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鈴木実貴子ズ『現実みてうたえよばか』ベース録音の思い出。

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3月20日、鈴木実貴子ズのアルバム『現実みてうたえよばか』が発売となった。
有難い事に今作も関わる事が出来た、というか全曲ベースギターで参加している。当たり前かのように声をかけて貰ったもんだからさも当たり前のような顔して弾いたけれども、嬉しくて嬉しくて。
全国発売しているCDに自分の音が入っているっていう事ではなくて(そういう、いわば初期衝動的な喜びは勿論ゼロではない。これは例え何度経験したって嬉しいだろう)、自分の演奏を自分の音を信頼してそれを自分達の作品に介在させる事を潔しとする人がいるという事が、だ。
さてここについてあまり長々と書くとこの日記の湿度感が途端に上がってしまう。なのでその辺の心情的な部分は次の一言に集約しようと思う。
素晴らしい作品に参加する事が出来て、光栄だ。

さて、折角なのでまだ記憶があるうちに今回の収録曲についてベースギターを演奏した立場から備忘録を書こうと思う。
評価反省というのは向上し続ける上で必須の行為だと思うけれども、いつの日かこれを読み返しながらCDを聴く時のために出来るだけ細かく書こうと思う。
録音は2パターン、録音時期によって「四日市ドレミファといろはでのアンプ録り+素のライン録りをミックスしたもの」と「オーディオインターフェース経由、プラグインで音作りしたものをライン録り」に分けられる。使用楽器は全曲メインのYAMAHA SBV550改、あとは極々一部でBOSSのリバーブやファズを使用した。サンズアンプやエフェクターは今回ほぼほぼ使用せず、兎に角良い意味で素材の提供という立場で演奏をした。如何様にも調節出来るように最良の録音データを渡す事に注力した結果である。あ、でもPCでライン録りしたものについては録音を担当して貰った各務君と「やっぱりアンプっぽい方がグッとくるよね」だなんて言いながら結構ブリブリバキバキの音にした。アタックは出ている分には削る事は出来るので問題ないが、出ていないものを出す事は不自然極まりないのでこれについては結構迷わずに音作りした。
僕はピック弾きの方が指弾きより圧倒的に演奏力があるのでほぼほぼピック弾きで、暖かい音を出したい際は「指弾きの音が出ますよ」と謳われているピックを使った。これ、面白いんだよね。普通のピックがゴムっぽい素材で挟まれてるの。確かに、それっぽい音が出る。
こうして振り返っても割とシンプルな環境でレコーディングしたな、と思う。ミックスに関してはもう完全にお任せした結果、曲毎に最適な風合いに落ち着けて頂いたと思っている。特に注文つけたりとか、そういうのはおこがましくてしていない。


1.『音楽やめたい』
いきなり申し訳ないのだがこの曲、ドレミファといろはでマイク+ラインで録音したのかライン録音オンリーだったのかいまいち記憶があやふやである。
ベースラインについてはこれはもう全曲ほぼほぼそうなんだけれども鈴木実貴子ズのお二人と相談しながら作った。一度目のサビ直後のハイポジションでのベースラインは元ベーシストの高橋君が口で歌ったベースラインをコピーした。
人様の提案は積極的に聞くようにしている。それが採用されて、録音やライブで何度も弾き込んでいるうちに自分のものになるからだ。

2.『アホはくりかえす』
これは多分、ライン録りのみだったはず。
前半はほぼほぼベースは白玉で、この一音に託して伸ばす感じは鈴木実貴子ズのお二人とディスカッションして完成した記憶がある。最初に曲を聴いた時は何とはなしに「全編勢いを出す感じでダダダダッと弾こうかな」と思った記憶があるのでこの一音に委ねるスタイルは新鮮だった。結果的に曲の緩急に貢献出来て素晴らしいベースラインだと思う。

