孤独部「たのしい平日」

シャビーボーイズのツアーファイナルに参戦した翌日は、全く異なる環境での演奏。
経験値として様々な音楽を様々な人と様々なシチュエーションで演奏するのは実に有益。その中身が面白いのならばそれは尚更だ。

前回の「たのしい平日」初日を踏まえていたので幾分か二日目は気持ち的にも余裕が生じ、運営側としても積極的に関わる事が出来た。参加者も第一回目と異なるならば演奏陣も様変わり。
一限、二限とワークショップが進み、放課兼音楽の時間という事でワッペリンで2曲演奏。当然僕も演奏に参加する。

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音の反響が凄い中、只でさえ音量が大きいワッペリンは普段の半分以下の音量での演奏となった。最初は「コミカルに」と小音量で演奏する際に気構えていたのだけれども最終的には全員たがが外れて全力での演奏となった。
上の写真はそんなこの日のワッペリン。ヤオタケシ君が撮ってくれた。

この日は終演後、翌日のライブイベントにも活かすために運営メンバーでみっちり反省会をした。一日に二度もコメダに行ったのは初めてではないか。演劇に宣伝美術に音楽、そして運営と異なる媒体を扱う人間が4人(そうそう、この日から九鬼君が孤独部を手伝ってくれている。本当に頭の回転が早く、そして自分がその時何をすべきかどうすべきか常に真摯に考えてくれていて本当に心強い)集まってあーでもないこーでもない、と話をするのは脳汁が出るっていうのかな、一番パッと思いつく表現を使うなれば「面白い」。
参加者の皆さんもそれぞれ日常への気づきを得て帰られたようで、本当に良かった。

そして翌日21日、ライブイベント「たのしい平日」。
会場であるspazio ritaの中に様々な"ステージ"が設営され、必要最小限の機材、そして半ば自分達で制御する照明でライブイベントを作った。これが本当に良くて、カタオカユウタBANDの際のかしやま君の蛍光灯を使った前衛的(ぶっちゃけて言えば猟奇的)な照明を含めて、実に孤独部らしい良い意味での「ハンドメイド感」が滲んでいた。ritaの皆さんには猫町さんを始め、無理を言ったと思います。本当に有難うございました。

劇団んいいは実にフィジカルでリズミカルでコミカルなコントを披露。3人が3人とも「強い」もんだから観ていて飽きないし、ポピュラリティ有する笑いは会場内でも笑いを巻き起こしていた。運営っていうのもあるし構えてみていた僕も気がつけば声をあげて笑っていた。単純に、ファンにさせられた。
んいいの後は物凄くやりづらいだろう、とも思う。作風も相まって心一(呼我音)=DAYTRIVE 八木さんは苦労されるだろうな、と思った。案の定、作品としての温度差っていうのが(劇団んいいが高過ぎるがために)生じていて、お客さんも様子見な感じ。だけれども八木さん、流石だ。あの手この手でお客さんというかその場のツボを探し出し、3曲目で完全にその場をひっくり返した。一歩引いて見守っていたある種の「冷静さ」は完全にritaの中から消え去って、もう八木さんと八木さんの音楽を体に取り込む空気が出来上がっていた。あれって、簡単には出来ないし冷静でないと出来ない事だと思う。言ってしまえば八木さんだからこそ、成し遂げたライブだった。音楽が良いのは大前提、それにしても実に戦略的でそして巧みに構成されたライブを観た。
カタオカユウタさんはもう完全に、そしてシンプルな言い方になってしまうけれども「良い曲」を演られる。ありきたりって意味ではなくて誰しもが「ああ、良い」って思えるような、そんな人の心を必ずくすぐるようなグッド・メロディ。そりゃあかしやま君も好きだよなあ。

この日の孤独部作品については冷静に振り返る事が難しい、かもしれない。
というのも作品として作り上げて、その実像っていうのを打ち上げ兼壮絶な反省会にて皆でバラバラにしては再構築みたいな作業をしてしまったからだ。あの30分っていうのは僕にとっては熟考の良い素材過ぎる。それは今現在に於いても。だからこそ冷静に書き記すのが難しいのだけれども、でも音楽部門責任者として音楽を槍玉に上げて語るなれば、あの瞬間に鳴っていた音楽はあの場、演出と溶け合って有機的に作用していたと思う。
良い時間を作った、と捉えている。

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今回のワークショップはかしやましげみつたった一人のものだった「孤独部」に於いて、初めて運営側に人が参加して作り上げた3日間だった。皆で大いに言い合い、意見を交換し、「面白いもの」について考え、それぞれのヴィジョンを共有せんと喋った。
「たのしい平日」は忘れられない3日間になりそうだ。
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自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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