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OneControl Granith Grey Boosterを導入。


サンタさんにお願いしてOneControlのGranith Grey Boosterを入手。

クリーンブースターとして定評のあるコレ、買った目的はクリーンブーストではない。このブースター、唯一あるツマミが12時の位置でユニティゲイン(スルー時と同ゲイン)であり、左に回していくとボリュームをダウンさせる事が出来る。つまりボリュームダウナーとして使いたくて導入を決意したというわけ。
何故そんな事をしたくなったかというとここ最近夢中になっている「歪みとクリーン時のボリューム差」を作るために色々試行錯誤した結果、エフェクトの最前段でボリュームを下げてやる事が一番良いのではないか、しかも可能な限り音の信号としてロスなく下げてやる必要がありそうだという結果に至ったため。
ボリュームペダルや楽器本体のボリュームでは良くも悪くも変化してしまうし(僕の楽器は随分と改善されてはいるのだけれども)、ペダルタイプのグラフィックイコライザーとか使えば微調整も出来て良くはあるのだが触る部分が増えてちょっと煩わしい、単純にボリュームだけ下げて音質そのまま、みたいなのはないかと思っていたところそういえばワンコンにそんな感じのあったな、と思い至ったっていうわけ。
音量を下げるためにエフェクターを足す、っていう足し算の発想は嫌いじゃあないよ、むしろ大好きだ。

実際に繋いでみると音質変化は良い意味で微妙にあった。高域と低域がちょっと元気になるというかせり出してくるイメージ。だけれども幸い微妙な味付け程度でしかもそれが気にならない程度だったしなんならおいしい感じだったので満足。ボリュームダウナーとしての機能も十分でここで音量下げてアンプのゲインでいつも通りの音量になるようにしたらエフェクト一個挟んだような違和感は全然ない。これって凄い事だよな...。

で、期待していた「入力レベルを下げる事で音質のみならず音量変化もファズに期待する」事が出来るようになっただけじゃなく、アンプのゲインを上げる事が出来るようになった事でアンプのゲインつまみにちょっと触っただけで爆音になってたようなそれまでの繊細過ぎる音作りからもさよなら出来そう。コントロールしやすいというのは利点の一つですね。今まで0から少し上げただけで凄い音量になってたもんな、俺のセッティング。そんなフレキシブルさに欠けるセッティングしなければ良い、という話なんだけども、そもそも。

かかってるかかかってないか、本人以外には全くわからないし演奏が始まればオンになってるかオンになってないかは本人さえも意識しないような、そんな用途に使うために導入したブースターだけれどもこれから毎回演奏に持ち込む事になりそうである。
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『名前が悪い』レコ発企画『まわりも悪い』に参加した話。

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12月23日(土)、四日市ドレミファといろはにて鈴木実貴子ズズズ(鈴木実貴子ズのバンド編成は本人達にこう呼称されているようだ。余談だが最近連載されているズこと高橋メンバーのブログが滅法面白い)で演奏。お昼過ぎに集合したものの、結果的に車二台で四日市入り。
幾分か曲にも慣れてきた鈴木実貴子ズ、そろそろ頭からっぽの状態で演奏が出来る=動物的な感覚というかシンプルにフィジカルで演奏が出来る、状態になってきたかと思いきや演奏する曲目も少しずつ増えてきているのでまだまだ気楽に、モチベーションだけで臨むというわけにもいかなさそうだ。冷静と情熱の間、少し先の事を視野の先の先の彼方に見据えて今現在を一生懸命鳴らす、そんな演奏を心掛けている。