3.『あきらめていこうぜ』
ライン録り。
最初はもうちょっと色々やろうと思ったのだけれども最終的には最もシンプルな方向にまとまった。
ちなみに曲のバンドアレンジは練習スタジオで皆であーでもないこーでもない、とやる場合と曲(この場合の曲というのは実貴子さんと高橋君の二人が演奏しているもの)をインターネットを使って共有して、各務君と僕がそれに自分達の演奏を重ねて再びデータ送信し、それを元に皆で練る場合と二種類ある。後者の場合、各務君がリードギターを重ねてきてから、つまりベースのパート以外が全部出来上がった後に後出しじゃんけん的にベースラインを考える事も少なくない。「ここはギターが細かく刻んでるからベースは敢えて大きく」とかそういう贅沢な考え方が出来るようになった。ビートルズでポール・マッカートニーがそうやってベースラインつけたりしていたそうですね、あんな風には弾けないけれど。

4.『見たことない花』
ライン録り。
これは二人の録音データが送られてきたのでそこにベースを重ねて送り返して、を経て完成したアレンジ。
途中でコード弾きをしているところがあって曲中でも「あ、和音弾いてる」って割とわかりやすんだけれど、ここ、ボリューム奏法にするか和音にするかでディスカッションになった事を憶えている。結果的に和音で大正解だと思う。

5.『アンダーグラウンドでまってる』
ライン録り。後半の盛り上がるところは歪ませた記憶がある。
これはライブで何度か演奏して自然と出来上がったアレンジだったのでもうそのまま、ライブを意識するとかそういうわけではなかったけれどもいつも通り弾いた。
振り返って聴くと曲の途中からベースが合流するイメージで演奏に加わっていっていて、この頃というのは二人の鈴木実貴子ズの曲にベースを「添える」みたいな気持ちが今よりあったんだなあと気付く。ここ最近はもうバンド編成で曲を構築する、みたいな気持ちがある。これはこれで良いな、と思った。自画自賛ですまんね。

6.『新宿駅』
ドレミファといろはでライン録りとマイク録り。
ベースラインを考える段階でザックリとしたギターアレンジがのった音源が手元にあり、それを聴きながらベースパートを考えたもんだからギターが細かく刻んでいるところは大きく捉える、みたいなそういう発想で演奏内容を考えていった記憶がある。
恥ずかしながら音楽理論はほぼほぼ知らないに等しいのだが、感性で作った割にはこの曲のベースは自分が考案した曲のものとは少し違った感じがあって、ライブでの演奏経験はまだないがいざするとなったらきっと耳コピして臨まなければならないだろう。
こういう経験も面白いものだよ。

7.『平成が終わる』
ライン録り。
この曲、難しいんだ。ライブで演奏する時も緊張感あるもの。難しい内容を弾いているとかそういうのではないが、雰囲気を出すのが難しいなって未だに思う。こういう曲は空ピッキングを入れてリズムを波で捉えて弾いた方が絶対的にリズムが安定するのは明らかなのだけれど、どうしても気持ち的に点で合わせにいってしまう。狙ったところで、ガッと弾く。
その方が凄味が出るんじゃないかという妄信に囚われて、はや何年になるだろう。演奏行動が自己表現であるならば、こういう妄想や執念は演奏に顕在化して然りなんじゃないのだろうか。

8.『ばいばい』
ドレミファといろはでのライン録りとマイク録り。
これもスタジオでせーのでアレンジをした記憶。あ、いや、違ったかな。何にしても演奏しながら自分の中のファッキン・オルタナティブなバンドからの影響を意識せざるを得ない。疾走感のあるルート弾きって本当に気持ち良くてエレクトリック・ベースギターという楽器で成せる演奏の一つの究極系だと思う。これくらいのテンポ感、こういう曲ならこうであって欲しい、みたいな演奏が出来た気がする。

こうして書いてみると、自分の演奏に如何に知性がないかわかる。あ、饒舌でないだけか。
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結婚記念日と京都遠征。

