『ゆめものがたり 第二夜』に出演した話

こわいゆめ(しゃぼん玉ホリデイ/おやつ天国/ハブとマングース/犬栓耳畜生)ちゃん企画にパイプカツトマミヰズで出演した。10月1日のことである。

そもそもはこわいゆめちゃんが企画をやるらしい、しかも東京からEmily likes tennisを呼ぶらしいと耳にしてそれを何の気なしにパイプカツトマミヰズのスタジオで吉田君達に話したら吉田君が「え!何だそれ!どうにかして俺達も出られないかな!」と大声を出して。
駄目で元々、訊いてみるだけ訊いてみるねとこわいゆめちゃんに直訴したところ(聞いた話だと駒田君もこわいゆめちゃんに直訴したらしい)、検討後、出演オファーをくれたのだった。有難や!でもよくよく考えたら悪い事しちゃったよな、同じバンドのメンバーから別々に同じ連絡来たらさぞかし面食らうだろうに。ごめんなさいそして有難う、こわいゆめちゃん!

体が弱い僕は季節の変わり目になると体調を崩しがちである。
なのでこの日も若干風邪気味で、パブロンを食後にブチ込んで参戦していた。そういえばおやつ天国(この日は地獄ver.で出演)のBY君も風邪をひいていた。パブロンを分けてあげたのだけれども錠剤を人に分け与える様っていうのはイケナイ雰囲気を醸し出すね。話を戻すと、風邪気味だったもんだから飲み放題イベントだったけれどもそこそこにしていたのね。本当は薬を飲んだ後はアルコールって良くないと思う、聞いた話だと効き目も副作用も物凄くなるとか。だけど折角飲み放題だし時間経ってるし大丈夫だろっていう事でコソコソと少しだけ飲酒していたんだけれども、いややっぱり飲み放題イベントは危険ですよパイプカツトマミヰズ。
演奏は荒れに荒れる。この日はここ最近ボランティアでリードギターを弾いてくれていた鈴木君がお休みだったので柴田君が参戦してくれたのだけれども、柴田君持ち前の自由さにアルコールが拍車をかけて自由さここに極まれり。
ソニックユースみたいにノイズをまき散らした以前の参戦時よりかはまだリードギター然とした演奏だったけれども、今回の演奏も随分とユニークだった。いやこれは揶揄でもなんでもないのだけれども、ああいうフレーズがのってくるなら僕もそういうので応えれば良かった、畜生!
ステージの上を所狭しと暴れる柴田に伊藤、起きる機材トラブル、フレーズ半ばで断線する結線、当然出なくなる音、突如滅茶苦茶小さくなる吉田君のギター(「!?」ってなったのは本人もそうだったようで、ライブ後に聞くと「あれっおっかしいなあと思って見てみるとケーブルが半差しになってやがんの。蹴っ飛ばしたら奇跡的に差さった」)、そうなってくると舟橋と駒田は燃え上がる。
「俺達が音出なくなったら曲の輪郭が見えなくなるぞ」と。リード楽器やウワモノがなくなるのはまだあっても良いがベースとドラムがいなくなるとリフの輪郭が見えなくなる。こうなってくると僕と駒田君も俄然必死になる。演奏に、というか維持に、である。
畜生"ちゃんと"弾かなきゃいけなくなったナァだなんて思いながら兎に角バキバキ弾く。
結果的に悪い気はしないもんだから僕って奴ぁハッピーなバンドマンだと思う。

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Emilylikes tennisというバンドは兎に角「羨ましい」この言葉に尽きる。その演奏力の高さもリフ一つ一つの演奏陣の絡みもその強力なバンドメンバーの個性も、段ボール工作もストーリー性も面白さも全てが羨ましい。
NIRVANAのカート・コベインはPixiesを観て「このバンドに加入するかこのバンドのコピーを一生やるしかないと思った」とコメントしたという。同じ気持ちである。最初に企画に呼んで貰って東京で一緒にやった夜インフルエンザになったがために折角企画に出て貰ったのに共演出来なかった夜も、俺は全部思い出したよ。俺はもう単純にこのバンドのファンだ。
ベースのメンバーである飯田兄貴(年下だけど)のシニカルなジョークも、衝動的かつその実手元は堅実な演奏も(オクターブフレーズを弾く際にクラシックギターのように親指とその他の指でつま弾いていたのは格好良かったし合理的に思われるので試してみたい)今はただただ憧れる。とりあえず飯田兄貴推薦のマクソンのコンプ、買ってみるかなあ!

