BOSS BB-1Xの虜である。

BOSSエフェクターが好きである。
エフェクターなんてよくわからないうちに「凄く歪むから」という適当な理由で購入したのがDS-2だった。かれこれ10年以上前の事になる。その後、様々なBOSSエフェクターを買った。そのうちの幾つかは僕の演奏や好みに合わず旅立っていったけれども、そのうちの幾つかは今なお手元に、いや足元に残っている。中でも一番好きなのがCS-2だ。コンプレッサーがよくわからずに一度は手放しこそすれ、改めてコンプレッサーというものに向き合うために購入してからは「チューナーは持たずともCS-2は持っていく」状態が続いている。web上のレビューでは「かけた後でも音がナチュラル」とか言われているけれどもあれがナチュラルな音だとしたら皆は普段どんな音を聴いているんだ、と心配になるくらい威圧的にかかる。「僕は!今!こういう演奏を!しています!」と主張する威圧的な音色に舟橋は完全にノックアウトされた。時にはその音色を求めて、時には歪まないオーバードライブとして、時には他のエフェクトの効果をわかりやすくするための補助として、時にはハウリングノイズを出すために、多くの瞬間にCS-2を踏んできた。きっとこれからも踏むだろう。
おっとCS-2の話がしたかったわけではない。つまり近頃はすっかりBOSSエフェクター愛好家ですよ、と言っておきたかったわけだ。
そして先日、ここ最近のBOSS信者っぷりを更に増長させるような逸品を手に入れた。

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BOSS BB-1Xである。
2015年発売、発売するやいなや瞬く間にベーシストの間で絶賛、皆が喜んで踏んづけた『出た瞬間から評価された』タイプのBOSS コンパクトエフェクターである。「どうせ良いんだろ、わかってるよ」とへそ曲がりっぷりを発揮して気にはなっていたものの新品を店頭で試す事もせず、中古との出会いを待っていたのだけれども行きつけのお店に手頃な値段で売りに出されていたので試奏、購入。いやこれ良いよ。プリアンプからブースター、ファズみたいな過激な歪みモノとしても使える。
コントロールはブレンドとボリュームの同連二軸、ベースとトレブル、ドライブコントロール。
ベースとトレブルは12時の位置でフラット。左に振るとカット、右に振るとブースト。この効き方が大変自然で、また破綻がなく扱いやすい。超強力にブースト!って感じではないんだけどまともに使えるペダルに仕上げようとなると納得の可変幅だし、直感的に触っても『使える』音になるのがニクい。ドライブは左に振り切った状態がバイパス時と聴感上差がない。時計の9時くらいで音にハリが出始め、12時を越えると歪んでくる。3時くらいからは過激な歪みになる。その中を自然と行き来出来るのでこれも使いやすい。
何が凄いってブレンドフル、その他のコントロールを12時にしてオンオフを繰り返すと完全に音に変化がない。微塵もない。これって物凄い事だよ。本当に微塵もないの!
で、その状態でトレブルなりベースなりを調節してドライブコントロールで音の元気さを調節してやれば非常に扱いやすいプリアンプとして使う事が出来るし、ボリュームをちょっと足してやればブースターとしても扱い易さを発揮するだろう。
だけれども歪みモノが好きな諸兄は是非本機をオーバードライブ~過激なディストーションとして扱って頂きたい。12時を越えた辺りから歪む、と先程書いたけれどもこの歪み方というのがODB-3(余談だけど海外のノイジシャンの間ではODB-3は大人気だそうだ)の発展形ともいえるギャンギャンいう、あの雷のような音。好き嫌いが分かれるのは理解している、なので『あの感じ』が好きであるという前提付になってしまうが歪みとして使っても本機は大変優秀である。
ドライブコントロールなんて一定以上は可変しない、なんて歪みモノがザラな中でBB-1Xは過激な中でも段階を感じる事が出来る。そして歪ませてもしっかりとトレブルとベースコントロールが効いている。歪ませる事で低域が全く損なわれないのでブレンドはフルでも問題ない。事実、僕はずっとフルでストレスがないままスタジオ練習、ライブと演奏する事が出来た。
トレブルとベースを可変させると同時に自然な範囲でハイミッドとローミッドも持ち上がってくるように感じられるので変に凸凹した音にならないのもポイント高し。タッチも損なわれないし新技術MDPってのは相当凄い技術なんじゃなかろうか。
絶賛、ええ、手放しで絶賛ですよ。
今のところ「ブレンドフル、トレブルとベースを少しブーストしてドライブも3時ちょい過ぎ」とか「ブレンドが1時、ベースは全カットでトレブルとドライブはフル」とかそういう設定で歪ませて楽しんでいる。
プリアンプとして使っても優秀そうなのだ。楽器の音をそのまま自然に可変させたい派も楽しく納得いくサウンドが出力出来るのでは、と思う。

唯一難癖つけるのであればツマミ付近が鏡面仕上げな上にツマミについているポジションマークが白色なのでどのツマミがどの位置にあるか一瞬わかりづらいところ。
でもまあ実際のところ、些末な問題だよそんなの。滅茶苦茶良いもの、これ。
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エビチリよりエビマヨが好きだ。

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今日の夕食は今池のここで。
少し前のsuper idol group企画の打ち上げで藤原君が「コスパが良いし美味しいので」といってここを使ったのだけど、確かに安くて美味かった。ただ往々にしてこういうお店は宴会コースだとその味の真髄を知る事は難しい。打ち上げだもの、料理と酒の比率が良くて半々ってなもんだからそればっかりはよくある事、しょうがないのだけれども、やはりこういう中華料理屋の味を知るには「一人2000円で人数がこれくらいだから、んー大体予算はこれくらいで」って感じで打ち止めにして貰うコースじゃ駄目だ。メニューにきっちり目を通して目星をつけて頼むべきである。

