俺もチェキ売りたい。

27日は新栄DAYTRIVEにてtasotokyoガールズというアイドルグループにてベースギター演奏。
それにしても今年に入ってからというもの、DAYTRIVEで演奏する機会が多い。1月からここまでで3回は出ているのではないか?
ウィークエンドバンドマン(平日も演奏するけれども)としてはこのペースは結構ハイペース。
ええ、お世話になっております、新栄DAYTRIVE。同じ場所で演奏しまくってると経験値+αで得られるものがある気がするよ。

今回の演奏、tasotokyoガールズを率いている大石理乃御大が以前名古屋に来た時にベースギターを弾いたのがご縁で今回も参加する運びとなったのだが、大いに楽しんだ。
アイドルグループの現場ってのを一度目撃したかったっていうのもあったし(音楽好きの人達が今やバンドと同じくらい、時にはそれ以上に熱中するのがアイドルであるというのはSNS上で飛び交う情報や身の回りの友人達の発言から察していた。そこまで興味があるかと言われると「?」となるのでなかなか自分で飛び込んでみようとはならなかったけど)、今までにないシチュエーションでの演奏というのは大好物なので即座に引き受ける事にした。
あとちょっと、あの愉快な下ネタ女(褒めている)、大石さんに会いたかったというのもある。あの人ステージの上だと下ネタとかガンガン言うしとんでもねえ事言いやがるけれど楽屋とかで演奏前に話していたりするとストイックな一面が前面に出てきたりして、僕は結構楽しい人なんだなと思っているし演奏で力になれる事があるのであれば尽力したいと思っている。

曲は前回大石さんと演奏した曲+新曲が何曲かって感じだったのだけれども、大変演奏し甲斐があったし楽しかった。
前回の大石御大名古屋場所から引き続きリズムセクションを組んだコジマ君のドラムは相変わらず大変やりやすいし(彼の良いところは手堅さと豪胆さが同居しているところだと思う。あと曲から一歩引いた距離感から冷静にアプローチする姿勢も安心感がある。僕が全面的にのめり込む姿勢なので)、今回は東京から旧知の仲である水野君(宙に浮いた扁平足、復活おめでとう)がギターで参加とブチ上がらないわけがない布陣である。大石さんの新しいアルバムでアレンジ等で参加しているらしい水野君、今回サポート参加すると聞いて舟橋盛り上がっていたのだけどまさかの発熱で不参加、から一転、彼はライブ当日に「平熱になったのでやっぱり行きます、行きたい!」と新幹線で名古屋に降り立った。その心意気や、もうそれだけで俺はゲイン上がるよ。
知り合ってから年月だけは重ねてしまった水野君だけれども、思えば深夜にツイッターでエモーショナルになっていた彼とああして一緒に演奏するだなんて想像もしなかったし、水野君のギターはとても良い音をしていた。この日の演奏隊は音作りの相性も良かったし3人で渾然一体、良い演奏が出来たと思う。
事前に大石さんから許可を貰っていたので大いにビッグマフを踏み込み、ファズベースをまき散らすような演奏をした。なんだかんだやはり僕は歌モノの演奏は好きだしどんなものにしたってポップなものが好きだ。そしてポップなものにはファズが似合う。吹き飛ばすようなファズもオツだけれども、コブシを効かせるような、そんなファズが合うと思う。
コンプレッサーも活用して凄味のある音が出せたんじゃないかと、ちょっと自画自賛しちゃいたいくらいの出音が出た。ここ最近じゃあ出音一発目であそこまで「おっ!」ってなったのは久しぶりである。諸々合致したんだろう。今後はあれ以上を出せると思います。

さて、演奏しつつ興奮しながら眼前で歌い踊る女の子達を見ていたのだけれどもあれは所謂「アイドル」なのかと言われたら僕にはよくわからん。そもそもアイドルの定義が何かわからないけれども、少ない知識の中でイメージしていた「アイドル」と眼前で歌う女の子達の間には少なからずギャップがあった。
ただ会場はきっちり盛り上がっていたし終演後、お客さんも楽しそうに女の子達とチェキを撮ったりしていたので、エンターテイメントとしては間違っていなかったのだと思う。楽しければ良し、が真実だ。
チェキの行列を眺めながら片づけをしているとチェキの行列の彼方から手を振る方がいる。なんだなんだと近付くと男性のお客さんが「歪みは何を使ってらっしゃるんですか」と声をかけて下さった。
歪みエフェクターの話も盛り上がり(PLAYTECHのベースオーバードライブを持ってらっしゃる方と出会うだなんてレアである)僕が転換の時に音量確認でKING CRIMSONの楽曲のベースラインを幾つか弾いていたところから話はKING CRIMSONに。
名古屋公演に行かれたそうで第8期クリムゾンについてあーだこーだと感想を交換する事が出来て大変楽しかった。この方はYESのコピーバンド(その名も『危機管理』というそうだ、何て洒落た名前!!)でベースギターを弾いてらっしゃるそうで、まさかこの日こういう出会いがあるとは思わず、大変興奮した。

