーを貰ったというわけ。
田中さんはまたは田中名義でも活動されており、そちらの作品は幾つか拝見した事があったのだけれども、今回送られてきた脚本がそのイメージとはまた違ったものだったのね。
結構ファンシーでストレンジでファニーな印象(あくまで印象だけども)のまたは田中作品に対して今回送られてきたのは日常を切り取ったような会話劇。
「ようしワチャワチャやるぞ!」と意気込んだもののその想定外に結構面食らった。しかも僕の役、台詞量が物凄く多い。

顔合わせから田中さんとのトークセッションを経て「流れを入れてあとは自分の言葉で喋る」のが作品の意図的に一番しっくりきそうなのでそういった心持ちで稽古に臨んだ。役者経験はほぼほぼないながらも稽古の時にアドリブで脚本から離れれば離れる程良い感じに作中の「大学生がダラダラと雑談している空気感」みたいなものが立ち上がってきているような感じがあったのでそういうところとか、結構発見があったなあ。用意された台詞を「台詞」として発しないための工夫は幾つかあるのだろうけれども、今回の役はアテ書きしたのかよってくらい僕自身の人柄と近くて(実際そうでもなかったそうだ)「ああ、この流れならこういう事言うよな」と違和感なくやる事が出来た。というか違和感なさ過ぎて本当に演技しているって実感がなかったもんな。一度ちゃんと演技、してみたいのだけど(今まで何度か演劇作品に呼んで貰った事はあれど、ベーシスト役だったりやっぱりベースギターとセットだったり采配として結構自由にやらせて貰ったり、どこか素の感じでいけちゃったり何だろう、自分とかけ離れた存在を演じるというか『さあ、演じるぞ!』みたいな経験がほとんどない。そりゃまあ、僕はバンドマンだから自然な使われ方なんだろうけども)、でもこれはこれは面白い。自分自身を演じる感覚、だったのかもしれない今回は。

今回「田中組」となったのは田中さんと同じくゲボゲボの岩瀬君、晴天満月のあやたかちゃん。
グッと年下の彼らと同年代の設定って果たしていけるのかどうなんだ田中さんこの点だけで俺はアウトじゃないのかと思いつつ、その点でのツッコミは今のところ耳にしていないのでセーフだったのでしょうと勝手に納得している。
公開稽古、という事で見学者の方も数名いらしたのだけれども、通常の公演と違ってその方々とも距離感近目でコミュニケーションもとらせて頂いて、ウン、面白い時間を過ごしたなー!

他の出品されてた川北君の落語、小池君の即興芝居もそれぞれ10分程度の小品なれど、発見があった。
そもそもゲボゲボ団員同士のための(もっと極論しちゃえばこれって作・演出の小池君のための機会だったのかもしれない、とふと思ったよあたし)場だったのに結構僕自身、得難い経験させて貰って声かけてくれた田中さん本当に有難う。
また、面白い経験が出来ました。

2015_08_09_gebogebo
この日の記念写真ね。

「弾けたら弾いて下さい」がそのまま売り言葉になった日。

「30歳くらいになって人生設計とか考えだした頃にはライブの本数も数ヶ月に一度とかになったりするのかな」
その昔漠然とこう思っていたけれども31歳になり人生設計を強く意識している今でも数ヶ月に一度どころか月に一度、多いと月に何本もライブハウスで演奏している。勿論頻度の問題でもなければ本数が大事なのでもない、だけれども演奏活動との距離感、自分の日常に於ける演奏活動の位置づけというか意味合いみたいなものが冒頭の漠然とした予感に内包される不安通りのものになる気配もなく、正直ホッとすると同時に物凄く有難い。いくら自分の意思次第とはいえども必要最低限の環境がそれを受け入れられるものでないとこうい活動と距離が開くのなんて恐らく、思っていたよりもあっという間なんだろなと思うから。
自己表現、演奏活動は平たく言ってしまえば趣味の範疇ではあるのだけれども、自己表現やコミュニケーションツールとしてのそれの他に、今や自己啓発(こう書くと恐ろしく胡散臭くなるのだけれども)の一つの手段になっているだけに欠かしたくはないなあと考えるのである。

