秘密のレコーディングに参加した話。

昨夜は(まだ)秘密のレコーディングに参加。
前夜に参加メンバーで打ち合わせをし、翌日である昨夜ベースを担いで現場入り。
僕はベースギターを録音する際、楽器本体の剥き出しの音とプリアンプやエフェクターを通した信号をアンプから出力、それをマイク録りしてミックスして使って貰う事が多い。しかし今回は曲を聴いて、というのとエンジニア氏がお誘い頂いた方々同様旧知の仲で「お任せしよう」という気持ちになったのでライン信号のみでいこうという事になったので念のためベースを2本持って行った。
というと聞こえは良いが、正直なところ「折角だから新しい楽器も使ってみよう」というのと上記の理由が半々である。うん、折角良いプレベがあるのだから使ってみたいよね。

しかしてそれぞれの楽器の音をピック弾きしてラインの音を比較してみると、今回は野太いじゃじゃ馬な表情を見せるフェンダージャパン プレシジョンベースよりもSBVの方がすっきりしていてアンサンブルに馴染むのではないか、という事になった。いやそれでもアタックはゴツゴツしていたのだけれどね。最終的に現場に常設のベースアンプでリアンプ(録音したベースギターの信号をそのままベースアンプに流し込んで改めてマイク録りする事)した音をミックスする事でふくよかさと暖かさも得る事が出来た。
普段でこそプリアンプやらコンプレッサーやらファズやらでブリブリのゴリゴリのバキバキのクソドスの効いた音にしているけれども、SBVの素の音というのはとても上品で良い音だと思う。
僕の中には新しい楽器も楽しいけれども、でも長年連れ添ってきた相棒も、という思いがあったので今回の経験は改めて良い経験となった。年月が育てた楽器というのは、やはり良いものだなあ。

演奏自体もまさかのほぼほぼワンテイク。
「レベル確認がてら録ってみようか」とやってみたワンテイク目でほぼ全体が録れてしまったのでその後微調整して、実質30分くらいしかベースギター握ってなかったんじゃなかろうか。正直もっとテイク数を重ねると思っていたし苦戦するのかな、と思っていたので拍子抜けした。ヘッドホンで聴いてみても良い演奏だし、その場にいた全員でジャッジしたのだが、まさかの採用テイク。
いやあ、これはちょっとご自慢な経験だね!僕って下手糞じゃあない!下手糞じゃあないんだぞ!!

写真とかも撮ったし他の参加メンバーも面白いので詳細解禁になったらまた改めて書こうと思います。
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taso東海ガールズで岐阜ハートフルスクエアにて演奏してきた話。

日曜日は岐阜にて演奏の予定が入っていた。
集合時間に間に合うように、と何時に家を出れば間に合うのか調べてみたら、驚いた。JRで行くと岐阜ってすぐに着くんですね。
電車は早い早い。というわけでゆったりシャワー浴びてSBVとエフェクターを幾つかギグケースに詰め込んで最寄りのJR駅までマウンテンバイクで向かった。

この日の演奏は大石理乃御大率いるtaso東海ガールズ(tasotokyoガールズからの派生ユニット的なものである様子)でのベースギター演奏。場所はJR岐阜駅から隣接したハートフルスクエアGという市営の施設の音楽練習スタジオである。
いやね、舟橋こういう市営の施設とか大好きなのよ。以前にも書いたと思うのだけれども、本当に好きだ。
ライブハウスも勿論好きだけれども音楽演奏に特化したわけ『ではない』公共の施設での演奏(練習、ライブを問わず)は独特の趣があるし、そこに相応しいルールがあるのも楽しい。機材に一喜一憂するのも愛おしい瞬間だし、清潔感溢れる空間も最高だ。
そして何より、バンドマンとしてのスキルはこの『整っていない』空間でこそ発揮されるものなのである。
もしこれを読まれている貴方がギターリストのファンだったとしよう。貴方の敬愛する「彼」は普段は大型スタックアンプを使い、足元にも高級ブティック系ブランドのエフェクターをバシバシ置いている。そのギターリストが市営の施設の出力では平時使っているスタックアンプの足元にも及ばない小型のコンボアンプ(こういった施設では時折あるのだが、貸し出し用のアンプが自宅練習用のアンプである事さえある。誤解がないように書いておくが、これはそれらの施設に対する否定的な言葉ではない)を使ったところで、恐らくそのギターリストはきっと平時のそれとは質こそ違えども同じくらい格好良い演奏をするはずなのである。本当に芯の通った演奏家というのは、機材ではなくその人自身に音があるのだと僕は思っている。勿論よりその人自身の音をスムーズにアウトプットしやすくするために機材へのこだわりも存在するのだと考えているが。
話が逸れた。兎に角、あらゆる観点から公共施設での演奏は新鮮で、同時に懐かしく、挑戦意欲と健やかな気持ちが保たれる大変好ましい行為であるという事をここで明言しておきたい。
聞けばハートフルスクエアは友人の若き日の青春のたまり場だという。
高校の制服に身を包み、毎週のように練習に通い、ライブもここで行ったそうだ。人のそういう話を聞いて、その場所がますます好ましく思えたのは言うまでもない。