実は大石さんとの演奏の機会は、わりかしすぐ先に決まっている。
次は大阪だ。大石さんはしっかり演奏さえすれば懐の深い人なのでまた色々と挑戦してみようと思う。

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終演後、ほろ酔いの僕と水野君。
ねえ、俺、顔パンパンじゃね?これじゃあただのデブだわ。
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ご来場有難うございました。

"ライブハウスでの演劇イベント"『新栄トワイライト』、本日無事にvol.5終演しました。
ご来場頂いた皆様、ご出演頂いた団体様有難うございました。回数を重ねれば重ねる程、バンドマンも演劇人は良い意味でも悪い意味(こっちはそんなに、ない)でも似た部分が多いんだなあと思う次第です。
vol.5かあ、あっという間の5回だったなあ。振り返ってみて色々と思うところも個人的にはあるのだけれども、また改めて。
いや、タイピングこそしてみたんだけれども自分の書いた文章が今現在の心情を伝えるのにいまいち正確さに欠ける気がして「記録としての緻密さ」をこのブログに求める自分としては形として残せるものではないと思ってしまったんですよ。

ともあれ。
次の新栄トワイライトは5月。ゴールデンウィーク頃に行う予定です。この回は特別編と銘打ってちょっとスペシャルな回にする予定であります。
乞うご期待。

それにしても、運営という一歩引いた立場での「開演の先立ちましてのご挨拶」ならびに「終演のご挨拶」、あれ苦手なんだよな。
僕って多分、かしこまった挨拶とか苦手なタイプなのかもしれないね。

作るということ。

曲作りというのはいつもエキサイトするものだ。

感性の違う人達が何人か集まってあーでもないこーでもないとやんやしながらこの世にまだ存在しない何かに向かってクリエイティビティを発揮する。

そのうちその「何か」は朧げにその存在を形作り始め、そうなればあとはこっちのもの。

「君はこう思っているんだろ」「ここはこうするのが気持ち良い」等、その場に漂う「俺達ぁこれが好きなんだよ、な?」を掴み取ろうと作業は加速する。その行為は岩の塊を彫像にするためにガツガツと削ったりするのに近しいのではないか、と思う。

まだまだこれから、どうなるかわからないからこそ、面白い。

ほんっと、ただの日記である。

予定していた練習が参加メンバーの仕事の関係で流れてしまったので自宅にて一人で黙々とやろうと思っていた事をこなす夜。
今後の楽しい予定のための事務作業や連絡事項諸々、途中で視聴が止まってしまっていた映画の残りを観たり、最近気になってきた腹回りをシェイプアップするために腹筋をしたり。
あとはあれだ、数日前に断線している事がわかったシールドケーブルを直そうと試みた。試みたものの結果、直らなかった。シールドケーブルの真ん中の方で断線しているのかジャックが壊れているのか、それとも僕の腕が悪いのか。そのどれもが疑わしい。
以前なら所有している半田ゴテの絶妙な使いにくさに「これを機にちょっと良いコテを買おう!」とかそういう発想になっていたのだろうけれども、今の僕は「シールドケーブル買うか」となる。自作が嫌になったわけではなくて、単純に労力と費用と結果のバランスの話である。僕が半田ゴテを握る事って極めて少なくて、たまにしか使わない「道具を直すための道具」の良いものを買うならそのまま「道具」を買った方がお金と何より時間の節約になる。僕の使っているシールドケーブルなんてそんなに高いものでもないんだし。
かつての僕だったら「道具を直すための道具」に手を出して余計にお金と時間をかけているところだった、と思う。成功すればまだしもその結果もし修理出来ない部分で断線しちゃってたりしたらモチベーションも下がって「何やってんだろ...」となるところであった。

夜中の間食を止めてから、空腹を感じる度に水をがぶがぶ飲むようにしている。
いつも思うのだけれども飲み物の中で水が一番美味い、と思う。
あ、でも昨夜290円均一のチェーンの居酒屋で飲んだサングリアも旨い。

『シャーロック 忌まわしき花嫁』観に行ったよ!

週末、大粒の雨が久しぶりに降った名古屋にて。
予定の隙間を潜り抜け、行ってきましたよ伏見オリオン座!
何を観に?
『シャーロック 忌まわしき花嫁』を観に!

