マイナスを足す演奏

今日もライブだったけれどもまずは順を追って昨日の話から。

ワッペリンで新栄CLUB ROCK'N'ROLLに出演した。
朝から仕事でしかも初めての三時間超勤、起き慣れない時間に起きたもんだから後半は完全に変な具合に目がギンギンになっていたと思う。レッドブルをライブ直前も含めると三本も飲んでしまった。

ワッペリンは今回のライブにあたって実験精神に富んでいた。試行錯誤と多くの話し合いの末、良い意味で吹っ切れていたのだろう。自分の中でもここ最近の模索が良い具合に熟した頃合いで今までワッペリンでステージに立つ時と違った心持ちだったのは間違いない。
僕という演奏者は今まで生き残りゲームみたいな、全員が押して押して押しまくっていくというアンサンブルの構築をしていて、それというのはそれで良い演奏をしてきた自負があるからなのだけど、少し前からワッペリンでのアンサンブルの構築についてバンドメンバーと議論やセッションを重ねるにつれて考え方が柔軟になってきたのを感じていた。
引き算のアンサンブル、ではなくマイナスを足す足し算のアンサンブルの構築方法。
具体的にはステージ内側で鳴っている音のバンド単位での適切な小音量化、歌詞をきちんと聴こえるようにするという目的意識の共有、そして個人レベルでは歪みペダルの適切な(飽和感を抑えて曲のセクションに気と頭を遣って踏み変える)行使の仕方。
これらの点を踏まえて演奏を行ったところ、今までになく演奏がしやすかった。そうなってくると楽しいもんだからまた演奏が良くなる。
実験は良い意味でも悪い意味でも得るものが多かった。風神ちゃんも今までになく活き活きと演奏していたし長谷川君も演奏後に「音量に気を遣いながらドラムを叩くと、逆に疲れますね」と言いながらも満更でもなさそうだった。
これらの変化は大きな変化ではない。バンドの根底を覆すような変革でもない。それでも効果はあったようでどうやら観る人にも変化が伝わったようだった。
小さな一歩だが、進んだ実感がある。

理屈ではわかっているが一見受け入れ難い事を楽しんでやれるようになるには時間とスイッチが入る瞬間が必要となる。それらが一つの良い実感として得られたのが昨夜だった。僕個人も良くなるし、ワッペリンというバンドもまだまだ良くなるだろう。
楽しい演奏だった。

ここ最近は自分の演奏というものに真摯に向き合おうと思っている。やっぱり、一つに固執するのは良い事ではない、というか今はそれをする時ではないのかもな、と思っている。29歳の今現在は自分の中の扉をどんどん開けていく時期なのかもしれない。

打ち上げも、その後の銭湯もきっちり楽しんだ。久しぶりに朝方まで起きていたのはきっと余韻に浸りたかったからだ。


先日三重県で見つけた非常に親近感の湧く花屋さん。
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舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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