ドレミファといろはは大好きな場所だけれども、同時に音作りの際にちょっと苦心するライブハウスでもある。
店長ゴウさんはそんな僕とのやりとりにも慣れたもので「もうちょっとローが」とか「上の方切った方が」とか、割と突っ込んだ話までリハの時にパパパッとして下さる。実際その場所での音の鳴り方、快適な広がり方というのはその場所を知っている音楽家が一番ご存知のはずで、となると僕は割とゴウさんの言う通りに音を作って毎回良い手応えを感じている。
けれどもこの日は割とゴウさんもオラオラ感というか、ちょっといつもより攻めた感じのバランスが気持ち良かったようでそれは意外だったなぁ。
ほぼほぼファズとリバーブだけで彩りを添えて、あとはドスンとした演奏を心掛ける。勿論歌心を携えたダイナミクスも忘れずに。
4人編成のバンドとしてのダイナミクスというか、熱量のたたえ方がまとまってきたような感じがあって最近僕は本当に楽に、けれどもストイックな心持で楽しく演奏させて貰っている。歌を支える、という役割は勿論あるのだけれども、それ以上に僕は僕の気概だったりそういう部分を買って貰っているように感じているからちゃんと『自分である』事も楽しみつつ演奏した。

この日は一緒にズズズとして活動している各務鉄平君の所属バンド『紙コップス』も一緒だった。久しぶりに紙コップスを観たけれども元から素晴らしいバンドだったけれども更に滅茶苦茶格好良くなってて驚いた。各務君がエレキギターを使う曲は世界観を更に押し広げているようで良かった。好みも勿論あるのだろうけれども、紙コップスでああいうノイジーなギターサウンドが合うとは思わなかった。流石!

YONONACAでの初ライブ。

初ライブっていうのはいつまで経っても緊張するものだ。
幾つになってもそういうもんなんだっていう事を思い知らされた。春頃から月に一度スタジオに潜り込んで練習を重ねていた新バンド『YONONACA』での初ライブだった。ご縁があってRadical Humanismの企画に声をかけて頂いたのであった。
「ライブしたいねー」と皆で言い合っていたし実際のところ僕達にはライブの予定が必要だったと思う、バンドの推進力という意味でも。
いや、有難い機会を頂いたからには頑張らねばならぬ、と意気込んで当日を迎えた。

場所はなんだかんだ前身のお店から改築してから一度も顔を出せていなかったsunset BLUE、お店の構造は同じ(なんならステージ脇の機材置き場のスペースさえそのまま残っていた。そういえばステージ裏の楽屋はどうなったんだろう)なのに随分と雰囲気が違っていて驚いた。割とアコースティック寄りの場所だよ、と聞いていたもののいざ実際ステージに立ってみると結構音量を出す事が出来てびっくりした。

共演はペンギンラッシュ仙人掌人形、いずれも堅実でしっかりとアンサンブルが構築されている良き音楽だった。ペンギンラッシュのベースの竹内君は以前友人から名前を聞いていて存在を知っていた、多くのバンドへサポートで引っ張りだこと聞いていたけれど、演奏を拝見して納得。非常に巧みで気の利いた演奏をする人なのであった。

一方、YONONACAの初ライブは演奏上のトラブルに見舞われながらもフィードバックの多いものとなった。正直もっとやれただろう、とも思うのだけれども、それよりも各々が挑戦して手応えを得て省みるものがあるという事が初ライブでは何より貴重なのではないか、と僕は思っている。
このバンドでしか得られない実感というのもある事だし、今後も挑戦を続けたいと思っている。

風邪っぽさの中での演奏。サウナは万能薬

12月15日(金)、今日も元気だ仕事に行くぞ!今日は何をやろうか、さあ週末に向けてフルスルットル!

と思って出勤1時間後、謎の寒気が。暖房が効いた室内にいるのに体が冷えてしょうがない、その内に背中が痛み始め少しずつ倦怠感が体を覆うようにまとわりついてきた。これは、風邪。

昼休憩も暖かくして職場の人が買ってきてくれた葛根湯を飲んで寝る。寝るのが何よりの薬のはずだ、兎に角寝る。
昼寝から目覚めると少しだけ体が楽になっていた、いける、いこう。
仕事帰りに銭湯に寄ろうとこの段階で決めていた、丁度毎日行き来する道すがら良い銭湯がある。水風呂も気持ち良いしサウナの温度も適温以上、最高にリラックス出来るはずだ。インターネットで調べたら風邪のひきはじめのサウナは良しとする意見と否とする意見がどちらも同じくらい散見出来た。こうなると是が非か決めるのは自分の心持ちである。
結果、僕的には風邪の引き始めのサウナ→水風呂は体に良さそうであった。リラックスしての帰路は随分と体の具合も良く思われた。深夜に翌日に控えた犬栓耳畜生のライブ練習があったのだけれども、発熱のためにお休みを頂く。申し訳ない。

