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electro-harmonix Sovtek Deluxe Big Muff Piについて。

『音楽と自分の距離感』なんて表現はおこがましいかもしれないが、自分にとって音楽とは何なのか、演奏行為とか何なのかを考える毎日である。
それまでの当たり前が当たり前でなくなってしまった環境下に於いては意志の力が、並々ならぬ意志の力が必要である。

それはそうとして、今年に入ってちょっとしてからはしばらくファズブームが続いた。
僕は定期的に熱に浮かされたように「ファズ」「ファズ」と口走るようになり、一心不乱にファズを買い求めるような時期がある。
毎回ある程度満足すると発作が収まったように日常生活に戻るのだが、今回はここ最近の発作の中では一番ペダルを買い漁った。
そもそものきっかけはWren and Cuffのトライアングル期のビッグマフクローンを買い「やっぱりファズは面白いな」と再認識した事である。
ファズというのは明らかな他のトーンよりもロマンを多く含んでいる。あのような扱いづらい音色に耽溺するには言葉にはし難い不思議な魅力があるのは明らかだ。
兎も角、ファズ熱が再燃、その後初めて手を出すメーカーのものを買ったりしたけれども「折角の機会だからビッグマフをもう少し掘り下げてみるか」と思ったのだった。しかしてビンテージ物を購入するのはコストもかかるし何よりライブの現場に持ち出して使うとなるとちょっと気を遣う。
では復刻モノで買ってみるかと他メーカーのクローンモデルも含めて色々物色したのだがそこで思い出したのが友人でありixxxxx!のベーシスト ジャイアン氏が絶賛していたこれである。

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Sovtek Deluxe Big Muff Piである。
ベーシストでファズが好きなら一度は試したんじゃないの、というくらいポピュラー=具合が良い事で有名なロシアンマフの、これは『シビルウォー』と呼ばれるモデルを現代的な機能マシマシで再構築したものだ。
「滅茶苦茶良いんでオススメですよ」とジャイアン君が言っていたし、彼が以前やっていたバンド真夜中のライブを観た時のこと。これを踏んだ瞬間に外音のメインスピーカーに張り付くように迫り出してきたローミッドの壁とブヂヂヂヂヂィという高域が僕の耳を刺激したのだった。その時の事が酷く心に残っていたので試してみる事に。
中古もなかなか出回っていないようなので直輸入品を安く買った。
今か今かと荷物の追跡情報が自宅に近づいてくるのをワクワクしながら見守り、遂に僕の手元にビッグマフが届いた。開封するのももどかしく、自室のテスト環境にて早速弾いてみる。

が、しかし。
一部正常に動作しない。
このペダルにはミドル周波数を設定、そしてそれをブースト/カットするコントロールがあるのだが(筐体右側に角コントロールが配置されている)、そのミドルのオン/オフのスイッチのLEDの動作がどうも非常に不安定だ。
うわ、初期不良だ。本当なら返送してちゃんと機能するものを送り直して貰えるはずなのだが、折角手元に届いたブツを送り返すのはどうも惜しい気がした。どうせ安く買ってるし、これも運命と甘んじて受け止めてELECTROGRAVE 小池さんのところに持ち込んでLEDの修理、そして内部を見て貰った際にこれは弱いだろ、という配線材をキチンとしたものに換装して頂いた。
数日後、行きつけの中古ペダルショップにこれが入荷した時は流石にずっこけそうにはなったが、それはさておき。

所謂ビッグマフのシビルウォー期はオリジナルは弾いた事はないのだが、それを元にしたファズは一時所有していた。ベース向けの音色だなと思った記憶があるのだが今回のこれもその印象通りで、分厚いローミッドが感じられるベースに使って良しなファズである。それに加えて機能マシマシのビッグマフであるからして、痒いところに手が届くドライブランド機能を搭載しているのでトーンをマックスにして高域を強調しまくったファズサウンドに、ドライシグナルを足して音程感とロー感を足す事も容易く出来てしまう。更には多くのビッグマフ愛好家の「あったらいいな」のミドルも付いていて前述通り周波数を設定してブースト/カットが出来るので音作りの幅は滅茶苦茶広い。
僕はミドルのコントロールがエフェクトのオン/オフとは別のスイッチでオン/オフ出来る事からミドルのスイッチを一種のブーストスイッチのように捉えて使っていた。普段はミドルはオフで、ここぞという時にハイミッドをちょっとブーストしてカキーンと前に出てくるファズサウンドになるようにしていたのである。
これがまた大変気持ちが良い音になった。

