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犬栓耳畜生、岐阜へ。

3月2日(土)の日記である。
先週に続き午前中は仕事の勉強会。人前で発表する機会を得たのだが自分の手応えよりも講師の先生をはじめ、他の参加者からの評価も悪くなかったのでホクホクしながら(我ながら単純だとは思うが良く言えば素直、悪く言えば阿呆なのである)自宅へ戻る。

この日は犬栓耳畜生で岐阜 KING BISCUITにて演奏。
個人的には初めて出演する場所だ。初めての場所での演奏というのはドキドキする。そしてその分楽しみも大きい。電車移動だったので出来るだけ軽装で、JR岐阜駅へ。
集合時間から5分遅刻して到着、金の信長像でメンバーと待ち合わせる。KING BISCUIT、通称キンビスまではJR岐阜駅から歩いて30分程だ、というので皆で歩いて向かう手はずになっていたのである。駅を出、良い雰囲気の飲み屋街を歩いて抜けて更に商店街、途中でストリップ小屋の前も通ったな。
こうして駅から歩いて会場へ向かうと何となく勝手にその土地を少し知れたような気持ちになって嬉しい。生活感を感じる事の出来る商店街もお洒落な服屋さんの向かいの、敷地内に電車が展示してある大きな公園もどことなくノスタルジーというにはもっと体感時間としては身近で、だけれども記憶の中のどこかのあの日に見た光景、みたいな感覚を強く呼び起こされるような光景連発で凄く良かった。
「うわあ良いなあ」とか「岐阜住みてえ」等と感嘆の声を連発しているうちにキンビスに到着。
元学習塾が入っていたという建物の地下に降りて行き扉を開けると今まで何度も何度も嗅いできたライブハウスの匂いが一気に匂ってきた。初めて来た場所なのにこの香り、知っている。
キンビスは想像していたよりもずっと狭くて、ずっと良い場所だった。ステージもほんのわずかに高くなっているだけでほぼほぼフロアと地続きだ。すぐ近くには小学校があるし向かいは綺麗な一戸建てで、ここで大きな音で演奏して良いものかどうか一瞬迷う。最高だなあ。
機材を置いて早々に、近くに良い居酒屋があるので是非行こうと炭酸さんの案内の下、出掛ける。

『居酒屋 ふじ』はすぐ近くにあり、入店するなり「キンビスの人?」と若くてナイスガイの大将に声をかけられた。まだ早い時間だったのでお客さんは僕達の他にまだおらず、キンビスにも時折遊びに行くという音楽好きの大将と話をしつつ、酒を飲んだ。いやね、『居酒屋 ふじ』最高ですよ。料理はどれを食べても旨いし大将も楽しいし居心地も良いしレモンチューハイも濃い。ついつい楽しくなって綺麗に酔っ払ってしまった。
「どうせ始まるの、30分くらい遅れるよ」と大将が言ってて僕達もそれ聞いて笑ってたんだけど、いざキンビスに開演時間少し前に戻ると本当に大将の言う通り30分押しで演奏が始まって驚いた。尤も、出演者が仕事の都合で、というしょうがない理由なんだけれども。

キンビスのレモンサワーは濃くて美味い、と炭酸さんが力説していたので飲んでみるかと一杯飲む。思えばこの辺りで自分がベロベロに酔っ払っている事を自覚すべきだったのだ。普段飲まない自分がここでもう一杯飲むっていうのはそういう事だ。
飲んでる僕を見てこれまた酩酊している炭酸さんが「皆で演奏前に飲もう」とジンだか何だかの入った強い酒を注文し(焼酎が切れてしまったのであった)、これが本当にキく奴で演奏を開始する頃には感性が完全に強制オープン、自分の内側に向かってスイッチが入っており即興をするには良い具合に強制的になってしまっていたのであった。こういう状態に素面でもなれないといけないなと思う。
音が大きくなる予感がバリバリあったので久しぶりにイヤーカフを持って行っていた。適度に自分の音含めバンドの音が遠くなり、より自分の肉体に自覚的になれるのは面白い経験だった。
この日の犬栓耳畜生は久しぶりの僕コンダクト。内容は『即興』。「しばらく即興は控えよう」と敢えて避けてきた即興演奏を今ここで臨むのには自分なりに挑戦意欲と確信があった。きっと色々なコンダクトを経てきた我々はもうかつてのように完全即興で演奏があらぬ方向に霧散するでもなく、迷いが生じて興奮半ばで終わるでもなく、その時にしか出来ない演奏をする事が出来るのだという気概。「はじめは大きな音でガーンとやって途中でアンビエントみたいになって最後に大きな音でガーーンとしめましょう」と一応の流れみたいなものだけは共有したもののそれ以外は即興。森野君がドラム、まりいちゃんがギター、僕がベース、炭酸さんはマイク内臓のMTRにノイズマシンを繋いでMTRをミキサーのように使ったり内臓マイクに向かって絶叫したり。
僕は先日大層気に入ったLS-2とRV-6の組み合わせ先日大層気に入ったLS-2とRV-6の組み合わせ先日大層気に入ったLS-2とRV-6の組み合わせを大いに奮って演奏した。実質20分演奏しただろうか、程良いところで誰ともなく演奏終了。演奏の手応えはあった。他のメンバーがどう思っているかまだ訊けていないけれども、ロマンティックな演奏になったと思っている。

演奏後に共演者の皆様とお話したりメンバーで一杯やっているうちに結構遅い時間になってしまった。JR岐阜駅まで歩いて向かっていたつもりが違う道を突き進んでおり、慌てて方向修正。
名古屋にモドッたのは随分遅い時間になった。
家内は激怒。そりゃあそうだ。
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自己紹介

舟橋孝裕

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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