翌日、少しだけ早起きして近所のマッサージへ。寝過ぎて体がバキバキだからだ。
多分僕よりも若い男性に全身を一時間かけてゆっくり揉みほぐして頂く。幾分か楽になった。
新栄DAYTRIVEへ、マスクをして向かう。
この日は暗黒大陸ふれあい企画へ出演。
犬栓耳畜生の演奏は大抵、練習というかどんな内容のものを目指すか一度か多くても二度のスタジオで確認してからの即興となる。今回のその唯一の機会をすっ飛ばしてしまったので本当の即興となる。不安?全くなかったよ。どうにかなるものだ、と思っていたし我々は未知のものをこれから作るのが楽しくて楽器を握っているのである。

毎回指揮をとる人間が変わる犬栓耳畜生、今回は森野メンバーによる指揮。
大まかな曲の展開と構想が書かれた書面を貰い、それを意識しての演奏。
大暴れする富田メンバー、炭酸メンバーを横目に音で大暴れするよう、心掛ける。
演奏がどうだったかははっきり言ってわからないけれども、やりたい事はやれた気がするしメンバーも気付きを得たようなのでとりあえずは良しとする。いずれ冷静に振り返る機会は必ずやってくるのだから。

この日は出演者も強者揃いで大いに盛り上がる日、の予定であったが体調のため大人しく過ごす。ノーアルコール、マスクで暖かくしてライブ観戦。SOCIAL PORKSのライブは胸が熱くなった。

この日もサウナでフィニッシュ。
サウナと風邪薬で生かされている。

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同イベント中、DAYTRIMにてお菓子食べ放題、ゲームやり放題の模様。
最高だったわ。

ベースギターの主にボリューム周りを改造した話。

有難い事に、月に一度は平日に何の予定もない休みがある。
大体毎月時間を持て余して自宅で作業したりダラダラ過ごしたり、夕方には銭湯に行ったりするのだが今月はアクティヴに過ごしたので備忘録代わりに書いておく。

岐阜のイカした楽器工房 LOVELESSの岡田さんが様々なコンデンサーを組み合わせ、非常に具合の良いハイパスフィルター&スムーステーパーを開発されたと聞いてどうしても自分の楽器にも載せたくなって工房を訪ねた。

随分とご無沙汰してしまったけれども暖かく迎え入れて下さった岡田さん、今回の機構をベースギターに搭載するのは初めてという事で僕の楽器に合うコンデンサーはどれか二人であれやこれやと試してみる。
結果、楽器本体のボリュームをちょっと絞ってファズを踏んだ際に一番バリバリくるものをチョイス、鮮やかな手つきで作業される岡田さんとお喋りしながら時間を重ねた。

ハイパスフィルターは楽器本体のボリュームを絞った際に特定の高域(これをどのコンデンサーを積むか、で調節する)をパスして出力する事によって、通常なら曇ったように感じる音をハッキリとメリハリの効いた音で出力し続ける事が出来る。スムーステーパーは楽器のボリューム変化がなだらかに、音楽的に変化するような機構。どちらも自分の楽器の表現力を底上げしてくれるものである、と感じる。機能的にはシンプルでも幅がある方が良い。

作業完了後、岡田さん推薦の蕎麦屋『更科』にて冷やしたぬき蕎麦を食べる。岐阜県民のソウルフードと言われるだけあって、なんて事ない冷やし蕎麦なのにやたらに美味い。蕎麦湯まできっちり楽しんで完食。