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ニヤケ面を必死で抑えた結果のしかめ面、である。

英国では元旦に放送されたという特別編を映画館で公開!
いやあ、これは嬉しい。
まだ公開中の映画なので内容に触れるようなネタバレは避けるけれども、いやはや、シーズン3まで観ておいて本当に良かった。
観に行くまではシーズン3までの本編とは別物の番外編的なものなのかな、と思っていたのだけどさにあらず。
バリバリに関係あるので未見の方はきっちりシーズン3の最終話まで観てから行きましょう。
「あの時代」のあの格好をしたシャーロックにジョンが、もうそれだけでたまらない。
スクリーンに19世紀のロンドン、ベーカー街が映し出された時は思わず「うわ凄え」と呟いてしまった。制作陣どこまで本気なの(余談だけれども本編前後に放映されるメイキング映像で制作陣のシャーロキアンぶりというか、徹底した美意識とこだわりを見る事が出来る)。
おいおいそこそんなのかよ、と内心呟いた野暮なツッコミも綺麗さっぱりと伏線として回収され、最終的には膝を叩いて「参った!!」と言いたくなる程爽快な後味が残る鑑賞だった。
シーズン4が最高に楽しみ。

大きな音で肉体的にもダメージを負いそうになった夜の話。

犬栓耳畜生にて新栄DAYTRIVEにて行われたWARFUCK(from仏。ほとけ、じゃないよフランスね)ジャパンツアーに参戦。
同じく出演されていたODA takumiさんとも話していたのだけど、何かと僕達は“こういうやかましい海の向こうのバンド達”が来日するとご縁がある(この時この時もご一緒した)ようで「完全に僕達名古屋ではこういう枠なのかもしれませんねえ」なんて話をした。
僕達は、そしてきっとODA takumiさんも満更ではない。それどころか僕としては大変刺激的で毎回楽しい。
海の向こうから大きな音を引っ提げて殴りこんでくるフレンド達は大抵がその音楽性に反してフレンドリーで、そして音楽を筋肉で鳴らす事の美しさと尊さを教えてくれるからだ。
やはり、頭使うよりも体を使って鳴らす音の方が信用出来る、と思う僕は体育会系ってわけでもないけれども、ちょっとそうだね、マッチョイズムに心惹かれている部分が少なからずあると思う。

WARFUCKは速くて強かった。何食ったらああいう音になるんだ。ドラムのキックなんてグリッチサウンドみたいになってたぞ。体格と筋肉で音を鳴らす部分というのは少なからずある、というのは毎回海の向こうのフレンドが叩く、いやブッ叩くドラムを聴いて思う。

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この日個人的にベストアクトはブッちぎりでODA takumiさん。いや、本当に素晴らしい演奏。
思えば今までの共演で最初から最後までODA takumiさんの演奏を拝見した事がない、と今回のライブを観て初めて気がついた。例えとしては間違っているかもしれないけれども、いや感覚的にはあってるな、ODA takumiさんのノイズミュージックは僕にとってサウナのようなものだ。最初こそその暴力性に恐怖を感じるけれどもいざ内側へ入ってしまえば優しさと恍惚に包まれる。緩急の効いた演奏はサウナと水風呂を行き来するようで、その繰り返しが次第に僕をサウナトランスへ導いてくれた。
音楽を聴いても整うんですね、本当に有難うODA takumiさん!
何を言ってるかわからないって?サウナへ行け、ODA takumiさんのライブを観ろ。

犬栓耳畜生は大島優子似の発案で構築された演奏。
僕達は毎回「方法論を色々試す」事を少し前のライブから意識的に行っていて毎回毎回発案者を変えて違った発想で演奏をするよう挑戦している。即興と構築の間を行ったり来たりしたくてやっているわけなのだけれども、今回の演奏は結構良い感じに緩急もついていたしそれぞれの持ち味も顕在化出来たんじゃないか、と僕は思ったのだけれども(とは言っても大音量の演奏による耳へのダメージを防ぐためにイヤーカフをしているので全てが全て聴こえているわけじゃあないのだが)、大島優子似は演奏後に若干不服そうだった。自分の演奏に満足がいかないらしい。どこまでもストイックでその姿勢が美しい、と思う。
炭酸さんは僕のリクエストに応えて「わかりやすいドラム」を叩いて下さった。炭酸さんって何なら演奏中の感覚としては一番遠くにいるようなのだけれども、演奏後に振り返ると一番感覚を共有出来ていましたね、という事が多い。大変多い。ご近所さん、というのはかくも偉大なものなのか。

