JR四日市駅を気に入った夜。

周りの人達が色々と"納めて"いく中、演奏納めも仕事納めもまだまだな僕は2014年が終わろうとしているのを街の往来や公共交通機関を利用した時とか、そういうふとした瞬間から感じるだけで、2015年へのワクワク感っていうのがまだあまりなかったりする。一気に大晦日に楽しもう。

今日はMoNoSiRoで四日市はbar EASTへ。元々は以前パイプカツトマミヰズで出演させて頂いたガッツUでのイベントだったのだけど、出演が決定した後にガッツUまさかの営業停止(まだバー営業はされているそうです)!やっぱりあれかな、大きな音を出す、となると何かと難しかったのかな...詳しい事情は知らないからこれは完全に無責任な発言になってしまうけれども、一日でも早く復活されるよう願っております。

さて、昼下がりのパイプカツトマミヰズ練習を終えてそのまま駒田君とJRに飛び乗って名古屋駅へ。そこから関西線に乗り換え、車内にて金森君と合流、四日市を目指す。最初は人が多くてベースギターにアンプの入ったリュックに、と荷物の多い僕はちょっと気が引けてしまったのだけれども、中途で人がドカドカッと下りて車内は一息にガラガラに。そういうものなんだな、と思いつつ座席に座ってゆっくりしてたら着きました、四日市。
駒田君から「近鉄四日市駅とJR四日市駅は随分と雰囲気が違う」とは聞いていたけれども、あれか、あんなに違うものか。JR四日市駅を利用するのが初めてだったので驚いた。
近鉄四日市駅とJR四日市駅の間は推定1km(駒田、談)、だけれどもそこに漂っている風情は全然違う。近鉄四日市駅の周りには駅前然とした賑やかさと歓迎ムードがあり、わかりやすく言うとちょっとワクワクしちゃう感じもあるのだけれどJR四日市駅の周りには極端に言ってしまえばよそから来た人間向けのものっていうのは特に目に触れず、素っ気ないって言っちゃってもいいくらい落ち着いている。駅構内にあるレンタサイクルも僕達が着いた頃には閉まっていたし、なんだろう、あの感じ、凄く良いなあ。妙に落ち着く街並みだ。逆に違和感なく馴染めちゃう。
駅を出てすぐに目に飛び込んでくる「EAST」の文字。本当に目と鼻の先だ。物凄く助かる。

入店してすぐに「バーでの演奏」という一文から想像するよりも遥かにしっかりとした機材群に驚かされる。特にメインスピーカーなんて本当にしっかりしたサイズで、ノビ太さん曰く「エリック・クラプトンが来日ツアーの時に使用したもの」なんだとか(その辺小耳に挟んだ程度なのでちょっと、うろ覚え)。
いつも使っているライブ会場内の運搬とセッティングの手間を省くためにエフェクターを固定している板を忘れてしまっていたので、お店の目の前にある酒屋さんの前に山積みになっている段ボール箱を店員さんに声をかけて一つ、頂戴する。貰った段ボール片手にぶら下げて、意気揚々と目の前のバーに姿を消す男をあの店員さんはどのように思ったのだろうか。

MoNoSiRoでの演奏は僕達、ちょっと意識的に出したい音量よりも小音量気味を心掛けている。出して気持ち良い音量、と特に負荷もなく演奏しやすい音量の間をいったりきたりしてきたわけだけれども、どうやら演奏しやすい音量に寄せた方が結果的にこのバンドでは気持ちもノるのではないかと思った次第。これは前も書いたかもしれないしひょっとしたら書いていないかもしれないけれど、音量が大きいと伝わるものも多いように思えるかもしれないが、実際は音量は適度に小さい方がそこに帯びる情報量が多いんじゃないだろうか。
んー違うかな、単純な量の違いではないだろうけれども、それぞれ伝えやすいものの質が全く異質である事は明らかだ。
怒っている時に大声でまくしたてると「怒ってるな」という事実とその怒りの熱量は伝わりやすい。
怒っている時に冷静に淡々と話すと「何故怒っているのか」と「どのように感じて怒っているのか」が伝わりやすい。
そんな話し方の違いのようなもの。
広がりや情緒っていうのはあんまり爆音だとアンサンブルの隙間から滲みづらいのではないか、と考えて今は音量を調節している。アンサンブルを構築する全員でこれをやろうとしている、というと仰々しいし大層な物言いのようだけれども特にそういうわけでもない、シンプルだ。基軸になる誰かに音量をあわせればいい。僕の場合はドラムと自分の出音のバランス感っていうのが「最低限、これだけ聴こえていれば大丈夫ですよー」というラインがなんとなくあるのでそこで合わせている。
あと意外と軽視出来ないな、と再確認したのが演奏する人間同士の物理的な距離感である。MoNoSiRoでは近い方が意思の疎通や演奏中の情報の伝達がスムーズで良い。多分どれだけ広いステージで演奏する事になっても真ん中にキュッと寄って演奏するんだろうな、と思えるくらいには僕達は今の距離感を気に入っている。

で、これらの点を踏まえて演奏したのだけどさ、今日の演奏はMoNoSiRo2014年の演奏の中でも最後の最後にしっかりと色々なものが結実したな、と思えた演奏だった。試行錯誤を始めたばかりだけれど、やっぱり考えて試して報われる、というのは嬉しいものだ。個人的な見地からも今日の演奏は全曲指で弾くという課題を自分に課していたのだけれども、気付きを多く得る事が出来た。今現在のスキルを出し切った上で無理なく演奏が出来たと思うし、良いライブが出来たんじゃないかなと思っています。

2年ぶり、ひょっとしたらもっとぶりくらいに観たover skillがびっくりするくらい良かった。どこがどう良くなった、ではなく演奏も曲も、全部が持ち味そのままにパワーアップした感じ。猫村さんも歌、とても良くなってた。昔よりもっと気持ち良く聴ける。今年で結成6年目だそうで、続けるという事の凄味というか意味というかそれがもたらすものというか、そういう色々って、やっぱり凄く力がある。

時間軸を意識するのって、なんだかんだ年の瀬を意識しているからなんですかね。

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自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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