しかし人はどうしてこうも愚かなのか。
機能マシマシのビッグマフ、その恩恵に大いに預かっておきながら「機能マシマシな便利さは果たして本当にビッグマフと言えるのであろうか?」等と疑問に思ってしまったのである。
この思いは後に伏線となるのであった。
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人生初めての人間ドック。

年度が変わって幾日か経った。

4月1日付で異動となり、仕事場も毎日も目まぐるしく変化した。有難い事に毎日「こいつぁ面白え」という気持ちで生活出来ている。娘も新しい保育園(彼女は新しい保育園の事を『あたらしいせんせい』と呼んでいる)に通い出して数日が経つけれど、幸いな事に変化に対応して友達も作って楽しく過ごしているようだ。妻は妻で年度が変わって新しい日々が始まり、若干疲れてはいるようだが気が滅入る事もなくやれているようで舟橋家3人ともに、変化に気を遣いつつもドン詰まったりせず生活出来ていて有難い限りだ。

さて、前回日記に書いて以降も実は新しいファズを幾つか手に入れて試したりしていたのでそれについて書こうと思っていたのだが、記憶が新しいうちに本日行った人間ドックについて記録しておこうと思う。人間ドックの予約を会社に申請したのは昨年度の事であったが、遂に本日、37歳にして人生で初めての人間ドックに行ってきた。

日を変えての二度の検便、そして前日21時からの絶食(水は飲んで良い)、当日朝の検尿を経て、朝の8時半に指定された病院の受付へと向かう。こんな時勢だもんだから分散して検査するよう配慮してくれているのだろう、僕の他には若干数名の参加者(参加者って言い方で良いのだろうか。患者さん、は違うしなあ)がいただけで実に閑散としたものだった。
簡単な問診を受け、その際にMRIを追加オーダー。会社から補助が出るという事と枠が空いている事、何より一昨年くらいから月に数度、頭痛に悩む事があったのでこれを機に検査しておこうと思った次第だ。かかりつけ医は気圧の変化を受けての頭痛は珍しくない、と漢方も処方してくれたのだけど、やっぱり検査を受けるとそれはそれで安心するし。あ、あと胃にピロリ菌(胃癌の原因になる奴。こいつがいた場合は薬を一週間飲めば退治する事が出来るそうだ)の検査も追加発注。検査を受ける中では僕の年齢は若い方らしいのだが、それでも念には念を入れてこの機会に検査しておく事は悪い事のはずがない。

身長は数センチ伸びており、体重は思っていたよりも軽かった。聴力、眼圧、視力、肺、内臓、血液検査の結果、尿検査の結果ともに異常なし(コレステロールの値が高かったので運動してね、とは言われた)、胸の写真とバリウムと脳のMRIの結果はまた後日、との事。
バリウムが個人的には楽しみだったのだけどいやはや、あれってあんなに立体的にグリグリ動くんだね。
「はい、そのまま半身ひねって、あ、いいですねいい写真撮れてますよいいですね!はい!次は体をゆっくりまわして」と担当の先生のアテンドが妙に楽しいのであった。ゲップを我慢するのって本当に大変。
お腹のエコーとMRIの間、多分あれ、僕寝てたな。時間の感覚がちょっとおかしかったもの。なんだかんだで諸々終わって時計を見ると3時間経過しているのであった。お食事券を貰ったので病院の食堂で日替わりランチの焼肉定食を食らう。期待した通り、寸分違わぬ焼肉定食が出てきて嬉しい気持ちになった。味も期待通りの味。意識的に絶食した、というだけで僅か15時間ぶりの食事が随分と胃袋に沁みるのであった。

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自己紹介

フナハシタカヒロ

Author:フナハシタカヒロ
愛知県在住、ベースギター奏者です。

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