今夜はアルコールこそテーブルの上に運ばれたもののどちらかというと食事会ってな風情だったもんだから、きっちり料理も堪能出来た。四川紅油水餃子が特に旨かった。所謂四川風の味付けがされたスープ餃子なのだけれども、スープの辛さが絶妙、かつ「ああ、四川してるな」って感じ。エビマヨも旨かったし甘めの味付けの酢豚もシッカリ中華料理屋してた。餃子もパリパリして餡も完成された旨さ。昨夜も中華料理だったわけなのだけれどもこのお店、最初にチンジャオロースを食べた時からそんな予感はしていたけれども完全に大正解なお店だった。
そしてパクチー!パクチー狂いの方は今の世の中少なくないとお見受けするけれども、このお店パクチー単品で頼めるんですよ。しかも100円で結構お皿にしっかり盛られてくるの(うろ覚えだったけれども幾らか追金でおかわり自由になったよな...うろ覚えなので要確認で)。それをガバッと台湾ラーメンにぶち込んで食べたんだけどこれがまた最高に旨かった。パクチーがそこまで辛くはない台湾ラーメンの良いアクセントになってた。ゲップまでかぐわしい。最高だネ。

中華料理って、嫌いな人間に会った事がない。あと不味い中華料理って食べた事がないな。
完全に余談だけど打ち上げで中華料理っていうのは名古屋の中区だけの風習かと思ったのだけれども(中区、というか新栄か。僕の記憶だと以前は新栄でライブを終えたバンドマンはやぶや新栄店になだれ込んでいた。そんな時代もあったのだ)そうでもないようだ。
以前東京は高円寺でライブをした際にイベント主催者であるSSWに「安くて美味いのでよく使っている」と中華料理屋に連れて行って貰った。偶々その人が好きなのかな、とも思っていたのだけれどもライブ会場で見かけたバンドマンと思しき人達も結構何人かその店に入店してきていたので、どこでもそういうものなのだな、と思った記憶があるのである。

極論。日本人は中華料理が大好きなのだ。

ちゃんと楽しんでちゃんとアウトプットもして。

劇団B級遊撃隊『満ち足りた散歩者』観劇。
大変素晴らしい作品だった。「面白かった」という言葉は陳腐な褒め言葉かもしれないけれども、最大級の敬意と感謝を込めて「面白かった」と書き記したい。素晴らしい作品だった。僕の五臓六腑の隅から隅までがこの作品を楽しんだ。素晴らしい時間を過ごした。

夜半、かれこれ4年来のお付き合いになる、と言うと聞こえは良いが実際のところ「面白い現場に引っ張り出して貰う」という意味ではお世話になりっぱなしであるニノ・キノコスターさんと飲む約束があった。幾人かの友人がそれを耳にし「僕も私も参加したい!」と集い、また別口からも人が集まり最終的には相応の人数の飲み会になった。いやあこれが大変楽しかった。集まった人達が劇作家/演出家/役者/制作/ダンサー/劇伴作曲家/紙芝居作家/落語家/バンドマンと多彩な方面で活動する人々だったので面白い話が一杯聞けたし刺激も受けた。

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愉快な飲み会の様子。記念撮影くらい、するさ!

で、結局6時間くらい飲んで解散。
フラフラと家に帰ってガツッと就寝。眠る際も大きな満足感と安心感に包まれていた。何故なら、翌日月曜日も僕は休みだったのである。仕事の関係で、突然のお休みになったのであった。

さて、突然休みになると何をしていいかわからなくなってしまう。結果、夕方までゴロゴロしながらアプリゲームをやったりSNSを眺めたりまどろんだり、とどのつまり非生産的な行為に従事し倒してやっと起きだして入浴を済ませ、大須は行きつけのエフェクター専門店に使用しなくなったオーバードライブとファズを売りに行った。
予想していたよりも遥かに高額に買い取って貰えたので(このお店は大抵いつもそうだ)、少しばかり気が大きくなって鯛焼とチキンナゲットを買い食いした。
その後、来月上旬に控えた久方ぶりの孤独部ライブハウス作品「中学生」の再演(12日に鶴舞DAYTRIPにて店長八木さん卒業に向けた樫山君企画。是非来られたし)に向けての稽古にベースギターを担いで出張った。稽古は一定以上の手応えを演奏として参加する立場としても得られたので大変有意義だったように思う。
その後中華料理屋で台湾豚骨ラーメンとザーサイ飯を食べた。ザーサイ飯は旨かったし台湾豚骨ラーメンも癖になる旨さ(名古屋は地下鉄桜通線御器所駅近くの中華料理屋 盛華の台湾ラーメンシリーズはどれも旨い)で大変良かったのだがその後が良くなかった。
豪雨である。
どうしようもないのでギグケースの生地の厚さを信用して傘を差しながらゆっくりゆっくりマウンテンバイクで帰ってきた。
で、お風呂上りに緑茶ハイを飲みながらこれを書いているっていうわけ。

白線の内側@新栄CLUB ROCK'N'ROLL 2016/06/23

白線の内側、新栄CLUB ROCK'N'ROLLでライブだった。
数日前から原因不明の高熱を金森君が出していて「こいつぁ一体どうなるんだ」と若干の不安を抱えつつも(前日体調が良くなった金森君と雨が降る中「最悪金森君がうごけなかったら代役立てるか3人でやるかしたかもしれないね」「そうですね」みたいなやりとりをしつつバンドについて話を出来たのは良い思い出だ)、無事に迎えた当日。
仕事を終え全力で自転車を漕ぐ。演奏開始予定時間は20時20分。終業が20時ジャスト。定時でなら、だ。
こういう(時間的に)ギリギリの生活というのは、スリルが凄い。ギリギリの時間組みで円滑に回っていくのであれば愉快だし、各予定にもメリハリが出るので悪い事ばかりでもない。スリルは伴うけれども。

