7月4日の演奏~大阪、白線の内側編~

前回の続き。
19分発の地下鉄に乗り、24分に名古屋駅到着、新幹線乗り場16番ホームから33分発のこだまに乗らないと到着駅の新大阪駅からタクシーに乗ったとしてもリハーサルには間に合いそうもない。
つまり猶予は、全然ない!
僕は走った、楽器を担いで炎天下の中走った。何でこんなに暑いんだ畜生、栄の地下街を涼しげな顔をして歩くカップルを恨めしく思いながら兎に角走った。

ま     さ     か     の     一     本     早     い     地     下     鉄     に     乗     れ     て     し     ま     っ     た     。

想定外の出来事だ、まさか時間に余裕が生まれるなんて。
名古屋駅に着いたのが20分少し前。「何だよ、余裕じゃん」と悠々と歩いて改札からホームに向かう。前日に切符を買っておいたのも効いている。ホームに着いたら自由席の車両への乗り場が結構距離あるのね、むしろ余裕があって良かったと思った。
で、久しぶりの新幹線乗車。昨年末にKING CRIMSONを観に大阪へ行った帰りに乗って以来の新幹線である。
とはいっても座席はほぼ満席、楽器にアンプが入ったリュックにと荷物も多かったのでマナー違反なのかもしれないけれども、大人しく車両間のトイレとか洗面台があるスペースで立って移動時間を過ごす事にした。
そのスペースっていうのがキッチリ冷房が効いていて、やっとここで人心地つけたのであった。汗だくの体を拭い、二連戦を迎える自分の体をいたわる為の軟膏を塗り、午前中お世話になった人達に向けてSNSで無事に乗車出来た事を報告。バンドメンバーへもグループラインで連絡する。
そんな事をしていたら流石は新幹線。あっという間に京都である。空いた車内、僅かな時間だけれどもリッチな気分を味わおうと荷物をしまって腰掛けてみる。ウン、新幹線って便利だわ。
新大阪に到着してからはタクシー乗り場より近距離タクシーを使い扇町para-diceへ。到着したのが確か45分頃。
やれば出来るもんだ、同時にやってみないと成し遂げられない。かくして僕は西村京太郎サスペンスで犯人が使うくらいギリギリの時間的猶予しかない移動を駆使して扇町para-diceで白線の内側のリハーサルに合流したのであった。

リハーサル後は「大阪らしいものが食べたい」という金森君の言葉を受けて皆でお好み焼きと焼きそばを食べた。いや実際美味いよね、鉄板で焼いてもらって食べるお好み焼きと焼きそば。流石大阪である。
この辺りから体に負荷を感じ始める。物販の製作をメンバーに任せて(彼らも移動で疲れていないわけでもなかろうに、優しくしてくれて舟橋感謝感激)銭湯に向かう。幸い徒歩5分程のところにあった。サウナに入るのも体に負荷がかかるかな、と入浴だけにするつもりがついついのぼせそうになったので水風呂に入ったところ「これ気が狂うんじゃねえの」というくらい気持ち良かった。熱湯と水風呂を何度も往復し、髪の毛を乾かしているとサウナ・トランスに酷似した状態にトリップ出来た。
多幸感に包まれながらpara-diceへ戻り、しばらくすると開演。

この日の共演の皆様、いや、para-diceでは毎回思うんだけどさ、それこそdice時代からずっとそういう印象なんだけれども、ここで出会うバンドっていうのはどうしてかくも素敵なバンドばかりなのだろう?
「こんな演奏を観たら気張らないわけがないじゃないか」と言いたくなるような演奏ばかりを観た。特に個人的にbathroomsというバンドが大変グッときた。
ジャズマスターのお手本のような良いサウンド(こう書くとつまらないサウンドのように思われる方もいらっしゃるかもしれないけれども、いやいや、あそこまで完成されたサウンドは本当に美しい。普遍的に美しい。何より最高なのはそれがギターボーカル氏のピッキング由来である事が演奏からもバンバン伝わってくる事だ)に、リズムの中で揺らぐ打点。どこか哲学的というかストイックな感じの雰囲気もたまらない。サウナ・トランスしながら大いに楽しんだ。

白線の内側、前回のライブからそれぞれが色々思ったりスタジオで練習したりディスカッションを重ねたり(あと一部メンバーは数日前に鈴木実貴子ズのレコ発企画に行き大変感銘を受けていた。あの場にいたメンバー全員がライブの圧倒感という意味で影響を受けたと思う)してこのライブに向かってきたわけなのだが、うん、バンド全体として力技っぽい部分はあれども良い演奏が出来たのでは、と思う。
本当の意味で構築と即興の狭間にバンドが足を踏み込み始めている、と感じる。ベースギターの演奏も良い具合に明瞭かつ抽象的であれたのでは、と自画自賛する程度には手応えがあった。

2016_07_05_001

演奏後はアルコール飲料を。
久しぶりに大阪在住の旧い友人にも会えて嬉しかった。彼女と天神町の駅の辺りを歩いたのだけれども、アルコールが入って弛緩した状態で見るその路地の光景は天国のようだった。今度は是非あそこで一杯飲みたいものである。
帰りは酔っ払いながら「楽しかったねえ良かったねえ」と助手席で嘯いているうちにSAで夕食(ごめんなさい)。
飯食ったらすぐさま寝ちまいやがんの。大変失敬。
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自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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