19日の事を書こう。
3月19日で結婚してまるっと2年が経った。結婚するまでは生活がどのように変化するのか想像もつかなかったけれども、実際この2年間は早くもなく遅くもなく、ちゃんと2年分の長さと密度で過ぎて行ったしそれに伴って自然と自分とそれをとりまく環境、自分の心持も変化していった。
妻よ、僕みたいな気難しいのと2年間も毎日コツコツと向き合ってくれて有難う。

さて、結婚記念日だったわけである。
去年は披露宴を行った料亭にて食事をしてきた去年は披露宴を行った料亭にて食事をしてきた去年は披露宴を行った料亭にて食事をしてきたわけなのだが、今年は同日に鈴木実貴子ズ鈴木実貴子ズ鈴木実貴子ズの遠征が京都にてある、という事で勿論妻に事前に相談をした上で京都場所での演奏に参加する事にし、それに伴って僕と妻と娘の3人で京都旅行を行う事にした。
「実際遠征があったから京都旅行もする気になった。こういうのなかったら行かないよね」と妻も言ってくれていたので結果的には良かったのだろう。そして僕の「あれもしたいこれもしたい」を叶えてくれた妻と、そんな妻を惹き付けてやまない鈴木実貴子ズの二人には感謝しかない。

というわけで19日の朝は早起きして準備して、車に楽器と旅行用の荷物(日帰り旅行だし荷物といってもしれている。専ら娘の荷物がほとんどだ。今回の旅のために導入した携帯用の哺乳瓶洗浄機と常温で真空パックされている液体ミルクは購入して本当に良かった。この2セットがあればコンビニなりで約4リットルの水を買えばいつでもどこでも哺乳瓶を洗浄出来るし、少しだけ車のエアコンで温めてあげれば液体ミルクは十分に娘の口にあうようだった)を積み込んでいざ京都へ。
今回の旅の目的はまず何よりも河合神社へお参りに行く事。ここは女性守護、美人の聖地と言われておりそんなパワースポット、娘のために行かないわけにはいかないだろう。

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ここで女の人の顔型の絵馬に化粧を施して奉納、お参りするのである。
下鴨神社の敷地内にあるのだが、多くの女性で賑わっていた。妻が綺麗に絵馬に化粧を施してくれた。僕も参加したい気持ちだけはあったので少しだけ眉毛に茶色を塗ったりして参加した気分を味わった。
僕自身はというとこういう場所やお参りという行為には興味がないわけではない(だって実際旅行で記憶に残るのってその土地ならではの場所だったりするでしょう、そういう記憶をどんどんと積み上げていく事って生きていく事の重要な部分を担っている気がするんだ)けれども、執着があるわけではないから妻が積極的にこういう場所を訪ねる人で良かったと思う。妻との旅行はだから、楽しい。

お参り後、駐車場にてミルクをあげ、今度は錦市場へ。
何を隠そう商店街や市場が好きだ。ショッピングモールが嫌いなわけではなくてむしろ好きだけれども、商店街や市場の方がその土地特有の何かがある気がして(そういえば先日行った岐阜の商店街先日行った岐阜の商店街先日行った岐阜の商店街も最高だった)ときめくのである。
車を停めようと錦市場の近くをうろうろしている最中に気が付いたのだが、多分以前一度、それと知らずに錦市場に訪れた事があった気がする、僕。あれは確か不完全密室殺人という昔やっていたバンドの京都遠征の際、車中泊だか漫画喫茶に泊まった後だかで一人抜け出して寝起きのボロボロの状態でフラフラ歩いていて行き着いたのだった。何の気なしに歩いたのだけれどもまさか妻と娘と来る事になろうとはね。まあ京都でも有名なスポットらしいし近くにライブハウスも幾つかあるようだから遅かれ早かれ、ではあっただろうし何なら今までもニアミスしていたようではあったのだけれど。
錦市場は観光客と思しき人達でごった返していた。それこそ全世界中から集まっているんじゃなかろうか、という人種の多様さ。こういうのが面白いねえ。市場の人達も慣れたもんで英語でやりとりしているのを耳にした。旨そうなものが幾つもあったけれども人の流れにのったままブラブラ歩いた。
ここで食べ歩きでも、という思惑は見事に外れ、結局ウェンディーズでハンバーガーを食べた。名古屋ではなかなかお目にかかれない店だし旨かったし何より座って落ち着いて食事出来たので言う事なしだった。
何だかんだ良い時間になったので二条へ向かう。そろそろリハーサルの入り時間である。

