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犬丸ラーメン2nd seasonの話。

5月29日(日) 依然、雨

この日はCLUB OZONにて行われたStudio Vetix15 周年記念イベントにJONNYと犬丸ラーメンで出演。
犬丸ラーメンは準備に時間がかかる。イベントが盛り上がっているタイミングでラーメンを提供するには早め早めの行動が肝心。会場自体は朝8時から入れる、との事だがスーパーの開店時間やメンバー各員の状況を鑑みて9時に集合、行動を開始する事にした。

で、パイプカツトマミヰズの東京遠征 から帰宅したのが朝6時頃。眠ったら、起きれない気がする。幸い車中にて仮眠はとったので、このまま起きてようと思い、眠らないようにUst配信やら何やらして過ごす。

時間が来た。出発!


会場に食材、調理器具諸々運び込む。前回の犬丸ラーメン は深夜、机を並べて簡易的に場所を設営したけれども(それでも十分に雰囲気が出るところが野外フェスの、そして犬丸の良い所だと思う)、今回は会場に着くなりプロデューサー堀氏が「今回は専用ブースを用意したぞ」と意味深な発言。一体どういう事なのか、と堀氏に連れられて行くと・・・・・


続・我が逃走
この段差、わかりますよね本家ご存知の方ならさ!


お洒落な壁、そしてそのまえに長机!丁度良い高さの机!これは・・・・!この段差は・・・・!

丁度本家と同じ程度の高さの擬似的な「カウンター」である。これは「大丸ごっこ」の要素を多分に内包した犬丸ラーメンに於いては大きなポイントである。ロケーションは前回より圧倒的にグレードアップしている。これは、た、楽しい・・・・!相棒シン君は早速準備にとりかかる。結局、準備から当日終わりまで、この男の世話になりっぱなしだ僕は。


仕込みの最中から色々な人が犬丸ラーメンブースに立ち寄っては「何時からいけそう?」とか「楽しみにしてるよ」と声をかけて下さる。顔馴染みのバンドマンも勿論いるけれども、中には恐らく本家さえご存知ないお客さんも「ラーメン何時からですか」と声をかけて下さった。これは、気合が入る・・・!


続・我が逃走
えらい格好良い写真。
僕のいわば「アー写」である。

時間が来たのでトイレに着替えを持って閉じ篭る。着替えながら、「ここを一歩出たら俺の仕事はもう始まっている」と再認識。一瞬の隙も見せられない。少なくともお客さんに対しては。歩き方から何から何まで、本家の忠実なるコピーであらねばならぬ。

トイレの個室を出ると、すぐそこに柴山社長(ONE BY ONE RECORDS )。


「あっ」

「・・・・」

「い、犬橋さん!」


上の写真が、この時に柴山社長が撮影して下さった一枚。何だか無茶苦茶格好良くないか。お気に入りの一枚である。


で、肉の煮込みが十分に達したと(シン君が)判断してから、開店。ラーメンの提供を開始した。麺を(シン君が)茹で、野菜も(シン君が)湯通しして、スープの元を作ったりしつつ可能な限り手際良く(専らシン君が)調理、提供していく。やっぱり緊張する。

そして最大の誤算。今回の犬丸ラーメンのパフォーマンスの於いての最大の反省点だ、個人的には。

我々のブースはメインステージの遥か後方に、ステージに向き合うように設置していた。真横はアコースティックステージである。この2つのステージではそれぞれバンドが演奏し、音が止む瞬間が可能な限り少なくなるようタイムテーブルが組まれていた。そこに誤算があった。

アコースティックステージなら問題ないのだが、メインステージで演奏が始まるとカウンター越しの会話が不可能になるのだ。僕の主目的たる「大橋大将のキャラクターのコピー」がこれでは全然伝えられない、伝わらない!

ただのラーメンを提供している人に成り下がる瞬間もありつつ、転換の隙間やアコースティックステージでの演奏中は演奏の妨げにならないように最大限努力したものの、パフォーマンス面ではちょっと不完全燃焼感が残ったなあ。次回以降は周りの環境に対応出来るよう、準備するなり設備を整えなければなりますまい。



味については、「本家より美味しい」とか「本家より健康的」とか「本家より濃い」とか「ちょっと違くないか?」とか「大丸そのものだ!」とか色々なお言葉を頂戴しました。人によって感想が全然違うのは味覚の差異は勿論、煮込み時間による肉汁の味の変化も可能性として検討されます。

いずれにしても次回は大量生産を念頭に於いて体勢を整えなければならない。

3rd seasonをお楽しみに!


続・我が逃走
植田君撮影のブースの様子。本家さながらのカオスな落書きだらけの看板も用意したのだけど
いつの間にかファンシーな看板に。

時間が来たのでJONNYモードへ。

犬丸用 犬橋さんの衣装を脱ぎ捨てて、三角頭巾の下てんでばらばらな方向へ乱れた髪の毛をセットし、着替えて楽器の準備。この段階で遠征帰りからそのままの活動で疲労も蓄積されていたけれども、ベースを握るとやはり元気になるというか頭に血が上る。わかりやすく表現するならばテンションが上がる。
良い演奏が出来たのではないかと思う。メンバーも一同演奏に対しては充実感があったようで、やはり体調やバイオリズムはヴォーカルは兎も角、演奏に関しては然程関係ないな、と感じた。
爆音のベースアンプ(転換中にギターでけえ!と思ってバランス取りにいったら失敗した模様)、その隙間から聞こえるドラム3点(モニターから返して頂いてて助かった)。興奮する要素は十二分にあった。全力を振り絞っての演奏をする事が出来たと思う。

JONNY演奏後は一休みして、再び犬丸。
親子連れやら色々な方が食べに来て下さった。
最終的に、予定していた提供数に無事達し、食材もモヤシとキャベツを残し全部なくなった。儲けなんていうものは勿論ないけれど(今回はIHヒーター用の寸胴も買ったし)、実に良い経験をしたと思う。
終演後、片付けが終わって打ち上げまでの暫時の間に、ふと思った。
俺が、俺達がやった事は間違っていない。少なくとも今日のJONNY、犬丸に関しては全力を出しきったのだ。周りで面白がって下さる方々がいる限り、その方々の誠意と情熱を糧に面白い事をやっていこう、と。

フル稼働の後、帰宅後睡眠。流石に翌日は倦怠感が残っていた。
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フナハシタカヒロ

Author:フナハシタカヒロ
愛知県在住、ベースギター奏者です。

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