高校生とのコミュニケーション

東京から名古屋に戻り、すぐにベッドに倒れこんでそれでこの二日間は母校の文化祭のステージスタッフの仕事に従事していた。一年に一度の恒例行事、もう今年で何度目になるだろう。


毎年、学祭シーズンになると職場に母校の生徒達が楽器を担いでやって来る。母校から駅の中途に位置する職場のスタジオを利用しに来るのだ。彼らはほぼ例外なくバンド研究会という(今はバンド研究部に“昇格”したそうだけれど)部活の部員達で、部活で使っているスタジオの使用時間外も練習しようと意欲満々なのだ。

「楽譜のこの記号なんですが、どういう意味ですか?」とバンドスコアを見せられる事もあれば「この音を出すにはどうしたらいいですか」と実際にコピーしているバンドの音源を聴かせてくれる事もある。

僕は僕でそんな彼らの疑問にわかる範囲で答えつつ、「ああ今年ももうこんな時期か」と学祭シーズンの到来を肌で感じるのであった。

僕にとって秋の訪れというのは肌寒さや増進する食欲よりも、こんな形で訪れるのかもしれない。


それにしても、最近の高校生の所有している楽器というのは立派だ。

僕が高校3年生の時分、文化祭に出演した際は16点セットで2万円をきるような所謂『入門者モデル』を使っていたものだけれども今の彼らはフェンダーやIbanez、時には驚く事にmoonなどのハイエンドな楽器を携えている事さえある。足元も立派なもので、研究熱心である。

後輩たる現役部員のベーシスト氏と「どこそこの歪みは良いらしい」とか情報交換をしたのだけれども、彼らはマニアックなメーカーまで調べ、そして気に入ったらなけなしのお金をはたいて購入しているのだ。

その印象は「ボンボン」とか「甘やかされている」とかではなく、紛れもなく我々に近しい『貧乏バンドマン』のそれである。

「金ないっすよね」

笑顔で会話は締め括られた。概ね同意、である。


ついでにもう一つ。

驚くべき事に今年のバンド研究部の男女比は、女子の方が圧倒的に多いそうだ。某アニメの影響ではないだろうけれども、この風潮は個人的には凄く、物凄くいいね・・・・!

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自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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