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ここがステージ。
機材はしっかりしているし控室もステージから直接行き来出来るようになっている。完全にライブを想定した部屋の構造、設備だった。PA宅も大きかったぞ。非常に良い環境である。聞いたところによるとこの部屋のレンタル代も格安だった。

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この日はSBVをこういうオエダルボードに突っ込んでマーシャルのベースアンプで出力。コンボタイプで初めて触ったタイプだったけれどもどことなく『マーシャルっぽい』匂いのする良い感じの音で舟橋ご満悦。演奏の環境はとても良かった。
ドラムはこの日はじめましてのJACKSONさん。大石御大が東京から召集した方なのだけれども、安定したビートが一緒に演奏していて物凄く安心感がある。あとちゃんとお客さんを煽ったりエンターテイメント性も大事にされてらっしゃる方で見ていて背筋が伸びる思いでした(背筋が伸びる、と思いながら舟橋はビッグマフのスイッチを踏み込んだ)。
沢山のオタ(大石談)の皆さんが集まって下さったわけなのだが、いや、室内の温度凄かったよ。熱気で温度と湿度がやばかった。皆さん大盛り上がり。僕も演奏していて楽しかった。
大石さん、誘ってくれて有難う。

演奏を終えてJRで帰る道中、ふと改めて時計を見ると17時半だった。
「何て健全なんだ」と思わず呟いた。

プレシジョンベースに対する2016年4月現在の感想。

某月某日、ここ数ヶ月の堕落(夜中にお菓子食べたりお酒飲んだり)により肥え太ったので少しでも痩せようと決意。
先日土曜日は正午以降結構な距離を移動する予定で、少し前ならば名古屋市市営地下鉄の一日乗車券でも購入したところであるのだが、思い切って自転車で移動する事にした。

その前夜もサイクリングがてらざっと10キロ近くなのかな、それくらい自転車を漕いだのだけど同じくらいの距離感でも楽器があるかないかで体にかかる負担は全然違うと知った。そう、この日は幾つかある予定の一つに「新栄トワイライトに向けた廃墟文藝部稽古」(ライブハウスでの演劇公演「新栄トワイライト」はGW特別公演を行う。この日は特別に廃墟文藝部で僕もベースギターを弾くのである)も含まれていたので楽器も背負っていたのである。

この一週間と少しというもの、練習で出掛けるとなるとその半分くらいは新しく手に入れたフェンダージャパン プレシジョンベースを持ち出していた。
SBVに飽きた、というわけではない。あの楽器はやっぱり僕の楽器(所有者がどうこうという話ではなくて音色等も含めて、である)だし一番しっくりくるのはやはりあの楽器なのである。これからも僕の右手となってコミュニケーションの役に立ってくれるだろうと思う。
そう、SBVが右手だとしたら左手のような存在になり得るな、と思ったのだ、フェンダージャパンのプレベに対して。

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良くも悪くもパンクのイメージがつきまとうカラーリングですね。

というわけでこの日の廃墟文藝部でのセッションもプレシジョンベースを使ってみた。
「プレベを使うならSBVとの差異がないとつまらない」と思うし(どうやったって出音の違いというのは出るのだけれども、インプットの段階で違いを明確にした方がそれぞれの役割が明確になるだろうという考え)、プレベの豊潤なローミッドを活かす方向で音作りを検討しているのでサンズアンプを甘くかけてやる。
今や日本中で活躍している岐阜発のバンドcinema staffのベーシスト三島想平君(彼は今でこそプレベユーザーだけれどもその昔は限定版のSBVを使っていた。羨ましかった)が「サンズアンプのブレンドコントロールは時計の9時までしかあげないッスね」って言ってたのをふと思い出してそれくらいにしてみると成程、良い感じにプレベの音が整う、くらいのかかり具合で具合が宜しい。アタックにサンズアンプっぽさが気持ちついてくるしローミッドもボワァッとした部分がすっきりまとまって(プレベユーザーはそこが好きなのかもしれないが)、扱いやすい音になった。
プレベ面白いよプレベ。指弾きで優しく弾くのと思いっきり叩きつけるようにピッキングするのと出音の差が面白いし、これはよく同業者から聞いた言葉だけれども「鳴らそうとしないと」ちゃんと鳴らない楽器なんだなっていうのもなんとなくわかる気がした。
勿論ネガティヴな意味じゃなくてそこが面白いって事。