前夜の間に会場から程近い金森君の家に運び込んでおいたベースギターと、彼の家で組んでおいたエフェクターボードが僕を迎えてくれた。機材の簡略化と挑戦の意味も込めてこの日は久しぶりに会場常設のマーシャルのベースアンプを使う事にする。不安はない。今のアンプヘッドを買うまではずっと長年「良い良い」と言いながら使っていたアンプだ。
ギリギリの時間組みの平日ライブは演奏時間もあっという間にやってくる。さあやるぞと意気込んで転換して演奏開始もあっという間だった。

白線の内側は変化を好むバンドだ。
劇作家であり演出家であり俳優である男、作曲家であり劇伴作家である男、マルチプレイヤーのバンドマン、そして僕。そう、実に半数が所謂バンド活動らしいバンド活動を初めてとするバンドであるからして刺激にも敏感なのか、それぞれがそれぞれの活動領域で培ってきたもの養ってきたものを持ち寄るから内的な作用が早いのか、それとも4人の気質によるものなのか年齢的なものなのか、変化を好む。
セットリストも僕が加入してから安定し始めた前回までの曲順から大きく変えた。すると面白いもので曲の中身も変わってくる。本質的な部分は変わらないにしても装いが変わるというか、表情が変わる。
その変化する部分、に振り回される部分と楽しんでいる部分があって、最近でこそ随分と余裕を持って楽しめるようになってきたからこそ、今後の課題も多いライブだったと思う。課題が浮かび上がらないライブというのはつまり挑戦していないという事であって、つまり演奏(発展するものとして捉えた際の演奏)としては大成功だったというわけだ。
同じ演奏を何度も何度もする事なんて、本質的に言ってしまえば健全でない。これは音符の話やBPMの話ではない。

終演後は共演したunicycle dioの皆さんと僕達、CLUB ROCK'N'ROLL 井藤さんで杏花村にて夜中まで話し込む。滅茶苦茶久しぶりだなこういうのな、と思いながら大いにはしゃいで喋った。以前と何が違うかと言われたら僕の前にあるのがコーラではなくビールだという事だ。
ここも変化であり、ある意味ギリギリである。
よくわからねえ事言ってるな。

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欠伸をする瞬間の樫山君を捉えたポートレイト。

ステージ上で「ライ麦畑でつかまえて」を音読したライブ

土曜日。
前夜のランニングで痛めた膝を引きずって養老天命反転地へ行く。養老天命反転地をご存知ない方は是非インターネットで検索するなりして調べてみて下さい。奇妙だし、綺麗だから。
養老天命反転地→養老の滝→養老温泉というのは養老での鉄板のデートコースなんだろうけれども、少なくとも膝を引きずりながら行くべき場所でないと今回学んだ。痛む右膝をかばって歩いた結果、養老の滝からの下山コースに差し掛かる頃には左膝も右膝と同じくらい、否、右膝以上に痛み始めたからだ。養老を舐めていた僕が悪い。
養老で購入したとうもろこしと売店のキュートなおばあちゃんに薦められて購入した養老サイダーを手土産に樫山君ち詣で。皆で素麺を啜りながら一足早い夏到来、って感じ。

日曜。
犬栓耳畜生で新栄DAYTRIVEに出演。
この日は大島優子似のコンダクトにて演奏。大島優子似が作曲した曲を皆でストップウォッチ片手に演奏した。リハーサル後に「納得いくブースト量が得られなかった」と自分のファズについて半信半疑になる大島優子似は、何だかかつての自分のような気がした。あの生々しい葛藤、僕は凄く思い当る節がある。勝手に共感しつつ、痛む両膝に対してパブロンゴールドを鎮痛剤代わりに流し込む。
大人のする事ではないな、と思いながらパブロンを服用して少し経った頃に緑茶ハイを飲む。アルコールと薬の併用は危険なのでやってはいけない、と知識では知っていたのだけれども痛みに耐えかねてやってしまった。反省。
緑茶ハイ、楽しくなって4缶も飲んでしまった。それでも演奏する頃にはアルコールのほとんどが緊張で抜けてしまった。皆もびっくりするくらい顔色も戻っていたし呂律も回った。緊張は弛緩せず、アルコールの抜け殻だけが残った。酒は強くなったけれども未だに緊張には弱い。
この日の演奏は決して悪いものではなかったと思う。ただコンダクトを担当した大島優子似は大いに反省していた。彼女は毎回演奏後に己を省みて自戒しているのでこの日もそのストイックさのあらわれか、とも思ったけれども、話を聞くとそうでもなかったそうだ。楽譜以上のサムシングは、確かになかったのかもしれない。ただそれでも全然悪かったとは思わないけれども。
肉体と音の共存と乖離、について興味がある。

これは前から思っている事であるしこの日その思いを強くした事でもあるけれども「こうした方が良い」と軽々しく言えてしまう人間はきちんと自分が格好良く在って欲しい。人のふりみて我がふり直せ、ではないけれどもさ。

ランニングシューズやべえ

ランニングシューズ、やべえ。
何これ、チートなの?ってくらい走りやすいじゃん。

ご近所の友達何人かで「健康とダイエットのためにジョギングをしよう!」と決まり、そのためのLINEグループまで結成、一週間の間にあれよあれよとメンバーは5名に増え、そしてあっという間に「ランニングシューズを買いに行こう!」と約束していた金曜日になった。
仕事を終え、結成当初集った3名で近所の(何と自宅から歩いて一分だ)コンビニで待ち合わせ。イオンの靴屋に向かった。
初めはスポーツショップの10000円のジョギングシューズの謳い文句に心惹かれたのだが(エフェクターにドキドキするのとほぼ同じようなものだった)、結局靴屋でバーゲン品で30%オフのものを買った。人生で初めてのランニングシューズなのだし30%オフのものでも「おお、これは歩きやすい」と十二分に感動があったからだ。だったら安い方が良い。