話がとても抽象的になった。
要するに「ライブは楽しい、定期的にやりたい」という話である。今月は幸いにも結構、多いんだぜ演奏が。
毎週のように続く演奏活動に確かに自分自身、演奏に向き合う姿勢が研磨されていくのを感じる。こういう時は大いに挑戦するに限る。普段しないような演奏、普段よりも踏み込んだ演奏が出来るチャンスであるからして。

というわけで8月8日、吹上鑪ら場でのMoNoSiRoの演奏は大いに挑戦する事にした。
平時は守備範囲を強く意識しながら隙あれば攻めに転じるような演奏を心掛けているのだけれども(毎度の事ながらこういう精神論でスイマセンネ)、この日はいつもより守備を意識した。このバンドに於ける守備=楽曲を緻密なレベルで構築する。
変拍子まみれの複雑な曲を可能な限りポップにアウトプットするにはどうすれば良いのか、その答えの一つが「難解であると意識せずに演奏する事、少なくとも難解である事を聴いている人間に意識させないようにする事」である。
同時にもっと踏み込んでバンドのウェットな部分に貢献したい、と試してみたのが諸々のエフェクターの使用、今回は特にディレイの使用だった。
いやあ、付点8分ディレイ、気ン持ち良いねええええええええ!!!
BOSS DD-7にフットスイッチ外付けしてタップテンポしてここぞというタイミングでオン、立体感のある残響の中、原音とディレイ音で一つのベースラインだぜ、くらいの気持ち(気持ちね、ここはね。ディレイ後付だからね今回はね)で弾く。
バンドにあってるんだろうなっていうのもあるのだけれど、いやあ、自分の中でまたお気に入りの音色が増えたなという感覚である。

またこの日はMoNoSiRoとしても挑戦していた。
共演の伊藤誠人(色々やっている人だけれどもこの日はソロでの出演)に当日ぶっつけで演奏に参加して貰ったのである。しかも全曲。彼はリハーサルから参加したのだけれども、ついぞ一曲通して演奏する事は本番までなかったばかりか、全く見知らぬ曲ばかりを演奏する事になった。
セットリストだけ与えられ、でも一曲も知らないわけだからこれはもうセットリストさえ意味がない。
「曲名から想像して演奏する」と豪語したもののそれが大ぼらで終わらないのが伊藤誠人である。ブラヴォー。

金森君はファッキン天然野郎だ。生粋の感覚派である彼はライブ中だろうが何だろうがブレない。
今までは格好つけようとしていた部分もあったのだろうけれども、もうこれでいいじゃあないか、素直で在るのが一番誠実だし結果的に音楽が音楽であると皆が同じタイミングで感じたのかどうか定かではないのであるけれども、この日のMoNoSiRoはMC(そしてそこからの勇猛果敢な脱線さえも)も良いチーム感を出していたと思う。
PAブースの中から観た鈴木実貴子ズ、またまたブラヴォー!

2015_08_08
金森君と、白いシャツが被った。

こういうイベントに出れて僕は嬉しい。














それでも今池HUCK FINNに到着した頃には僕達犬栓耳畜生の出番的には一つ前、ODA takumiさんの演奏の最中だった(お久しぶりの【件 -空断-】さん観れず。嗚呼)。
あ、でもあれだ、HUCK FINNに着いてまずはお店の前の路上でエフェクトボードa.k.aカラーボードにエフェクター載せただけ(今夜はガムテープで止めなかった。機材トラブルが起きたらそれはそれで面白い、と思える演奏をするべきバンドだからだ)を作りながら内藤さん(SOCIAL PORKS)と少しだけお話したのだった。
内藤さんに声をかけるなんて僕からすれば恐れ多いのだけれども、ちょっと勇気を出してお声掛けした。その結果、大丸の話や大橋さんの話が出来て嬉しかった。
で、ODA takumiさんの演奏。力強くて凛々しいノイズ。でも猛々しさもあって。一体どういう風にああいう音作ってるのだろ、と思って自分達のセッティングを終えた後楽屋で片付けされてるのをチラ見したのだけど、そこには男の子の心をくすぐるコンパクトエフェクターが沢山置いてあった事を記しておきます。