MoNoSiRo演奏納め。

MoNoSiRo×frenzy cabbageの共同企画『ABSTFLUX vol.3』@新栄DAYTRIVEにて演奏した。

この日に向けた練習、確かあれは最後の練習だったのだが金森君に許可を貰った上で座って演奏する事を決めたのだった。
というのもMoNoSiRoでの演奏はどうにも肉体が邪魔というか、肉体から音が鳴らされるという事実は実感としては良いのだけれども、どうにも演奏に伴うフィジカル面というか、人間の筋肉であるとか内臓であるとかそういったものが音を打ち鳴らしているという事実が視覚的に伝わる事に抵抗を感じるようになってしまって。
立って演奏するとどうしたって身じろぎしてしまうしならばいっそ座って演奏すれば少しはそういう感覚から遠ざかれるのではないか、と思われたのだった。立って演奏する方が諸々、楽ではあるのだけれど。

なんにしても快諾を貰って、なんなら各々座って演奏する事が良いと考えていたようで全員座奏で臨む事となった。
結果的にこれはタキナオさんのライトドローイングにも良い効果を出していたようであった。なんでもやってみるものだ。

そしてこの日の演奏は演奏時間の半分が即興、その場その場で構築しては霧散していくような、MoNoSiRoにあった演奏が出来たと思う。2017年の演奏納めとなるこの日、こういう演奏が出来た事が好ましく思われた。
金森君が近々、動画をアップロードするそうなのでここでも共有するようにします。

犬丸ラーメンワンマンライブ

12月2日は大好きなラーメン屋の『命日』だ。
大丸ラーメンが閉店してもう5年になる。あっという間なようで、長かった。5年間、僕の胃袋は時折夜中に迷子になる。
だけれども生活リズムの変化ならびにそれに伴う生活習慣の改善と加齢により、夜中に胃袋の悲鳴を耳にする事も随分と減ったように思う。人間は変われるものだ。完全に昼夜逆転していた僕が今は毎朝6時に起きて24時には眠るのだ。

それでも恋しい事に変わりはない。


一年に一回の大丸同窓会さながらのあの空間と時間、 下手な演奏よりも体中がバキバキにはなるけれども、この一杯を僕も欲しているからこそ頑張れる。
土曜日という事もあって夜中の2時近くまでお客さんがやって来られた。

また来年。

鈴木実貴子ズの手伝いで大阪に行った日記をセンチメンタルにまみれた具合に書きましたよ。

一週間前の事を今更だけれどもブログに書く。
きっと10年後には忘れてしまうような事もあるだろうから。実際に12年近くブログを書いてると昔の事で「あれはいつだっけ?」とか「あの頃何してたっけ?」みたいな疑問も全て自分のブログを読み返す事で解決する。ブログ記事内検索は便利だ。

11月26日(日)は鈴木実貴子ズのお手伝いで大阪へ。前夜は帰宅後サクッとお酒飲んで泥酔して(妻が美味しいマカロニサラダを作ってくれた。それを肴に飲んだ。退廃と美徳にまみれた独身生活から一変、バンドマンの新婚生活はささやかだけれどもどでかい喜びと発展性、そして相変わらず心の奥底に横たわる他人への憧れと自分より持つものへの憤怒にまみれている)寝てしまったので早起きもなんのその、集合時間のAM8:30、今池のジャパンレンタカーへ無事に到着した。
行きの車中は各務、舟橋のサポートメンバー両名で運転をする。行きも帰りも運転して貰うなんて過酷過ぎるし翌日も仕事なので帰路は爆睡したい、そういう思いがあったので往路はハンドルを握らせて頂いた。

途中の分岐で進行方向を間違えて京都に降り立つアクシデントもありつつ、無事に寺田町に降り立つ。
この日の会場は天王寺Fireloop。
物凄く久しぶりだ。最後に来たのはいつだっけ?ってくらい久しぶりだ。
このブログによるともう6年も前の事になる。ほらな、便利だろブログって。
この時の日記にも書いているけれど、あの夜の野津店長とのやりとりは僕は一生忘れられないだろう。そう、今回鈴木実貴子ズのお手伝いで行くのが天王寺Fireloopだと聞いた時に頭をよぎったのがあの時の自分の最後の言葉だった。