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僕ァつくづくこの色が好きらしい。

いやあびっくりしたよランニングシューズ。
「ランニングシューズがナンボのもんじゃい」とか思ってたけどごめん、俺が間違ってた。ただ履きやすい靴じゃあないんだね。軽いし足に負担がかからないしどういうわけか足が勝手に前に出るの。体感的には普通のママチャリが電動自転車になったくらい違う。あまりに興奮して全能感さえ感じた。
力を得ると人は使いたがる。帰りは靴を買った3人ともハイな状態になって走った。これで俺達のジョギングライフは完璧だ、と思った。友人の一人はそのまま出掛けるという。
僕も折角なので今までは自転車で向かっていたところへ走って出掛ける事にした。

面白いくらい走れる。
疲れない、というか平時履いている靴よりも足にかかる負荷が圧倒的に少ない。もう自宅にある靴を全部ランニングシューズにしようか、と思うくらい快適である。
しかし俺は愚かにも調子に乗った。ついつい調子に乗って、復路は膝が痛くて歩く羽目になった事をここに記しておく。
健康になろうと思う。

BANANANA effects MUTE SW 入手。

ス     ト     レ     ス     が     溜     ま     る     と     散     在     す     る     。

そう、俺はストレスを物欲で発散する。それはもう一息に。
ここ最近仕事が立て込んでいたりちょっと慌ただしかったりネガティブな気持ちになったりする事が少々あってストレスがたま、ごめん、言い過ぎた、そうだね、ストレスだなんて言う程ストレスを感じちゃいない。普段よりちょっと、ちょっとだけ頑張ってる事にかこつけて自分にご褒美あげたくなっただけである。
そういう時に買っちゃうものっていうのはとかく「特に必要かと言われたらすぐに必要ではないけれども漫然と欲しかったり余裕があったら手元にあると楽しいだろうな、生活が豊かになるだろうな」的なものである。しかも値段が手頃な。
僕の場合は今回、これだった。

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面白い音がするエフェクターを安価に、というナイス過ぎるコンセプトを掲げて関西発、日本中に個性的なペダルを送り出すBANANANA effectsのキルスイッチ「MUTE SW」である。
キルスイッチっていうと大層かつ物騒な響きであるけれどもわかりやすく言うと「押してる間だけ音を完全にミュートする」スイッチである。ツマミもなし、電源不要、ジャックはインプットとアウトプットだけ。物凄くシンプル。ただこのキルスイッチ、スイッチが見た通りユニークである。
懐かしくないだろうか?思い出すじゃあないかゲームセンターで格闘ゲームに興じた(残念ながら僕はスコンスコンに下手だったのでCOM相手でもすぐにぼこぼこにされたへっぽこゲーマーである)あの日々を!
「16連射して下さい」と言わんばかりのこのスイッチ、これがこのブランドのキルスイッチを個性的なものにしている。いやもう超わかりやすいんだけど連射しやすいんだよねこのスイッチ。通常のスイッチより圧倒的に軽い。エフェクターのスイッチが軽いと困るだろうけれども(ガツンとした踏み応えを重んじる演奏者もおられますね、僕もそうです)、キルスイッチの場合は軽い方が面白い。
音をミュートする、といってもチューニングするためにキルスイッチを使うわけじゃあない。いやそうやって使ってもいいだろうけれどもこのキルスイッチ、攻めの姿勢で使って下さい、音をバッツバツに切って下さいとスイッチから強烈に訴えかけてくるようじゃあないか。大体ミュート機能も備えてるペダルチューナーが溢れている現在ではキルスイッチを足元に置く奴なんてちょっと変な奏法したいとかそういう奴に決まっている。あ、違ったらごめんなさいね。
というわけでこれ、ベースをガイーンと鳴らして音を寸刻みにする、とかフレーズを弾きながらバツバツ音を切る(そう、トム・モレロ師匠がギターのPUセレクターでやっていたように)とか使い道は大いにある。

そもそも、何故キルスイッチを使おうと思ったか。
インパクトのある音を出すという事はつまり同時に、その音が消えた瞬間もインパクトがあるはずだと考えたからである。特にエネルギー量、存在感共に凄まじい低音なら猶更である。ライブハウスで興奮して機材トラブルが発生、ベースアンプからの音が出なくなった時のあの衝撃、あのアンサンブルがすっからかんになってしまったあの空虚さ、「ハハハ、音圧は舟橋さんが一人で担っていたんですね、だからこそいなくなった瞬間凄いスッカスカでしたよ!」と言われた時の複雑な心中、あれらが一挙に去来したのだ。
あの瞬間的な低音の、さながら真空状態。あれを制御する事は演奏行為に他ならないと考えたのである。
キルスイッチもリズムを意識して踏めばどのような音楽のアンサンブル中でも汎用性はあるはずで、それも試してみたかったというのもある。
実際、自室にて触っているとただ「音をミュートする」という事が如何に表現力に富んでいるかがよくわかる。
休符を操るエフェクターなんだな、とひとりごちた次第である。

super idol group企画の思い出。

只今現在サポートしているバンドsuper idol groupの企画が東山246スタジオで行われた。
っていうか久しぶりに行ったけどすっごく綺麗になってるのね246NAGOYA!びっくりした。受付の店員さんもはじめましてな方々が何人もいらっしゃって(勿論ずっとお世話になってる方もいらして「孤独部以来ですか?」「その後にもう一度この部屋(7番スタジオ)でライブしてますごめんなさいご無沙汰しちゃいまして」だなんてやりとりをしたりも、した。しかも今調べたら一回じゃなかった。記憶はあやふやだ。ブログの方が信用出来る)浦島太郎状態である。いつの間にトイレが店内に!内装も変わってる!ヒョー!!
ごめんなさい、次は感覚空けずに行くようにしますね。

