7月4日の演奏~NAGOYAタウンにさよならバイバイ編~

土曜日、珍しく出勤である。
勤務後、翌日の移動のための新幹線の切符を買ったその足で友人と飲みに行く事になった。
幾許かお酒を重ねて気が大きくなったのか、失言。友人を怒らせてしまう。
自己認識ではそういう事をするタイプではないのに「こいつをここで逃がしたらおしまいだ」と帰ろうとする友人を追いかけて話をしようとしたのには自分でもちょっと驚いた。で、路上で結局和解。それどころかお互いに涙まで流したのだから物凄い経験をした、と思う。
他人との縁なんてものは一度千切れかけたらそれまでだ、と思っていたけれどもそれはその程度のものであるからだ、と思い知った。きっと涼しくなる頃にはとても良い思い出になっているだろう。

翌日、東京より大石理乃さんがライブで名古屋に来たので一緒に演奏した、と書くと淡泊な言い草だな。友人ちょこたんが企画に大石さんを呼んだ。ちょこたんは大阪で僕も参加した大石さんの演奏を観てライブへのオファーをくれたみたいなので、有難くも今回も参加させて貰う事になった。同日白線の内側のライブが大阪は扇町para-diceで決まっていたので参戦は難しいかと思われたが、大石さんとの演奏は毎回楽しいし何より名古屋場所である、やっぱり今まで何度か弾かせて貰ったし今回も僕が弾きたいという思いがあったので大石さんとちょこたんに無理言って演奏させて貰う事になった。
僕は今しがた「同日白線の内側のライブが大阪は扇町para-diceで決まっていたので」と書いた。そう、一日の間に名古屋と大阪でそれぞれ一本ずつ演奏をする事になったのである。
前述した新幹線、というのはこの栄→大阪間の移動のためである。そう、今回の連戦は新幹線移動がマスト。
というのも扇町para-diceでの白線の内側のリハーサルが始まるのが14時50分、名古屋は栄TIGHT ROPEで大石理乃バンドの演奏が終わるのが13時。時間的余裕は1時間50分しかないからである。新幹線移動でも、一本乗り遅れたら死活問題である。para-diceでは演奏を何度もしているし伊達にバンド活動を続けているわけじゃあない、リハーサルが出来なくたって他のバンドメンバーとのバランスは転換時間だけで合わせる事は出来るだろう。だけど僕は挑戦してみたくなってしまったのだ。この2時間サスペンスばりの大移動に。
話が逸れたけれども、というわけでこの日は朝起きた段階から妙にソワソワしてしまっていた。

それにしても今回のちょこたんのイベント、旧い付き合いの友人も久しぶりに名古屋に来るし知人達が口を揃えて絶賛するバンドも共演者に名前を連ねており、僕個人も最初から最後まで観られたらどれだけ良いだろうと思った。でも無理だよ、新幹線乗れるようにダッシュしないといけないもん。演奏前からTIGHT ROPEの皆さんには「有難うございました」と先取りしたお礼をお伝えし、ちょこたんとは打ち上げでするような会話をチラッとし、さあ後は演奏(して全力で荷物をまとめて全力疾走)するだけだ。

この日大石さんと一緒に東京から武藤君というドラマーが来名した。顔合わせも初めてならば勿論一緒に演奏するのはこの日のリハーサルが初めてである。見た目は随分とイカツいけれども演奏はとても丁寧でかつ、アイコンタクトをキッチリとってきてくれる、つまり一緒に演奏していてとても安心感があるし楽しいタイプのドラマーだった。武藤君のドラミング、一発で気に入った。会話する時間こそ少なかったけれどもすぐに打ち解ける事が出来た。僕が音楽やっていて良かったなと思うのはこういう時だ。演奏するだけでその人と楽しく過ごせるかそうでもないかが何となくわかるようになる。武藤君、好青年!
大石さんの演奏は言うまでもない、あの人楽器にこそこだわらないけれども(楽器によって音が決まるという事よりも自分が弾くという事によって音が決まるという事に自覚的であるからだと思っている。話をしていると楽器の好みはありそうだけれど)演奏は毎回フロントマンたる威風堂々としたものであるしギラついている。
つまりこの日は一緒に演奏して興奮しないわけがないお二人と演奏出来たっていうわけだ。

そりゃあ興奮するに決まってる。ガンガン弾いたしガンガン喋った。大石さんは下ネタも随分イケるクチ、というか大好きなので名古屋発祥の風俗についてお話したり、した。ええ、大変下ネタでした。どれだけ好き勝手に喋っても演奏は真面目に良いものを作り上げようという自負があったからこそ、である。
演奏直後に楽器を抱えてライブハウスを出たもんだから感想をメンバー同士共有する事も出来なかったしお客さんから感想を聞く事も出来なかったけれども、手応えとしては大石さんの演奏をキッチリと支える事が出来たのでは、と思う。勿論僕も自分自身の興奮をその中に大いに盛り込んで演奏した。

汗だくのまま、19分栄発の地下鉄に間に合うように走って栄TIGHT ROPEを後にした。
さあ、待ってろよ大阪。

2016_07_04_001
この日一緒に演奏した3人。
「演奏後は時間ないから」と大石さんが気を利かせて開場前に撮影してくれた。
左から舟橋、大石、武藤。ほら、武藤君ゴツいでしょ。

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大石さんとツーショット。
「楽器が演奏出来るとお金を払わなくてもアイドルとツーショット撮れるんだな」と感慨深い顔をしていたらこんなに邪悪な表情になっていた。
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自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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