育てていきます。

白線の内側で名古屋初ライブを終えました。

昨夜は白線の内側での加入後名古屋初ライブ@新栄CLUB ROCK'N'ROLLだった。

仕事後そのままリハーサル抜きで急いで駈けつけて、といくつもりが普段はお昼からの出勤がまさかの朝から勤務で仕事を終えたのが夕方、こいつぁ有難えやと随分と時間に余裕を持って新栄へ向かう事が出来た。
残念ながらリハーサルは間に合わなかったものの、エフェクターも余裕を持って準備出来たしメンバーとセットリストについて話も出来たし(白線の内側はメンバー皆が挑戦に対して意欲的で、この日も前夜何となく合わせた曲を演奏するかどうか当日決めようとなっていた。結果的に演奏した。挑戦というのは演奏に集中力を要求するけれども結果的にプラスになる事の方が多い)、共演者の演奏もしっかりと拝見する事が出来た。

普段なかなかライブハウスに遊びに行く事が出来ない(こればっかりは仕事と財政状況的にしょうがない)だけにせめて自分の共演バンドくらいは最前列でなくとも(そう、それこそモニター越しであっても)拝見したい、と思っている。
個人的な考えであるが共演者のライブを観る事というのは少なくとも観られる側からすれば嬉しい事だとは思うのだけれども、マストではないと考えている。出番前に楽屋で静かに静かに集中力を高める時間が必要なバンドマンがいる事もわかっているし、集中力の高め方は人それぞれだ。人の演奏を観る事で集中力が乱れる事もあるだろう、良い演奏をしにライブハウスに来ているのに集中力を欠くような事をするべきではないのだ、決して。こういう考え方をする僕は、出番前は時間に余裕があっても楽屋で緊張を噛み締める事の方が多い。そうやって集中力を高めている。これは屈伸のようなもので準備運動のようなものだ。
でもだからこそ観たい。余裕がある間は、演奏時間が迫って来る前は無心に共演者の演奏を観たい聴きたい、と思う。

だから嬉しかったね、開演時間から会場にいられる平日の演奏前の時間、これが嬉しかったね。
共演のパンのみみ、良かったなあ。出番前の楽屋で、フロアから聴こえてくる音、モニター越しの映像での鑑賞が拝見した時間の半分くらいではあったけれども、それでも十分に良いバンドだってわかるんだもんそりゃあ絶対に良いバンドだよ。
自分の出番前のバンドが良いとやる気になる。いや普段からやる気なんだけれども、普段では出てこない部分からやる気が出てくる。負けん気、である。静かにそいつをいなして、楽器の準備をした。

加入後二回目の演奏だったけれども変に気負いはしなかった。
あれもこれも、と思うのはまだ違う。バンドの中で「とりあえず」こうなのかな、と思った自分の役割を堅実に守るような心持で、でもそこから隙さえあればブッ殺すぞ、という気持ちもあった。新しい場所、新しい事で挑戦が許されると楽しくて楽しくてありのままにいようと思うのだけど、でも丹念に丁寧に楽しみたくて少しずつ、その時やっている事をしゃぶり尽くしてから次を楽しもうと思う感じ、とでもいえば良いのか。何にしても酷く健全な楽しみ方をこのバンドでしている、と思う。
他の皆?元々このバンドをやってた3人は皆それぞれユニークな考え方をする人達だからどう考えているのかわからないけれども、うん、一緒にやっていて違和感を感じてるって事は全くないと思う。
白線の内側、これからも挑戦していこうと思います。
演奏を構築する事、その場で練り上げていく事というのをこのバンドに限らず最近考えているなあ。これは去年くらいから、ずっと。かな。


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終演後にパンのみみのむとうさんと。
友人と激烈に似ていて白線の内側一同驚愕でした。
そして最近自分が映った写真を見る度に思うんだけど俺、太ったよね。やっぱり、太ったよね。
痩せにゃあ。

バンドを初めて10年程経つけれどもやっと曲を書いた話。

仕事後、マウンテンバイクに飛び乗って本気で漕ぐ。
新栄トワイライトの宣伝で栄のスタジオから配信されているweb番組に出演してきたのだけれども、いやはや、やっぱり宣伝活動というのは苦手である。これではいかんな、と思いながらいざお話しようとなるとうまく話せない。随分と樫山君に助けて貰った。

帰宅後、スタジオ。
楽器と諸々ひっつかんで急いでスタジオへ向かう。今日のスタジオ練習は犬栓耳畜生の練習である。
毎回ライブの指揮をとる人間が変わる犬栓耳畜生、4月のライブは僕がコンダクトをとる事になっており、今まで色々な方法で演奏に臨んできたわけなのだが即興要素が強かった過去の演奏より一転、ちょっくらちゃんと曲を作って演奏してみるか、と舟橋は思い立ったのであった。
だけれども適度に自由さを残して...と考えた結果楽譜は次のように。