この日の出演バンドと感想を。
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ツインドラムツインギターにベースのインストバンドdaphne.。
シューゲイザーGOD ゴンザレスさんがドラムを担当されるとの事で何年ぶりだろう、再会を大変楽しみにしておりました。お会いするなり昔以上のゴンザレス節が炸裂。
演奏を拝見するのは初めてだったのですがシーケンサーの如く冷静なリズムに情熱的なフィルイン、お人柄そのままの演奏ですねゴンザレスさん!エフェクトを駆使したツインギターに装飾とリズム構築の二役を行ったり来たりするツインドラム、そしてその中で輪郭を絵の具で描くようなベースを弾かれるハドソンさん(以前フリーダムでご一緒しました。お久しぶり祭か、この日)の演奏、同じ楽器を担当して最近は即興を行う機会が多い自分としては大変参考になった。音数が少なくても曲の雰囲気を決定付ける、まさにベースらしい雄弁な演奏。参考にさせて頂きます。

2016_06_13_002
出たよ天才集団牧師に鯛
僕はこの人達については感想もただただ絶賛するだけになっちゃうから書くのが嫌なんだけどこれもまた思い出だから書いておこうと思います。みやぢ君、直接絶賛してもどれだけ信じてくれてるかわからないもんな。ほら僕って悪人面だし。みやぢ君はきっと繊細だし。まあいいや。牧師に鯛、僕好きなんですよね。どこが好きかって言われるとわからないんだけど、何だろう、曲は勿論グッとくるし脱力キャラの割に3人とも演奏きっちり巧いのもかくありたい、と思わされて好きだ(特にやっぱり同業者だから言及しておきたいけどハヤシ君のベースは凄いよ。みやぢ君の歌を支えつつちゃんとカウンターメロディ奏でてるところとか凄く歌心のある人なんだなと思う。ピッキングコントロールも素晴らしい人なんだなとこの日改めて思った。見習うところしかないよ)。
あとベース ハヤシ君とドラム りょうま君がみやぢ君の事を信用してて、曲と曲の間でみやぢ君がどれだけ口下手になっても微笑んで目をそらしたり時にリアクションをとったり、でもちゃんとみやぢ君のペースを尊重して茶々は入れないし勝手に進めたりもしない、ちゃんとみやぢ君の世界と曲を尊重しているのが涙が出そうになる程羨ましい「バンド」だ。で、みやぢ君もそんな二人の事が大好きで(これは打ち上げで泥酔した時に言質を取ったから間違いない)、だからこそあのキラキラした感じが出るんだろうなと思うんですね。まだまだ褒められるけれど読む時に鬱陶しいだろうからここいらでおしまいにします。

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ハイ出た名古屋が誇るインテリジェントほんわか集団ガッツポーズ
まずは完全なる余談から入るけれどもギターボーカルのしゃこちゃんは僕の数少ない、というか唯一のアメコミ友達だ。この日もお互い貸し借りをした。僕がマーヴルとかDCの作品を貸すのに対して彼女はダニエル・クロウズとか貸してくれる。感謝感激。
で、ガッツポーズって本当に演奏も凄く複雑でしゃこちゃんは「どうやったらそんなん弾きながら歌うんだよ」ってフレーズ弾いてるしコモリ君のギターは名古屋で3本の指に入る(誇張表現だけどそういう気持ちだ)リードギターだからその絡みが格好良い。で、他バンドでは廃材とか叩いてるまっちもここではドラムセットを歌心の満載のままバシバシ叩いてるもんだから、冷静に観てもこのバンド相当にテクニカルに思えるのね。で、これは今までも思ってたんだけどこの日のガッツポーズ、今まで観た中で一番歌がちゃんと聴こえてきて、これがPAの関係なのかそれとも本人達が意図的に何かを変えたのかはわからないけれど、「あ、こんなにポップだったんだな」って思った次第。歌詞が聴きとれる事って当たり前のように重要な事だとは思うのだけれども、ここまでバンドの印象を変える事なんだなと再確認した。しゃこちゃんはアメコミのチョイスも良いけれども、何よりも歌声が素敵な人なんだなと痛感させられた。

で、最後はsuper idol group。
この日はアンコールまで頂きました。前回の演奏が随分と猛り狂ったものだったのと演奏開始時の自然と湧いた気持ちの二点より冷静と情熱の間のような演奏を行った。でもそれが吉と出たのかどうかは正直わからない。正解なんて未だにわからないものだ。丁寧に演奏しようとするあまり冷静が過ぎたのかもしれないな、という思いも若干ながら、正直ある。それが悪かったとは思わないしその日した演奏としてはベストだったけれども、僕がしているのは要するに方法論の話だ。緻密に絵を描こうとするのか、それとも感情のまま描くのか。それぞれ仕上がる絵は違うだろう(バンドというのは演奏陣相互に作用しあうもので一人が違う事を始めると他の演奏者も影響されないはずがない)からこそ、の話ではあるのだけれども。
僕が何故こんな事を気にするのかというと、この日の4人で演奏する事はもう二度とないからである。
このイベントの翌日、ギターボーカルの益井君より「バンドを抜ける事になった」と連絡があった。聞けばもう他のメンバーには連絡済で、僕もバンドを手伝った人間としてちゃんと伝えておきたかったのだという。真面目な彼らしい態度だ。
バンドマンである以前に、人間だ。だから思うところもあるし、極論すれば、だから死ぬ。形を変えないで継続し続けるバンドはいない。バンドは始まった瞬間に変化や終了目指して突き進むものなのだ。
いや、それでもなあ。結果論だけどどうせ一緒に演奏するのが最後ならもっとこう、バギャーン!!とやれば良かったかな。いや、それも好み、か。良い演奏をしたのだから良しとしよう。
ギターボーカルである益井君脱退以降、バンドがどうなるかはまだ連絡が来ていない。どうなるのかね?続けるのであれば引き続き演奏に参加したいとは思うのだが。