この日の犬栓耳畜生、炭酸BOSSより「部活の走り込みみたいなイメージで」と構想を聞かされていたのでそれを意識した演奏。
気配としてもやはりショートチューンを立て続けに、みたいな演奏になる。似たり寄ったりの演奏ばかりしてもつまらないのであっちにふらふら、こっちにふらふらと興味の矛先を広げるように心掛けたつもりだったけれども、それでもやっぱり落ち着く先は自分の守備範囲内で。という事は今日はここをやるべきなんだなと無理をしないようにする。
折角ここ最近開けた引き出し、もうちょっと楽しんだって良いはずだ、と炭酸さんとリズムセクションとしてのアンサンブルも楽しむ。
偶然アンサンブルした、に興奮があるからこそ、そこの興奮と気持ち良さが計画的なものではないからこそ、発露するものもあるのではないかと思う。
masf RAPTIOで作るグリッチサウンド、やはりこのバンドではハマる。簡単に「それっぽさ」が出るから演奏者としてはサボッているような気もしないのではないのだけれども。
皆少しずつ演奏中に色々と仕掛けるようになってきており、それを良しとするバンド内の空気は極めて健全である。
前回のライブと今日の演奏で、バンドとしてまたまとまったのではないだろうか、と思っていたら炭酸BOSSもそう感じてらっしゃるようで構成員としては本当に嬉しい。
   
   次   の   予   定   が   な   い   ん   だ   け   ど   ね   !

USかたやって来られたPENIS GEYSER(動画では3人組だったけれども今日はベースがいなくて二人だった。脱退されたのだろうか)の演奏は人間味溢れる(しかも朴訥とした)グラインドコア。ドラマー氏の腕が蛸みたいにうねるうねる。セッティングより短かったんじゃないか、というくらいあっという間にライブは終わってしまったけれども、いやあ良いもん観た!
SETE STAR SEPTは最初の数分こそ「強烈だ!」と目ひん剥いて観てたんだけど、なんだろ、そのうちブッ太いノイズの中に妙な優しさと居心地の良さを感じるようになってきてともすればそれっぽい事を歌ったりしている歌モノでポップな音楽よりも遥かに生命的な次元で優しいんじゃないか、という気がしてきちゃって。
勿論ライブを観て興奮もしたんだけど自分の中ではこういう音楽の心地良さの片鱗を知るきっかけになったのかもしれない。だとしたら凄い経験をさせて貰ったように思う。あの境地、か。
あ、Kaeさんの足元どうなってんだ、とチェックしたらBOSS ML-2とべリンガーの何か、と僕も持ってるYAMAHAの古いラインセレクターがチラッと見えた。それらをアンプ3台(JCとマーシャルとベースアンプ)で鳴らして物凄い音を出していた。

大変刺激的な夜だった。
このバンドでこういうイベントに出演出来て僕は嬉しい。
これからもっと精進して凶悪なノイズまみれのベースギターを弾いていこうじゃあないか、とそう思った。

2015_08_05_inusen
kaeさんとまりい(大島優子似)ちゃん。
スヌーピーグッズで意気投合した模様。

気が狂ったみたいに暑い日の日記

前代未聞に仕事が忙しい時期だ。
忙しいというかやる事が多いので普段より3時間早く出勤する日々が続いている。最初は早起きがしんどかったけれども今となっては何だか慣れてしまっており、特に退勤時間が近くなってきた頃合いの変なハイさっていうのはえもいえぬものがある。
率直に言ってしまえば気持ち良い。
けれども同僚や後輩は日々摩耗していたようで、しかもそれが僕が思っていた以上の進行具合だったのか遂に本日、後輩の目に光るものを見、「ああ、俺って多分この人の気持ちわかってなかったかも」と思った次第である。特に仕事がハードという事でもない。全然ブラック企業でもないし職場の人間関係も良好だし、無理な勤務体系を強いるような気配も微塵もない。
後輩からすれば身近な僕が「んんんんん!!!!気持チ良イイイイイイ!!!」的な雰囲気を発する事で愚痴や弱音の一つも吐けなかったのだろう。それを吐く事で作業効率があがったり、或いは単純にストレス軽減になるのであれば別に吐けば良い、とも思うのでこれは悪い事をした、とも感じた。
いやあ日々勉強だなあ。

