良いものを観て良いものを出そうとする

随分と暖かくなりましたね。
表を出歩くだけでワクワクするので、この週末はよく出歩いた。

まずは金曜日。
仕事を終え吹上鑪ら場へ。有難い事に職場から約10分。
この日は「雰囲気」こと橋本ゴウさん(a.k.a ドレミファといろは店主)のレコ発。昨年末にご一緒した際に聴かせて頂いたアルバムのサンプルがそれはまあ素晴らしいものだったので楽しみに会場へ向かう。
到着次第とりあえずまずは一杯、花金の解放感も手伝っていきなり日本酒を飲む。
雰囲気はこの日ライブペインティングパフォーマーの近藤康平さんとの演奏、これが実に素晴らしい時間だった。
曲によってどんどんと重ね塗られていく絵、様子を変える絵は曲と親和性バッチリだったしその移り変わり方も自然というか、目を離しているわけでもないのにいつの間に変わったの、ってなるくらい自然で。それってつまり空間に流れる音楽と調和しながら重ねられていったからじゃあないのかと反芻して気付いた次第。
雰囲気=ゴウさんもルーパーを使って声や音を重ねていかれるのでそういう意味でも二人は合致されていたんだな、と思った。
正直な話今まで観てきたライブペインティングって半分以上が「ただ絵を描いているだけだな」って印象が拭えなかったんだけど、凄まじいっていうと仰々しいけれども大変良いものを観た、って感じが未だに残っている。
ゴウさんの音楽は言わずもがなゴウさんそのものでその朴訥として丁寧ででもちょっとひねくれていて(可愛げがあるって年下の僕が言ったら無礼ですかね!笑)、でもたまらなく温度感のある優しいものだ。
アルバムでもマルチプレイヤーっぷりとその才能(これまた仰々しいかね、でもあのライブを観たら間違いなく思うはずだよ才能っていうのはああいうのを言うのだ!)が如何なく注ぎ込まれていたけれども、ライブではそれがより強烈にまざまざと見せつけられるというか、僕は自分の演奏を翌日に控えていたもんだからね、正直ちょっと落ち込みましたよ。俺は明日ここでライブをするんだ、しかもこの人の演奏を観た後で、って。
時間にしたら恐らくは1時間もないのだろうけれども、この雰囲気の演奏時間だけで2000円以上の価値があった、と満足感が凄かった。芸術に対して称賛の言葉を浴びせる際に金銭的価値に変換して発するというのはいささか無粋な気がするけれども、率直に僕はチケット代以上の満足感を感じる事が出来るっていう事がこんなにも尊い事なんだと先輩の演奏から痛感させられたのでありましたよ。

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ジャケットも素晴らしいしブックレットに書いてある各曲解説、ライナーノーツも含めて全部良い。マストバイ。

土曜日。
この日はお昼頃起きだして風呂掃除等をして、ギグケースにエフェクター一式詰め込んで早めに家を出る。
大須のエフェクター専門店が以前から気になっていたファズを入荷した、とSNSで目にしたので弾きに行こう(そしてあわよくば買ってしまおう)と思ったのである。
いやあ、本当に自転車で出歩くのが気持ち良い時分である。スイスイ走るよマウンテンバイク。
で、ファズを貯めさせて貰った。実際良いファズだったのだけれども心のどこかで「おいちょっと待てよ」と明確な理由こそないものの待ったがかかったので本日のところはお見送り。またご縁があれば購入に踏み切る事もあるだろうし今回のが売れてしまってもきっとまた出会う事があるだろう。最近はエフェクターの購入に慎重にな、いや待てよ、なってないわ。この日はなんだかんだ安いものだけれどもエフェクターを一つ仕入れた。また改めて後日。
幾分か時間に余裕があったけれども早めに会場入りしておこうという事で昨夜に続き吹上鑪ら場へ。
この日はMoNoSiRoでの演奏。この日は金森君に僕、駒田君、いちろー君(廃墟文藝部)に加え、以前も参加されたtakinaoさんのライトドローイングも再び参加、5人編成での演奏となった。takinaoさんのライトドローイング、良いわー。takinaoさんは金森君と相性が良いようで二人で演奏に行ったりもしているそう。そうやって時間を重ねているというのもあると思うのだけど二人のやりとりを見ていても無理がないというか、意思の疎通が飛び交う言語以上にされているんだろうなとそんな風に思う。
僕自身もライトドローイングがあると演奏中集中しやすいというか、気持ちがスッと演奏の中に入り込んでいって弾く事を特に意識しないというか、呼吸するのと同じように音を出せるようになる瞬間が少なくない。
僕はサポートメンバーなので発言権は特にないのだけれどもtakinaoさんとのセッションはMoNoSiRo的にも大変良い効果を生み出しているんじゃないかと、そんな風に思うので是非続けていきたいところ!見てますか金森君!!(笑)

そして日曜日。
この日は結構のんびり過ごした。
本屋へ行ったり近所のHARD OFFを冷やかしたり、友人と昼下がりから焼肉を食らったり、した。
日没頃から一時間だけパイプカツトマミヰズでのスタジオ。弾く人によってフレーズも随分と違ってきて面白い。
色々と人の出入りが多いバンドだけれども参加者各員に「兎に角前任者の事を意識せず、好きなように弾いて欲しい」っていうのは毎回言っている気がする。
練習後は楽器を自宅に置きに戻り、樫山君が今月末に上演する作品の稽古をやっているという事で見学しに行った。
ラーメンを食べて、帰宅。

全く、この週末はよく出歩いたものだ。
あ、いつも、か。
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自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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