犬栓耳畜生で、今後も楽しく挑戦していこうと思います。

「ダイエットってしてる?」「もうあきらめました」

月曜日から仕事の関係で研修に出ている。
いつもより早起きしいつもと違った場所へ向かい、この一週間を共にした後はそれぞれの場所へ帰っていく人達と机を並べ研修を受けている。研修で使っている建物は閉鎖直前で僕達が最後の卒業生となる、と聞いて押井守が監督した『機動警察パトレイバー』劇場版二作目の「柘植学校」を連想したのはきっと僕だけだろう。

いつもより早起きするわけなのだが、いつもより早く家に帰ってくる事になる。
単純に生活時間が数時間前倒しでずれただけなのだが、それでも一日が長く感じるから不思議だ。普段は一人で食べている夕食を家族と囲む事が出来るのは単純に喜ばしい事である。
昨日はサウナへ行き練習へ、今日は溜まっている作業に着手した後に練習へ行った。平日の夜にバンドの練習が連日続くと不思議な気持ちになる。

本日は犬栓耳畜生で練習。
炭酸さんが仕事の関係で不参加となったけれどもこういう時はベーシストでありギタリストでありドラマーである森野うどん君の出番である。彼がそのままドラムセットに座り、練習という名の実験は進んだ。
このバンドでの演奏はライブであろうがスタジオ練習であろうが常に実験精神に富んでいる、と僕は感じている。全員が全員このバンドで何が出来るのか挑戦している。今現在僕達は「わかりやすく」挑戦するためにライブ毎にイニシアチブをとる人間を変えて演奏に臨んでいる。イニシアチブを与えられた人間が演奏の仕方、方法論から検討してメンバーにそれを伝達、受けたメンバーはそれを共有して演奏に臨むというもの。完全なる即興を繰り返してきた僕達だけれどもより自由に、より構築的に、より有機的になるために色々と楽しんでいるというわけだ。
そういう側面もあるからだろうけれどもこのバンドでの演奏を反芻すると根本的な気付きを得る事が多い。演奏の内容、技巧的な部分、奏法やエフェクターとの付き合い方以前の部分での気付きである。
それを他の演奏の瞬間に持ち込んで、そこで得た気付きを精査していく。
自己進化というのは表現者に与えられた最高の楽しみの一つかもしれない。

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それにしても、犬栓耳畜生は冗談じゃない程に音が大きい。イヤーカフがなければ「やってられるか!」と叫んで逃げ出すところだ。嘘だけど。
ジュースをゴクゴク飲む時にマイクを喉に押し付けてその喉が鳴る様、を大音量で出力して楽しんだりもしてる。この瞬間ばっかりは僕達も音が小さい。あとノイズって何も音が大きくなけりゃあって事じゃないよね、って思いましたとさ。
大島優子似が導入したBOSS FZ-2が滅法良い感じだった。

『いなや』食べたり少年王者舘『思い出し未来』観劇したり。

起床すると鼻水がズビズビに出ている。
「起きろ、小林君。もう7時半だ」
昨夜催した『歪んだベース飲み会』の後そのまま自宅に泊まっていた小林君を起こす。21歳の若者である。ナイスガイだ。
座布団を何枚も積み重ねて作った簡易ベッドの上でゴソゴソしているのでカーテンを開けて日の光を入れると、小林君は眠そうに目覚めた。
そのままアルバイト労働へ向かう彼を見送り、風邪薬を飲んで鼻水垂れ放題の右鼻の穴にティッシュを詰めて再び就寝。

「社員食堂が好きでさあ」
「ああ、まあ、俺もたまに食べるよ」
「夏場は特にざるラーメンが美味しくてね」
「ざるラーメンと言ったら自由が丘の『いなや』だよ」
「え、何そこ」
「ざるラーメンならあそこが日本一美味いと思う」
「え、どんなのなの、それ」
「いやね、なんて事ないんだけど。普通、兎に角普通なんだけど何故だか美味い」