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笑っちゃう程安易で直接的な楽譜であるけれども、演奏してみた結果思っていた以上にそれに期待する役割と果たしてくれたと思う。勿論演奏者(この場合はバンドメンバー)の理解力と対応力、何より表現に対する好奇心がその演奏に対して果たした役割は大変大きく、それ抜きで語れるものではない。
にしても、暗いリビングで一人あれやこれや想像して紙に書き付けた「妄想」が演奏家達によって「音楽」になった瞬間は人生で初めて曲を書き、それを人と一緒に演奏する事となった僕からすると大変な感動と興奮をもたらした。大変健やかで、健全な表現欲求に溢れた瞬間だった。一部の人間が作曲活動に自己実現を見出すのも理解出来ようというものだ。

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大変興味深い人達と音楽をやっているんだな、と再認識。
4月29日の犬栓耳畜生での演奏が、そして今後このバンドでどんな演奏を重ねていけるか楽しみです。

SEでナンバーガールを使う、という覚悟を背負った演奏をした話

4月16日、super idol groupで二度目の新栄CLUB ROCK'N'ROLLにてライブ(前回の模様はこちらから)。
super idol groupでの演奏、正規メンバーのベーシスト氏欠場の前回一回こっきりかと思ったらどうやらそのまま脱退みたいな流れになったらしく(曖昧な表現なのは何だか本人達同士もほんわかとそんな感じだから。仲が悪いとかそういうのでもなさそう。何にしても良かった!)、まさかの二回目。というか5月もライブがあるし6月にも企画が控えているのでこのまましばらく弾く事になるのでは、という予感がしている。
とは言っても月に一度の練習(流石メンバーがfrom静岡)に時折のライブって感じなのでその少ない回数での演奏でバンド側とバシッと合致するような演奏を心掛けるという意味ではしばらく弾くものの、時間をかけて馴染ませるというよりかは今まで培ったスキルと総動員して演奏するという今までの姿勢とは何ら変わりはなさそうである。世代的にも僕とほぼ同世代、人柄も良い人達だしストレスなく演れるばかりか勉強になる事も多いので楽しく弾けたら良いなと思う。

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この日の演奏は半ば試験的に先日入手したプレシジョンベースを使って演奏。
super idol groupの音にはカラッとしたプレベサウンドが合う気がしていたし(実際前回の演奏でSBVを使った際もフロントに積んでいるプレベタイプのピックアップだけ駆動させて演奏した)、まあ折角良いものを頂いたので使わなくちゃね!という事で持ち込んでみたわけなのだが、いやはや、やっぱり面白いよプレベ。
プレベってそういえば遥か昔にJONNYでも使っていた時期があったんだけどその時の記憶よりも今回の方が好印象である。
昔は苦手だったジャズベースタイプよりも若干幅広なネックもむしろ「運指しやすいのでは...」と思う程握りやすかったし「ゴリッ メリッ」って感じのアタック音も鉈でブッた切るようなそのサウンドも面白い。プリアンプをかけようがアンプでドライブさせようがどこか乾いたプレベのニュアンスって顕在で(どこのどいつだよサンズアンプ使ったら全部同じ音になるだなんて言い出したのは。これだけは断言しておきたいけど同じ音になんてなるわけがない)弾いてて良い具合に荒々しい気持ちになった。腰だめに構えてガンガン殴るようにピッキングしたくなる。いや勿論ピッキングのニュアンスが思いっきり出る部分も面白いんだけど。
コンプレッサーをかけて思いっきり威圧的な感じにして、時には中国製RAT(ターボモードも出来るので本当に重宝している)を踏み込んで大いに奮戦した。バンドのドライブ感にちったぁ貢献出来たんじゃないかと思っている。

この日は共演バンドも大いに面白かったし見応えのある演奏を観る事が出来て大満足。
DGTPは観る度に「天才なんじゃないのかな」と思わされるけれども僕の観た中ではこの日が一番良かった。この日の演奏を子供が観たら良い意味でトラウマになるよ。ノイズもポップも、陳腐な表現だけどロックンロールもそこにあった。むしろ抒情性さえあったわ涙腺開きかけたわ。
身内を褒めるっていうのは同時に悔しさを感じる事だけれども炭酸さん(舟橋家から歩いて一分のところに住んでいる)の音楽に対する取り組み方も幅の広さも貪欲さは大変尊敬している。あの人のフットワークの軽さとどこでも「自分」であるところには勝手にシンパシーを感じたりも。
こういう事を書いちゃうのはダサいですねいっけねえ!