ところでもうすぐ2週間になるので書いてしまうけれども、禁煙をしている。
ふと思い立って煙草をゴミ箱に放り込み、電子煙草を買いに走った。普段からメンソールを吸っており、特に煙草の葉っぱの味が好きだとかそういう認識もなかったのでメンソール味の水蒸気を吸ったり吐いたり出来れば少しは気が紛れるのではないだろうか、と推測したわけである。結果的にこの電子煙草というのは導入して本当に良かった。
電子煙草はリキッドという液体を気化させてその水蒸気を吸引、味わいを楽しむものである。ニコチン、タールはリキッドに含まれず(海外だとニコチン入りのものもあるそうなのだが)、ただメンソール味の煙を吸ったり吐いたりするだけである。
リキッド中には気化する際に発がん性物質に変質するものが含まれている、と知った曲はちょっとショックだたけれども、今はそれさえも含まれていないリキッド(探すとすぐに見つかった。日本でずっと禁煙グッズを発売しているメーカーのものなのでまあ信用出来るはずだ)を使用しているのでとりあえずは健康への悪影響はなさそうである。
お酒を飲んだ時もライブハウスでも今のところ煙草への強力な誘惑は続いていないのでこのまま完全に絶ってしまおうと思っている。喫煙を我慢するのではなく禁煙という活動を日々続ける、という認識でいるのが良いのかもしれない。
禁煙という活動を始めて気がついた事、というか変化が幾つかあったのでメモしておく。
まず口臭が前よりましになった、というか寝起きとか顕著に口の中の感覚が変わった。あと喫煙に充てていた時間って結構馬鹿にならなかったようで、ここ最近時間に余裕を感じるようになった。味覚の変化は特にないかな、これは結構よく言われているので楽しみにしていたのだけれども。
煙草を吸っていた頃が貧しかったとは思わないし(煙草は百害あって一利なし、という言葉を実感として感じる事が出来るのは煙草が嗜好品でない人だけであろう。デメリットを認めつつも欲しくなるのが嗜好品なのだから)、これは単純に嗜好品のチョイスの問題なのだろうけれども「煙草を吸わない生活」、続けてみようと思っている。

8月2日の記録その3~犬栓耳畜生ライブ 事案発生!編~

VSMYBLUESでのレコーディングパイプカツトマミヰズでのライブを終えた僕はガムテープでエフェクターが固定されたカラーボード=エフェクトボードを抱えて背中にギグケースを背負い、新栄の街をせかせかと歩いていた。
夕方とはいえどもまだ暑い。演奏直後で着替えもせずにそのまま新栄CLUB ROCK'N'ROLLを後にしてきたので、流れ落ちる汗がビショビショのTシャツにそのまま吸い込まれていく。パンツの中もグショグショだ。はっきり言って、悪くない。
こういうのは大好きだ。

新栄DAYTRIVEにつくと、まだ18時7分だった。随分と信号で待たされたように思うのにそんなに時間は経っていなかったらしい。
エフェクトボードをそのままステージの上にズドンと据え、そのままアンプに結線、アンプのボリュームを上げる。
この日はパイプカツトマミヰズでも犬栓耳畜生でも自分のアンプヘッドを使わなかったけれども(理由は一つ、持ち運ぶ機材を少なくするのと転換時間の短縮のためだ)、それもこの2つのライブハウスが会場だったから可能だった事だろう。CLUB ROCK'N'ROLLのマーシャルのアンプヘッドは随分とお世話になったし、DAYTRIVEのベースアンプも安心感がある。どちらも手早くセッティング出来た。
で、ざっくりと音を作ったら「あとは演奏中に微調整すれば良いか」くらいの気持ちでセッティング完了。