そんな父との会話がずっと心に残っていたのだけれども、遂に行く事が出来たぜ『いなや』。

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お昼時少し前に到着したのだけど店内は既に満員。幸いな事に待ち時間もそんなにかからず入店する事が出来た。
『いなや』の麺はいずれも自家製麺であり、店内をざっと見まわしたところ中華麺を食べる人、うどんを食べる人、きしめんを食べる人と割合でいったら同じくらい。寒い時分だからかみそとカレーを食べている人が多かったけれどもざる中華を食べている人もいた。
勿論僕の注文はざる中華、所謂ざるラーメンである。同行した友人はカレーきしめん。
伊藤誠人君がかつて大学時代に運営していた個人HP(昔は皆、結構作ってただろ)に「おすすめし」ってお薦めの料理屋を載せるページがあったんだけど、そこに『いなや』と『寅安』が載ってた気がする。伊藤君は昔からこういうのが好きだったんだな...。
ニヤニヤしながら若干緊張した面持ちで待つと遂に登場、父親曰く「日本一美味いざるラーメン」こと「ざる中華」!
確かに見た目は何て事ないけれども一口食べた後はもう無心に食べましたよね。なんて事ないのに、何故だか滅茶苦茶に美味い。つゆが旨いし何より麺が旨い。そりゃあ繁盛するわけだよ。カレーきしめんも旨かったし絶対また食べに行こうと思います。

2016_02_13_0002
そして夜は少年王者舘 第38回本公演『思い出し未来』を観劇に大須は七ツ寺共同スタジオへ。
人生初の少年王者舘!初日やお昼の回を観た方の感想がSNSで流れてきていて、それらが絶賛だったので楽しみにしていたのだけど開始数分で「なんだこりゃ!最高かよ!」ってなった。役者の熱量も照明も音響も効果も舞台装置も全部凄過ぎた...綺麗だしバキバキしてるし格好良いし笑えた(爆笑する事になるだなんて観劇前には思いもしなかった)。
開演前にアナウンスされた上演時間は1時間10分、で「ちょっと短いのかな?」とか思ったけれどもいざ観劇すると最高に濃密で刺激的な1時間10分だった。今後のツアーも控えているのでネタバレになるような事は極力避けようと思うけれども、最後のシークエンスは天野さんの「優しさ」みたいなものを感じたりも、した。
個人的に所属団体でガツッとやってるひのみもくさんがやっと拝見出来て感慨深かった。あの人ぁ凄いところでやってるんだなあ!尊敬しちゃう。

良いものを観たり聴いたり食べたり読んだり楽しむと「人間って、人生って本当に素晴らしいなあ」と思う。人様が作り出したもので楽しめるのって最高に多幸感に満ち溢れる体験である。

MASF Pedals RAPTIOについてやっと書く。

「良いエフェクターの条件」ってプレイヤーが10人いれば10通りあると思うのだけど、僕の場合は幾つか考えられるその条件の中の一つに「想像力を刺激する」というものがある。
これを使って何をしよう、あれをこうしよう、これはどうなるだろうか、あのバンドで使いたい、こんな音が出るんじゃないだろうか、じゃああれと混ぜたらどうなるか...等、魅力的な機材というのは想像力を大いに刺激してくれるものである。
今回書くのはそんなエフェクターの一つ。僕の持ってるエフェクターの中ではこれと似たような機能を持つものは他にありません。

2016_02_09_001
国産ブランドの中でも特にノイズ系の音楽やブッ飛んだ音愛好家から定評のあるMASFより、RAPTIO。
いやーこれは買って良かった。決して安いわけではないけれども(普段買ってるエフェクターが安過ぎるだけだろうか)、値段以上の価値がある機材である。グリッチ/ホールド機能を持つエフェクター。
グリッチは簡単に言ってしまえばディレイサウンドをブツ切りにして「ズダダダダダダダ!!!!」とマシンガンのように鳴らす機能。ホールド機能は音を永久的に伸ばす機能。この説明だけでもブッ飛んでるな...。
僕はこのグリッチサウンドに完全にヤラれてしまって購入を決意した。RAPTIOのスイッチは踏んだ瞬間だけエフェクトがかかる所謂モーメンタリースイッチなんだけど、グリッチモードでは踏んだ瞬間の音をブツ切りにして伸ばし続ける(正しくは伸ばし続けてブツ切りにし続ける、なのだけど)わけで、このモーメンタリースイッチのお陰で随分とフレキシブルな操作が可能となっている。演奏のふと瞬間にガッと踏んでやって「ズダダダダダ!!」と鳴らすと面白い面白い。インパクトのあるサウンドなので使ってるとライブハウスの人や共演者が足元を見に来る見に来る(笑)。そりゃあそうだよな、わけわからんサウンドだもの。面白いのは「踏んだ瞬間の音」を伸ばしながらブツ切りにするので踏み込む瞬間で出音が激しく変わる事。インパクトある「ズダダダダ!」を出すにはピッキングの瞬間に同時に踏み込む必要がある。音の減衰の中のどこで踏むか、で音が変わるのは「スイッチが踏まれた瞬間の音を伸ばしながらブツ切りにする」機能の上では当たり前の事なのだけれどもタイミング外しちゃうと想定していたよりもショボンとした音になってしまうのでコツを掴む必要がある。
ホールドモードは音を伸ばし続けるのと同時に遅れた音をミックスしt出力。しかし単純に音を伸ばすというよりかはどこかキラキラしたノイズが足されているような...グリッチモードについても言える事だけれどもRAPTIOなりの味付けが結構効いてるような、そんな気がする。元から変わったエフェクトではあるのでそこでナチュラルさを求める方はそんなにいないだろうけれども。