プレシジョンベースを友人達から貰ってしまった話。

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「ぶおおおおおおおおおおおん!! ふなはし は ぷれしじょんべーす を てにいれた!」

というわけで舟橋、まさかのプレシジョンベースを手に入れてしまった。
しかも、れっきとしたフェンダージャパンである。フェンダーのネック+何かのキメラではない、という事だ。
先日ジャズベースを手に入れたばかりなのに、しかも別にフェンダー派ではない、というかむしろフェンダー嫌い(他の人と同じ楽器は嫌だ!という無駄なこだわりが僕をビザール楽器へと弾き寄せているのは間違いない)の僕がどうしてフェンダージャパンのプレシジョンベース。

話は先週土曜の夜に遡る。
舟橋は適度にお酒が入って良い気分で友人(♀)宅にテクテク歩いていた。
友人(♀)には同居人(♂)がいる。友人(♀)との交友を通じて同居人である彼ともまた交友を持つようになり、結果的に彼もまた私の友人(♂)となったのであった。一緒に過ごした時間こそまだ短いけれども、僕は一方的に友人(♂)に好感を抱いており(僕が彼に親しみを感じる理由として、彼が友人(♀)の交際相手であるという事は些末な事に過ぎない。親切心には敏感なのである)、その夜彼らの家に向かったのは友人(♂)のアコースティックギターのネック調整のためなのであった。こういう時には前職で重ねた経験が役に立つ。その頃に培った僅かばかりの経験が友人達の役に立つのならそれは嬉しい事だ。
残念ながら友人のアコースティックギターを完全に直すには専門的な工具、技術を必要としそうである、のでその夜は応急処置で済ませる事とした。申し訳なさを感じたのと楽しくなってしまったので「エレキギターはないのか」と尋ねるとフェンダーテレキャスターが出てきた。僕はこれもまた、友人(♂)と談笑しながら彼が気になっている点に手を加えた。友人(♀)は日本酒を出してくれた。
要するに、である。僕は友人宅で楽しい時間を過ごしていた。

と、どんな会話の流れだったか、ギターが出てきた押し入れからプレシジョンベースが出てきた。
日本酒が入ってどうにも前後のやりとりが明瞭でないけれども友人(♀)のもので彼女が「別に手放しても良い」と口にした瞬間、素直に思った「欲しい」と。ああ、ぶっちゃけ欲しくなっちまったんだよ。
白いボディに黒いピックガードのプレシジョンベースだなんてどストライク。何を隠そうベースギターを弾くようになったきっかけはシド・ヴィシャスに憧れた事だ。今でこそそんなの感じられない演奏ばかりしているだろうけれども自然とピックを握ってベースギターを弾くようになったのも間違いなくその影響があったからである(髪の毛を隠したりセックス・ピストルズのTシャツを着てボロボロのジーパンを履いてパンク・ファッションに身を包む以下のコスプレみたいな恰好をしていたのはここだけの話だ)。
友人宅を後にする時、僕の背中には「ケースがないから」と友人(♂)が貸してくれたギターケースに入ったプレシジョンベースがあった。既にネック調整も友人(♂)のギターを触るために工具を広げてあったのでその場でチャチャッと済ませてあった。
楽器として一番大事な、ネックの状態は矢のようにまっすぐである。最高か!
友人(♀)は「ノイズが凄くのる。壊れてるよ」と言ったけれども、それは些末な問題である。ネックが真っ直ぐなの、最高!!
友人(♀)ならびに友人(♂)、本当に有難う!!

というわけでまさかの高校生の時以来の白いボディに黒いピックガードのプレシジョンベースである。
何が違うってあの頃は入門モデルだった(Kガレージだったかレジェンドだったか、その辺りのメーカーだったと思う)プレシジョンベースが今や2002年頃製作された立派なフェンダージャパンであるという事だ。書いてて思ったけど2002年ってもう約15年前なんだね...。
ジャズベースとプレシジョンベースを短期間で弾いて思ったけれども、電気信号に変換される前の段階でプレシジョンベースはプレシジョンベースの、ジャズベースはジャズベースのそれらしい生音がするのだなあと思った。コントロール部分が一部陥没しているからアンプを通す気にもならなくて生音で弾いてたんだけど、それでも「プレベっぽいなあ」と思ったもの。

あの頃は「これで俺もシド・ヴィシャスだ」と思って喜んで弾いていたプレシジョンベースだが、今プレベと言われて真っ先に思い浮かべるのはジョン・ウェットン先生。
先生のプレベの音は本当に格好良いものな。僕の嗜好(志向?)も変わったものだよ。

