「格好良いとはこういう事だ」とKAGEROを観て思った日の日記

11月1日(金)

この日から職場は繁忙期に突入。
転職後初の繁忙期、という事で緊張感が伴う出勤。だけれどもそれだけではない、この日は仕事の後ライブが控えていたのでどうしてもミスをして残業するわけにはいかないし、普通に退勤したとしても自転車を飛ばしてライブハウスに向かわねば転換時間に間に合わない(転換開始は仕事終了時間の20分後である)という文字通り分刻みのスケジュールで動く一日だった。自分が好きでこういうスケジュールになったわけなのだけれどもさ(それにそのスケジュールのために調節をして下さっている人がいる事もわかっているし)、やっぱり家を出る際に玄関口に楽器をそのまま担いで出られるように準備しておく程度には緊張していた。
間に合わなかったら間に合わなかっただ、でどうにかなっちゃうバンドだっていうのもわかっているし、そこで泡吹いてどうにかなっちゃう程自分がつまらない人間だとも思わないけれども、なかなかどうして、無事に間に合った時には「深層心理下ではこの快感を味わうためにわざとこういう予定で動くように仕向けているんじゃないか」と思ってしまう程快感を感じたものだ。

さてアンプのヘッドとベースギターを背負って池下CLUB UPSETの楽屋に到着。
「間に合ったね!」の声に迎えられて目にした光景はKAGERO先輩とバンドメンバーが楽屋でくつろぐ様子。KAGEROの白水先輩、間に合わなかったらベースギターを代わりに弾いてくれる気だったらしく伊藤君曰く「しかも結構いけそうだったぜ、あの人」との事。惜しかったな、世にも珍しい代役が実現しかけたのに、と複雑な心境に陥った。


この日のイベントはKAGERO先輩に直接誘って頂いての出演。スタイリッシュで格好良い先輩方が僕達みたいな見た目も冴えない「プログレ始めます」っていう割には良い意味で知性の欠片もない曲を演奏するバンドを呼んで下さった事が本当に嬉しい。自分達の音楽が人の心を動かした、という紛れもない結果の一つだからだ。
その嬉しさも相まって、いやあこの日はやったねえ。
大いにやった。
ライブがバンドの底力を示す一つの機会ならば、この機会を我々は貪ったと言えるんじゃなかろうか。そりゃあ演奏には粗もあったかもしれないけれども、久しぶりにあそこまでリラックスして無茶苦茶やった。
お客さんも喜んで下さったようで、我々に相応しい宴会のような拍手を頂いたし沢山の方に音源を買って頂いた。うむうむ、ライブとは、バンドとはかくも興奮するものかと満足してKAGERO先輩の演奏を拝見したのだけれども、いや「格好良いとはこういう事だ」と言わんばかりのライブ。やられてしまった。
ちっくしょう、やられたなあ、まだまだ頑張らんとなあと清々しい思いでアンコールまで楽しんだ。
先輩、またやりましょう。その頃にはきっと僕達、もっと強くなっているかと思いますので。

翌日、KAGERO白水先輩の基本ビッグマフをかけたあのファズベースサウンドに打ちのめされた僕は日常的に使っているベースビッグマフを、また一から新鮮な気持ちで触っていた。ああでもない、こうでもないと弄りまわし、チラッと見た先輩と同じセッティングにしてみた。男らしい音がした。
「格好良いとはこういう事だ」と言われた気がした。ツイートしたら「お前の使ってるのはmod.品じゃねえか。青色に光ってるじゃねえかああああ」と先輩に言われてしまったけれど。

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自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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