順番が前後したけれどもコントロールは上の黒いツマミ(小)が原音のボリューム。12時くらいでバイパスと同じくらいの音量になる。
その下のコントロールがエフェクト音。真ん中の大きな黒いツマミはグリッチモードでは速度の可変、ホールドモードではミックスされる音の遅延速度、との事なのだけれどもどうにもこのホールドモード、ちょっとわかりづらいかも...。右側のトグルスイッチでモード切替。
あとね、RAPTIOのオツなところがLEDである。

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真ん中のツマミの軸の部分にLEDが仕込まれているのか、踏むとこういう風にフワッとLEDが点灯する。これはお洒落だ、兎に角お洒落だ。ちなみに筐体の裏側(人によってはマジックテープを貼ったりする、そう、全く見せるシチュエーションが想像出来ない場所である)にはお洒落なデザインが施されている。
音も過激ながらデザインも攻めた配置になっているというわけだ。

ホールドモードは今のところ一度も使った事がないけれども、グリッチモードはガンガン使っている。
楽しいよ、これ。

文化の家の音楽スタジオで練習した話。

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先日、サポートするバンドの練習で長久手市文化の家へ行った。
観劇だったり戯曲講座の申し込みをする友人に引っ付いて行ったりで行った事はあったけれども、バンドの練習で訪れるのは初めてだ。というか、バンドの練習が出来るという事自体を知らなかった。
ここから長久手市文化の家の音楽スタジオの詳細を見る事が出来る。
機材は紹介ページに掲載されている通り。この日練習で入ったバンドはギターヴォーカル、ギター、ベース、ドラムというスタンダードな4人編成の所謂「ロックバンド」だったのだけど部屋の広さも機材も不足なく、どころか快適に練習する事が出来た。勿論「音が大きいので小さくして下さい」みたいな話もなく、むしろ受付をして下さった職員の皆さんはとても丁寧でこちらが恐縮する程穏やかで親切だった。
さてご覧頂ければおわかり頂けるであろう、この音楽スタジオ、物凄く安い。普段音楽スタジオを使っている者からすると18~22時の4時間使って1510円って何事、である。午前9時から17時まで使っても2160円である。一人、ではない、一部屋、の料金だ。
つまり4人なら8時間スタジオを使って一人500円である。一体どうなっているんだ。

市の施設というのはこういう恐るべき安さを実現しているのである。
場所によっては機材がオンボロだったり使用上制限があったりするのかもしれないが、いやあ文化の家は快適でしたよ。たまらなかった。文化的な雰囲気漂う建物の中を歩いて(歩きながら壁に貼ってあるポスターを見ているだけでも面白い。「あ、これ観劇したい奴だな」とか思いながら楽器を担いでスタジオ入るって不思議な気分だよ)出入りするってだけで何だか面白い気分になる。
そう、僕はこういう施設での練習、或いは演奏が大好きだ。バンドマンだからスタジオ、ライブハウスだけで馬鹿デカい音を出していたいわけじゃあない。地球上のあらゆる場所で演奏してみたいし、その場その場に相応しい楽しみ方をしたい。
こういう市の施設を使っていると「普段使っている音楽練習スタジオ」とは違った文化が存在しており、例えば練習スタジオの壁には「アンプのダイヤルをゼロにしてスイッチを切って下さい」と張り紙がある。ダイヤル!何とも愛おしい書き方である。ダイヤル!
あとミキサーが普通の長机の上に設置されているのも愛おしいし、部屋の一角には「備品室」があるのも良い。部屋自体に空調がついていないので暑い時は備品室から扇風機を取り出して使うのだ。
近頃の音楽スタジオは空調は勿論、何なら照明も微妙な調整が可能でいたれりつくせりだ。録音まで当たり前のように出来ちゃう。それが悪いわけじゃないし、むしろ日常的にそういう部屋をお借りして僕達バンドマンは大いに助られているわけなのだけれども、こういう日常の風習とは少し違った場所で練習すると学生時代の「サークルの夏合宿」を連想し、それがまた良いのだ。