僕の楽器とは、と問われる事がもしあったとしたら迷う事無く「YAMAHA SBV」と答えるだろう。
今も昔も棺桶に入れて欲しい楽器はずっとSBVだ。
だけど表現活動の際の選択肢としてプレシジョンベースとジャズベースも、きちんと僕の楽器として選択肢に上がるようにコンディションを整えて調整を施しておこうと思う。機会があれば持ち出して大きな音で鳴らしてやろうとも思っている。+

落ち込んじゃう夜

そうそうある事ではないのだけれども、数ヶ月に一度、いやもうちょっと多いかな、月に一度くらいかもしれないひょっとしたら、それくらいの頻度で「自分は何て無力なのだろうか、嗚呼、俺みたいな人間は価値がない、何て詰まらない人間なのだろうなあ」と悲嘆に暮れてしまう夜がある。
今夜がそれ。久しぶりのそれ。
そんな夜っていうのは作業をしたところで良い結果は生まれず(だからといってやらない、というのもまた違うと思う。僕みたいなボンクラは特に何に関しても発展途上なので手を動かし続けないといけない。やっても良いのが出来ないから今日はやらない、というのは一定以上の戦果をおさめた人間の発想だからだ)、それでもどうにか手を動かして作ったものを省みては「嗚呼やっぱりボンクラだなあ」と更に追い打ちをかけるようなものしか出てこず、これぞまさに負のスパイラル!
じゃあ何でそんな精神状態になるのかと言われたら特に理由なんて思いつかなくて「晩御飯を食べ過ぎた」とか「月の欠け具合」とか「血行が悪い」とか要するに何だっていいんだよ理由なんて、なレベルでそれらしい原因に思い至らない。
理由もわからない、何をしたって良い結果に至らない、じゃあ何をするかって言われると喉が渇いたり腹が減ったりするもんだからジュースをガバガバ飲んだりお菓子をボリボリ食べたりするんですね。
で、これまたもう言わなくてもわかって頂けると思うのだが、それが原因でまた落ち込んじまうってわけ。

何て幸せな野郎だ僕って奴ぁ。
自尊心に関する事柄で落ち込む頻度が月に一度くらいしかなくて、落ち込みながらも作業をする事が出来、かつそれを省みて冷静にジャッジする余裕さえある。しかも落ち込む理由が特にないから原因がわからないってどれだけお気楽なんだよ。
食欲もあるし体は健康そのものって事だ。

結局のところ、僕というのは酷くお気楽野郎なのである。

大阪に行って、ゲロゲロ吐いて、練習してってそんな日記。

前回からの続き。
二日目編。

土曜は朝早起きして大阪へ、のはずが寝坊する。
「あ、もう終わったかな」と思って携帯電話をチェックすると幸いな事にこの日の相棒 コジマ君も遅延中。急いで準備して事なきを得る。
「あいや、すまぬすまぬ」と自宅前で待たせてしまった(それでも事なきを得た、と言い張る事にする)コジマ君に謝りつつ合流、彼の運転で一路大阪へ。
この日は北堀江club vijonにて行われた『音楽食べちゃいました』に出演する大石理乃さんのサポートメンバーを務めるという事で名古屋からリズムセクション二人で出張ったというわけである。
名阪国道を使って大阪へ向かったのだけど、いや便利だね名阪国道。帰路の最中にガソリンスタンド求めて手近な出口で降りたら思いっきり山の中で目の前を鹿が横切って行ったのは笑ったけれども。

大石理乃さんとの演奏は何度か目になるので随分と気持ち的にも余裕が出てきたなあ、と思う。
それでも出番前、緊張して楽屋に控えていると同じくサポート演奏でこの日出演していた暴想ソプラノバイエルンの堀君が声をかけてくれ、エフェクターや楽器の話で盛り上がる。
堀君、髪の毛ピンク色で最初「絶対イケイケだわ怖い人だわ」と内心ビビッていたのだが(正直なところ、私は人見知りである)気さくな人で良かった。

演奏は冷静と情熱の間、それでも途中で体に負担がかかっているのを自覚するくらいにはやり過ぎたもんだからいかんなあ。もっと冷静にいかないと。あと半歩分くらい冷静で丁度良いのではないか、と思った。けどまあ無難に弾くよりかは大石さんも「好きにやってくれよ」ってスタンスでじゃあ僕の貢献の仕方といったら、と思うので「思い切りやる」という方向性で間違っちゃいないと思うのだけど。手伝う人の器が大きいと演奏のベクトルさえ間違っていなければ結果的にうまくまとまるものだ。
で、大石さんは今回も下ネタ絶好調。舟橋、もう驚かない。僕も個人的な性の思い出話とかして曲間も大いに楽しく過ごした。
大石さんの器のデカさたるや!
あとやっぱり大石さんの曲は良い。つくづく痛感するけれどもああいう曲を演奏しながら興奮すると自分が「何だかんだポップでキャッチーなものも大好きなのだ」と思い知らされる。良い曲はベースラインがどうこう、以前に単純に演奏していて楽しいものである。この日も大変楽しく演奏した。
新しい出会いと、良い機会に恵まれた楽しい日となった。お先に失礼してしまったけれども、関係者各位に感謝しております。
いつか自分の参加しているバンドでも参戦出来ると良いなあ。