『SUPECIAL ISSUE!!!!』プレファイナルに出演した話

バンドっていうのはやってもやっても面白いもんだね。どんどんこうなりたいああなりたいが出てくるね。

先日栄TIGHT ROPEにてちょこたんプレゼンツ「SPECIAL ISSUE!!!!」に出演してきた。ちょこたん、北海道に帰っちゃうみたい。そんなちょこたんのイベント、名古屋プレファイナルでありTIGHT ROPEの周年イベントでもあるこの日、出演バンドも(相変わらず)濃くて長丁場だったけど楽しかった。出演バンドの幅が広いイベントって統一性というかイベントとして一貫性がなくなりそうだけどちょこたんのイベントは不思議と毎回そういうのが、ある。
多分ちょこたんが本当に良いと思っているバンド、好きなバンドを呼んでいるからでちゃんと組み合わせとか考えてるからなんだろうなあと思う。ちょこたん、最近も友人と話していたけれどいつも同じ表情だもんだから「良かったです」の温度感が読み取りづらいけどな。
名古屋プレファイナルという大切なイベントに声をかけてくれて有難う。

さて、12時半オープン、22時終演というとんでもない長丁場、全バンド全演奏全曲観たわけではないけれど、そんな中でも特に心に残ったのがPISQAL出逢って3秒で即出陣
PISQALは質実剛健なリズム隊も良かったし、ジャズマスターを低めに構えてギャンギャン弾きながら歌うギターボーカルのお兄さんが格好良くて。僕達の演奏中にお兄さんが大暴れして愛のある野次も飛ばしてくれたもんだから嬉しくなって楽屋裏でお話したんだけどダイナソーJr.が好きみたい、お兄さん。成程。東京のライブハウスの話とかラーメンの話とか色々して楽しかった。ナイスガイだったからまた会いたい。
出逢って3秒で即出陣はね、リンクも貼ってあるから是非オフィシャルwebにとんでみて下さい。物凄いインパクトあったから。一生忘れられないバンドだと思う。

この日のライブの模様をお馴染みヨシダユキ先生が撮ってくれた。いつも有難うございます。

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普通に格好良い写真から

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いwwwwとwwwwまwwww

昨日の動画


昨日のライブですが遊びに来た友達がスマートホンでライブを撮影、動画投稿サイトにアップロードしてくれたのでここでもご紹介します。
珍しく(?)ミスの少ない演奏、相反するように脱力しまくりのMC、というか雑談。
お楽しみ下さい。

吹上鑪ら場のホラーイベントに出演した

吹上鑪ら場にてパイプカツトマミヰズでお盆のホラーイベントに出演した。
鑪ら場プレゼンツで入場無料イベントは初めてだったそう。投げ銭ってのも思えば初めてだった気がするけれども、ご来場頂いた皆様有難い事に結構お金を投げ入れて下さったようである。金銭的な対価を求めて演奏しているわけではないのだけれども(僕にとって表現っていうのは自己顕示欲を満たす事だったり自己研磨の意味合いが強い)一生懸命演奏した甲斐があろうというもの、有難うございました。いや、それにしてもホラーイベントというのは初めてだった。面白い。