京都 nanoは物凄く久しぶりだ。いつぶりだろう、と調べてみたらおいおい、実に6年ぶりである。そんなに昔だったか。恥ずかしい話、店長のもぐらさんには絶対に忘れられているだろうなと思っていて(失礼!)、普通に挨拶したら「舟橋久しぶりだなあ」と言われて物凄く恥ずかしい思いをした。舐めていた、わけじゃないけれどもまさか憶えて貰えているとは。
リハの時に「舟橋もうちょっと全体的に下に移動してみ」とアドバイスを貰い、言われた通りアタックの位置を中心に全体的に周波数を下に動かすイメージで音を作ったら明らかに演奏しやすくなったしバンドとしてのバランスも良くなってびっくりした。「15年ここで音響やってるからな」ともぐらさんのどや顔、最高に格好良かった。やられた。
あ、遅くなりましたがnano、15周年おめでとうございます。

リハーサル後は実貴子ズの二人、サポートギタリストの各務君と妻と娘の6人で近場を散策。
二条城はもう入城時間が過ぎていたものの、近くのスーパーのベビールームで娘にミルクを飲ませたりオムツを替える事が出来たので良かった。妻が昨年末に亡くなったおばあちゃんのために感じの良い線香を探していたのだが皆もそれに付き合ってくれたり、本当に優しい人達だと思った。自分があそこまで人に優しく出来ているか自信がなくなるな...。

この日の演奏は気合十分、だったけれども個人の演奏の部分では気合に頼った演奏をしてしまった感。
もう少しこう、構築的というかただ弾く、ではなく築き上げるような演奏をしたいと思っている。「次こそは」とか「もっとこうしたい」と思える演奏が出来たという事自体は価値のある事だけれども。欲求というものにはきりがない。
演奏後、一足先に失礼して家族3人でゆっくりゆっくり帰ってきた。

こうして振り返ると京都旅行というには割とそちらに比重を置く事が出来ずに妻と娘には申し訳ない事をしてしまったように思う。
家族旅行は、また改めて。

YONONACAでのCLUB ROCK'N'ROLLでのライブ。

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YONONACAで新栄CLUB ROCK'N'ROLLにてライブだった。
写真はライブを観に来てくれた郷田君経由で頂いた。郷田君は彼がCDショップで働いている頃からお世話になっている。そういう同世代の人に演奏を楽しんで貰えたというのは何だか感慨が湧くなあ。

この日のYONONACAはギターの西村君が参加出来ないという事で、メンバー内でもどういった形態で演奏をするのかというところから話し合いをしたのだけれども、最強の助っ人 落合君(LOSTFILM)を迎えての4人編成での演奏となった。
個人的に落合君とCLUB ROCK'N'ROLLのステージに一緒に立つというのはちょっと特別な思いがある。というのも落合君との付き合いは長く、遡れば大学時代に所属していたサークル活動で一緒に様々なコピーバンドをし、またその後も彼はQucumbers、僕は不完全密室殺人での活動をしている中で共演もしたし、まあ平たく言ってしまえば旧友なのだ。お互いの演奏が今よりもっと未成熟だった頃から知っている演奏家との演奏というのはちょっとくすぐったい気持ちにならぁね。
とはいえ、落合君は昔と比べても彼の人となりを感じられる演奏そのままに滅茶苦茶良い演奏をするギターリストになっていて一緒に演奏していて興奮した。僕はもう自分の好きな事だけをやってきたというのは明らかでそれ以外のパラメーターは全然伸ばしてこなかった変な自信があるのだけれども、落合君は投げて良し打って良し走って良しみたいな死角のない成熟の仕方をしていてその辺のお互いの志向みたいなところは思えば学生時代からそうだったのかもしれねえな、とかも思った。