二日目編、と書き始めたもののこの勢いで昨日今日の日記も駆け足気味に書いてしまう。
月曜日は仕事後、IMAIKE GO NOWでお世話になったJAILHOUSE土屋さんと今池HUCK FINNの黒崎さんと下平さんと犬丸ラーメン調理担当メンバー石黒君とで飲みに行った。黒崎さん行きつけの焼き物と刺身の店で呑んだのだが、いやどの料理も旨かったし日本酒「獺祭」があるとなってはテンションも上がろうというもの。獺祭、以前合コンで初めて飲んであまりに美味しくて日本酒に対する苦手意識を克服するきっかけになったんだよね。
で、飲み過ぎて二件目の得三に行く頃には舟橋轟沈。胃の中がすっからかんになる程吐いてしまった。

で、今日。
起床すると幸いにも二日酔い等はしていない様子。体質なのかほとんどそういう経験もなく、むしろ昨夜自宅に帰ってからブッ倒れるように眠ったせいか普段よりしっかり睡眠時間確保出来ていてむしろ元気。
仕事後は白線の内側でスタジオ。

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今日は初めて先日ジャズベースを持ち込んで弾いてみた。
いやあ、やっぱり面白いねジャズベース!
思っていた以上にアタックがガツッと出て、それでいてちゃんとロー感もあるもんだから大変バランスの良い楽器なんだな、と感じる。コンプレッサーをかけた時の威圧的な感じもまた面白い。
AUDIO BOXINGのSU+3さんとSNSでやりとりをさせて頂いたのだけど、少し前から気になっていた「BABICZ」のブリッジをご自身の楽器に搭載されておられるそうでそれがまた良い感じ、とお薦め頂いた。僕も頃合いをみて載せ換えてみようかな。
そうそう、こういう楽しみ方がしたくてジャズベースを買ったのだよ。

OIAUENでのレコーディングセッションについて。

はいこんにちは。
週末も終わろうとしておりますがこの二日間はわりかし結構しっかりと演奏をしたのでそれについての記録をまとめておく。
まず一日目編。

土曜日は自縛ポエトリーういちゃんの呼びかけで集まったメンバーにてレコーディング。僕はベースギターを弾いた。
首謀者ういちゃん、ギターにはしょーや(少年)君、ノイズにS.キタダ君、そして僕。エンジニアは金森君(MoNoSiRo/白線の内側)。
僕以外の演奏陣は前日20時頃からスタジオ入りし、24時間を共にしていた。
ういちゃんの発案で「何度も練習をするのではなく24時間一緒に過ごして感性が空気で伝え合う事が出来るレベルで同じになるようにしたい」との事でこのような前代未聞のスタジオプランが組まれた次第である。いや、凄え事言うな、と思いましたよあたしゃあ。
しかし残念ながら舟橋24時間は参加出来ず。スタジオ入りしてから19時間が経過した土曜(つまりレコーディング当日)15時にスタジオ入りを果たした。どんな様子になってるんだ皆、と心配していたものの意外や意外、皆元気。即興の要素を残したまま何度かセッションをし、あとは結構ゆっくり過ごしていたそうなんですね。「イベント・ホライゾンの中みたいになってたらどうしよう...」という舟橋の心配は杞憂に終わったのだった。

遅れて行ったからには良い演奏をせねばならぬ。約20時間分の遅れを数分で取り返さねばならんのだ、そりゃあ気張るってもんですよ。幸いにして特に大問題もなくレコーディング突入。
やはりいざレコーディングとなると機材のシステム的なところで練習時には想定されていなかったエラーが起きるもんだからそれを潰しては試して、また問題を見つけては潰してってのをやって結局環境が整った一発目でOKテイク。
ういちゃん自身の表情を見ていたのだけれども演奏中に何度かニヤリとしていたのでこちらも思わずニヤリとした。
これ以上やると惰性になるし、一瞬一瞬の緊張感みたいな部分が削がれていく、みたいな瞬間がレコーディングには存在する。必ず存在する。今回のメンバー全員でその瞬間を捕まえた結果、良いテイクが録れたのではないかとプレイバックを聴きながら思った。