この日から何とはなくベースアンプを使って演奏しているんだけれども、やっぱり性分的に僕はギターアンプよりもまだまだベースアンプとの方が自分のやりたい事との相性が良いように思われて、この日の演奏でそれをますます痛感する事となった。
ギターアンプはノイズを出す際はそりゃあ得難いノイズが得られんだけれどもさ(マーシャルアンプにショートスケールのベースギターを突っ込んでメタルゾーンをカマしてハウリングを起こしてワウを踏む、それで得られるノイズはベースアンプでは簡単に得られはしないだろう)、いざフレーズっぽいものを弾いて、しかもそれがベースラインっぽいものだったりすると途端に何だか腑抜けに感じるというか、やっぱりそれはロングスケールのベースギターをサンズアンプ経由でベースアンプに突っ込んで殴るようにピッキングして出るあの音とは程遠いのだ。
最初は意欲的に「普段の自分とは違うものを」と思い挑戦していたのだが、一度ベースアンプを使った時に犬栓耳畜生として新しいバンドアンサンブルの形が垣間見えた気がして「今試してみるのはこっちなんじゃないのか」だなんて手前勝手に判断してさ、で、特にメンバーからとめられる事もなければそっちを試してみようと意欲満々なわけである、僕は。
ベースアンプとイヤーマフ(によって浮き彫りになる炭酸さんのドラムの『打点』)を得た僕はいよいよこのノイズバンドでのアンサンブルに於いて「ベースギター」を担当している形になっている。リズムセクションとしての、だ。
自分の根っこにあるのはドラムと一緒にバンドの骨格を作ってバンドの筋肉を動かすリズムセクションとしてのベースギターで、勿論そこにはフィードバックとかハウリングとかそういう要素もあるのだろうけれども。
自分の持ち味を活かしつつバンドアンサンブルにバランス良く貢献出来るのは今のポジション、になるのかなあ、現状。
構築と破壊をバランス良く運用して最終的に破壊的に美しい音楽を作り上げたいと思う。

この日の演奏は構築と破壊のバランスが、バンドの人員内で良いバランス感覚で保たれていたのではないだろうかと思えた演奏だった。結構、3回目のライブにして「ここを基軸に発展させていけばいいのかもしれないな」と思える演奏だったような気がしないでもない。このバンドでの演奏はよりナマモノナマモノしているのでよくわからないけれど笑

演奏から少し後の話。
DAYTRIVEを外して2時間後くらいかな?戻ってきたらフロアが凄い絵図になっていた。
行儀良くやる必要もないし規律だけを重んじる必要もない。風紀の観点では僕は人に何かを言える程の人間だとも思っちゃいない。
けれどもグラスからビールをまき散らしながら嬌声をあげて盛り上がっていた人がその数時間前に披露した演奏は、その様よりも興奮と一心不乱さが伝わってくるものでもなかったので「何ともなあ」と思ったのもまた事実。


左から炭酸さん(ドラム/声/ノイズ/音源編集/BOSS)、僕、森野君(ベース、ジャケットとかデザインとか/うどん/目つきがサイコパス)

8月2日の記録その2~パイプカツトマミヰズライブ Beats per Minute編~

吉田「こんにちは!!今日が何の日か知っていますか!」

(中略)

ジャァァァァァァァァァァン

ジャギンッ!!

吉田「有難う!」

お客さん『フウゥーイィ!』(同時に拍手)

吉田「ところで(以下略。我々がいうところの"小粋なトーク"である。ちなみに吉田君駒田君共に相槌を求める時と困った時は僕の方を見る癖があるのだけれども=多分何となく落ち着くんだろう、 吉田君の"小粋なトーク"に耳を貸しながらチューニングを終えて顔を上げると思いっきり吉田君と目が合った)なんだよね!あっとなんだよこの空気!(吉田君はスベリ芸なのかっていうくらいスベルのが好きなようでMCもスベり始めてからが真骨頂だと思う。この発言はMCがどれだけグタグタでも演奏は本気、鳩尾を殴るような演奏をしている自負の表れだと思って頂いて、うん、どうかな、良い、のかな?)残念な事に僕達のライブも残り5曲となりました」