この日は演奏終了後、家庭の事情でお先にご無礼しなければならなかったのだけれどもそれでも少ない時間で共演者の演奏から刺激を受ける事が出来た。安城のGreat Deceiverはベースとドラムの二人組なのだけれどもベーシストがベースアンプとギターアンプを同時に鳴らすスタイル。滅茶苦茶格好良い音しているな、と足元チラ見したところDS-1が確認出来たのでこりゃあいよいよ俺もあれ、買ってみようかなと思った。最近ギターアンプを一緒に鳴らすというシステムに興味津々だっただけに良いタイミングで演奏を観る事が出来たと思う。

バンドというのは人間の肉体と同じで筋肉を使わないとなまってしまう。
そういう意味ではそれぞれが色々と生活やら活動やらで忙しいバンドではあるけれども、YONONACAとしての筋肉と持久力をどんどんつけていく事が出来るような活動を継続したい、という思いがある。
今現在、僕の演奏スタイルみたいなのをポップに取り込んでくれているのがこのバンドである気もしている。
まだまだいける。

人に沢山会った土曜日

今日は3月16日(土)の日記。この日は珍しく人に沢山会った。
子供が出来てからというもの、というかそもそも結婚してからだろうか、これはもう単純に「人と共同生活を営むようになった」からなのだけれども、好き勝手(同年代、同じような環境の人と比べたら十分好き勝手にやってるんだろうけれども)に予定をガンガン入れたり人と会うような約束をとりつけたりするような事も特に自覚の上ではしないようになった。
毎日一緒にいて遊んでくれる相手が出来たから、というのもあるし夫婦たるものホウレンソウこそ欠かしてはいかぬ、と妻と相談しつつ予定を組んだりしていると自然と家庭とのバランスがとれるようになり、特に娘が生まれてからは家庭生活維持のために必要とする時間が多くなったというのもあって以前のように気のすむまで出歩いたり友人宅を渡り歩いたりする様な事もなくなった、というわけだ。いやこうして思い返して書いてると以前の僕の生活とんでもないな。遊びに行った先で眠たくなったら寝ちゃってたりしたし結構誰にも気兼ねする事なく無茶苦茶やってたもんだ。
で、今のように割と健全な生活をしつつ色々な事のバランスをとるようになってから、自宅に友人が遊びに来たりしても一日一組、日没の頃には帰ってそこからは家族の時間、みたいなイメージがあったけれども(このくだりイメージで好き勝手に書いてるから後で盛大に怒られそうである、妻に)、この土曜日は滅茶苦茶多くの人と時間を重ねたものである。

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犬栓耳畜生で一緒に活動を重ねる富田夫妻、というかまりいちゃんと森野君が娘に会いに遊びに来てくれた。
4人で優雅にお茶したりカードゲームしたりして穏やかに過ごした。
まりいちゃんは甥っ子がいるようで子供好きである。娘にお土産まで頂いてしまった、有難う。

最近ご無沙汰していた梶藤君を夕食に誘った。
僕の実家の両親が孫に会いたそうだったので実家に娘を預け、梶藤君と妻と3人で食事に行く事にした。実家が近くで、かつ両親が孫の面倒を楽しんでみてくれる人達だと本当に助かる。
ちょっとした楽器の小物が必要だったので大須商店街へ行ったのだが、買い物を終えてさあどこで食事するかと思案している時にふと「そういえば七ツ寺共同スタジオの近くでいつも行列のとんちゃん焼き屋さんがあったな」と思い出し、まだ18時頃だし空いてるんじゃないのかと急いで向かった。

