BOSS BB-1Xの虜である。

BOSSエフェクターが好きである。
エフェクターなんてよくわからないうちに「凄く歪むから」という適当な理由で購入したのがDS-2だった。かれこれ10年以上前の事になる。その後、様々なBOSSエフェクターを買った。そのうちの幾つかは僕の演奏や好みに合わず旅立っていったけれども、そのうちの幾つかは今なお手元に、いや足元に残っている。中でも一番好きなのがCS-2だ。コンプレッサーがよくわからずに一度は手放しこそすれ、改めてコンプレッサーというものに向き合うために購入してからは「チューナーは持たずともCS-2は持っていく」状態が続いている。web上のレビューでは「かけた後でも音がナチュラル」とか言われているけれどもあれがナチュラルな音だとしたら皆は普段どんな音を聴いているんだ、と心配になるくらい威圧的にかかる。「僕は!今!こういう演奏を!しています!」と主張する威圧的な音色に舟橋は完全にノックアウトされた。時にはその音色を求めて、時には歪まないオーバードライブとして、時には他のエフェクトの効果をわかりやすくするための補助として、時にはハウリングノイズを出すために、多くの瞬間にCS-2を踏んできた。きっとこれからも踏むだろう。
おっとCS-2の話がしたかったわけではない。つまり近頃はすっかりBOSSエフェクター愛好家ですよ、と言っておきたかったわけだ。
そして先日、ここ最近のBOSS信者っぷりを更に増長させるような逸品を手に入れた。

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BOSS BB-1Xである。
2015年発売、発売するやいなや瞬く間にベーシストの間で絶賛、皆が喜んで踏んづけた『出た瞬間から評価された』タイプのBOSS コンパクトエフェクターである。「どうせ良いんだろ、わかってるよ」とへそ曲がりっぷりを発揮して気にはなっていたものの新品を店頭で試す事もせず、中古との出会いを待っていたのだけれども行きつけのお店に手頃な値段で売りに出されていたので試奏、購入。いやこれ良いよ。プリアンプからブースター、ファズみたいな過激な歪みモノとしても使える。
コントロールはブレンドとボリュームの同連二軸、ベースとトレブル、ドライブコントロール。
ベースとトレブルは12時の位置でフラット。左に振るとカット、右に振るとブースト。この効き方が大変自然で、また破綻がなく扱いやすい。超強力にブースト!って感じではないんだけどまともに使えるペダルに仕上げようとなると納得の可変幅だし、直感的に触っても『使える』音になるのがニクい。ドライブは左に振り切った状態がバイパス時と聴感上差がない。時計の9時くらいで音にハリが出始め、12時を越えると歪んでくる。3時くらいからは過激な歪みになる。その中を自然と行き来出来るのでこれも使いやすい。
何が凄いってブレンドフル、その他のコントロールを12時にしてオンオフを繰り返すと完全に音に変化がない。微塵もない。これって物凄い事だよ。本当に微塵もないの!
で、その状態でトレブルなりベースなりを調節してドライブコントロールで音の元気さを調節してやれば非常に扱いやすいプリアンプとして使う事が出来るし、ボリュームをちょっと足してやればブースターとしても扱い易さを発揮するだろう。
だけれども歪みモノが好きな諸兄は是非本機をオーバードライブ~過激なディストーションとして扱って頂きたい。12時を越えた辺りから歪む、と先程書いたけれどもこの歪み方というのがODB-3(余談だけど海外のノイジシャンの間ではODB-3は大人気だそうだ)の発展形ともいえるギャンギャンいう、あの雷のような音。好き嫌いが分かれるのは理解している、なので『あの感じ』が好きであるという前提付になってしまうが歪みとして使っても本機は大変優秀である。
ドライブコントロールなんて一定以上は可変しない、なんて歪みモノがザラな中でBB-1Xは過激な中でも段階を感じる事が出来る。そして歪ませてもしっかりとトレブルとベースコントロールが効いている。歪ませる事で低域が全く損なわれないのでブレンドはフルでも問題ない。事実、僕はずっとフルでストレスがないままスタジオ練習、ライブと演奏する事が出来た。
トレブルとベースを可変させると同時に自然な範囲でハイミッドとローミッドも持ち上がってくるように感じられるので変に凸凹した音にならないのもポイント高し。タッチも損なわれないし新技術MDPってのは相当凄い技術なんじゃなかろうか。
絶賛、ええ、手放しで絶賛ですよ。
今のところ「ブレンドフル、トレブルとベースを少しブーストしてドライブも3時ちょい過ぎ」とか「ブレンドが1時、ベースは全カットでトレブルとドライブはフル」とかそういう設定で歪ませて楽しんでいる。
プリアンプとして使っても優秀そうなのだ。楽器の音をそのまま自然に可変させたい派も楽しく納得いくサウンドが出力出来るのでは、と思う。

唯一難癖つけるのであればツマミ付近が鏡面仕上げな上にツマミについているポジションマークが白色なのでどのツマミがどの位置にあるか一瞬わかりづらいところ。
でもまあ実際のところ、些末な問題だよそんなの。滅茶苦茶良いもの、これ。
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自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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