一組目の赤井千晴さんの怪奇紙芝居には前回に続き今回も参加。会場が違うと雰囲気も手応えも違う。赤井さんは見極めが早く僕の所在もマイクの音量の加減もサクサクと決めていかれた。こうしたい、というヴィジョンがあるので早いのだろうナァ。
実はちょっと自室の冷房を効かせ過ぎて風邪気味の舟橋、パブロンゴールドを紙芝居の出番直前に服用していた。
紙芝居中は集中力が演奏とはまた違った部分を使い、かつその感覚というのはまだ自分の中で演奏行動程には日常的なものではないので気にはなっていなかったのだけれども、どうにもパブロンが良いあんばいに効いてしまったようでパイプカツトマミヰズの演奏中はずっと多幸感と浮遊感に包まれていた。アブナイアブナイ。
演奏技術には勿論影響を及ぼすわけではないだろうけれども、演奏に臨む姿勢として良い意味でフラットに脱力する事が出来て副作用が思わぬ具合にポジティブに作用したといえるだろう。
今日はパイプカツトマミヰズの演奏曲の中でもキメが複雑だったりする曲を多目に演奏したのだが、いずれもバチッと決まって演奏陣は大変興奮した。
あと今日はいとまとあやこおばけこわいをカヴァーしたのだった。何でも打ち上げの席で吉田君が亜矢子さんに直接カヴァーの許可を貰ったそうで、折角お盆だしホラーイベントだし、とこの日のために構成と演奏練習を行ってきたのだった。
亜矢子さんも喜んでいたし良かったのではないでしょうか。
出番が最後のホラー映画はこの日は某有名な女幽霊が出演するもの。会場が固唾を飲んで観ている様を見ていた。いや、スクリーンが角度的に見られない位置に陣取ってしまったのだよ。

『シン・ゴジラ』を観てまだ一日しか経っていないけれどももう二回目を観たい。

悲劇。

今日は新栄CLUB ROCK'N'ROLLでパイプカツトマミヰズでライブだった。
全バンド演奏が終わったのが21時過ぎ、家に帰ってきたのが23時ちょい過ぎ、とライブの日にしてはいつもより1時間くらい前倒しで動けており、この後お風呂にゆっくり入って(熱いお湯と冷水シャワーと小休止を繰り返せばサウナトランスに似た効能が得られるのではないか、と期待している)眠るつもりだ。随分と精神的余裕があるので「ああ、こういうのも悪くないな」と思っている。
だが読者諸兄、本日のブログはどうやったってハッピーエンドで終える事は出来ない、予め明記しておく。どうやったって「楽しい一日だった」という一文で〆る事は出来ない。出来るはずがない。今日のブログはバッドエンドで終わる。そう決まっている。
なのでもしこれを読んで下さっている貴方が「人の不幸は何よりも楽しい」という揺るぎない真理を自分自身も背負っているという自覚があるのでないならば、是非ここで読むのを止めて頂きたい。貴方が善良であればある程、また感受性が強ければ強い程にこの日記は貴方に不安、あるいは貴方の想像力のネガティヴなスイッチを押しかねないからだ。