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『とんちゃんや ふじ』はいつか行こういつか行こうと思っていたのだが、ようやく入店出来た。
七ツ寺共同スタジオに行く度に近くを通り、その都度行列になっているのを見てはいつかはきっと、と思っていたのだがついにその日が来たというわけだ。
それにしてもはなれなんていうのもあるのね。そちらの方は換気が良いのか、入店したらそちらも薦められたけれども食事は雰囲気も大事だ、と母屋(という言い方で良いのかどうか)で着席。

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名物のとんちゃん250円。この写真は2人前だが、何にしてもこのクオリティで250円は安い!あまりにも安いし、旨い。味噌も旨かったが塩も旨かった。

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どんどん焼いてどんどん食らう。
煙が店内に充満しており目が痛くなる。だがどんどん食らう。肉はどれも旨かった。「おおお」とか「凄い」とか感嘆の声をあげながら3人でがっつく。

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妻はここぞ、という時にしか出先で飲酒しないのだけれども、この日はその珍しい機会。
こういう素敵なお店だとそりゃあ飲みたくもなるだろう。レモンチューハイ、旨かったなあ。

娘を迎えに行き、帰宅。
テレビを観ながらまったり過ごすと友人 九鬼君が訪問してくれた。引き続き一緒に過ごしてくれた梶藤君と4人で雑談したりお茶飲んだり、TVゲームに興じたりしているうちにすっかり夜中の2時である。
おいおい、こんなの本当に久しぶりだよ。学生みてえだな、と思いながらベッドに潜り込んだ。
こういう夜は以前だとゴロゴロしているうちに気が付けば寝てしまう、みたいなのが多かったけれども年齢を重ねてからというもの、一瞬で眠りに落ちるようになった。この夜もそうだった。
年齢のせいもあるだろうけれども、起きている間に常に全力で愉しんでいるからだ、とも思っている。

人生で初めての確定申告。

確定申告を終えた。
「どうやら遂にやらなければならないらしい」と職場から貰った源泉徴収票を見て悟ってから結構な日数が経ってしまった。友人から国税庁のサイトを使うと簡単に終える事が出来ると教えて貰ってからというもの、じゃあやってみるかとは思ったものの何だかんだ他の事で時間を忙殺されていたのであった。いざ重たい腰を上げてみれば国税庁のサイトは大変使いやすく源泉徴収票を見ながら記された数字をポチポチ打ち込むだけで書類が出来上がったのだった。
いざ税務署に持参した際に不備が見つかって面倒臭い事になりはしないだろうかと不安はあったものの、職員さんにみて頂いた範囲では大丈夫そう。
「人生で初めての確定申告だね」だなんて妻と話しながら税務署に行ったものの、その『人生で初めての確定申告』は終わってみれば呆気ないものであった。まあ、何事も経験だというし今回のは良い経験になった。

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娘がつかまり立ちをした。親の手助けがあっての事ではあれども、これは大きな進歩である。
娘の成長が早い。歯も生え始めてきたし成長目まぐるしく、この分じゃあっという間に喋りそうである。
スクスク育つと良い。

最近の出来事 2019年3月上旬編

大した話でもないけれども最近の出来事を二つ。


・『ポストの前のとんでもねえ置き土産の話』
集合住宅とかそういうのって、ポストというか新聞受けというか、各部屋分のものが一ヶ所に集まってるじゃないですか。
僕は社宅住まいなのだけれども拙宅のポストもそういう形で、棟毎ではなく各階段の登り口毎にポストがその階段の世帯分集まってる形で。我が家はそのポストに一番近いところに位置しているんだけれども、毎朝ポスト達の近くを通る時にその前に犬の糞が落ちている事には薄ら気付いていたんだよね。掃除しなきゃな、でも言っちゃナンだけれども面倒臭いな、みたいな感覚。やらなきゃなやらなきゃなって思っていたんだけれども。
ある晩上の階の方が訪ねてきて「あれ、どーします?」と相談されて、その時初めて知ったんだけれどもどうやらその糞、人糞だったみたいで。言われてみると確かに何というか犬の糞っぽくない雰囲気ではあったな、と。色とか質感というか、チラ見した範囲でも。歩いて一分しないところに交番があるにも関わらず大胆不敵。上の階の方の話だと恐らく夜中にしていくんだろう、と。交番に相談したところ、夜中に警邏して下さるそうで。監視カメラをつけようにも実費になってしまうからひとまず様子を見よう、という事になったのだけど、最近また増えてあーどうしたもんかなって、そういうお話。
人の家の前にうんこしていくんじゃないよ、馬鹿野郎!!