変拍子のリフ
不協和音
飛び交う汗
浮かぶ苦笑
ぶん回すようなアンサンブル


ライブは進んでいく。良い演奏だろうと悪い演奏だろうと同じ時間の進み方をするはずなのに、良い演奏の時は時間があっという間に過ぎるように思える。もっとこの演奏を楽しみたいのに、とか思うわけだね。
ライブは吉田君が例のアレをする曲まで進んだ。静観を決め込んで、何かあったら僕も茶々を入れるとするかね、とドリンクを一口(ライブを観た事がない人には何が何やらの解説ではあるけれどもご容赦頂きたい)。
ここで僕は何となく腕時計を見た。本当に何となく、である。
この日はパイプカツトマミヰズでのライブを終えた直後、演奏終了予定時刻から30分後にライブ会場である新栄CLUB ROCK'N'ROLLから徒歩5分、新栄DAYTRIVEにて犬栓耳畜生としての演奏が予定されており、時間の余裕は30分あるとはいうものの、機材も共有なのでパイプカツトマミヰズの演奏が終わったら可能な限り早く移動して機材のセッティングを行い、犬栓耳畜生のライブに気持ちを向けたい(格好良く言ったけれども、着替えたり休憩したりそんなんである)なと考えていた。
そのため、客席から見えない角度である僕の脇にはベースギターのギグケース、そして財布やら何やら全部入っている肩掛け鞄諸々、舟橋の私物の全てが置いてあった。演奏が終わったらそのままそれを抱えて飛び出せる状態である。
普段は外す事も少なくない腕時計を、この日たまたまつけていたのもそういう理由である。
で、腕時計を何となく見てたまげた。デジタル表示は17:56と30秒を示している。17:30から30分間が僕達の演奏時間であり、つまり残り3分30秒で持ち時間は終了する。その時点で僕達は演奏中のその曲以外に2曲残していた。


舟橋「ピンポンパンポーン、吉田君、業務連絡です」
吉田「何?」
舟橋「持ち時間、残り3分30秒です」
吉田「え!」


持ち時間を守る事とお客さんを楽しませる事とより高い次元での表現を実現する事、その他様々な要因の中で何を優先すべきかは多くの意見があるだろう。事実、人によっては「金を払ったお客さんを楽しませるためには多少持ち時間をオーバーしたってしょうがない」と言い放つバンドマンもいた。僕にはそれに対する自分的には筋道の通った反論が幾つか思い浮かぶけれども、世の中の真理として、極限の真理としてどれが一番正しいかなんてわからない。
だけれども単純に持ち時間を守れないバンドマンっていうのに自分達がなりたくはない、と思う。


舟橋「BPMをそれぞれ5ずつ上げて演奏すれば残りの時間で演奏を完了する事も可能なのでは」
吉田「そういえばBPMって何の略なんだろうね」
舟橋「えっと...Bandman no Pop na Motion?」(私はこの瞬間の自分の愚かさをいつまで呪う事になるのだろうか皆目見当もつかない)
一同「...(この沈黙は人を殺す事が出来る、と思う)」
吉田「ごめん、実は俺知ってた。Beats Per Minuteね」
舟橋「はいこのやりとりで20秒ロスト。BPMを10ずつあげて演奏します」


その瞬間に駒田君に去来したものは何だったのかは定かではない。
だけれども数秒後彼がとった行動というのは恐らくその場にいた全員の予想を裏切ったものだった。
誰が想像し得ただろう。まさか本当に残りの2曲、テンポ早めでスティックカウントするとは。
「はええええええ」と言いながらもなんだかんだでちゃんと演奏するバンドメンバーと自分のアンサンブルを感じながら、どこかで冷静に「何だかんだでやれば出来るじゃん俺達」と思ったとさ。
自分達で思ってるよりかは少しは、ほんの少しは演奏力が高いのかもしれない。
それでもきっと歴戦の猛者達には遠く及ばないのだろうけれども。精進せねば。