『毒もみの好きな署長さん』を読んで素直にかくありたいと思った話。

今夜は随分と年下の若い娘さんに誘われて茶をしばいてきた。
勘違いする事なかれ、全く色っぽい話ではない。むしろその逆、恋愛相談にのって欲しいというわけだ。こんな30過ぎた半ばおじさんで良ければ、と笑いながら快諾して話を聞いてきたのだけれども、こういう具合に年下の人の話を聞いて返答の中に「まだ若い」が良い意味でも悪い意味でもどちらにないにしても、スッと自然に出てきてしまうあたり僕も自分の加齢を意識しているのかもしれない。もしこれを読んでいる方の中で32歳よりも年下の方がいらしたら強くこう主張した。
「貴方が思っているよりも32歳は相当に楽しいぞ」と。
さて今日は若い娘さんの恋愛相談にのったぞという自慢話が書きたかったのではない。その娘さんから教えて貰ったある童話が大変面白かったのでそれについて10年後でも忘れないように記録しておきたい、と思った次第だ。
宮沢賢治さんの『毒もみのすきな署長さん』という童話である。パブリックドメインになっているので本文を載せておく。
宮沢先生、素敵な物語を残して下さって有難うございます。



『毒もみの好きな署長さん』 宮沢賢治

四つのつめたい谷川が、カラコン山の氷河から出て、ごうごう白い泡をはいて、プハラの国にはいるのでした。四つの川はプハラの町で集って一つの大きなしずかな川になりました。その川はふだんは水もすきとおり、淵には雲や樹の影もうつるのでしたが、一ぺん洪水になると、幅十町もある楊の生えた広い河原が、恐しく咆える水で、いっぱいになってしまったのです。けれども水が退きますと、もとのきれいな、白い河原があらわれました。その河原のところどころには、蘆やがまなどの岸に生えた、ほそ長い沼のようなものがありました。
 それは昔むかしの川の流れたあとで、洪水のたびにいくらか形も変るのでしたが、すっかり無くなるということもありませんでした。その中には魚がたくさんおりました。殊にどじょうとなまずがたくさんおりました。けれどもプハラのひとたちは、どじょうやなまずは、みんなばかにして食べませんでしたから、それはいよいよ増えました。
 なまずのつぎに多いのはやっぱり鯉と鮒でした。それからはやもおりました。ある年などは、そこに恐ろしい大きなちょうざめが、海から遁げて入って来たという、評判などもありました。けれども大人や賢い子供らは、みんな本当にしないで、笑っていました。第一それを云いだしたのは、剃刀を二梃しかもっていない、下手な床屋のリチキで、すこしもあてにならないのでした。けれどもあんまり小さい子供らは、毎日ちょうざめを見ようとして、そこへ出かけて行きました。いくらまじめに眺めていても、そんな巨きなちょうざめは、泳ぎも浮かびもしませんでしたから、しまいには、リチキは大へん軽べつされました。
 さてこの国の第一条の
「火薬を使って鳥をとってはなりません、
 毒もみをして魚をとってはなりません。」
 というその毒もみというのは、何かと云いますと床屋のリチキはこう云う風に教えます。
 山椒の皮を春の午の日の暗夜に剥いて土用を二回かけて乾かしうすでよくつく、その目方一貫匁を天気のいい日にもみじの木を焼いてこしらえた木灰七百匁とまぜる、それを袋に入れて水の中へ手でもみ出すことです。
 そうすると、魚はみんな毒をのんで、口をあぶあぶやりながら、白い腹を上にして浮びあがるのです。そんなふうにして、水の中で死ぬことは、この国の語ではエップカップと云いました。これはずいぶんいい語です。
 とにかくこの毒もみをするものを押さえるということは警察のいちばん大事な仕事でした。
 ある夏、この町の警察へ、新らしい署長さんが来ました。
 この人は、どこか河獺に似ていました。赤ひげがぴんとはねて、歯はみんな銀の入歯でした。署長さんは立派な金モールのついた、長い赤いマントを着て、毎日ていねいに町をみまわりました。
 驢馬が頭を下げてると荷物があんまり重過ぎないかと驢馬追いにたずねましたし家の中で赤ん坊ぼうがあんまり泣いていると疱瘡の呪いを早くしないといけないとお母さんに教えました。
 ところがそのころどうも規則の第一条を用いないものができてきました。あの河原のあちこちの大きな水たまりからいっこう魚が釣れなくなって時々は死んで腐くさったものも浮いていました。また春の午の日の夜の間に町の中にたくさんある山椒の木がたびたびつるりと皮を剥かれておりました。けれども署長さんも巡査もそんなことがあるかなあというふうでした。
 ところがある朝手習の先生のうちの前の草原で二人の子供がみんなに囲まれて交わる交わる話していました。
「署長さんにうんと叱しかられたぞ」
「署長さんに叱られたかい。」少し大きなこどもがききました。
「叱られたよ。署長さんの居るのを知らないで石をなげたんだよ。するとあの沼の岸に署長さんが誰れか三四人とかくれて毒もみをするものを押えようとしていたんだ。」
「なんと云って叱られた。」
「誰だ。石を投げるものは。おれたちは第一条の犯人を押えようと思って一日ここに居るんだぞ。早く黙って帰れ。って云った。」
「じゃきっと間もなくつかまるねえ。」
 ところがそれから半年ばかりたちますとまたこどもらが大さわぎです。
「そいつはもうたしかなんだよ。僕の証拠というのはね、ゆうべお月さまの出るころ、署長さんが黒い衣だけ着て、頭巾をかぶってね、変な人と話してたんだよ。ね、そら、あの鉄砲打うちの小さな変な人ね、そしてね、『おい、こんどはも少しよく、粉にして来なくちゃいかんぞ。』なんて云ってるだろう。それから鉄砲打ちが何か云ったら、『なんだ、柏の木の皮もまぜておいた癖に、一俵二両テールだなんて、あんまり無法なことを云うな。』なんて云ってるだろう。きっと山椒の皮の粉のことだよ。」
 するとも一人が叫さけびました。
「あっ、そうだ。あのね、署長さんがね、僕のうちから、灰を二俵買ったよ。僕、持って行ったんだ。ね、そら、山椒の粉へまぜるのだろう。」
「そうだ。そうだ。きっとそうだ。」みんなは手を叩たたいたり、こぶしを握ったりしました。
 床屋とこやのリチキは、商売がはやらないで、ひまなもんですから、あとでこの話をきいて、すぐ勘定しました。
     毒もみ収支計算
 費用の部
   一、金 二両 山椒皮 一俵
   一、金 三十銭メース 灰 一俵
      計 二両三十銭也なり
 収入の部
   一、金 十三両 鰻 十三斤きん
   一、金 十両  その他見積り
      計  二十三両也
 差引勘定
    二十両七十銭 署長利益
 あんまりこんな話がさかんになって、とうとう小さな子供らまでが、巡査を見ると、わざと遠くへ遁げて行って、
「毒もみ巡査、
 なまずはよこせ。」
 なんて、力いっぱいからだまで曲げて叫んだりするもんですから、これではとてもいかんというので、プハラの町長さんも仕方なく、家来を六人連れて警察に行って、署長さんに会いました。
 二人が一緒に応接室の椅子にこしかけたとき、署長さんの黄金の眼めは、どこかずうっと遠くの方を見ていました。
「署長さん、ご存じでしょうか、近頃、林野取締法の第一条をやぶるものが大変あるそうですが、どうしたのでしょう。」
「はあ、そんなことがありますかな。」
「どうもあるそうですよ。わたしの家の山椒の皮もはがれましたし、それに魚が、たびたび死んでうかびあがるというではありませんか。」
 すると署長さんがなんだか変にわらいました。けれどもそれも気のせいかしらと、町長さんは思いました。
「はあ、そんな評判がありますかな。」
「ありますとも。どうもそしてその、子供らが、あなたのしわざだと云いますが、困ったもんですな。」
 署長さんは椅子から飛びあがりました。
「そいつは大へんだ。僕の名誉にも関係します。早速犯人をつかまえます。」
「何かおてがかりがありますか。」
「さあ、そうそう、ありますとも。ちゃんと証拠があがっています。」
「もうおわかりですか。」
「よくわかってます。実は毒もみは私ですがね。」
 署長さんは町長さんの前へ顔をつき出してこの顔を見ろというようにしました。
 町長さんも愕おどろきました。
「あなた? やっぱりそうでしたか。」
「そうです。」
「そんならもうたしかですね。」
「たしかですとも。」
 署長さんは落ち着いて、卓子テーブルの上の鐘を一つカーンと叩たたいて、赤ひげのもじゃもじゃ生えた、第一等の探偵を呼びました。
 さて署長さんは縛られて、裁判にかかり死刑ということにきまりました。
 いよいよ巨きな曲った刀で、首を落されるとき、署長さんは笑って云いました。
「ああ、面白かった。おれはもう、毒もみのことときたら、全く夢中なんだ。いよいよこんどは、地獄で毒もみをやるかな。」
 みんなはすっかり感服しました。