「良い演奏が出来るようになるまで、ここに来るのはやめておきます」

随分と思い上がった発言だったし自分の感情が素直にそのまま伝わったかと言われると自信はない、が野津さんに気概だけは伝わったんじゃないかと妙な確信を持ったまま名古屋へ戻り、そして僕とFireloopは六年間それっきりだったのだ。
なんて長い時間をかけてしまったんだろう。きっと野津さんも僕の事は忘れてしまっているに違いない。そんな風に思いながらハンドルを握っていたのだった。

果たしてFireloopはそのままだった。
会場の構造もはっきりと憶えているそのままだったしベースアンプヘッドも6年前と変わらずアンペグだった。
懐かしさと、ご無沙汰してしまった事への申し訳なさ?否、勝手な気後れを感じてしまう。
リハーサルを終えて、併設のスタジオにて一時間練習に入る。最終確認をザッと行ったのだけれども、随分と演奏が体に馴染んできた感がある。良いバイブスを感じつつ、練習を終え各々自由行動。僕は数日前に電話でホールドをお願いしていたファズを引き取りに難波へ向かう。
駅とショッピングモール間の移動が勝手がわからずに右往左往するけれども、どうにか辿り着いた楽器店の店長さんは大変親切でついつい予定になかったスピーカーケーブルやら何やら買い込んでしまった。少し前からスピコンのプラグがブッ壊れていたので良いスピーカーケーブルが購入出来てホクホク。
そしてそれ以上にここ数日間欲していたファズがゲット出来て舟橋は満面の笑みだった。
Fireloopへ戻り、これまた事前に予約しておいたスタジオにて個人練。購入したばかりのファズの音作りをする。ビッグマフと入れ替えて本番そのまま使おうかと思ったけれども、音のボリューム感とレンジ感が異なる事によりアンサンブル中で良くない結果を引き起こす事を懸念して、少なくとも歌の後ろではオンにするのを止めようと心に誓った。

オープン前に各務君と銭湯へ。彼も最近サウナトランスにハマッているそうで二人で近場の銭湯へいそいそと向かった。
この銭湯、というかサウナが良い意味で関西っぽくて。おじさんが一人で喋ってるの、TV観ながら。牛丼チェーンのCMだと「牛丼、食べてへんなあ...」とか独り言を結構なボリューム感で口にしてみえた。名古屋だと一度も直面した事のない光景。
僕も独り言っぽい呟きで応戦したところ、その二つの独り言は自然と会話になった。旅の醍醐味とも言える「人との出会い」はその刹那さが良い。水風呂できっちり整えて、Fireloopへ戻る。

ゆーのというバンドが大変素晴らしかった。
肉体的でロマンチックでダイナミック。ライブを観ていて目が釘付けになった。こういう演奏をする事が出来たら、だなんてお前何年バンドやってんだよ、でもしょうがねえよなあこんなの観ちゃったらなぁ、と腹の中でグッと押さえつけるように思った。

さて、今夜も演奏だ。
鈴木実貴子ズでの演奏は参加したての頃の添えるような演奏からそこに混ざるような演奏になってきたな、と感じている。それが良いのか悪いのかと言われたら良し悪しどちらもあるのだろうけれども、この日の演奏は冷静と情熱の間、意識と無意識の間にある良い具合の演奏だったんじゃないかと思う。
演奏中に、野津さんの顔が見えた。ジッと視線を注いでいるその姿は果たして本当にそうだったのか、それとも俺の思い込みか。結局、鈴木実貴子ズの胸を借りて俺は六年間に決着をつけに来たんだなとその時なんとなく感じた。良い演奏が出来ていなかったら糞みたいな気持ちになるところだった。
最後の曲のアウトロ部、新しく仲間に加えたファズを思い切り踏んだ。ロマンと退廃と攻撃的な意思にまみれた音がした。ブラボー。
終演後、それとなくお姿を探したけれどもお会い出来ず。それで良い、それが良い。またお会い出来るだろうと思った。

名古屋へモドリ。
車に乗って数分後には意識を失い、気がついたら高速道路を降りるところだった。
妻が自宅で待っていてくれた。
なんだかセンチメンタルになってしまった一日であったよ。

自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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