追記:
2分押しました...関係者各位にこの場を使ってお詫び致します。

8月2日の記録その1~VSMYBLUESレコーディング編~

8月2日はここ最近の自分の活動の中でも特に濃密な一日(良く言えば、ね。悪く言えば兎に角予定を詰め込んだ一日)だったので、3回に分けて書いていこうと思う。
まずは8月2日の記録その1~VSMYBLUESレコーディング編~。

VSMYBLUESで新曲のアレンジ~レコーディングでのベースギター演奏まで請け負って貰えないだろうか、と茜谷さんから話を貰ったのは丁度ひと月程前だっただろうか。「練習に付き合ってくれ」とライブの練習のため入っていたスタジオ練習中に披露されたその曲、最初はコードをボンボンベンベンと追っていただけだったのだけれども、いざ自分がレコーディングで演奏する、しかも茜谷さんからは「ベースで結構動き回って欲しい」とオーダーを貰ったもんだから舟橋は内心焦った。
スケールの中を動き回るベースラインって普段あんまり弾かなくて(パイプカツトマミヰズではどっちかというとリフを強固にしたり弾幕を張るような演奏をする瞬間が多いし、その他サポートでもほとんどが手癖で作ったものばかりでスケールなんて意識した事はほとんどない)、それらしいスケールを知っているのってペンタトニックとあとは何かプログレっぽいの?そんな音使いばっかりだ。
でもまあTHE WHOのジョン・エントウィッスルもそのベースラインのほとんどがペンタトニックだっていうし、まあじゃあ問題なかろうとベース以外の3人で演奏して頂いたものを録音、自宅にてそれを流しながらコード進行表を見つめ、頭の中に浮かんできたフレーズをベースギターで拾っては不協和音にならないように微調整する、という作業をしながら一曲分のベースラインを作っていった。
最終的に当初考えていったものよりも割とシンプルにはなったけれども、僕からすれば十分に弾き応えのある良いベースラインが出来上がったと思うし何より曲に合っていながら「自分らしさ」みたいなものも出せたんじゃないかと思っている。

でいざ迎えたレコーディング当日、TWOFOURの厚介さんの自宅スタジオにてレコーディング作業が行われたのだが、まずこのスタジオのロケーションが最高過ぎた。
写真を何枚か掲載。






日本家屋の「はなれ」がスタジオになっている。
僕は部屋の鳴りとかはよくわからないけれども、こういう空気感って作品作りに大きく影響するんじゃないかと思う類の人間だ。
アンプ類もモダンな最新のもの、というよりかはどちらかというとヴィンテージというか暖かみのありそうな、そんなチョイス。
今回はラインだけでしか録っていないのでベースアンプは一瞬鳴らしただけだったけれども、その一瞬の出音が大変素晴らしく思わず皆で「いいねえ...」だなんて。
機材の調整をし、いざ録りが始まった。テンポ感が微妙にずれるというかどうしてもツッコミ気味になってしまって慌てたけれども(慌てたから突っ込んだ、のか?順番はまあ、良い)、無事にトータルで3テイク程でリズム録り終了。
SBV-550、プリアンプとかエフェクターとかカマしたりアンプを通したりしなくてもゴツゴツアタックが出てどことなく感じの良いドライブ感というか、そういうのがあって「やっぱり自分の楽器って自分に抜群に合っているのだなあ」と再認識した。

良いレコーディングセッションの後は腹が減る。
お昼ご飯に繰り出して、腹一杯にカレーとナンを入れたら舟橋そのまま離脱。

自己紹介

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。
以下、ライブ予定。


12/28(水) 新栄DAYTRIVE
犬栓耳畜生

2017/1/07(土) 今池HUCKFINN
ONE BY ONE RECORDS レーベル10周年イベント
JONNY

1/08(日) ミソフェス2017(http://www.misofes.com/)
パイプカツトマミヰズ

1/08(日) 新栄DAYTRIVE&TRIM
パイプカツトマミヰズ


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