それにしても今回のメンバー良いよ。
しょーや(少年)君のギターって今回のセッションではベース的というかそういう「空気の移り変わり」的な部分を担っていてそのフレーズがまた良い。あと音色も凄く好き。
キタダ君のノイズ演奏はリード的であり弾幕を張るようで、絵の具で色を塗るようなナイスな演奏。
僕はベースにファズとオクターブファズをかけてブイブイ弾いたりギャーギャーやったり、バッコンバコン弾いたりした。
それらをまとめあげるのがういちゃんであり「この人とこの人とこの人を集めたらこうなる」みたいなのも多分結局あの人の思惑通りで、その手腕もさる事ながら演奏中の「ここぞ」感が大変グッときた。
良いメンバー。
(と書いてたら連絡が来てこの4人での名義がたった今決まりました。『OIAUEN』と書いて『おいあうえん』と読むそうな。格好良いじゃあねえか)

レコーディングした作品が世に出る際はまたここに書こうと思っています。
ういちゃん声かけてくれて有難う!

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キタダ君のノイズ専用ギター。
まな板にギターのネックが取り付けてあってホームセンターで売ってるようなゴツいボルトで弾く。
ボルトをピックにした際の表現力の高さたるや。ちょっと触らせて貰ったのだけど滅茶苦茶面白かった。いつか僕も真似して作ろうと思う。興奮し過ぎて指が映り込んでいますね。

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同じくキタダ君のエフェクター群。
左上の方のメタルゾーンには大友良英さんのサインが!いいないいな!!

白線の内側、ライブ映像『2020』公開されました。

ここ最近

・仕事では「自分が動く事によって人に影響を与え得る」事に自覚的になった。
だからといって有能なわけではないし気分のムラという奴はなかなかどうして手強いものである。

・一日一曲、曲を作っては楽譜に書き付けるようにしている。
こういうと相当に創造的な営みを高尚な気配を纏って行っているようだけれども、実際のところは夜中にリビングのテーブルに向かって音符が並んでいない楽譜を書いているだけである。

・太ったな、と思っている。
そして結構それを気にはしているものの、「今はまだ良いだろう」くらいな感じで構えている。
あらやだ、気にしている癖にさ。

買ったばかりのジャズベースを「ああしようこうしよう」とどう手を入れるか色々と夢想している。
インターネットで部品の値段を見ては夢想と現実の区別をつける作業をしている。こういうのだけでも新しく楽器を買って良かったな、と思う。勿論弾いた際の「ジャズベースらしい上品なプリッとした、まとまったサウンド」も弾いていてその気になるかなり大きな要因の一つである。

・友人宅に「打ち合わせ」と称して彼が作業をしているのを冷やかしに行く。
デザインやフォントについては無知極まりない僕だけれども、それを自覚しているもんだから性質が悪いと思う。「わからない」が猛威を奮っている僕と彼のやりとりはさながら「デザインについては全くわからない、けれども口は出したい経営者のおじさん」が「デザイナー」をブッ潰していくようであった。すまない友人。
その後、友人と友人の同居人と深夜の中華料理屋に食事に行く。台湾ラーメンを食べる。美味い。先日社員食堂でも台湾ラーメンを食べたのだが、この食べ物が自分の中のマイブームになりそうな気配がある。

・仕事中に最近購入したKING CRIMSONのライブアルバムについて思いを馳せ、一人静かにテンションを上げている。

・コーヒーというのは総じて美味しいものだけれども、缶コーヒーからコンビニで販売しているドリップコーヒー、某全国チェーンの喫茶店のコーヒーまで気軽に飲めるものは色々飲んでみると味のクオリティ、違うな、バックグラウンドに差異があるのが何となくわかってきたように思われる。どれが一番旨い、とかそういう安易な話ではない。以前からこれは強く感じている事だけれども味には適材適所があり、缶コーヒーは仕事で疲れた時(これは自動販売機で買う紙コップのコーヒーも当てはまる)、友人宅で楽しく過ごそうとする前哨戦で飲むくだけた雰囲気のコーヒーはコンビニでドリップ、等々。

・回転寿司にも同じ事が言える。
僕はここ数年の間、未確認生物の名前を関するチェーン店の回転寿司は同じ価格帯の人名を思わせる屋号のチェーン店より味的には落ちるのではないか、と思っていたのだけれども、敢えて前者の店舗に食べに行ってみてそれが完全な誤解であるとわかった。前者はドッシリとした、後者は比較的きらびやかな印象であるという差異こそあれど、比べて味の優劣は付け難い。どちらも旨い。

・おいしまった、楽譜書く前にサクッとブログ書いておこう、くらいの感じで書き始めたら結構時間経ってるじゃん。やばいやばい。
何がメインだったかというと「白線の内側」、先日のライブより一曲『2020』という曲の動画を公開しました。
冷静と情熱の間、構築と即興の間、ディズイズ白線の内側。
是非ご覧下さい。

自己紹介

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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