サークルの夏合宿!素晴らしい、もう一度繰り返そうサークルの夏合宿!
冬場はスキーリゾートの利用客で溢れ返るであろうホテルの夏場の閑散期を利用しての夏合宿。冬には更衣室として使われるであろう部屋にアンプや機材を運び込み、即席の音楽練習スタジオとした部屋での「心地良い不便さ」にまみれたあの愛おしい時間達。夏の夜の空気を肺一杯に吸い込んで、Tシャツにハーフパンツ、素足にサンダルで楽器担いでスタジオに向かい「俺この後も明け方まで練習だよ」だなんて言いながら準備して飽きもせず同じ曲ばかりを何度も何度も練習する。
スタジオの空き時間には女の子と話す機会はないか伺いながら色々な部屋を覗いたり先輩とお酒呑んだりOBの先輩の話す尋常にならないくらい怖い、サークルに伝わる実際にあった怪談話に鳥肌を立てる。
僕の青春の一ページは間違いなくあそこにあった。
(明け方に狙っていた後輩の女の子を誘い出し散歩に連れ出してチャンスを窺ったり、まあそういう邪な一ページも付録くらいにはその後ろについている。あの子も風の噂によると結婚したようだ。月日は流れる)

話が逸れた。
安い上にそういう「青春の一ページ」の残り香みたいなものまで感じさせてくれて(余談だが名古屋市内にはそういうのを感じさせてくれる練習施設が他にもある。こちらは実際に匂い付である)、いや本当にこういう施設での練習ってたまらないものがある。
丁度同じ日にパイプカツトマミヰズの吉田君から「武豊町に鬼のように安い練習施設があるのだが使ってみないか」と連絡があった。「武豊!?」と思ったけれども普段彼はそこから名古屋の練習スタジオ(舟橋家から自転車で3分)まで来ているのだ、こちらが行かないというのも不義理になる。それにその施設の近くには愛知県一美味いカツ丼を食わせる食堂があるそうなのだ。
それに何より、「安い施設」での練習がたまらなく旬なものであるので是非行ってみたいところである。

こういう日記を書いてる間は僕は馬鹿のままなのかもしれない。

仕事中に「僕の最高に楽しい毎日はこれからもずっと続くのだろう、日々は瑞々しく力強く、希望に満ち溢れている。人生は山あり谷ありの愉快な大冒険だ」と心の底から、思った。もうすぐ32歳になろうともしている男がアルコールや違法薬物の類の力も借りずに平日の、しかも月曜の昼下がりにそんな事を思って万歳しそうになるだなんて、率直に言ってしまえば危ない。ええ、アブナイ。
だがそれは果たしてカフェインが(仕事中のカフェインがもたらす興奮作用は平常時の比ではない。何故だか)もたらした興奮だけではないように思える。これは僕の人生の基本スタンスと言っても良い。曰く「面白おかしく、良い意味で適当に」。
嗚呼、僕は俗だし平凡だし生活感余りある、だけれどもそんな僕の人生は僕にとって何よりも尊い、とそういう事だ。

昨夜の友人との会話。
「僕という人間が生涯の間に成す芸術的な成功について思いを馳せてみると、時に絶望的な気持ちになる。僕に才能があればもう片鱗は出ていてもおかしくないし或いは同年代でその分野で成功している人間なんて大勢いるだろう。僕はこと表現という行為においては極めて凡庸なのかもしれないと思うのだよ」
「うん」
「だけども同時にだからこそ尊い!と思う」
「ああ、わかるかも」
「天才が何の気なしに作った作品よりも僕が生涯かけて必死に努力して作り上げたものの方が僕にとっては尊い」
「うんうん」
「それは『努力する事に価値がある』とかではなくて、僕は僕以外では在り得ないからこそそこを肯定せざるを得ないという話です」
「わかったようなわからんような」
「僕はどうやったって僕という人間以外にはなり得ないのね、どうやったってそれは。生まれてから死ぬまで」
「そりゃそうだね」
「だったら僕の俗っぽさとか無能さとか、そういうのって僕が引き受けないといけないわけで、僕が僕を裏切れない以上」
「極端な物言いだけど、成程成程」
「ではもういっそのこと、認めようと。認めてあげようと。俺が評価してやらんで誰がするんだと。これはある種の諦念ね」
「うーむ」
「はい、俗。はい、凡庸。はい、無価値。だけど僕は僕である以上そんな僕を認めてあげましょう、と。で、そこを受け入れると一気に強くなったように感じる。これは根っこに僕が自己否定を絶対にしないという姿勢があるからなんだろうけれども」

かなりの暴論であり極論であるし、これが発展すると「駄目な俺でも出来るんだからお前も出来ないわけがないじゃないか」という発想になり得る危険な考え方ではあるのだけども、でも僕は自然と「自分は尊い!」と思えるような生き方をしてきた事で自分自身毎日楽しく生きていられる。
それって悪い事ではないんだネ。
今日はここまでやった、それを認めよう。じゃあ明日も頑張りましょうかね、みたいな話だ。

何だか随分と上昇志向みたいな話になった。
ここまで書いておいてナンだが、その一方僕は好きなものを好きなように食べてダラダラと遊び、よく寝た結果、お腹周りが賑やかになってきたのであった。
努力が、足りねえ!!