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・『エフェクターの収納に困った話』
これまた家の前のうんこの話と同じ、というか一緒にしたくはないんだけど薄ら気付いていた話ね。
「これは実用性のある道具を買い集めていたんだ」と自分に言い聞かせていた頃から比べると「エフェクター蒐集は実益を兼ねた俺の趣味」と開き直ってからというものエフェクターや機材が増える勢いが加速した。
およそ一畳程のex.収納スペースを無理やり改造して自室にしているのだが、そんな狭い空間だもんだから楽器置き場にも困ってしまう。突っ張り棒を駆使して棚を作り上げてそこに並べてみたりしていたのだが、それでももう置き場がない。かといって数を減らす気は正直あまり、ない。色々なシチュエーションで色々な音楽を色々な人達と演奏するようになってから使うペダルの幅が広がったのも事実だ。気に入って集めた道具達はいつでも持ち出して使えるように手元に残しておきたい。
というわけでどうしたものか考えた結果、100円ショップで組み立て式の小さなコンテナを大量に購入して、そこにエフェクターを入れてラベルを張って中身を一目瞭然にしておいて積み重ねて保管する事にした。よく持ち出すものは従来通りすぐ手に取れるように棚に並べているのだが、半ばコレクションとなってしまっているペダル群はこれで相当整理出来たと思う。
ただ問題が一つ。場所が空くと「ああ、この空間をコレクションで埋めたい」と思ってしまう。
大馬鹿野郎だ。

犬栓耳畜生、岐阜へ。

3月2日(土)の日記である。
先週に続き午前中は仕事の勉強会。人前で発表する機会を得たのだが自分の手応えよりも講師の先生をはじめ、他の参加者からの評価も悪くなかったのでホクホクしながら(我ながら単純だとは思うが良く言えば素直、悪く言えば阿呆なのである)自宅へ戻る。

この日は犬栓耳畜生で岐阜 KING BISCUITにて演奏。
個人的には初めて出演する場所だ。初めての場所での演奏というのはドキドキする。そしてその分楽しみも大きい。電車移動だったので出来るだけ軽装で、JR岐阜駅へ。
集合時間から5分遅刻して到着、金の信長像でメンバーと待ち合わせる。KING BISCUIT、通称キンビスまではJR岐阜駅から歩いて30分程だ、というので皆で歩いて向かう手はずになっていたのである。駅を出、良い雰囲気の飲み屋街を歩いて抜けて更に商店街、途中でストリップ小屋の前も通ったな。
こうして駅から歩いて会場へ向かうと何となく勝手にその土地を少し知れたような気持ちになって嬉しい。生活感を感じる事の出来る商店街もお洒落な服屋さんの向かいの、敷地内に電車が展示してある大きな公園もどことなくノスタルジーというにはもっと体感時間としては身近で、だけれども記憶の中のどこかのあの日に見た光景、みたいな感覚を強く呼び起こされるような光景連発で凄く良かった。
「うわあ良いなあ」とか「岐阜住みてえ」等と感嘆の声を連発しているうちにキンビスに到着。
元学習塾が入っていたという建物の地下に降りて行き扉を開けると今まで何度も何度も嗅いできたライブハウスの匂いが一気に匂ってきた。初めて来た場所なのにこの香り、知っている。
キンビスは想像していたよりもずっと狭くて、ずっと良い場所だった。ステージもほんのわずかに高くなっているだけでほぼほぼフロアと地続きだ。すぐ近くには小学校があるし向かいは綺麗な一戸建てで、ここで大きな音で演奏して良いものかどうか一瞬迷う。最高だなあ。
機材を置いて早々に、近くに良い居酒屋があるので是非行こうと炭酸さんの案内の下、出掛ける。