一見するとこの署長さんは極悪人のような印象を受けるけれども、少し冷静に考えると本質的には悪人ではない(結果的にこの国では罪人になってしまうのだが)という事がわかる。宮沢賢治さんはこのような人が好きだったそうだ。
探求と執念の人である。
僕は、署長さんのような人でありたい。数年前に一度は迷って日和ってしまった自分を深く深く悔いているからこそ、これからは今後はかくありたいと強く思うのだ。

CHUNK SYSTEMS BROWN DOG ゲートファズを買った。

2016_06_05_001
新しくベースファズを手に入れた。
またか、と思われる方もいらっしゃるかもしれない。無理もない、俺だってそう思う。しかも2週間程前に別の発振系ファズを手に入れたばかりなのだ。だけれどもこればっかりはしょうがない。だって勝手に運命、感じちゃったんだもの。
友人とサイクリングがてら寄ったエフェクター専門店で「以前気になっていたし何なら買おうと思っていたけれどもタイミング悪く別の誰かに購入されてしまったコイツ」と再会、これも縁じゃわいと出戻りのこのファズを試してみたところ、おおお、想像していたよりも良い。もっとイナタい感じに歪むのかな、と思いきや結構ブッシャブッシャ歪んでくれる。これは欲しくなってきたな、イカンゾイカンゾとお店を出、冷静になろうと自転車を漕いで10分後、スマートホンをお店に忘れた事に気がついた。友人に詫び、共にお店に戻る。戻りながらふと、何となく「縁ってこういう事なのかな」と思った。ああわかる、わかるよ、都合の良い解釈だっていうのは。だけれどもしょうがない、スマートホンを取りにお店に戻る事に必要以上に意味を感じてしまったのだから。
「すいません、試奏コーナーに携帯電話を忘れました。それとさっきのファズ下さい」。
前は買い逃したからね、今度はちゃんと持ち帰ろうと思ったのである。