さて、久しぶりのパイプカツトマミヰズのライブだ。
吉田君が実家からこちらに出てくるようになってからというもの、練習もなかなか予定が合わず、結局全員揃っての練習はライブ当日である本日行うという事になった。伊藤誠人君は結果的に欠席となってしまったものの、正午にスタジオに合流して本日のセットリストを確認するように練習していく。曲の進行とか複雑怪奇なキメであるとか、そういうの大体誰か一人は忘れているので、我々にはこういう作業は必要不可欠である。ちなみに俺も「練習しておいて良かった」と思った。練習中に気付いた自分の演奏の粗というか変な癖みたいなものもあった。あとは本番で諸々注ぎ込んでその場で完成させていくだけ、となった。
さて、ポケモンGOの話である。
吉田ヒズム君は何を隠そうオンラインFPS(詳しくはないけどPS4でやっているそうな)で世界大会で結構な高記録保持者だそうで、まあ、わかりやすくゲーム好きだ。きっとポケモンGOもやっていると思ったら案の定結構やりこんでいた。スタジオの中で「あッ!フシギダネだ!」とか叫んでいた。僕もこのゲームは楽しくやっているので片づけをしたり休憩中に何かと盛り上がった。
後で鈴木君から耳打ちされたのだが「あんなに吉田と舟橋が話し込むのは珍しい」と駒田君が言っていたそうだ。
僕達は別に仲が悪いわけではないけれども、嗜好とか好みが結構違うので(それでも違いを認識する事でバンドは有機的に作用する。吉田君曰く僕と彼は水と油だがそれでも一緒に演奏するとグッとくるので、まあうまくいっているのだろう)普段あんまりゆっくり話し込む事ってないものね。
リハーサル前後も新栄をうろうろして「さっきあそこにカモネギがいたよ!」とか楽しそうにしている吉田君を見るのは実際僕も相当楽しかった。何かを楽しんでいる人というのは周りもハッピーにする。
ポケモンGOについてはMCでも話し倒した。所謂「時事ネタ」だ。こういうライブが出来るのも今日だけだポケモンゲットだぜエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッ!!!!!!
パイプカツトマミヰズは、ステージ上で鳴っている音が多いしそれらの全てが大きい。いつからかわからないけれども僕が入った初回から大きかったはずなので、多分そうなる運命だったのだろう。しかし今日は普段より音量大きかった気がする。途中から爆音過ぎて耳が麻痺したのか、全部の音がハーシュノイズみたいに聴こえてきたもんな。それでも面白いライブをしたんじゃないかと思う。演奏直後にフロアから聴こえてきたお客さんの会話や歓声がそう思わせてくれた。

しかし悲劇は起きた。
悲劇というのは突然起こる。それは僕の目の前で突如として起きた。

演奏を終え、さあパッパッと片付けて次のバンドさんにステージを明け渡そう、と片づけを始めた頃である。確か僕はDIボックスに差したシールドを引っこ抜いてそれを手元で八の字巻にしながら鈴木君に声をかけたと思う。僕の視界には鈴木君と吉田君、そして伊藤君がいた。視界の隅で、立てかけてあった吉田君のギブソン社製ファイヤーバードが倒れた。
「あ」と思う間もなくファイヤーバードは床に叩き付けられ、そして、嗚呼!
何故ギブソンのギターはあのような構造なのだ!マホガニー材でかつ、ヘッドに角度がついている。
「倒れたらこれはもう、折れますよ」という条件が揃っているのだ!
無情にも目の前でファイヤーバードは折れた。ヘッドとネックが綺麗に二つに分かれていた。
誰かが「あ」と言った。転換中、音楽が流れているはずなのだがステージ上を不気味な静寂が包んだ。皆、視線を落とし片付けを続行する。何と言えば良いのかわからないのだ。あの、空虚で不気味な瞬間を僕を忘れはしないだろう。

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写真では落ち着いているが、楽屋での吉田君は感情の波が凄かった。そりゃあそうだ。26万のギターがへし折れたのだから。

「吉田君!ギブソンのネックはちゃんとした職人なら綺麗に引っ付けられるし、何なら折れる前よりも上部に出来るって聞くから」
「...」
(駄目だ、どうしたら)
どうしたら良いか、だなんて折れたギターを見た瞬間にわかっていた。

「もしもし」
『あーもしもし、見たよ。まずさ、あのメイク何?(笑)折れたギターより気になるよ!』
「彼のトレンドです」
『あとさ、胸毛凄いねえ!しかも汗絡んでるの!!ハハハ!』
「あの、あのギターって」
『ああ、多分ね、直るよ』

僕には、お世話になっている職人さんがいる。
僕自身は一度も楽器をへし折った事はないけれども、僕の友人達はネックやボディが真っ二つになった楽器を復活させて貰っている。楽器を一から作りだす事の出来る職人なのだ、復活の腕前も見事である。
ファイヤーバード、復活なるか!?

(続く、のだろうか)

自己紹介

Author:舟橋孝裕
愛知県在住、ベースギター奏者です。
・JONNY
・パイプカツトマミヰズ
・犬栓耳畜生
・白線の内側
 やサポートでベースを弾きます。

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