鈴木実貴子ズでベースギターを弾いた話。

話は数日前に遡る。
新栄トワイライト出番直前、楽屋にて衣装で携帯電話を握りしめて緊張していると一通のメールが。
鈴木実貴子ズの高橋君からである。2日後、お店である吹上鑪ら場の公演にてインフルエンザでキャンセルになってしまった出演者さんの代わりに鈴木実貴子ズで演奏するから2曲程ベースを弾かないか、というお誘いであった。
いやあ驚いた驚いた。思わず「あっ赤井さんッ!!!」ってなったもんな。ひとまずは目の前の出番に集中した。
が、出番終わってすぐに返信した。
勿論「やります!!!!」と。そりゃあそうだろ、素敵なバンドでベースギター弾ける機会なんだぜ、しかもそれが思い入れが強い(AAFリージョナルシアター「こころ」に一緒にでたり一緒に企画をやったり、と思い出が沢山ある)鈴木実貴子ズだ、断る理由がない。弾く弾く、弾かせて下さいってなもんだ。誰だってそーする、俺だってそーする。

というわけで本番当日、つまり昨日になるわけなのだが、ベースギターとエフェクター少々を担いで鑪ら場へ早めに行った。
他の出演者の皆様は4時過ぎ頃から来られる、という事で約2時間くらいは練習する時間がありそうだ。
自分なりに拾ったコード進行が間違っていたと判明して内心(絶望...!)となったものの何事もなかったかのように事前に練ったフレーズを織り込んで演奏をした自分、少しは練習を重ねてきた甲斐があったと思う。
この日「アコースティックギターと若干小ぶりなドラムセットだしあまり強そうな音出してもな」と思い、だけども「サポートというよりかは舟橋出陣!な感じで」とも言われていたのでそれなりにオラオラな音も出しつつ出しゃばらないようにと用意していったのはダンエレクトロのロングホーンベースだった。
だけどな、ダンエレクトロな、一曲弾いてすぐに気づいた。

優し過ぎた!

とりあえずその場は鑪ら場の奥深くに眠るいさみ君のベースを借りて、休憩時間中に慌てて家に自転車飛ばしていつも使ってるSBV、持ってきた。やっぱり俺のメインベースはこれなんだな、と痛感した。一番扱いやすいしこういう風にすればこういう音がする、というのも理解が深まっている。ダンエレクトロも良い楽器なんだけどね。
で、つつがなく練習して思ったのだけど鈴木実貴子ズはやっぱり一緒に演奏しやすい。曲がちょっとやそっとポッと出の僕が何かしたところで揺るぎようがないくらい力強いから心置きなくやれちゃうし(勿論ブッ壊さないように気を遣いはするのだけれども!)、そもそも音楽的に受け入れる間口が広い。あと一緒に演奏する人間に求めるものが明確なのでかなりプレイヤビリティが高いバンドである、と再認識。短めの時間ではったけれども十分アイディアを練る時間と練習する時間をとる事が出来た。さあ、もう大丈夫。あとは本番を迎えるだけだ。

とは言ってもやはり緊張は、する。
まさかの偶然の再会を果たした(実はその昔、パイプカツトマミヰズでギターを弾いていた第6期メンバー)でいたらぼっちさん、関西から来られた西向いて北風、「もうプログレか!という程演奏力高い」「どうやったらあんなん弾きながら歌えるんだ」と思わずにはいられないガッツポーズとライブを観ているととめどなく緊張する。いや何なら絶望的な程に緊張した。鑪ら場の隅で文字通りガタガタ震えたものである。

で、いざ演奏。
どうにかなった、かな?なったのかな?悪くない演奏をした気がする。鈴木実貴子ズの音楽にベースが必要かと言われたら僕にはわからないけれども、それでも二人と僕で作り上げたヴァイヴスは悪いものではなかったと思う。願わくば音楽的に高次元で結実していると良いのだが!
何にしても、この日は一日しっかりと音楽に向き合ったし濃密な時間を過ごす事が出来た。
合間合間でムシャムシャ食べたりしていたので恐らく、恐らくだが太ったと思われるが。
しゃあないですね、一生懸命やると腹も減りますよってね。

自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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