というわけでCHUNK SYSTEMSのBROWN DOGである。本体筐体にも書いてあるけれどもベースゲートファズである(水まんじゅうのステッカーは大垣に行った時にゲット。綺麗だったもんだから貼り付けました!)。
これを見かけたのは今から5年程前だったかな、確か当時日本国内で取り扱いがあるのが北陸のちょっと面白い楽器屋さんだけだったと思うのね。ここ見れば載っているのだけれども錚々たる顔ぶれのベースプレイヤー達が使用者として名を連ねていて、まあ実際のところこのうちの何人かが足元にこれを置いているかはわからないけれども、こういうのにロマンを感じちゃうタチの僕としては機会さえあれば試してみたい一台ではあったわけだ。
コントロールは左からエフェクトボリューム、クリーンボリューム、ゲートのかかり具合、歪み具合。スイッチ切り替えで歪みの質をソフトとハードで選択出来る。
で、僕、実はゲートファズって初めてなのね。どんなもんなんだろかと試してみたわけなんだけれども、これは便利だ。いや何故今まで試さなかったってくらい便利だ。ちょっとゲートを強くかけてやればブッと弾いてパッと音を切ればすぐさま無音。ファズサウンドの魅力って有り余るパワー!だったりするとは思うんだけど過激な音をそのままにタイトなベースライン、それこそ休符をバシバシ入れたフレーズさえ弾く事が出来る。音としてはdriveコントロールを抑え目にすれば暖かみあるファズ、フルアップするとそれこそシンセっぽい音になる。ちょっと粘りのある暖かい音もオツだ。ブッシャー!!からブブブブブ!!まで。
ゲートを強めにかけてシンセっぽくしてオクターバーかけてタイトなベースラインを弾いたりすればシンセベースっぽくなるんじゃないかとか考えてニヤニヤしている。いやはや、面白いねえ。
コントロールもエフェクトボリュームとクリーンボリュームがそれぞれ独立しているので大変バランスがとりやすい。

色々とあれだこれだと試しているとどんどんと自分好みの仕様、みたいなのが見えてくる。それに則って機材選定をしていれば自分好みの音、自分の演奏で扱いやすい音ばかり集まってくるんだけど悲しいかな、それだけじゃあ満足出来ない部分がある。
自分が予想もしなかったような良い音に出会えるよう、日夜目を光らせてはいるつもりだし挑戦の精神も忘れていないつもりなのだけれども。
「扱いやすいものは良い筆になり得るし"どう演奏するか"の先の"何を演奏するのか"まで見渡す事が出来るようになる」と教えられた一台である。
音は格好良いしかけっぱなしでも演奏フレーズに支障がない程扱いやすい(反面、超絶に過激ってわけでもない。だから使いやすいってのは勿論あるのだけれどもファズ愛好家ってどうしても過激な方へ過激な方へ行きがちじゃあないですか、そう考えると一長一短ですね)、これは手放せないファズになりそうだ...。

今池 金太郎で楽しく飲んできた。

量が多くて美味しいご飯屋さんが好きだ。
その手のお店は結構好きで行ける範囲内で色々と行ったりもしたのだけれど、地元である名古屋は今池にとんでもないお店があった。
今池の金太郎というお店(リンク先は食べログへ)。

男7人、一人4000円飲み放題でコース料理付。
これがとんでもなく最高だった。
出てきた料理を憶えている限り、簡単なコメント付で書き出していこうと思う。

刺身盛り合わせ…普通に旨かった。貝もきっちりコリコリしていた。
エビフライ…大きくて全員「おおおおお!」となった。海辺の食堂で出てくるようなのだ。旨かった。
豚しゃぶサラダ…千切りキャベツの上に豚しゃぶ+ポン酢。サラダというか大量の豚肉である。
飛騨牛メンチカツ…大きいのが一人一個。肉汁したたる旨さ。
シュウマイ…とんでもない量出てきたぞ。
串盛…お腹膨れてきたぞ
茶蕎麦…シメ。皆が皆「これで最後だよね?ね?」となった。で、これも凄い量。旨い。
アイス…シューアイスが一人一つ。

2016_06_01_001
びっくりするくらいの量が出てきたシュウマイ。
シュウマイって口当たり軽いからスイスイ食べられちゃう!

2016_056_01_002
茶蕎麦。7人でこれが2皿出てきた。

で、「足りなかったらポテトフライ出すよー」とお店の方が仰って下さったそうな(僕はトイレに行っていました)。
「満足して帰って貰いたい」というのがいたるところから伝わってくる。
正直飲み放題コース料理付って飲み放題メインというかそういう印象のところが多かったんだけど、ここはそうでもありません。というかお腹がはちきれる程食べさせてくれる。食べ過ぎて口数が減るだなんて久しぶりに体験した。
量が多いだけじゃなくって全部美味しいのも最高。
刺身は「裏が海なの?」ってくらい美味しかったし揚げ物も衣がザクザクしてて大変美味だった。茶蕎麦も良い香りがしてシメとしてとても嬉しい。お酒も日本酒含め各種飲み放題で僕は結局緑茶ハイとソフトドリンクだけだったのだけれども、ここのカルピス(ソフトドリンク)、おばあちゃんちで出されるカルピスくらい濃くて嬉しくなります。

コース料理じゃなくてもコスパ良く楽しめそうなので是非また行きたいと思う。

自己紹介

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。
以下、ライブ予定。


12/28(水) 新栄DAYTRIVE
犬栓耳畜生

2017/1/07(土) 今池HUCKFINN
ONE BY ONE RECORDS レーベル10周年イベント
JONNY

1/08(日) ミソフェス2017(http://www.misofes.com/)
パイプカツトマミヰズ

1/08(日) 新栄DAYTRIVE&TRIM
パイプカツトマミヰズ


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