『居酒屋 ふじ』はすぐ近くにあり、入店するなり「キンビスの人?」と若くてナイスガイの大将に声をかけられた。まだ早い時間だったのでお客さんは僕達の他にまだおらず、キンビスにも時折遊びに行くという音楽好きの大将と話をしつつ、酒を飲んだ。いやね、『居酒屋 ふじ』最高ですよ。料理はどれを食べても旨いし大将も楽しいし居心地も良いしレモンチューハイも濃い。ついつい楽しくなって綺麗に酔っ払ってしまった。
「どうせ始まるの、30分くらい遅れるよ」と大将が言ってて僕達もそれ聞いて笑ってたんだけど、いざキンビスに開演時間少し前に戻ると本当に大将の言う通り30分押しで演奏が始まって驚いた。尤も、出演者が仕事の都合で、というしょうがない理由なんだけれども。

キンビスのレモンサワーは濃くて美味い、と炭酸さんが力説していたので飲んでみるかと一杯飲む。思えばこの辺りで自分がベロベロに酔っ払っている事を自覚すべきだったのだ。普段飲まない自分がここでもう一杯飲むっていうのはそういう事だ。
飲んでる僕を見てこれまた酩酊している炭酸さんが「皆で演奏前に飲もう」とジンだか何だかの入った強い酒を注文し(焼酎が切れてしまったのであった)、これが本当にキく奴で演奏を開始する頃には感性が完全に強制オープン、自分の内側に向かってスイッチが入っており即興をするには良い具合に強制的になってしまっていたのであった。こういう状態に素面でもなれないといけないなと思う。
音が大きくなる予感がバリバリあったので久しぶりにイヤーカフを持って行っていた。適度に自分の音含めバンドの音が遠くなり、より自分の肉体に自覚的になれるのは面白い経験だった。
この日の犬栓耳畜生は久しぶりの僕コンダクト。内容は『即興』。「しばらく即興は控えよう」と敢えて避けてきた即興演奏を今ここで臨むのには自分なりに挑戦意欲と確信があった。きっと色々なコンダクトを経てきた我々はもうかつてのように完全即興で演奏があらぬ方向に霧散するでもなく、迷いが生じて興奮半ばで終わるでもなく、その時にしか出来ない演奏をする事が出来るのだという気概。「はじめは大きな音でガーンとやって途中でアンビエントみたいになって最後に大きな音でガーーンとしめましょう」と一応の流れみたいなものだけは共有したもののそれ以外は即興。森野君がドラム、まりいちゃんがギター、僕がベース、炭酸さんはマイク内臓のMTRにノイズマシンを繋いでMTRをミキサーのように使ったり内臓マイクに向かって絶叫したり。
僕は先日大層気に入ったLS-2とRV-6の組み合わせ先日大層気に入ったLS-2とRV-6の組み合わせ先日大層気に入ったLS-2とRV-6の組み合わせを大いに奮って演奏した。実質20分演奏しただろうか、程良いところで誰ともなく演奏終了。演奏の手応えはあった。他のメンバーがどう思っているかまだ訊けていないけれども、ロマンティックな演奏になったと思っている。

演奏後に共演者の皆様とお話したりメンバーで一杯やっているうちに結構遅い時間になってしまった。JR岐阜駅まで歩いて向かっていたつもりが違う道を突き進んでおり、慌てて方向修正。
名古屋にモドッたのは随分遅い時間になった。
家内は激怒。そりゃあそうだ。

自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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